世田谷区からのお知らせです 音声コードは各ページに印刷しています 令和4年5月 太子堂五丁目・若林二丁目地区まちづくり通信 第11号です この通信は、太子堂五丁目・若林二丁目にお住まいのかたと、地区外にお住まいで土地・建物を所有しているかたにお届けしています 世田谷区では、令和元年度よりこの地区の街づくりの将来について皆さんと一緒に考える取り組みを進めています。これまでの成果を踏まえて、現在は、街づくりの目標・方向性・ルール(案)の検討を進めています。 令和3年の11 月と12 月には街づくり懇談会を開催し、令和4年1月〜2月にかけて、地区の皆さんに幅広くご意見をお伺いするためにアンケートを実施しました。 アンケートの結果については、2ページから6ページに掲載しています 昨年度11月、12月に開催したまちづくり懇談会については、7ページに結果を掲載しています。 次回は、街づくり懇談会とアンケートで寄せられたご意見を踏まえて検討したまちづくりのルールを話し合うため、6月に街づくり懇談会を開催します。初めてのかたも、これまで参加されたかたも、ぜひお気軽にご参加ください。 懇談会の開催概要です。 日時は、令和4年6月18日、土曜日、午後2時から午後5時まで 場所は、若林まちづくりセンター、3階、活動フロア、 住所は、世田谷区若林1の34の2 内容は、1,前回の振り返り、2,アンケートの報告、3、まちづくりのルールに関する説明、4,意見交換、です 参加申込方法は、8ページをご覧ください 2ページめです まちづくりアンケートの結果について、主なご意見を紹介します 1,まちづくりのルール案について ルール1から4は、どの項目も、必要、または、やや必要、と答えたかたが過半数を超え、ルールによる効果を期待する意見が出ています。 一方で、ルールによる費用負担の増加や、一律に規制するのではなく、必要なものだけに対象を絞ってはどうかといった意見も出されています。 ルール1,建築物の不燃化、について 回答者の割合は、必要が76%、やや必要が17%、やや不要が2%、不要が3%、無回答が2%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 不燃化を推進してほしい ルールにより費用負担の増加が心配だ、助成金などの支援があると良い、 ルール2,うすい流出抑制施設の整備、について 回答者の割合は、必要が50%、やや必要が32%、やや不要が11%、不要が5%、無回答が2%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 既存の住宅に施設を設置するのは大変だ ためた雨水を公園のせせらぎや防災用水などに活用してはどうか ルール3,用途の制限、について 回答者の割合は、必要が61%、やや必要が27%、やや不要が5%、不要が4%、無回答が4%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 良好な住宅地が形成され、生活が守られる 公共の福祉から最低限必要だ ルール4,垣またはさくの制限、について 回答者の割合は、必要が46%、やや必要が39%、やや不要が9%、不要が3%、無回答が3%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 危険な古い塀が改善され、防災性が向上する 街に統一感が生まれる 3ページめです アンケート結果の続きです ルール5から7は、どの項目も「必要」または「やや必要」と答えたかたが過半数を超え、ルールによる効果を期待する意見が出ています。 一方で、ルールが私権制限につながるのではないかといった不安や、緑化した後の管理などを懸念する意見が出されています ルール5、壁面の位置の制限、について 回答者の割合は、必要が49%、やや必要が28%、やや不要が12%、不要が6%、無回答が6%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 隣地と距離ができ、圧迫感の軽減につながる 日照確保が期待できる ルール6、緑化の推進 ルール6の1、既存樹木等の保全、について 回答者の割合は、必要が57%、やや必要が31%、やや不要が16%、不要が8%、無回答が3%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 既存樹木等の保全、管理は重要だ 緑化を推進してほしい ルール6の2、宅地内緑化の推進、について 回答者の割合は、必要が42%、やや必要が31%、やや不要が16%、不要が8%、無回答が3%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 緑は適切に管理しないと逆に迷惑になる 管理体制の整備や、管理の責任や負担への配慮が必要だ ルール7、建築物の形態意匠の制限、について 回答者の割合は、必要が28%、やや必要が33%、やや不要が18%、不要が16%、無回答が6%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 周辺と調和させる目的は何か 周辺と調和させることで多様性や個性、建築の自由が損なわれるのではないか。