次に6ページです。 タイトル 駅やホームで 電車に乗ろうとしたせたっち。駅で車いすを使う いちろうさんを見かけました。 いちろうさんは、改札を通ってエレベーターでひとりでスイスイ。せたっちが「ほぉ!」と感心しています。 でも、ホームでは。 駅員さんが板をホームと電車の間にわたして、乗車しました。 せたっちが「へえ、こうやってのるんだ」と思いながらその様子を眺めています。 ちょっと勇気を出して、声をかけてみました。車いすを使っている いちろうさんは、車いすで どこにでも でかけるそうです。 まちで困ることなどを教えてもらいました。 コラム 車いすを使う人は、こんなことに困っています 全部で9項目です。 ・エレベーターがないと、ひとりで上下の移動はほとんどできません。 ・せっかくエレベーターができても駅員さんに前もって連絡しないと電車には乗れません。 ・段差をこえるのは大変です。スロープも、傾斜が急だとひとりではのぼれません。  右側には、一部きり下げられている歩道で いちろうさんが「まっすぐすすまない!」と困っているイラストがあります。 ・道路が傾いていると、まっすぐ走れません。 ・車いすで使えるトイレを探すのが大変です。 ・入口が狭いと、お店にはいれません。 ・お店に入っても高いところの商品には手が届きません。 ・以前は階段昇降機という車いすを使う人のための設備を階段に設けていました。みんなから、ものめずらしそうにじろじろ見られるのがいやだ、と言う人もいました。  今ではエレベーターができて、車いすを使う人もそうでない人も、だれにでも使えるようになってきました。(めいだいまえ駅)  左側には、階段昇降機の写真と、エレベーターの写真があります。 ・バスには車いすで乗るための場所が用意されています。場所をゆずってもらえると助かります。  右側には、バスの中にある車椅子用スペースの写真があります。 次に7ページです。 駅で見かける工夫やとりくみ 全部で6項目です。 ・タッチ式のカードで、視覚に障害のある人にも使いやすくなりました。  左側には、自動改札機の写真があります。 ・駅のホームドアで転落事故を防げます。  上側には、ホームドアのイラストがあります。 ・世田谷線は車いすを使う人にも乗りやすくなりました。乗務員さんがとてもていねいに対応してくれます。  左側には、世田谷線で、車椅子使用者が乗務員と一緒に車内に乗りこもうとしている写真があります。 ・みんなが使いやすい、高さの違うつり革。  右側には、電車の中で乗客がさまざまな高さのつり革をつかんでいるイラストがあります。 ・電光掲示板があると、アナウンスの聞こえない人でも情報を知ることができます。  上側には、電車の中で次の停車駅を表記している電光掲示板の写真があります。 ・優先席近くは色を変えて、目立つ工夫をしています。優先席はもちろん、どの席でもお年寄りや妊婦さんなどに席を譲りましょう。  左側には、優先席付近の壁やつり革が黄色く塗られている写真があります。 7ページ下部には、せたっちが「どうもありがとう」、いちろうさんが「どういたしまして」と言っているイラストがあります。 車いすで行けるということは、ベビーカーを押している人や杖を使っている人でも行きやすいということだよ。