九品仏歴史散歩図 奥沢の地名の由来  奥沢は昔の地名を荏原郡玉川村大字奥沢といいました。奥沢の名の起こりは、郡内の中央部に位置していて七沢(北沢、馬引沢(現駒沢)、廻沢、池沢(現池尻)、野沢、深沢、奥沢)の一つとしてこの名が付けられたということです。 歩いて想う昔のおもかげ  私たちのまちを歩いてみませんか、浄真寺から奥沢神社をぐるっと廻って、約5,000歩、約1時間程度です。ゆっくりあちこちを見ると新しい発見があるかも知れません。 近辺の見どころ ・等々力渓谷   桜の名所として知られ、郡内に残された数少ない渓谷の一つで世田谷区の観光名所となっています。渓谷の名をそのままに、深山幽谷の趣を残しており、平安時代から役の行者が修行したという不動の滝や興教大師が夢のお告げにより建てたという等々力不動尊があります。 ・奥沢神社  八幡小学校発祥の地。皮だけとなったシイノキの老木に歴史の重みを感じる。神社のご神紋もサギソウの花が図案化されている。 ・豊川稲荷  愛知県豊川市に本宮がある。 ・火の見やぐら跡  やぐらの下に消化用機器が用意されていた。 ・道しるべ地蔵  地蔵をまつって安全を願った。 ・八幡小ほまれの桜跡  校庭の真ん中にあった。今のシンボルツリーはユリノキの大木。何歳でしょう? (八小は明治12年創立) ・のろし台  鎌倉からの通信施設だった。 ・九品仏小  湧水・洗い場があった。 ・奥沢台遺跡  縄文時代の竪穴住居跡が発見された。昭和3年ごろの区画整理で60か所の住居跡と土器等が確認された。 ・黒松並木  世田谷銘木百選のクロマツ郡  ・浄真寺  境内も広く、樹木も豊かで大樹の宝庫である。区内で一番背の高いカヤノキ(樹齢700年)都内最大級 ・禁銃猟の石碑  この辺りは、昔猟場だったが家屋が建て込んできたため警視庁が建てた。(明治32年) ・九品仏池  水田地帯で清水が小川となり流れていた。調整池の役割をしていたが、渋谷東急文化会館の建設のため掘った土をこの池に捨て池はなくなった。 ・八幡中「さぎ草と常盤姫」伝説の壁画  この地の旧字名も「鷺の谷」と呼ばれていた。