参考資料V 三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針検討の経緯 目次 1庁内検討委員会の経緯 2有識者検討委員会 (1)有識者検討委員会の設置 (2)検討の流れ (3)有識者検討委員会議事概要 3関係団体等意見交換 4区民意見募集 5説明会 1庁内検討委員会の経緯庁内検討委員会の経緯 平成29年11月20日第1回庁内検討委員会・幹事会(合同開催) 主な議題:方針の考え方・意見交換 12月13日第2回庁内検討幹事会 主な議題:各所管の意見集約 平成30年1月11日第2回庁内検討委員会・第3回幹事会(合同開催) 主な議題:方針(有識者検討資料)、有識者検討委員会 7月19日第4回庁内検討幹事会 主な議題:各所管の意見集約 8月1日第3回庁内検討委員会 主な議題:方針(有識者原案) 12月17日第4回庁内検討委員会 主な議題:方針(案) 【三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針庁内検討委員会・幹事会】 世田谷区三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針の策定に向けて、関係所管による庁内検討 等を行うために設置 2有識者検討委員会 (1)有識者検討委員会の設置 三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針の策定にあたっては、平成29年に実施した世田谷区三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針庁内検討委員会・幹事会の検討及び調査を踏まえ、さらに専門的かつ幅広く方針の検討及び調査を行うため、三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会(以下「委員会」という。)を設置し検討を行った。 設置要綱は次のとおり。 世田谷区三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会設置要綱 平成30年2月8日 29世市整第240号 (目的及び設置) 第1条三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針(以下「方針」という。)について、世田谷区三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針検討委員会(世田谷区三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針検討委員会設置要綱(平成29年11月17日29世市整第158号)第1条に規定する検討委員会をいう。)の検討及び調査を踏まえ、専門的かつ幅広く方針の検討及び調査を行うため、三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会(以下「委員会」という。)を設置する。 (所掌事務) 第2条委員会は、次に掲げる事項について所掌する。 (1)方針の検討及び調査に関すること。 (2)その他委員長が必要と認める事項。 (組織) 第3条委員会は、別表に掲げる委員をもって組織する。 (委員の任期) 第4条委員の任期は、委員を委嘱した日から平成31年3月31日までとする。 (委員長) 第5条委員会に委員長を置き、委員の互選によりこれを定める。 2委員長は、委員会を代表し、会務を総理する。 3委員長に事故があるとき又は委員長が欠けたときは、あらかじめ委員長の指名する委員会に委員長を置き、委員の互選によりこれを定める。 (会議) 第6条委員会は、委員長が招集する。 2委員会は、必要があると認めるときは、委員以外の者の出席を求め、その意見、説明等を聴き、又は委員以外の者に必要な資料の提出を求めることができる。 (部会) 第7条委員会は、必要があると認めるときは、委員会に部会を設けることができる。 (庶務) 第8条委員会の庶務は、都市整備政策部市街地整備課で処理する。 (委任) 第9条この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関する事項その他必要な事項は、委員長が定める。 附則 この要綱は、平成30年2月8日から施行する。 別表(第3条関係) 三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会委員名簿 有識者 交通計画、交通工学 まちづくり、市民参加 建築史・意匠、都市計画・建築計画 都市計画、ランドスケープ、景観 都市・地域経営、公共空間利活用 都市開発、都市・地域政策 区 副区長(都市整備政策部担任副区長) 政策経営部長 都市整備政策部長 備考 委員長は「有識者」の中から選出する。委員長は「有識者」の中から選出する。 三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会委員名簿 交通計画交通工学 寺内義典(委員長) 国士舘大学理工学部理工学科教授 まちづくり市民参加 志村秀明芝浦工業大学建築学部教授 建築史・意匠都市計画・建築計画 杉浦久子昭和女子大学生活科学部環境デザイン学科教授 都市計画ランドスケープ景観 坂井文(委員長代理) 東京都市大学都市生活学部都市生活学科教授 都市・地域経営公共空間利活用 萩野正和一般社団法人STUDIO MOC代表理事 都市開発都市・地域政策 高野寛之株式会社日本総合研究所都市・地域戦略グループシニアマネージャー 世田谷区副区長(都市整備政策部担任副区長) 政策経営部長 都市整備政策部長 事務局:世田谷区都市整備政策部市街地整備課 (2)検討の流れ 三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会(以下「委員会」という。)では、以下のステップに沿って検討を行った。 