次に4ページです。 タイトル 商店街やまちの中で まちにでかけたせたっちは、白い杖を使っている めぐみさんに出会いました。 めぐみさんが誘導用ブロックの上にある自転車にぶつかる!せたっちは思わず「あっ、あぶない」と声をかけました。 視覚に障害のある めぐみさんを駅まで案内することになりました。 めぐみさんと せたっちが並んで歩いています。「なにかおてつだいしましょうか」と声をかけたせたっちに、めぐみさんが「どうもありがとう」と言っています。 まちで視覚に障害のある人に出会ったら「何かおてつだいしましょうか」と、気軽に声をかけてください。びっくりするので、いきなり肩をたたいたりしないでね。 4ページ中段には、線状ブロックと点状ブロックのイラストがあります。 これらは、まちの中や公共施設の近くにある黄色いブロックで、視覚に障害のある人が使う誘導用のブロックです。 線状ブロックは、移動の方向を示します。 点状ブロックは、注意する場所を示します。 右側には、誘導用ブロックの上に自転車がおいてある写真があります。 ブロックの上に自転車や看板などを絶対に置かないでね。 コラム 視覚に障害のある人は、こんなことに困っています 全部で5項目です。 ・歩道と車道の段差がまったくないと、知らないうちに車道に出てしまい、危険です。 ・歩道にとび出た生け垣の枝、駐車している自動車のはね上げ式の後部ドアなど、白杖で確認できない障害物は危険です。 ・建物の入口や階段でチャイムなどの音が出ていると安心。でも、場所によって音がまちまちで、何のための音かわからないと使えません。 ・道をたずねたくても、近くにどんな人がいるかわからないので、話しかけにくいのです。 ・段差について  歩道と車道の段差は、視覚に障害のある人にとって大切な目印です。しかし車いすを使っている人などには困りものです。  世田谷区では、おたがいの立場を考えて段差を2センチメートル以下としています。 次に5ページです。 まちで見かける工夫やとりくみ 全部で4項目です。 5ページ上部には、お店の入り口にはる ほじょけんのシールの写真があります。 ほじょけん(もうどうけん、ちょうどうけん、かいじょけん)をつれた人でも入りやすいようにシールを貼ったお店があります。 次に、スーパーで視覚障害者と店員が一緒に買い物をしている写真があります。 お店の人の手助けがあるとひとりでも買い物ができます。 次に、松陰神社通り商店街の お店の入り口の写真があります。 道路とお店の段差がなく、ベビーカーや車いすを使っている人など、だれもが入りやすいようにしている商店街もあります。 次に、豪徳寺商店街の お休みどころのイラストと、めいやくどおりの ベンチ状になっているガードレールの写真があります。 ベンチや休める場所があると、疲れやすい人、お年寄りや赤ちゃんをつれた人などは助かります。 5ページ下部には、めぐみさんと せたっちが握手をしているイラストがあります。 ぶじ、駅につきました。 どうもありがとう。とても助かりました。