せたがや風景プレス第53号 平成27年10月5日発行 この通信は、世田谷区風景づくり条例に基づき、世田谷らしい風景づくりの推進を目的に発行しています。 地域風景資産や地域の風景づくり活動、イベント情報など、風景づくりに関するその時々の話題をお伝えします。 1ページ 世田谷区の都市デザインを巡る vol.7 モザイク画に彩られた明るいトンネル 瀬田の街並みを南北に横断する国道246号の下を通り抜け、東西をつないでいる瀬田アートトンネル。中を通ると、壁面を彩る淡い色のモザイク画が目にも楽しく、まるで明るい回廊のような空間が広がっています。 暗い、汚い、危ないという元々のトンネルのイメージを刷新するような現在の風景が生まれたのは、平成5年12月のこと。出入口のアーチと頂点に飾られたレリーフには御影石が施され、夜間はライトアップによって美しいアーチ型を浮かび上がらせます。空間に溶け込むように淡い色が施されたモザイク画は、地元の美大生4人のグループによる多摩川と国分寺崖線をテーマにしたデザイン。天井と壁面に向けられた照明がやわらかい反射光になって昼夜ともに明るく、駅やショッピング街へ向かうために東西を行き来する多くの人々に親しまれています。 2、3ページ 自転車で風景を探そう!世田谷ちょっとたんけい 世田谷区内には、各電車駅から歩いていくには少々遠い風景が少なくありません。世田谷の風景をより身近に感じるため、自転車を使って出かけてみませんか?自転車で風景を巡るのにもってこいの、オススメコースを紹介します。 第6回成城学園から二子玉川へ 成城学園から一歩進めば見えてくる、仙川や野川、丸子川などの界わいにある風景を巡ります。 移動距離約5.0km 所要時間約1時間 成城学園前駅を出発し、成城三丁目緑地、大蔵の四季が溢れ出す妙法寺の境内、石井戸(大蔵)の愛宕山、岡本の富士見坂-岡本三丁目の坂、静嘉堂緑地の自然林、岡本公園民家園、旧小坂家別邸と崖線庭園、瀬田アートトンネル、二子玉川ライズをめぐり、二子玉川駅までのコースを紹介しています。 風景づくり百話 第52話 せたがや地域風景資産クイズラリー2015を実施します! 世田谷のさまざまな風景の魅力を楽しみながら再発見していただくことを目的に、10月15日から11月30日までの一ヶ月半、地域風景資産のクイズラリーを実施します。クイズラリーブックを片手に、ご自宅の近所からあまり行ったことのない地域まで、気になる地域風景資産を巡ってクイズの答えを探してみましょう。 出題するクイズは、全部で47問あります。各クイズは、地域風景資産で活動する風景づくり活動団体のみなさんが作成したオリジナルのもので、現場を熟知しているからこその楽しいクイズになっています。 イベントにも参加してみよう クイズラリーブックには、地域風景資産や風景づくり活動団体の情報に加え、クイズラリー期間中に実施される各活動団体のイベント情報の掲載もあります。ぜひこの機会にご参加ください。 開催、応募期間 平成27年10月15日木曜日から11月30日月曜日 記念品及び回答の発送 平成27年12月1日火曜日から12月25日金曜日 応募方法 クイズラリーブック巻末のハガキでの応募となります。 配布 ラリーブックは、10月15日(木)より、出張所・まちづくりセンターなどで配布します。 4ページ 風景づくりインフォアンドコラム まちあるきイベントに参加しよう! 第1弾 世田谷の風景写真家になろう!写真家と巡る地域風景資産 写真家と地域風景資産の公園や緑道約1.2kmを歩きながら、風景写真の撮影方法を学びます。 日時 10月25日日曜日12時から16時30分 募集人数 先着20名 親子参加枠あり 申込期間 10月15日木曜日から10月21日水曜日 第2弾 秋の風景ウォークラリー〜チームで巡る地域風景資産〜 地域風景資産を巡ってクイズを解きながら、時間内に目的地を目指す約3kmのウォークラリーです。 日時 11月15日日曜日13時から16時 募集人数 先着50名 2から5名程度での申込み 申込期間 10月15日木曜日から11月10日火曜日 ぶつぶつ広告物 世田谷の広告風景を考える連続ワークショップ まちに出てお気に入りの広告物を見つけたり、実際に広告物をつくりながら、まちを良くする広告物についてぶつぶつ語り合います。 実施内容 第1回 屋外広告物ってなんだろう 11月25日水曜日18時30分から21時 第2回 まち歩きワークショップ 12月19日土曜日10時から14時30分 第3回 看板づくりワークショップ 1月16日土曜日13時から16時 第4回 編集会議 屋外広告物のガイドブックをつくろう 2月13日14時から16時45分 場所 全て三軒茶屋駅付近 募集 A全4回 B第1回のみ 各抽選30人 申込 10月15日木曜日から11月5日木曜日 申込み等詳細は、区のお知らせ10月15日号か区のホームページをご覧ください。 せたがやの隠れた風景 14 岡本ずいどう 岡本公園民家園の古民家裏手に、岡本ずいどうと刻まれている扉があります。 ずいどうとはトンネルのことで、扉を開くとトンネルになっており、直径80cmの送水管が通されています。この送水管は、多摩川の水を渋谷町 現在の渋谷区 に引き込むためのもので、大正10年1921年に始められた水道工事で作られました。 砧下浄水所で多摩川から取水・浄化された水は、駒沢給水所までポンプで持ち上げられ、その後は自然の重力で流されました。岡本隧道は、送水管が岡本の台地を横断する際、水を押し上げるポンプの負荷を少なくする工夫として利用されました。 古民家を訪れた際は、ぜひその裏手もご覧になってみてください。 岡本隧道 岡本公園民家園内 岡本2−19−1 いつかの風景 ここはどこ 列車や大きくカーブする線路、広幅員の道路など、とても特徴的な昭和40年代の街角。 奥に見える木々の連なりも印象的なここはどこでしょうか 風景づくりについてのお問い合わせは 世田谷区都市整備部都市デザイン課 電話:5432ー2039 FAX:5432ー3023 バックナンバーは「世田谷区 風景づくり通信」で検索