検討ステップ 第1回(H30.3)相互理解 現状把握 現状把握 まちあるき 基本方針の考え方 第2回(H30.4)課題分析 論点整理 まちの現状と課題の整理 論点の整理 第3回(H30.5)方針検討 外部ヒアリング(民間企業からの問題提起など) まちの現状と課題の整理 方針検討範囲・検討ステップについて 第4回(H30.6)方針検討 方針案について 第5回(H30.7)方針検討 方針案について 第6回(H30.8)取りまとめ 取りまとめ 区民意見募集 関係団体等意見交換 説明会 第7回(H30.12)確認 最終確認 (3)有識者検討委員会議事概要有識者検討委員会議事概要 第1回三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会 平成 30年 3月 8日 9: 00〜 12: 15 世田谷文化生活情報センターセミナールーム 出席者(有識者)寺内義典、志村秀明、杉浦久子、坂井文、萩野正和(世田谷区)副区長(都市整備政策部担任副区長)、都市整備政策部長以上7名 議題 .委員長、委員長代理の決定 .区の方針、三軒茶屋周辺の概要等について(事務局説明) .現地まちあるき .議事 .方針検討の進め方について .三軒茶屋駅周辺のまちづくりに対する論点、課題等について 議事概要・主な意見 (1)方針検討の進め方について ○起業マインドを持った人の集まる人気エリアという部分は大切にする。できれば商業系の関係者から話を聞きたい。 ○商業を広く行っている事業者に立地の環境について聞いてはどうか。インターネット上で三軒茶屋をどのように見られているかのデータを整理したので、共有する。昔は若者の町であったが、現在は「レトロ+おしゃれ」と捉えられているようである。 ○三軒茶屋には自然発生的にできたまちの面白さがある。渋谷や二子玉川とは違う新しいモデルケースとして、三軒茶屋らしいまちづくり方針を考えたい。 ○都市構造の変遷が目に見える形で残っているのが三軒茶屋の面白いところであり、その個性がうまく形になるような基本方針にしたい。 ○ハードの計画だけを書いて終わるのではなく三軒茶屋の特徴を活かし、ここから新しいものを発信するような計画にしたい。 (2)三軒茶屋駅周辺のまちづくりに対する論点、課題等について ○全国的に衰退しつつある商店街が多い中で、三軒茶屋が元気な理由を分析すれば活性化のヒントになるのでは。 ○誰に向けて方針を作るのか、誰に見てほしいのかという視点を明確にして議論したい。 ○多様な世代の人が三軒茶屋を核としてどう住み替えていくのかは、基本方針の中に入れていきたいポイントである。 ○渋谷との近接、下北沢・二子玉川との連携や世田谷線の活用等も含めて幅広く議論していきたい。 第 2回三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会 平成 30年 4月 9日 13: 15〜 15: 00 世田谷産業プラザ小会議室 出席者(有識者)寺内義典、志村秀明、杉浦久子、坂井文、高野寛之、萩野正和(世田谷区)副区長(都市整備政策部担任副区長)、都市整備政策部長以上 8名 議題 .方針検討ステップ、方針の骨格について(事務局説明) .議事 .方針検討ステップについて .三軒茶屋駅周辺のまちづくりに対する論点、課題等について 議事概要・主な意見 (1)太子堂における住民主体のまちづくりの事例紹介(寺内委員長) (2)方針検討ステップについて ○外部ヒアリング先としては、デベロッパーや地元交通事業者である東急電鉄が適切では。 ○東急電鉄にヒアリングするのであれば、渋谷で実施している観点を聞きたい。三軒茶屋でどう考えているか。 ○三軒茶屋の将来像を踏まえて必要となる機能や集約すべき機能は何なのかを議論すべき。 (3)三軒茶屋駅周辺のまちづくりに対する論点、課題等について ○三軒茶屋の拠点性が徐々に失われてきている。三軒茶屋の良さを継承しながら拠点性を育てていかなければ、まちとしての持続可能性が失われてしまう。 ○まちづくりはマンションを建てるだけではうまくいかない。小ぶりの開発など、三軒茶屋スタイルの開発ができると良い。 ○マンションが含まれていても、子育て機能や図書館等の公共機能と複合させた整備はありえる。 ○札幌の地下街のように、建て替えの際には地下街に接続するような地区計画の可能性があるのでは。 ○来街者の出発点は地下になるので、地上部の分断を地下で処理することもありうる。 ○三軒茶屋でもまちの交流の実態を把握した上で、方針を検討すべきである。 提供 資料 ■まちづくり構想を検討している事例(鶴岡市中心市街地:早稲田大学都市計画研究室作成):まちの交流の実態把握の必要性議論 ■「三軒茶屋」のまちのイメージに関する資料(萩野委員整理):三軒茶屋の現状や人々がどのように三軒茶屋をイメージしているかの把握 第 3回三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会 平成 30年 5月 18日 18: 00〜 21: 00 三茶しゃれなあどホールオリオン 出席者(有識者)寺内義典、志村秀明、杉浦久子、坂井文、高野寛之、萩野正和(世田谷区)副区長(都市整備政策部担任副区長)、都市整備政策部長、政策経営部長以上 9名 議題 .外部ヒアリング(東京急行電鉄株式会社) .議事 .方針検討範囲・検討ステップについて .志村委員提供資料について .方針骨子案について 議事概要・主な意見 (1)方針検討範囲・検討ステップについて 方針の対象区域として概ね半径 300m以内をひとつの目安として絞ることで合意した。 (2)志村委員提供資料について 志村委員より、三軒茶屋駅から半径 500m以内の店舗をプロットした資料の提供があった。 (3)方針骨子案について ○グローバル化の視点が抜けているのでは。また、「拠点」という表現には違和感がある。「商業の集積」も、三軒茶屋ならではのものとするべき。 ○渋谷と二子玉川に挟まれた狭間としての位置付けを明確にしていくことで、民間開発を望ましい方向に誘導していく必要がある。 ○三軒茶屋には意図的に作ったのではない魅力があり、雑多な味わいを保つような要素が盛り込めると面白い。例えば空き家活用のニーズやポテンシャルは高いと思われ、うまくマッチングできれば非常に面白いことができるのでは。 ○この方針は再開発の方向性を適切に誘導していくための手引きになる。どのような開発を求めているか、ポイントをしっかり押さえてほしい。 提供資料 ■方針検討の3つの視点(坂井委員作成):方針の枠組みを議論 ■三軒茶屋フィールド調査データ(芝浦工業大学地域デザイン研究室作成):個性的な店舗の配置から三軒茶屋らしさ捉え、方針を議論 ■外部ヒアリング資料(東京急行電鉄株式会社作成)(三軒茶屋のまちづくりの方向性・コンセプトの提案):まちづくりの方向性を議論するために使用 会議第 4回三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会 日時平成 30年 6月 22日 18: 00〜 21: 30 場所三茶しゃれなあどホールビーナス 出席者(有識者)寺内義典、志村秀明、杉浦久子、坂井文、高野寛之、萩野正和(世田谷区)副区長(都市整備政策部担任副区長)、都市整備政策部長、政策経営部長以上 9名 議題 .