三軒茶屋駅周辺まちづくりニュース第1号 2020年2月7日発行 三軒茶屋駅周辺でまちづくりの取組みがスタート 三軒茶屋駅周辺は、個性的な飲食店が立ち並ぶ一方で、古き良き商店街のまちなみが続くなどトレンドとレトロ、それぞれの魅力を活かしながら発展してきました。 そんな「三茶」の駅周辺エリアで今、新たなまちづくりの取組みを始めようとしています。 今ある「ちょっと困った」が「いいな」に、「いいな」が「もっといいな」になるよう、ハード・ソフトの両面から“三茶”がさらに楽しいまちになることを目指します。 そんな、まちづくりを進めるにあたり、三軒茶屋駅周辺まちづくり会議を設置しました。 まちづくり会議では”三茶”に関わる皆さんと一緒にまちのミライを考えていきます。 まちづくり会議の目的 三茶に関わる様々な人たちと、連携したまちづくりを進めるための機運を醸成するとともに、まちづくりを考え、取組むきっかけづくりを目的としています。 まちづくり会議の取り組み ワークショップやシンポジウムを通じて、参加者同士で意見交換をしたり、有識者の知見なども活かしながら、三軒茶屋の魅力や将来のあり方などを考えています。 街づくり会議の参加者 三軒茶屋に住む方だけではなく、近隣在住、通勤・通学、三茶が好きな人など、多様な人たちが参加しています。年齢も10代の学生から80代の高齢者まで幅広い構成です。 会議の結果 ワークショップの結果等を踏まえ、今後の連携したまちづくりを進めていくための「(仮称)三茶のミライ(基本計画)」策定に活かします。 まちづくりの検討体制 三軒茶屋駅周辺まちづくりは、有識者や地域関係者などで構成する「三軒茶屋駅周辺まちづくり検討委員会」や 区民、事業者が幅広くまちづくりに参加する組織「三軒茶屋駅周辺まちづくり会議(プラットホーム)」と世田谷区が連携を図りながら進めていきます。 三軒茶屋駅周辺まちづくりの取組み報告 これまでの三軒茶屋駅周辺まちづくりの取組みをご報告します。 まちづくり会議 第1回ワークショップ 10月26日(土曜日) 会場 オークラレストラン スカイキャロット テーマ あなたが知っている三茶の魅力をみんなにシェアしよう プログラムの内容 ・「三茶のいいね」を共有しよう ・「三茶の魅力再発見マップ」をつくろう 第1回目は、三茶のまちを一望できるオークラレストラン スカイキャロットにて開催しました。 初回ながら老若男女76名の方にお集まりいただきました。 はじめに、参加者の方それぞれの「三茶のいいね」について意見を出し合い、その場所を駅を中心としたマップに落とし込みました。 マップには、個性的な店舗が集中しているエリア、自然が多いエリア、三茶のシンボルともいえるスポットなど、参加者の“三茶愛”が続々と浮かび上がりました。 「こんなお店知らなかった!」「三茶にはこんな一面があったんだね」など、会場は大いに盛り上がりを見せました。 第2回ワークショップ 11月9日(土曜日) 会場 池尻小学校 第二体育館 テーマ 「イマ」を「ミライ」に近づけるアクションを考えよう! プログラムの内容 ・三茶の「ミライ」を思い描こう ・「ミライ」へ向けたアクションを考えよう 第2回目は、池尻小学校第二体育館にて開催し、第1回目から参加の方、2回目から新しくご参加の方含め、59名が参加されました。 今回は、参加者それぞれが思い描く三軒茶屋駅周辺の「理想のまちの姿」や「ミライの自分と三茶のまちの関係性」に焦点を当て、 どうやったらそれを実現できるか、というアクション(取組み)を考え発表を行いました。 三茶の今ある魅力を伸ばすための行動・活動だけでなく、インフラをはじめ様々な課題を整理し、向き合うことが大切だという意見も多く寄せられました。 