多様性やデザイン性にも配慮してほしい 4ページめです アンケート結果の続きです ルール8から9は、どの項目も「必要」または「やや必要」と答えたかたが過半数を超え、ルールによる効果を期待する意見が出ています。 意見の多かったルール9、きょうあい道路の解消では、拡幅による交通環境の変化を懸念する意見の他、ルールの強化や支援の充実等への提案がありました ルール8、共同住宅等の適切な管理 ルール8の1、ゴミ置場、自転車置場の整備、について 回答者の割合は、必要が72%、やや必要が18%、やや不要が6%、不要が2%、無回答が2%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました ゴミ出しの管理が徹底されたり、共同住宅前の路上駐輪が解消する ルールの実施にあわせて、事前協議の実施やルールの徹底を促してほしい ルール8の2、管理者の掲示、について 回答者の割合は、必要が51%、やや必要が28%、やや不要が13%、不要が6%、無回答が2%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 管理者と連絡が取りやすくなる 管理者の掲示は既におこなっている ルール8の3、住戸面積の確保、について 回答者の割合は、必要が51%、やや必要が25%、やや不要が14%、不要が5%、無回答が5%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 過度に制限すると、建築物の更新に支障が出る 住戸面積25平方メートル以上の確保は難しい ルール9、きょうあい道路の解消、について 回答者の割合は、必要が62%、やや必要が23%、やや不要が6%、不要が2%、無回答が6%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました セットバックのルールが周知され、守られるようになる セットバックの部分を道路として使えるようになる 5ページめです アンケート結果の続きです ルール10から13は、どの項目も「必要」または「やや必要」と答えたかたが過半数を超え、ルールによる効果を期待する意見が出ています。 一方で、改善されたことで環境が変化し、交通の危険性や治安の悪化を懸念する意見がでており、ルールとあわせた対策や配慮が求められています。 ルール10、すみ切りの確保、について 回答者の割合は、必要が58%、やや必要が28%、やや不要が5%、不要が4%、無回答が6%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました すみ切りにものを置いている敷地に罰則を強化してはどうか 画一的に整備するのではなく、必要な場所に限るなど、柔軟に対応してはどうか ルール11、交差点改良、について 回答者の割合は、必要が66%、やや必要が24%、やや不要が6%、不要が2%、無回答が2%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 震災時の火災の延焼の抑制や避難路確保につながる 通行上危険な場所の改善が期待できる ルール12、通り抜けろの整備 回答者の割合は、必要が53%、やや必要が28%、やや不要が10%、不要が2%、無回答が6%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 避難路の確保につながることが期待される 通り抜けできるようになると、不特定多数の人が通るようになったり、車が入り込んでくることが心配だ ルール13、公園や広場などの整備 回答者の割合は、必要が65%、やや必要が19%、やや不要が6%、不要が3%、無回答が7%、でした。 主な意見として、次のようなものがありました 公園・広場が欲しい 休憩場所や散歩に使える 6ページめです アンケート結果の続きです まちづくりルール1から13全体についての主な意見です 全体的に必要だ。13項目のルールにより、まちの整備が進む ルールによって必要以上の負担をかけないでほしい。