議事 .方針骨子案について 議事概要・主な意見 (1)方針骨子案について 方針1〜3の構成に関しては特に異議がないこと、具体的な取組みについては本方針の範囲外とすることを確認した。 また、杉浦委員より三軒茶屋駅前で展開できる可能性のありそうな事業イメージに関する資料提供、志村委員より三軒茶屋駅周辺における住商混合の現況及び 方針1に関連するキーワードについて資料提供があった。 ○第 2章の「三軒茶屋の特色や環境変化を踏まえるとこのような方向性の施策が必要」という流れが明確になるようにしたい。 ○抽象的な表現の中にも読む人に具体的な事業のイメージが伝わるようにすることが重要。 ○三軒茶屋でこれから新しく事業を展開する人にもパブリックスペースを使ったまちづくりの方向性が見えるようにしたい。 ○三軒茶屋にはパブリックスペースの有効活用、利活用を行いやすい機運がある。公共主導ではない新しいパブリックの形を示せるのでは ○市民がお金を出せる仕組みやシェアスペース、シェアする空間の概念も入れていきたい。 ○新しい働き方や変化に対応できるといった考え方も入れたい。「開く」「循環する」といった概念を入れてはどうか。 提供資料 ■三軒茶屋駅前で展開できる可能性のありそうな事業イメージ(にぎわい、福祉、防災の拠点となる銭湯や民間と公共で運営する図書館など)(杉浦委員作成):方針を検討する上で具体的な取組みイメージを持った議論をするために使用 ■三軒茶屋フィールド調査データ(芝浦工業大学地域デザイン研究室作成):三軒茶屋らしい住商混合の現状示す調査写真など方策を議論するために使用 ■方針1に関連するキーワード(志村委員作成):方針の議論のために使用 第 5回三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会 平成 30年 7月 10日 18: 30〜 21: 30 三軒茶屋分庁舎3階産業プラザ小会議室 出席者(有識者)寺内義典、志村秀明、杉浦久子、坂井文、高野寛之、萩野正和(世田谷区)区長(中途退席)副区長(都市整備政策部担任副区長)、都市整備政策部長、政策経営部長以上 10名 議題 .議事 .区長コメント .方針検討 議事概要・主な意見 (1)区長コメント ○三軒茶屋は世田谷区の玄関であり、区の就労支援や生活・メンタル支援の機能が概ね集約されている。今後は広域生活・文化拠点として、例えば下北沢まで含めて周遊できる文化空間など、世田谷を代表するようなライフスタイルが提案できるのではないか。ここでの議論を参考にしながら検討していきたい。 (2)方針検討 ○議論の過程として、委員会での委員提案も資料編には入れるべき。また、資料編の中身に何が含まれるのかも委員会で確認が必要。 ○職住接近やコワーキング、スタートアップも含めて面白い暮らし方ができるイメージを入れたい。 ○持続可能な都市経営の観点から、まちづくりの方針として就業者の集積を進めていくべき。 ○三茶らしさの視点が内向きになっている可能性もある。海外からの駐在員が集まるような業務中心を誘致していくという方向性もありうる。 ○三軒茶屋には身の丈に合った、一定規模の業務集積が相応しいのでは。 ○新しく入った人との多様な交流を受けとめる場所を用意しておくのが、三軒茶屋の存続のあり方ではないか。 ○業務機能に限らず、平日の昼間人口を増やすという表現を盛り込んでも良いのでは。 提供資料 ■まちづくりのビジョン検討案(高野委員作成):まちづくりのビジョンの議論するために使用 第 6回三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会 平成 30年 8月 3日 18: 00〜 20: 30 太子堂区民センター2階第4会議室 出席者(有識者)寺内義典、志村秀明、杉浦久子、坂井文、高野寛之、萩野正和(世田谷区)副区長(都市整備政策部担任副区長)、都市整備政策部長、政策経営部長以上 9名 議題 .議事 .方針検討 議事概要・主な意見 (1)方針検討 機能イメージ図及び基盤整備イメージ図は、別紙の扱いではなく本編の第 4章として示すことについて確認した。 また、有識者検討委員会として第 4章の内容まで検討したことを本編に明記するとともに、参考資料 Vの議事概要において委員提供資料の作成者を明記することを確認した。 (2)その他意見等 ○特色1に「創造的な」もしくは「クリエイティブな」という表現を入れたい。 ○特色1で、歴史ある交流が様変わりしながら現在も続いていることについて触れてはどうか。 ○特色2の都市基盤に関する記載は課題が強調されているが、交通結節点になりうるようなポテンシャルがあることも併記すべきである。 ○来街者は日中に限らないので、「日中の来街者を増やす」ではなく、「交流人口の滞在時間を増やす」機能と表現してはどうか。 ○「国際化」と「グローバル化」の表現が混在しているが、「グローバル化」の方が今の状況を表しているのでは。 ○基盤整備イメージの断面図は、地下から地上、建物内まで、立体的なパブリックスペースの広がりを断面図上で表現してはどうか。 提供資料 ■断面図イメージ(志村委員作成):基盤整備イメージ図を議論するために使用 会議第7回三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針有識者検討委員会 日時平成30年12月10日18:30〜20:00 場所三軒茶屋分庁舎3階産業プラザ大会議室 出席者(有識者)寺内義典、志村秀明、杉浦久子、坂井文、高野寛之、萩野正和(世田谷区)副区長(都市整備政策部担任副区長)、都市整備政策部長、政策経営部長以上 9 名 議題 .議事 .検討経過報告 .方針(案) 議事概要・主な意見 (1)検討経過報告 事務局より第6回有識者検討委員会の後に実施した、関係者意見交換、区民意見募集、説明会について説明し、確認した。 (2)方針(案) @方針(案)及びパンフレット(案)について ○デザイン面の修正事項を確認した。 ○全体で使用する色を少なくし、基本的な色は青に統一する。 ○本基本方針の対象範囲について、幅を持たせるように表現を工夫する。 ○方針のイメージイラストについては、三軒茶屋のイメージと離れすぎているため、場所を特定できないまでも、イメージは三軒茶屋に近づける。 