世田谷区からのお知らせです 音声コードは各ページに印刷しています 令和3年10月 太子堂五丁目・若林二丁目地区まちづくり通信 第9号です この通信は、太子堂五丁目・若林二丁目にお住まいのかたと、地区外にお住まいで土地・建物を所有しているかたにお届けしています 世田谷区では、地区のまちづくりの将来について皆さんと一緒に考える取り組みを進めています 11 月と12 月に「まちづくり懇談会」を開催します まちづくり懇談会では、前回議論したまちづくりの目標や方向性を踏まえ、このまちで今後具体的に取り組んでいく事柄、建物に関するルールや道路・公園の計画などについて考えていきます 今回は、テーマごとに議論を深めるため、違う内容で2回開催します 初めての方も、これまで参加された方も、ぜひお気軽にご参加ください。 11月のまちづくり懇談会1回目の開催概要です 日時、令和3年11月20日、土曜日、午後1時30分から4時30分まで 会場は、若林まちづくりセンター、3階、活動フロア、 住所は、世田谷区若林1の34の2 内容はよっつです 1、前回の振り返り、2、ミニ講演、3、ルールの説明、4,意見交換 12月のまちづくり懇談会2回目の開催概要です 日時、令和3年12月5日、日曜日、午前9時30分から12時30分まで 会場は、若林まちづくりセンター、3階、活動フロア、 住所は、世田谷区若林1の34の2 内容はみっつです 1、前回の振り返り、2、ルールの説明、3,意見交換 懇談会は事前申し込みが必要です。 申込方法は8ページをご確認ください。 2ページ目です まちづくり懇談会を開催しました 令和3年6月27日、日曜日、午前10時から12時15分まで、太子堂小学校でまちづくり懇談会を開催しました。参加者は13名でした 懇談会では、これまでの意見や希望を整理した、まちづくりの目標と方向性案や、今後の話し合いを見据えたまちづくりの手法について話し合いました 当日は、3つの内容がありました。 1、まちづくりの目標と方向性案 これまでの成果を踏まえて事務局が整理した、まちづくりの目標と方向性案、をもとに話し合いました まちづくりの目標と方向性案の内容と、出された意見は、3ページから5ページに掲載しています 2,まちづくりの手法について 区のまちづくりに使われている代表的な手法である、区民まちづくり協定、地区まちづくり計画、地区計画の3つの手法について、概要を説明し、このまちに導入する場合の印象を尋ねました 参加者からは、強制力のあるルールが必要、ルールを守るのに行政の確認や指導が必要、地区住民の合意形成に懸念がある、複数の手法をどう使い分けるのか、ルールを決める際の検討や周知方法について知りたい、といった意見が出されました 3,まとめ 法政大学の杉崎教授より、次のようなコメントを頂きました 今日の発表の中でも大事な論点が、たくさん出ていました。まちづくりを実際、地域に広げていくためには、これまでの議論に参加していない人にも、これまでの経緯を理解してもらうことが大事です 課題があって、解決のための色々な方法がある。そういったストーリーも大事だと思います 今日の議論でも、実際は誰がやっていくのかという話がありました ルールを作ったとしても、それを広げていくのは地域の人です。いずれは、誰が進めていくのかという整理も必要となるのではないでしょうか 3ページ目です まちづくり懇談会を開催しました、の続きです まちづくりの目標案について 令和3年3月に実施したまちづくり懇談会等で寄せられた意見等を踏まえ、まちづくりの目標として次の4つを提案しました 目標1、防災力の向上により、安全性の高いまちの形成を目指します 火災や震災等による被害の拡大を抑え、災害時においても地区のみなさんの安全や安心が確保できる、まちの形成を目指します 目標2,道路・交通環境の改善などにより、安全・安心なまちを目指します 狭く、不整形な道路や私道、行き止まりろが多くて通行がしづらいといった課題を改善し、歩行者、自転車、車の誰もが安心して安全に通行できるまちの形成を目指します 目標3,生活の中でのゆとりや安心感の確保など、住民の暮らしやすさに配慮した環境の形成を目指します 密集した建物の改善や緑の不足といった密集地としての課題を改善しながら、落ち着いた住宅地としての良さや、賑わいがある商業地に近く買い物に便利な好立地を活かしたまちの形成を目指します 目標4、誰もが楽しく過ごし、集える空間の保全・創出を目指します 人が集まったり、休息できるような「空間」を創出したり、烏山川緑道などの地域の資源を活用することで、住む人や訪れる人が楽しく、心地よく感じられるまちの形成を目指します 4つの目標について出された主な意見は次の通りです 初めて目標を目にする人にもすぐに理解してもらえる内容にしたい もう少し言葉を足して、目標と方向性の間を埋めてほしい 緑を増やすことや住民の暮らしやすさとにぎわいの両方の視点を追加したい 具体的な進め方はいろいろな側面から物事を考えることが重要だ 4ページ目です まちづくり懇談会を開催しました、の続きです まちづくりの方向性案について、防災、住環境、道路・交通、地域の資源、の4つを提案しました。 