小田急線上部利用区民意見検討委員会 第4回委員会の概要  平成21年5月13日水曜日に第4回委員会を開催しました。上部利用周辺地域の現況や課題、基本的な考え方について確認し、上部利用に求められる機能について整理・検討しました。 1 上部利用の基本的な考え方について  周辺地域の現況(土地利用の状況・交通ネットワーク等の状況・防災環境等の状況)の整理を行い、上部利用検討の視点や地域特性による区域分けについて確認しました。  また、上部利用全線を通して、連続性が求められる歩行者通行などの機能について確認・検討しました。 主な意見  想定される機能・空間イメージは上部利用のみのものと周辺市街地を含めて考えるものが 混在しているので整理する必要がある。  また、「区民アイデア」で提案されている、市民活動拠点などについても検討しておく必要があるのではないか。  下北沢駅舎について、2方向避難の経路について確認した方が良い。駅舎部の通路の確保においては、利用者の快適性を考慮し、屋根を設けるなどの配慮を要望してはどうか。  また、自転車利用者が多いことや、自転車等駐車場などの配置予定から、利用者の利便性を考慮した上部利用と駅舎との連続性を要望できないか。  小田急電鉄と京王電鉄が連携して検討すべき内容があるのではないか。  鉄道上部におけるみどりの配置などの検討に際しては、植栽や地下利用の可能性を検証するため、土被り(鉄道上部の土部分の深さ)を調べる必要がある。  今回検討した区民アイデアに多く見られた通路やみどりなど上部全線に渡る連続的な機能は、その必要性、空間イメージについて委員会において確認された。これについては、検討経過を含め区民に周知した方が良い。  上記の意見を受けて、区では次の対応をしていきます。  委員会意見として、上部利用との連続性の確保という視点から、駅舎計画の検討の際に配慮する事項として、周辺道路をつなぐ歩行者動線等の確保、鉄道跡地の機能との連続性への配慮などについて、小田急電鉄に伝えました。  区では平成21年秋頃に中間報告を予定しておりますが、委員会からの意見などから、上部利用通信等による委員会の検討経過について区民周知を図ります。 なお、これまでの委員会(第1回〜第3回)の検討概要などについては、区のホームページにも掲載しています。 ご質問等は、北沢総合支所街づくり課、電話番号0354788031までお問合せください。