A方針の実現に向けた具体的なアクションについて ○公共施設の再編の検討をまずは庁内で行い、そのうえで、公共施設の整備も含めた再開発の議論をしてはどうか。 ○方針のお披露目・周知の機会として、シンポジウム等を開催してはどうか。 ○実際にまちを動かしていく段階で、実施主体が方針に沿ってまちづくりを行えるようにコントロールしていく仕組みを検討する必要がある。具体的には、まちづくり活動をディレクションする新たな組織やプラットフォームを設置するか、既存の組織を活かしていくのかについて、また、区がどのように関与していくかの議論が必要である。 ○個別のまちづくりのプレーヤーたちに、本基本方針の意図や動きといった情報がしっかりと伝播するプロセスのデザインが必要である。 ○まちづくり活動を行う人がワンストップで相談できる仕組みや、人とつながれる仕組みを作ることが大事である。そのために、継続してまちを見続ける機能が三軒茶屋にあることが望ましい。 ○コンペなどにより、多角的に街づくりのプレーヤーにアプローチしていくことが必要である。 提供資料なし 3関係団体等意見交換 (1)実施状況 三軒茶屋銀座商店街振興組合 9/7 16名(理事会) 三軒茶屋三和会商店街振興組合 9/25 4名(理事会) 三軒茶屋商店街振興組合 9/7 2 名 太子堂商店街振興組合 10/5 1名(資料提供) 太子堂中央商店街振興組合 9/12 1 名 三軒茶屋仲見世商業協同組合 10/12 6名(理事会) 三軒茶屋商栄会協同組合 9/12 1 名 太子堂大塚共栄会 9/12 1 名 三軒茶屋商業協同組合三茶三番街 9/26 4 名 遊楽商業協同組合 10/5 1名(資料提供) すずらん通り商店会 10/1 1 名 三軒茶屋十一番街商店会 10/5 1名(資料提供) 世田谷区商店街連合会 9/6 1 名 キャロットタワー管理組合 9/6 1 名 町会太子堂一丁目町会 9/13 1名(町会長会議) 太子堂二丁目大塚町会 9/13 1名(町会長会議) 太子堂三軒茶屋町会 9/13 1名(町会長会議) 太子堂四丁目西山町会 9/13 1名(町会長会議) 三軒茶屋町会 9/25 1 名 太子堂二・三丁目地区街づくり協議会 9/27 6名(協議会) 昭和女子大学学園本部経営企画部 9/20 1 名 太子堂八幡神社 9/20 1 名 駒留八幡神社 9/25 1 名 三軒茶屋二丁目地区市街地再開発準備組合 9/25 11名(理事会) 4区民意見募集 (1)意見募集期間 平成30年10月1日〜10月22日 (2)周知方法 @区のお知らせ「せたがや」平成30年10月1日号 A区のホームページ B閲覧場所(市街地整備課、区政情報センター、各総合支所区政情報コーナー・くみん窓口、各出張所・まちづくりセンター、各図書館)での資料配架 (3)意見提出人数と件数 ・意見提出人数:7人(ホームページ5人、持参1人、FAX1人) ・意見数:56件 意見提出人数と件数  意見提出人数 7人(ホームページ5人、持参1人、FAX1人)  意見数 56件  策定の趣旨 策定目的 1件 上位計画等との関係と本基本方針の役割 2件 本基本方針の計画期間 1件  駅周辺の特色 まちの個性 8件 都市基盤 4件 今後の可能性 4件  駅周辺のまちづくり方針 まちのビジョン(将来像) 1件 方針 3件 実現の方策 17件 三軒茶屋駅周辺を取り巻く社会状況に対応したまちづくりの視点 6件  具体的な取組みに向けて 具体的な取組みに向けて 1件 三軒茶屋駅周辺の機能イメージ 3件   全体 3件   その他 2件 (4)意見の概要と区の考え方 番号 意見の概要 区の考え方 1 三軒茶屋交差点付近の歩道拡張、三軒茶屋駅のコンコースの拡大、世田谷線の渋谷までの延伸、茶沢通りのバス運行の見直し、自転車通行帯の整備などをしてほしい。 本基本方針では、方策2@「シームレスな交通結節点の形成」A「出会いと交流の空間創出」を掲げており、スムーズな移動・乗り換えの実現、新しいパブリックスペースの創出を目指してまいります。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 2 歩道が狭く、ベビーカーや子ども二人連れの人が大変である。 1に同じ 3 歩きたばこの人が多いなど子連れの人は三軒茶屋の駅前を歩きたくないと話しているが、茶沢通りの歩行者天国は助かっている。夜が楽しい街なだけでなく日中も安心して過ごせるもっと子どもにやさしいまちになってほしい。 本基本方針では、方針1「まちの個性を継承・強化する」を掲げており、駅周辺の安全性や防災性の確保に取り組みながら、三軒茶屋らしい空間やバランス、多世代を集める文化・歴史を継承していくまちづくりを進めてまいります。 4 三軒茶屋は近年観光客が増えにぎやかになってきたが、歓楽街や観光地化していくことがうれしくない。昔からの風情も残して、住民が穏やかに暮らせる温かみのある街を目指してほしい。 3と同じ 5 区民が交流できるキャロットの展望フロアのフリースペースが減ったことが残念である。 平成28年にスカイキャロット展望ロビー条例を策定し、施設全体を「展望ロビー」として位置づけ、「区民同士の交流を促進したり、区の観光の振興を図っており、区民を対象としたイベントの開催、展望ロビー来場者への一部時間帯を除く東西双方の展望の確保などに取り組んでいるところです。いただきましたご意見は、今後の事業運営の参考にいたします。 6 三軒茶屋交差点を渋谷に近いため第二のスクランブル交差点にしたり、三軒茶屋交差点にある大山堂の石碑を三軒茶屋の目印にすることで外国人観光客を呼び込めないか。また、東急地下鉄の入り口が不衛生な印象があり、三軒茶屋駅構内などに三軒茶屋の案内所があるとよい。 本基本方針では、方策3A「人を呼び込む魅力をつくる」を掲げており、地域資源を活かした観光の推進を進めてまいります。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 7交番のフレンドリーな対応をアピールしたい。茶沢通りでの情緒豊かな縁日や、町に愛着を感じられる店舗の復活は難しいのか。 3と同じ 8三軒茶屋のコンセプト、統一感となるイメージが作られると良いのではないか。 三軒茶屋駅周辺の魅力あるまちづくりを進めていくために、本方針ではまちのビジョンとして「進化し続ける交流のまち「三茶Crossing」」を掲げております。