方向性案1,防災 火災による延焼や震災による建物等の倒壊といった災害による被害の発生・拡大を抑え、避難時の移動や緊急時の活動がしやすい環境をつくる 想定される手法は、a、建物等の防災性を高める、b、空間を確保して防災性を高める、c、道路とその沿道の防災性を高める、d、地域主体で防災性を高める、です 出された主な意見は次の通りです a、建物等の防災性について、土砂崩れへの備えが必要、緑を増やすことがまちの防災にもつながる c、道路とその沿道の防災性について、ブロック塀を垣やさくに転換して、避難路を確保したい d、地域主体で防災性を高めるについて、消火栓の近くの家にスタンドパイプを設置し、地域住民で訓練して有事に備える 方向性案2,住環境 ゆとりや安心感の確保など住民の暮らしやすさに配慮した環境をつくり、まちの利便性・活力を高める 想定される手法は、a、住環境に配慮した建物や敷地を誘導する、b、緑を感じられるまちづくり、c、まちの賑わいづくり、d、すべての人に配慮した環境づくり、です 出された主な意見は次の通りです 全体について、密集地でのゆとりを確保することは難しい、賑わい、や、緑を増やす、を方向性に入れたい a、住環境について、敷地の細分化防止、建物の高さの抑制、道路幅の広げ方、建物同士の間隔の確保、無接道敷地の建て替え促進、など b、緑について、緑をふやす。緑化を区と地域が一緒に進める、区の助成制度等をピーアール、地域で烏山川緑道の花壇を手入れする、住宅密集地での緑化を考える c、まちの賑わいについて、ちゃざわ通りに店舗を誘導し、ちゃざわ通りなどから回遊できる楽しい空間づくり、子供達を巻き込んだ賑わいづくり、賑わいと暮らしやすさの両立 5ページ目です まちづくり懇談会を開催しました、の続きです 方向性案3,道路・交通 交通上の改善が必要な場所を中心に整備等を進め、歩行者・自転車・車の流れを整え、安全で通行しやすい環境をつくる 想定される手法は、a、道路の接続性を高める、b、通行空間を確保する、c、交通規制やマナー等を改善する、です 3,道路・交通、について、出された主な意見は次の通りです a、道路の接続性を高めるについて、整備をするとしても歩行者の安全性は確保したい b、通行空間を確保するにあたり、狭い道路でのすみ切りをルール化してほしい、ちゃざわ通りは安全に歩行できる空間を確保したい、道路の路面状態が悪い箇所は補修が必要だ 方向性案4,地域の資源 地域の歴史や個性を活かした魅力づくりや、地域の人々がつながり、交流できる環境をつくる 想定される手法は、a、良好な景観づくり、b、地域で自由に使える空間の確保、c、資源の保全・活用、d、コミュニティの活性化 4,地域の資源、について、出された主な意見は次の通りです 全体的なこととして、特徴がなく、ごちゃごちゃした所がこのまちの良さだ、次世代の子供たちのことを考えた、方向性を示したい a、良好な景観づくりについて、景観の向上のために、電線の地中化や道路の直線化等をしてはどうか b、地域で自由に使える場の確保について、空地が増えている。まちづくりに活用するチャンスだ、地域の人が自由に活動できたり、居場所になる場をつくれるとよい、小公園をつくりたい、公園や緑道にトイレを設置してほしい、若林稲荷神社や太子堂五丁目クラブ等が事業者や地域の人たちでももっと自由に使えるようになるとよい c、資源の保全・活用について、地域の祭りを大事にしたい、若林稲荷神社のお祭りに若い人がもっと参加してほしい d、コミュニティの活性化について、松陰神社のように太子堂八幡神社にカフェを設置して、地域の人々が集まる賑わいの場にしたい 6ページ目です 太子堂二丁目地区まち歩き、を開催しました 令和3年7月10日、土曜日、午前9時半から12時半まで、太子堂二丁目地区まち歩きと、意見交換を開催しました。