うままち 世田谷2020 平成28年12月発行 編集・発行 世田谷区都市整備政策部都市デザイン課 〒154-8504世田谷区世田谷四丁目21番27号 電話 03(5432)2038ファクシミリ 03(5432)3084 コラムが次の4つあります。 1幻のオリンピックの遺産はここにある 馬事公苑正門前のけやき広場は、1940(昭和15)年の東京オリンピック(戦争の影響等から実現に至らず)が計画されたときに拡幅され、ケヤキが植えられました。 道幅35メートルと、世田谷区内の区道の中では最も広い道路です。しかし昭和50年代には自動車が常時駐車されるようになってしまいました。 そのため、歩行者の利用を優先させ、事実上「広場」として活用できるように1986(昭和61)年に現在の形状に整備されました。 路面の舗装には自然石を使用し、ケヤキの成育のために雨水を地下に浸透させる構造になっています。 2馬は軽車両 馬も公道を走ることができることは、ご存知ですか。もちろん交通ルールは正しく守らなければなりません。 実は馬は、道路交通法上は自転車と同じ「軽車両」として扱われます。もしも乗馬して公道を通る場合には、道路の左側を通行してください。 もちろん飲酒後の公道での乗馬は交通違反です。ご注意を。 3まちのなかに馬がいる 馬事公苑近くの用賀小学校前では、馬が子どもたちの登校を見守っています。これは、警視庁騎馬隊の「学童交通整理」という活動の一つです。 4騎馬隊ってなぁに 警視庁騎馬隊は、職員24名・馬16頭で、交通安全教室や要人警護など、さまざまな活動を行うため、日々馬と共に訓練に励んでいます。 騎馬隊の馬は、主に競走馬を引退し入隊してきます。騎馬隊の一員となるため、厳しい訓練を受けています。 世田谷区内では、学童交通安全の活動のほかにも、ホースショーやせたがやふるさと区民まつりへの参加、馬事公苑周辺の小学校の入学式への訪問を行っています。 うままちクイズ うまに関するクイズです。全部で3問あります 第1問  うまの視野はとても広いですが、視野の広さはおよそ何度でしょうか a120度 b220度 c350度 第2問  うまの走り方は何種類あるでしょうか a 1種類 b 4種類 c 7種類 第3問  うまを使ったスポーツはたくさんありますが、乗馬の中でも、動きの美しさを競うバレエのような競技のことをなんというでしょうか a馬場馬術 b ジムカーナ c 障害馬術 クイズの答え 第1問 c 350度 人間の視野はおよそ200度と言われています。馬の視野は350度にもおよび、真後ろ以外のほとんどの範囲は見えていることになります。 第2問 b 4種類     なみあし、はやあし、かけあし、しゅうほ、の4種類の走り方があります。 第3問 a 馬場馬術  オリンピックでは、馬場馬術・障害馬術・総合馬術の3種目が行われます。なお、ジムカーナは障害物競走のような時間を競う競技、障害馬術は障害物を飛越等を決められた時間で走行する競技です。 本誌の作成にあたっての協力者は次の通りです。 JRA馬事公苑 警視庁騎馬隊 参考資料 公益財団法人日本オリンピック委員会ホームページ 馬事公苑50年のあゆみ ふるとさと世田谷を語る ふるさとせたがや歴史ハンドブック 東京農業大学ホームページ 国土地理院ホームページ