今後、区民・事業者・区が連携してまちづくりに取り組むことができるよう本方針を区内外に発信してまいります。 9三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針(素案)につきましては、おおむね内容に賛成である。三軒茶屋駅周辺はあらゆる世代が安心して住めるところである。一方で、不便な点、問題点、新しい変化があるため、今後、区と地域の発展に向け、良い点を生かしつつ改善すべきである。 本基本方針について評価を頂き、ありがとうございます。今後、三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針に基づき、まちのビジョンである「進化し続ける交流のまち 三茶Crossing」を目指し、三軒茶屋駅周辺のまちづくりを進めてまいります。 10方針の構成として、三軒茶屋駅周辺の特色及びまちづくりの視点の両方を分析・提示した上で方針・方策を示す流れではないか。 本基本方針の検討において、三軒茶屋駅周辺の現状分析を行ない、駅周辺において特徴的な内容を3つの特色に整理しております。その3つの特色から、方針・方策を策定し、駅周辺のまちづくりの基本的な考え方を示しております。具体的な取組みは、個別の方針、計画等でまちづくりの視点を踏まえながらそれぞれの方策を掛け合わせながら検討していくことから今回の構成となっております。 11まちの個性または、都市基盤の記述に「交通結節点であること」、車・自転車が通る道路と人が通る路地により歩車分離されていることや、緑地が多い「安心のまちであること」を加えたほうが良い。問題点を「都市基盤」に収斂されていますが、犯罪などについても記述が必要でないか。 本基本方針の検討において、三軒茶屋駅周辺の現状分析を行ない、駅周辺において特徴的な内容を3つの特色に整理しております。ご意見の「交通結節点であること」は、三軒茶屋駅周辺の現状分析を行った中で、特色2として「三軒茶屋駅周辺が古くから交通の要衝として栄え、現在での交通結節点でありながら、都市基盤上の課題が多く残っている」として整理しております。また、「安心のまちであること」の要素として挙げられた「人が主に通る路地」は、震災や火災などで緊急車両の通行が難しく、防災まちづくりの課題のひとつになっています。また、幹線道路での歩道の狭さも都市基盤の課題の一つとして整理しております。犯罪については区全域で取り組む内容であり、今回の方針においては、記載しておりませんが、安全安心のまちづくりに取り組んでまいります。 12市街化された割には緑地が多いことが三軒茶屋の魅力の一つであるため、緑地について別立てで記述すべきではないか。「世田谷ものづくり学校」は方針の検討対象外にあり、三軒茶屋駅から世田谷ものづくり学校や世田谷公園へのアクセス改善について言及しない限り、記述は不要ではないか。機能や位置づけが異なる世田谷公園、ものづくり学校、烏山川緑道の記述をひとつにまとめているのは強引な印象があり、また、その利用を目的とした来街者が多いかは疑問である。 本基本方針の検討において、三軒茶屋駅周辺の現状分析を行ない、駅周辺において特徴的な内容を3つの特色に整理しております。ご意見の「緑地」ですが、三軒茶屋駅周辺のみどり率は区の平均よりも低い状況です。しかしながら世田谷公園や烏山川緑道など、様々なみどりが点在することが魅力のひとつであることから、ものづくり学校など特色ある公共施設とともに特色のひとつとして整理しております。 13「活力あるコミュニティ」と「大学と連携した学びの場」は別立てにすべきではないか。 また、大学との連携に関しては記述にあるほど活発でなく、ポテンシャルは高いものの、認知度が低く、活用が不十分という記述がふさわしいのではないか。また、記述のほか、昭和女子大学におけるブリティッシュスクール、テンプル大学誘致や、日大の危機管理学部が三軒茶屋に設置など今後、様々な連携が三軒茶屋で実施可能と考える。 本基本方針の検討において、三軒茶屋駅周辺の現状分析を行ない、駅周辺において特徴的な内容を3つの特色に整理しております。「活力あるコミュニティが存在し、大学と連携した学びの場がある」は、三軒茶屋駅周辺の様々な主体による活動が活発であることを特色として整理しており、その中でも包括協定を締結し、区と連携したまちづくりが期待される昭和女子大学を代表例として挙げております。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 14区施設が三軒茶屋周辺に点在しており、また、総合支所が世田谷にあるため、わかりづらく、かつ不便である。 三軒茶屋駅周辺の公共施設の現状は、基礎データP54に整理し、まちづくりの視点の中で、多数の公共施設が点在する三軒茶屋駅周辺での機能再編の必要性について記載しております。 15駅周辺に雨の日に子どもを遊ばせる施設や、多目的トイレ、一時保育施設など子育て支援の施設が少ないことが課題ではないか。 本基本方針の検討において、三軒茶屋駅周辺の現状分析を行ない、駅周辺において特徴的な内容を3つの特色に整理しております。今回の方針においては、個別の子育て支援施策について記載しておりませんが、区といたしましては、子どもがいきいきわくわく育ちまちの実現に向け、今後も世田谷区子ども計画(第2期)に基づき、子育て支援の充実に努めてまいります。 162 都市基盤(1)の記述が不足しているのではないか。また、高速道路や近隣の道路での渋滞、自転車交通への対応不足、駐車場の不足といった項目を追加すべきではないか。 本基本方針の検討において、三軒茶屋駅周辺の現状分析を行ない、駅周辺において特徴的な内容を3つの特色に整理しております。本編での特色についての記述は代表的な内容を挙げており、ご意見にある、現状の詳細な内容は「参考資料T基礎データ」P49C三軒茶屋駅周辺の都市基盤整備状況において、道路現況、駅出入り口のおける歩行者空間などで整理しております。 172 都市基盤(2)の記述について、駅周辺は木造建築物が密集しており、首都直下地震以前に、日頃からボヤが発生しており、また、延焼の恐れが高いことが問題ではないか。また、「5割近くが防火構造」とあるが、「防火構造であれば問題ない」との印象を受けるため、必要に応じて言葉を補うとよいのではないか。 幹線道路沿道建物において、不燃化が進んでいることに対して、駅周辺の建築物に課題がある点を参考資料T基礎データP47築年、P48建物構造を基に示し、今後、防災性を高めていくために、まちを適切に維持・更新を行うことを課題として整理しております。 