参加者は10名でした 太子堂五丁目・若林二丁目のまちづくりの取り組みを考える上での「ヒント」を得るために、まち歩きを行いました 今回は、建物や道路、小公園の状況など、このまちと共通する課題をもつ太子堂二丁目地区で、課題解決の取り組みやこれまでの成果を確認しました 太子堂二丁目地区は、隣りの太子堂三丁目地区と合わせて、1980年にまちづくりを開始し、1985年に地区まちづくり計画、1990年に地区計画が策定されました 計画策定後から現在に至るまで、両計画に基づいて、道路や小公園の整備をはじめとした住民参加のまちづくりが進められています まち歩きについて これまでのまちづくりによって整備された道路、公園をたどりながら、今と昔の変化を比較したり、経緯や苦労談などを聞きながら、1時間半程度歩きました ルートは、太子堂まちづくりセンターを起点に、かどっこ広場、さくら通りひろば、てんとうむし広場を見学しながら、三宿まちづくりハウスで休憩し、あめんぼ広場、太子堂2の20広場、とんぼ広場公園を経由して、太子堂まちづくりセンターに戻りました。 7ページ目です 太子堂二丁目地区まち歩き、の続きです 太子堂二丁目地区のまちづくりの実現ポイント 1.まちづくりの進め方、ポイントは3つあります ポイント1、住民主体のまちづくり組織、具体的には、住民で組織する「まちづくり協議会」があり、計画や事業について住民と行政の協働作業という形で進めています ポイント2,修復型のまちづくり、具体的には、個々の建物の建て替え等をきっかけに、できるところから徐々に道路づくり、広場づくりなどを進めています ポイント3、地域の計画に基づくまちづくりの推進、具体的には、まちづくりを始めてから時間が経っても、地域や行政、事業者等の様々な主体と整備の方向性を「共有」しています 参加者からの感想は、修復型は時間がかかるが、その分、皆が納得してできる、地域や区の地道な努力に感心、などでした 2、主要な道路の拡幅、ポイントは、ルールと事業、具体的には、広域避難場所への避難路として、6mに広げる道路を地区まちづくり計画で位置付け、建て替えに合わせて道路を広げています 3,通り抜けろの整備、ポイントは、空き地の活用、具体的には、行き止まり先の宅地を小公園にするだけでなく、二方向避難が可能な通り 抜けろにもなる空間として整備しています 参加者からの感想は、30年前と比べて通り抜けろが増えていて驚いた、などでした 4,小公園の整備、ポイントは3つあります ポイント1、空き地の活用、具体的には、買収した空き地等を活用して整備しています ポイント2,パークショップ、具体的には、ワークショップを行い、住民の意向を公園づくりに反映したり、住民主体での管理も行っています ポイント3,多目的、具体的には、防災施設等を併設するなど、多目的な利用をしています 参加者からの意見は、地域の話し合いで作った小公園から、地域の活動の様子が伝わってくる、防火水槽や通り抜けろなど、多目的に使っていたのがよい、などでした 8ページ目です 内容はみっつです。 1.まちづくり懇談会の参加申し込み方法 事前申し込み制です。 先着順で定員になり次第、受付を締め切ります。 締切日は、11月20日、土曜日の回は、11月17日、水曜日が締切です。12月5日、日曜日の回は、12月1日、水曜日が締切です 申込希望の方は、世田谷区総合支所まちづくり課まで、電話、メール、ファックスでご連絡ください。 参加を希望する日にちと、参加される方全員の氏名、住所、連絡の取れる電話番号をお知らせください。 参加にあたって配慮が必要な方は、申込みのときにお知らせください。 参加の際の注意事項とお願いです。 当日、熱や咳などで体調のすぐれないかたは、来場をお控えください。 参加者の皆さんが安心して参加できるよう、会場では室内の換気や、消毒の徹底、にゅうじょうじの検温の実施などの対策を実施します。 2、太子堂五丁目・若林二丁目地区のまちづくりに関する意見を募集します ご意見は、郵便、お電話でお受けします。 世田谷総合支所まちづくり課まで「ご意見」「お名前」「ご連絡先」をお知らせください。 3.今後の予定 今年度は、11月、12月に実施するまちづくり懇談会を踏まえて、具体的な計画づくりに向けて住民の皆さんに対するアンケート等を実施する予定です。 来年度以降につきましても引き続き地区の皆さんと一緒に検討を進めていく予定です。 具体的な予定につきましては、今後のまちづくり通信でお知らせします。 懇談会の申込、ご意見 お問い合わせは 世田谷区世田谷総合支所まちづくり課までご連絡ください 担当は、原、 長谷川、 杉本、 高澤 電話は、0354322872 です 所在地は 世田谷区世田谷四丁目21番27号、世田谷区役所のだいいち庁舎の4階です