なんでも制限すればよいというものではない まちづくりルール1から13以外で追加して取り組んでほしい内容についてです 道路、交通関係では、 わたくしどうの利用促進、歩道の整備、交通規制の見直し、などがあげられています。 住環境、資源関係では、 敷地の細分化防止、建築物の高さ制限の緩和、屋上のとうやなどの制限、などがあげられています ルールに関するその他意見、主に道路計画について、次のような意見があげられています 狭い道路を拡幅してほしい 車を呼び込んでしまうので、道路拡幅は不要だ 2,まちづくりの目標・方向性案、についてです 意見は3つの内容に集約出来ました この方向で良い、については 4つの目標をバランスよく進めてほしい、といった、意見が出ています 改善してほしい、については このまちらしさが伝わらない、といった意見が出ています 方向性は良いが心配な点がある、については 道路、交通や住環境の方向性は、慎重に議論してほしい、といった意見が出ています 3.回答者の属性とその他の意見 年齢は、50歳から70歳以上のかたが多く回答しています。 居住地は、太子堂五丁目が約5割、若林二丁目が約4割でした 地区内の土地、建物の所有状況は、地区内にこれらを所有している人が75%でした その他の意見として、 懸念、反対意見も公表して議論してほしい 目標にとどめず、実現を目指してほしい といった意見が出ています 7ページめです まちづくり懇談会の開催結果です 開催日時、 令和3年11月20日土曜日、午後1時半から4時半、参加者14名 令和3年12月5日日曜日、午前9時半から12時半、参加者10名 街づくり懇談会は、これまでの意見を踏まえて作成したまちづくりの目標・方向性・ルール(案)について理解を深めてもらうことを目的に、2回連続で開催しました。 当日お示しした街づくりの目標・方向性・ルール(案)については、街づくり通信第10号をご覧ください このうち、11月の街づくり懇談会では、法政大学の杉崎先生から「ルールを検討する上での前提となる考えかた」についてお話しいただきました。その概要についてご紹介します。 1.まちづくりにかかわるルールはこの街にもすでにある この街で課題となっている土地や建物の使いかたの問題については、その使いかたをどうやってみんなで守っていけるかが重要です その代表的な方法は、計画や法律などを使って規制する方法です そしてその規制は、都市計画法などに基づいて既にこの街にも定められています 2.既存のルールで対応が難しい地域固有の課題は、地域固有のルール、で対応 こうした規制は、全国共通で定められているものが多く、地域固有の問題に対して不十分となる場合があるというのが弱点です 地域固有の課題に対応するためにはどうするか それは、既存の制度に加えて「地域固有のルール」をつくって対応することが1つの解決策です この地区で今行われている取り組みも「地域固有のルール」づくりの1つです 既にあるルールも考慮しながら、ぜひこの街にふさわしいルールとは何かを考えていけるといいのではないかと思います 3,地域固有のルールは地域の状況に合わせて手法を選び、決めていく この街にふさわしいルールは、規制の強さや、地域での合意形成の難しさ、ルールとして定められる項目などを考えながら、地域の状況に合わせ手法を選び、決めていくことが大事です 8ページめです 内容は2つです 1,まちづくり懇談会、参加申込方法 事前申込制です。先着順で定員の24名になり次第、受付を締め切ります 締切は、6月16日木曜日、です 世田谷総合支所まちづくり課へ電話、メール、FAXでご連絡ください 申込の際は、参加者全員の氏名、住所、連絡のとれる電話番号、をお知らせください 参加にあたってご配慮が必要なかたは、申込みじにお知らせください また、太子堂五丁目、若林二丁目地区のまちづくりに関する意見を募集しています ご意見は、郵便、メール、FAXでお受けします 世田谷総合支所まちづくり課まで、ご意見、お名前、ご連絡先をご記入の上お送りください 過去の懇談会等で使用した資料は開催後に区ホームページに掲載します ご意見を書く際の参考としてください 2.今後の予定 令和3年度までの検討を踏まえて、今年度も引き続き街づくり懇談会等を実施し、具体的な計画づくりに向けて地区の皆さんと一緒に検討を進めていく予定です 具体的な予定につきましては、今後の街づくり通信でお知らせします ご意見 お問い合わせは 世田谷区世田谷総合支所まちづくり課までご連絡ください 担当は、原、 長谷川、 カナハマ、 高澤 電話は、0 3 5 4 3 2 2 8 7 2 です 所在地は 世田谷区世田谷四丁目21番27号、世田谷区役所のだいいち庁舎の4階です