182 都市基盤(3)の記述について、すでに商業系地域はある程度十分にあると感じている。また、問題点が明らかでなく、。方針・方策の記述もないことから、削除したほうがよいのではないか。 今後、少子高齢化、人口減少が進行する中においても、身近な地域で、誰もが活動しやすく、快適に暮らすことのできる環境を実現することが必要です。三軒茶屋駅周辺地区は、都市整備方針において、拠点ごとの特性に応じて、様々な機能を充実させる広域生活・文化拠点として位置づけており、交通の要衝としての強みを活かしながら、まちの個性を継承・強化していくとともに、交通結節点の形成や空間の創出など基盤の整備を進め、新たな魅力を育て機能を高めていくゾーンとして、「Crossingゾーン」を定めております。また、三軒茶屋駅と乗降客数や都心との距離関係が近い都市と比較して、商業地域の範囲が小さく、後背地にすぐ住居系地域が広がっており、現状で三軒茶屋駅周辺の半分以上の範囲で容積消化率50%を下回っております。そのため、機能イメージの中で、後背地の住宅の環境に配慮しつつ、地区のニーズや今後のまちづくりの動きに合わせて方策を展開していくゾーンとして、「住宅地と商業地のバッファゾーン」を位置づけ、三軒茶屋駅周辺のまちづくりの課題として整理しております。 193 今後の可能性(1)に、「働く場としての存在感が高まる」とあるが、むしろ「住む場」や「職住近接の場」としての存在感が高まっていると考えるべきではないか。また、渋谷のオフィス供給増は、賃料の低下につながり、三軒茶屋のオフィスも奪われる恐れが高いのではないか。この危機感を受け、三軒茶屋ならではの魅力向上を目指す流れが自然ではないか。 三軒茶屋駅周辺は、特色の中で示したとおり、都市基盤に課題を抱えながらも、都心に近接した交通結節点として、継承し、残していきたいまちの魅力があり、暮らす場所としての魅力は現在もあると考えております。今後、長期的な視点、広域的な視点による三軒茶屋駅周辺の都市経営を踏まえたまちづくりを検討する中で、近接する渋谷のオフィス賃料上昇による周辺への企業移転、新しい働き方へのシフト等の社会状況を前向きにとらえ、三軒茶屋らしい、暮らすと働くが両立したまちの実現が三軒茶屋にとって新しい魅力創出につながると考え、示しております。 203 今後の可能性(1)に、「育児しながら就業を継続する女性」とあるが、男性も同様ですので、記述を改めるべきではないか。また、三軒茶屋には「らぷらす」という男女共同参画における拠点があるので、「三茶Crossing」の一要素として、記述しても良いのではないか。 「育児しながら就業を継続する女性」の記述につきましては、ご意見を踏まえ、「育児しながら就業を継続する人」に修正いたします。また、「らぷらす」の取組みは世田谷区全体として取り組んでいる内容であり、男女共同参画プランに基づき三軒茶屋駅周辺でも取り組んでまいります。 213 今後の可能性(2)について、昭和女子大学内にBSTが設置されており、学内や近隣では既に国際交流が始まっている。 ご意見の昭和女子大学内にブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和による大学内や近隣での国際交流に加え、今後テンプル大学の移転を一つの契機として、さらにグローバル化したまちづくりの検討につなげていくため、特色のひとつとして記載しております。 223 実現の方策(1)に「大学や区民と連携した」とあるが、現状を踏まえると、「大学や区民、商店街と連携した」としたほうがよいのではないか。 本基本方針では、商店街との連携について、方策1 @共存・MIXを維持するに記載しております。 233 実現の方策(2) @について以下の案を提案する。・玉川通り南側において駅前広場等の整備・駅を中心とした同心円状に人、自転車のエリアを整備するなど、通過交通の分散化と南北の往来の円滑化・バス停を集約し、かつ駅とのアクセスの向上・空港やディズニーランド行きなどのバス発着も視野に検討・アーケードの活用など商店街から雨に濡れずに駅に入るルートの検討・駅から各学校の校門までの歩道や横断歩道・信号の整備、スクールゾーンの指定3 実現の方策(2) Aについて以下の案を提案する。みどりの活用に関連し、烏山川緑道等にランニングロードの整備や近隣の銭湯などを活用したランニングステーションの整備3 実現の方策(2) Bについて以下の案を提案する。「災害・犯罪に備え ?」にすべきではないか。また、地震や木造建築物の密集に関連し、「敷地の細分化を防ぐ」旨も記載するとよいのではないか。 本基本方針では、方策2 @「シームレスな交通結節点の形成」、 A「出会いと交流の空間創出」、 B「災害に備え安全・安心と支えあいを育む」を掲げており、スムーズな移動・乗り換えの実現、新しいパブリックスペースの創出、まちの防災性の向上を目指してまいります。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 24(3)方針3方策 @の「職住近接」に賛同する。 9と同じ 25(3)方針3方策 Aの「商業のグローバル化に対応したまちづくり」は具体的にわかりずらいため、「近隣の大型開発に対応した魅力的なまちづくり」などと記載を改めたほうがよいのではないか。 「商業のグローバル化に対応したまちづくり」は、今後三軒茶屋でも増加が見込まれる在住外国人や外国人観光客などに対応したまちづくりとして表現しております。 26(3)方針3方策に以下の記述を追加すればよいのではないか。・高齢者や子育て支援の施設の充実保育機能付きのサテライトオフィス、子どもの一時預け・園への送迎施設(病児保育を含む)、雨の時でも高齢者や子供が楽しめる施設、多目的トイレや授乳スペースなどの整備等 本基本方針では、方策3 @「「暮らす」と「働く」を両立する」を掲げており、新しい働き方を可能とする機能や、働き続けるための高齢者や子育ての支援機能の充実に取り組んでまいります。今回の方策においては、個別の施設整備について記載しておりませんが、区といたしましては、誰もが住みなれた地域で安心して暮らし続けることができるまちの実現に向け、地域福祉の推進に努めてまいります。 27(3)方針3方策に以下の記述を追加すればよいのではないか。・駅周辺の区施設を集約し、かつ利便性の向上。また、世田谷総合支所の再整備に合わせて三軒茶屋への誘致 本基本方針では、方策3 B「まちの機能をバランスよく高める」を掲げており、利便性の高い駅直近に機能の集約と用途の複合化を図ってまいります。