身近な一歩から大きな構想まで、各々が考える「三茶のミライ像」を発表し、会議は締めくくられました。 まちづくりシンポジウム 12月22日(日曜日) 会場 昭和女子大学 学園本部館 プログラムの内容 ・基調講演 「メディアから見た「三茶」のまちの魅力と課題」 ・三軒茶屋のまちづくり 世田谷区による取組み報告 ・トークセッション 7名によるパネルディスカッション 本シンポジウムは、三茶のまちづくりの機運を高めていくため、様々なバックグラウンドを持つ有識者、区民、商店街、事業者等と一緒に考えていく場として開催しました。 年末かつ冷たい雨が降る日にもかかわらず、98名の方が集まりました。 基調講演では「株式会社マガジンハウス」にて地域に特化したWEBメディア「コロカル」の統括プロデューサーを務める及川卓也氏が登壇しました。 及川氏は「三茶」をキーワードに、マガジンハウスで出版した過去数十年分の雑誌記事を独自に調査。 一人暮らしのしやすさ、下町っぽさとおしゃれさ、飲み屋や路地の魅力、アットホームさなど、時代とともに移り変わる三茶の姿を振り返りました。 「三茶を起点に、まちにあるものを生かしながら、住む人と訪れる人という枠を超え、多様な人が参加するまちづくりをしていくと、非常に面白いのではないか」というメッセージを投げかけました。 トークセッションは、区長・有識者、三茶周辺でまちづくりに取り組む事業者など7名が登壇し「三軒茶屋の魅力と課題」についての意見交換や「クロストーク」を展開しました。 クロストークでは、まちづくり会議で挙がった主なテーマ及び会場からの意見を「暮らし・環境」「商い・ビジネス」「基盤・交通・インフラ」に分類。 それを踏まえ、変わってきたこと、変えるべきこと、変えずに残すことなど、あたたかくも鋭いコメントが飛び交い、熱い空気の中シンポジウムは幕を閉じました。 まちづくり参加者の声 ワークショップ参加者 和気あいあいのワークショップで、かつ、発表も素晴らしく、魅力のある三軒茶屋への思いが良く分かりました。 三茶の魅力を改めて発見・共感することが出来ました。三茶は愛されている街なのだと再認識。 ジムや銭湯が集約しているので、そういった文化や立地を活かして、健康づくりに活かせたら良いと思います。 居住住民の思いや願いを具体的な身近な事項から解決していってほしい。各町会団体とのつながりを考えてみるのも一考です。地元の人々の三茶を育て、生かし、守ってきた方々の行動力も必要です。 シンポジウム参加者 若者の起業・事業創造を支援する拠点を作りたいです。 災害弱者を支えるご近所ネットワークの構築が必要です。 チームを作って、商店街と協力し住民発のイベントを実施したい!担い手不足の解消、地域デビュー機会の提供にもなると思います。 まちづくりのこれから 今後の動き 三軒茶屋駅周辺まちづくり会議の場で参加者の皆さんからいただいたご意見やご提案は内容を踏まえて、 実施・活動主体を考えながら実際の取組みとして整理できるよう、引き続き皆さんと連携しながら検討を進めていきます。 今後も継続してまちづくり会議の場や区広報を通し、この活動の進捗をお届けしていきたいと考えておりますので、今後ともご協力ください。 (注意)実施内容については変更する可能性があります 最新の情報は世田谷区市街地整備課のホームページにて発信しています。 今までのイベントの開催報告や、次回のお知らせなどはこちらで発信していきますので、ぜひご覧ください 三軒茶屋駅周辺まちづくりニュース 発行元 お問合せ先 世田谷区 都市整備政策部 市街地整備課 〒154-8504 東京都世田谷区世田谷4丁目21番27号 電話番号 03-5432-2556 ファクシミリ 03-5432-3055