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 28・「東急世田谷線など」とあるが、地域資源への例示が不足しており、「東急世田谷線 や沿線の寺社、各種イベント等」としたほうがよりよいのではないか。 現在、外国人観光客の増加で注目されている東急世田谷線を代表例として記載しており、ご意見の 沿線における施設、イベントも含まれております。 29市街地再開発準備組合の検討について記載があるが、検討状況がわからない。関係者の利益を追求した検討になっていないか不安であり、区からも指導してほしい。 現在検討されている市街地再開発事業の計画が、公益に資する計画となるよう、誘導してまいります。 30年号は西暦と元号を併記するべきではないか。 新元号に向けた対応について、表紙を西暦による年表示とし、本文中の年表示は、参考資料の引用等もあることから、原則元号による年表示で統一しております。 31「策定目的」について三軒茶屋が重要な位置づけであることをわかりやすくするため、数字を用いた表記がよい。 本基本方針は、方針を示すための本編と、詳細なデータを示す参考資料に分け作成しております。三軒茶屋の現状分析において、基礎データを作成し、既存計画での位置づけ、まちづくりの動向、三軒茶屋の現状などをまとめて整理しており、方針全体として、三軒茶屋駅周辺のまちづくりの重要性を示しております。 32方針の中に記載のある以下の計画を、本基本方針の位置づけや参考資料に記載すべきではないか。「世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画」 方針の位置づけには、主な方針・計画を記載しておりご意見の記載のない方針につきましては、三軒茶屋駅周辺のまちづくりの関連性を踏まえて、見直しを検討してまいります。 33方針の中に記載のある以下の計画を、基本方針の位置づけや参考資料に記載すべきではないか。「男女共同参画プラン」「多文化共生プラン」 三軒茶屋駅周辺に特に関連性の高い計画を参考資料としてまとめており、「多文化共生プラン」、「男女共同参画プラン」は参考資料にはございませんが、グローバル化による多文化共生や新しい働き方などを盛り込んでおります。 34「本基本方針の計画期間」に年号を入れるべきではないか。また、都市整備方針の計画期間を併記すべきではないか。 本基本方針の計画期間は都市整備方針の計画期間と連動したものではないため、併記しておりません。年号につきましては、必要に応じて随時方針の見直しを行うという考え方に基づき、記載しておりません。 35世田谷ものづくり学校など創業に関する記述は、(2)「文化と交流」ではなく(1)「トレンドとレトロの共存」が適切ではないか。 特色、方策、まちづくりの視点の内容は相互に複数が関係しており、必ずしも1対1対応ではなく、特色、方針、方策、まちづくりの視点をそれぞれ検討した上で、方針を取りまとめております。 36「インキュベーション(創業支援)施設」について世田谷ものづくり学校だけでなく、複数の施設を例示するべきではないか。 インキュベーション(創業支援)施設については、世田谷ものづくり学校を代表例として挙げ、特色としております。ご意見の施設については、参考資料 T基礎データP54公共公益施設等で整理しております。 37「多世代を集める創造的な文化」について、「三茶 de大道芸」などの界わい文化についての記述を入れるべきではないか。 本基本方針では、「三茶 de大道芸」での商店街の取組みも含め、活力あるコミュニティの存在を特色のひとつとして整理しております。また、参考資料 Uの取組みの例示として、「広域から人を集める文化・芸術事業の実施・継続」において、「三茶 de大道芸」の取組みを例示しております。 38「2 都市基盤(1)空間」について、記載の追加を提案する。・タクシー乗り場について・方策として示されたシームレスな接続に対応する文言・「南北が分断されており、まちの回遊性が損なわれている」「2 都市基盤(1)空間」について、世田谷通りの一部では、アーケードが設置されているなど部分的に安全に移動できる空間があるため、その状況がわかる記載に修正すべきではないか。 本基本方針の検討において、三軒茶屋駅周辺の現状分析を行ない、駅周辺において特徴的な内容を3つの特色に整理しております。本編での特色についての記述は代表的な内容を挙げており、都市基盤では、「古くから交通の要衝にありながら、公共的な空間、動線が不足している」を課題のひとつとして整理し、代表例として、狭い歩道のバス停留所付近での混雑や、回遊できるバリアフリー動線が十分確保されていない点を挙げております。 39特色と方策の項目立てが対になっておらず、修正すべきではないか。 35と同じ 40@「共存・ MIX」について、「生活工房 市民活動支援コーナー」や「世田谷ボランティアセンター」の新旧産業共存につながる起業・創業支援の取組みとして方策に記載するべきではないか。 本基本方針では、方策3 @に「「暮らす」と「働く」を両立するを掲げており、希望する人々が起業しやすく、多種多様な事業が生まれる環境の充実などを目指してまいります。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 41A「界わい文化」について、特色で挙げられた「人見記念講堂」「世田谷パブリックシアター」及び図書館を「地域に親しまれ文化施設、公共施設等」の例示として記載し、特色と方策の内容を対にした方がわかりやすくなるのではないか。 35と同じ 42@「交通」について、バス停留所及びタクシー乗り場についての記載を追加し、特色と内容を対にしてわかりやすくすべきではないか。 35と同じ 43雨などを気にせず安全に移動できる歩行者動線であるアーケードについての記載もするべきではないか。 本基本方針では、方策2 @「シームレスな交通結節点を形成する」の中で、スムーズな移動・乗換え実現を掲げております。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 44「新しい働き方」について、「オフィス」、「業務拠点」の記載がなく、特色と内容を対にしてわかりやすくすべきではないか。「土地利用」について、まちづくりの視点として挙げている「持続可能な都市経営」を内容を対にした記載にするべきではないか。 35と同じ 45「魅力」について、「新しいライフスタイルや文化を創造・発信する機能を強化する」具体的な例示として図書館などを記載すべきではないか。 本基本方針では、方策3 A「人を呼び込む魅力をつくる」を掲げており、新しいライフスタイルや文化を創造・発信する機能の強化を目指してまいります。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 46「まちづくりの視点」について、第2章の特色や第3章の方策の順番等を踏まえて以下の順番としたらよいのではないか。(1)公民連携・地域連携(2)ダイバーシティ(3)安全・安心(4)持続可能な都市経営(5)グローバル・ローカル 特色、方策、まちづくりの視点の内容は相互に複数が関係しており、必ずしも1対1対応ではなく、特色、方針、方策、まちづくりの視点をそれぞれ検討した上で、方針を取りまとめております。まちづくりの視点は、三軒茶屋駅周辺においてその優先度を踏まえ、項目の順序を決定しております。 47(1)「持続可能な都市経営」について、三軒茶屋の拠点性の持続可能性について言及しているが、住居系よりも非住居系を優先して「三軒茶屋駅周辺の拠点性」を確保する必要があると記載する必要がある。 三軒茶屋駅周辺地区は、都市整備方針において、拠点ごとの特性に応じて、様々な機能を充実させる広域生活・文化拠点として位置づけており、本方針では、交通の要衝としての強みを活かしながら、まちの個性を継承・強化していくとともに、交通結節点の形成や空間の創出など基盤の整備を進め、新たな魅力を育て機能を高めていくゾーンとして、「Crossingゾーン」を定めております。ご意見の非住居系を優先した拠点性の確保など、今後の具体的なまちづくりにつながる内容については、今後策定する個別の方針や計画等において検討を行い、まちづくりを進めてまいります。 48(3)「ダイバーシティ(多様性)」について、「多文化共生」に言及しているため、参考資料として「多文化共生プラン」を載せるべきではないか。また、新しい働き方、職住近接などの記載とともに男女共同参画について記載を追加し、参考資料として、「男女共同参画プラン」を載せるべきではないか。 33と同じ 49(5)「公民連携」について、公共施設機能の再編の具体例として、老朽化した下馬図書館を再開発に合わせて、三軒茶屋駅前に移転することを念頭に、本基本方針に記載すべきではないか。 本基本方針では、方策3 A「人を呼び込む魅力をつくる」、 B「まちの機能をバランスよく高める」を掲げており、新しいライフスタイルや文化を創造・発信する機能の強化や駅直近における機能の集約と複合化を目指してまいります。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 50また、方策で「鉄道事業者との連携」と記載しているが、この項には文言がないため、内容を対にしてわかりやすくするために「地域や鉄道事業者と連携した運営の仕組み等」と記載すべきではないか。 公民連携の中に鉄道事業者との連携も含まれていると考えております。 51方針1の「界わい文化」という言葉は、一般的ではないため、表現の修正もしくは、説明が必要ではないか。 本基本方針では、特色1で示した三軒茶屋のまちの魅力を界わい文化と表現しております。 52 【(5)戦略的な公民連携の推進】の中で、「少子高齢化による税収不足」とあるが、「将来の人口減少に伴う税収不足」とするほうが正しいのではないか。 世田谷区は、人口増加の中で、少子高齢化の進展に伴う社会保障費等の歳出の増加、生産年齢人口比率の減少による歳入の減少が見込まれ、さらに区の公共施設の更新需要が今後30年間に集中するなど、人口減少の前から財政上取組むべき課題があることから、まちづくりの視点として記載しております。 53Crossingゾーンにおいては、まちの個性を強化することで、交通結節点の形成や空間の創出などの基盤整備、新たな魅力の育成を阻害する可能性があるのではないか。 本基本方針である「まちの個性を継承・強化する」は、三軒茶屋らしい空間やバランス、多世代を集める文化・歴史を継承するとともに、まちづくりにおける様々な主体との連携や交流を促進し、コミュニティの強化を図るとしており、現在の三軒茶屋をそのまま残すという考え方ではないため、ご意見の交通結節点の形成や空間の創出などの基盤整備、新たな魅力の育成との両立は可能であると考えております。また、商業共存ゾーンも同様にまちの個性を継承・強化しながら、新しい魅力と連携していくゾーンとして位置づけたところです。ご意見を踏まえ、ゾーンの名称、説明文等の内容を表現も含め検討いたします。 54西友やNTT東日本がある街区は、既存の用途地域においても商業地域に含まれているため、Crossingゾーンに含めるべきではないか。 機能イメージのそれぞれのゾーンは、おおよその範囲として示しております。現行の用途地域、今後の土地利用の方向性を踏まえ、見直しいたします。 55玉川通り沿道ゾーンにおいては、前出する昭和女子大学や、地域資源である世田谷公園などの周辺施設との連携を深めることで、新たな魅力の育成につなげていくべきではないか。 本基本方針では、方策1 B「コミュニティを維持し強化する」、方策2 A「出会いと交流の空間を創出する」、方策3 A「人を呼び込む魅力をつくる」を掲げており、大学との連携や、新しいパブリックスペースの創出、地域資源を活かした観光の推進などを進めてまいります。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 56【第4章 具体的な取組みに向けて】に関しては、事業者との連携を誘導するにあたり、高度利用化や都市計画手法の適用など、適切な施策が必要だと考えている。今後検討の余地があると思うが、手法についても言及できないか。 本基本方針の機能イメージの中で、今後のまちづくりを進める中で住宅地と商業地の近接を課題として捉え、バッファゾーンを示しました。今後策定する個別の方針や計画等において、まちづくりの具体的な取組みを検討し、まちづくりを進めてまいります。 5説明会 (1)日時・場所 日時:平成30年11月29日(木)午後7時30分〜午後9時15分 場所:三軒茶屋分庁舎5階三茶しゃれなあどホールオリオン (2)周知方法 @区のお知らせ「せたがや」平成30年11月15日号 A区のホームページ B町会回覧板 (3)参加者 47 名 (4)議事次第 @挨拶 A方針(素案)説明 B質疑応答