第4回区政モニターアンケート結果 令和2年11月実施 1. 調査目的 ■「世田谷区の豪雨対策について」  土木部 豪雨対策・下水道整備課  世田谷区では、昨年の台風第19号により、多大な浸水被害が発生しました。  区では、「水害に強い安全・安心のまち世田谷」を目指して、今年度より、新たな「世田谷区豪雨対策行動計画」の策定に取り組んでいるところです。行動計画では、今まで以上の水害対策を進めていくことが必要となっています。  行動計画の推進にあたっては、東京都や世田谷区等の公共の役割である公助だけでなく、区民一人ひとりの自助に加え、町会、自治会、事業者等が協働する共助が連携して、対策を進めていくことが重要です。そこで、区民の豪雨対策に関する認知度や要望、水害に対する危機感・イメージについて把握し、今後の施策の検討資料とするため、区政モニターアンケートを実施しました。 ■「ふるさと納税について」  財政担当部 財政課 ふるさと納税対策担当  ふるさと納税の影響による世田谷区の令和2年度の住民税減収額は約56億円に達しており、区の財政を脅かす大きな負担となっています。  区では、共感を呼ぶ取組みにふるさと納税をいただく促進策や、減収の状況を区民の皆様に丁寧にお知らせするなど、様々な対策に取り組んでいます。  こうした取組みの今後の参考とするため、区政モニターアンケートを実施しました。 ※ふるさと納税制度とは、生まれ育った自治体や応援したい自治体などに貢献できる制度として平成20年度に創設されました。納税という言葉がついていますが、実際には個人による自治体への寄附であり、原則として、寄附額のうち自己負担の2,000円を超える部分が税金の控除対象となります(一定の上限あり)。 2.調査設計  (1)調査対象 第18期区政モニター  (2)対象数 191人  (3)調査方法 郵送配布、郵送回収法及びEメールによる送受信  (4)調査期間 令和2年11月20日から12月4日  (5)有効回答数 174人(回収率91.1%) 数値の見方:特に断りがない場合、すべての設問のn値は174である。 ※n値とはサンプル数(アンケート回答件数)   3.標本構成 (1) 地域 n=174 世田谷 27.0% 北沢 15.5% 玉川 21.8% 砧 20.7% 烏山 15.0% (2) 性別 n=174 男 40.2% 女 59.8% (3) 年代 n=174 18-19歳 0.0% 20-24歳 2.3% 25-29歳 1.7% 30-34歳 7.5% 35-39歳 10.9% 40-44歳 10.9% 45-49歳 12.6% 50-54歳 9.2% 55-59歳 8.1% 60-64歳 9.8% 65-69歳 13.8% 70歳以上 13.2% (4) 性・年齢別 n=174 18-19歳 男 0.0% 女 0.0% 20-24歳 男 2.9% 女 1.9% 25-29歳 男 3.0% 女 1.0% 30-34歳 男 4.3% 女 9.6% 35-39歳 男 7.1% 女13.5% 40-44歳 男 7.1% 女13.5% 45-49歳 男 8.6% 女15.4% 50-54歳 男 5.7% 女11.5% 55-59歳 男10.0% 女 6.7% 60-64歳 男12.9% 女 7.7% 65-69歳 男21.4% 女 8.7% 70歳以上 男17.0% 女10.5% 4.質問と回答 ■ 世田谷区の豪雨対策について 問1 世田谷区では、水害や浸水被害に対する事前の備えに役立てていただくため、「世田谷区洪水ハザードマップ」について、令和2年9月より、「世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ」と名称を変えて、情報面もわかりやすく見直しました。 この「世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ※1」をご存じですか。(○は1つ) n=174   ※1世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップとは、浸水が予想される区域や浸水の程度、避難所等の情報を記載した地図のことをいいます。 @持っている65.5% A持っていないが、見たことはある19.5% B持っていないし、見たこともないが、聞いたことはある5.8% C持っていないし、聞いたこともない9.2% D無回答0.0% 問2 水害や浸水被害に備え、有効と思う対策はありますか。(○はいくつでも)n=174 @土のう、水のうを備える55.2% A止水板や止水ドアの設置47.1% B家のつくり方の工夫(宅地を道路面より高く造成する、高床の建物にする、地下を作らないなど)62.6% Cマイタイムラインシート※2の作成22.4% D避難用袋や食料、飲料の用意75.3% E避難方法や避難場所の確認74.7% F上記以外の方法6.3% G有効と思う対策はない0.0% H分からない1.1% I無回答0.0% ※2マイタイムラインシートとは、大雨や台風の時に、避難に備えた行動を一人ひとりがあらかじめ決めておいたことをシートにまとめたもののことをいいます。 問3 水害や浸水被害に備え、実際にご家庭やご自身で何か対策はされていますか。(○はいくつでも)n=174 @区からもらった土のうを用意している(土のうステーションなど)5.2% A自前の土のうや水のうを用意している2.9% B止水板や止水ドアなどを設置している1.1% C家のつくり方を工夫している(宅地を道路面より高く造成する、高床の建物にする、地下を作らないなど)19.5% Dマイタイムラインシートを作成し、水害に備えている2.3% E避難用袋や食料、飲料を用意して備えている56.3% F避難方法や避難場所を調べている54.6% G上記以外の方法で対策している1.7% H対策していない24.7% I分からない0.6% J無回答0.0% 問4 家屋への浸水被害の軽減策の1つとして、止水板※3がありますが、ご存じですか。(○は1つ) n=174 ※3止水板とは、家の玄関などに配置し、水の浸入を防ぐための板のことをいいます。 @知っている A名前は聞いたことがある B知らない C無回答 問5 もし今後、世田谷区において止水板の設置助成制度(上限額あり)を創設した場合、助成制度を利用して止水板を設置しようと思いますか。(○は1つ)n=174 @思う27.0% A思わない23.0% B思うが、設置できない(賃貸や集合住宅、スペースがないなど)39.1% C分からない10.9% D無回答0.0% 問6 世田谷区では、昨年の台風第19号により、河川が氾濫し浸水被害が多発しました。 特に河川の氾濫は、甚大な被害につながる可能性があります。区内各地の河川などでは、河川の水位や雨量を計測しており、その情報を適切な避難行動に役立てるため、世田谷区のホームページで公開していますが、見たことはありますか。(○は1つ)n=174 @よく見ている5.8% A見たことがある30.5% B知っているが見たことはない20.1% C知らなかった42.5% D分からない1.1% E無回答0.0% 問7 世田谷区をはじめ東京23区では、河川・下水道について、基本的に東京都が包括的に整備することとなっています。東京都との役割分担において、世田谷区においては、降った雨をできるだけ下水道や側溝に流さないように、公共・民間を問わず、雨水貯留浸透施設の設置を進めています。雨水貯留浸透施設である雨水浸透ます※4や雨水タンク※5をご存じですか。(○はいくつでも)n=174    ※4 雨水浸透ますとは、側面や底面に多くの穴があり、流入した雨水を地中に浸透させる「ます」のことをいいます。  ※5 雨水タンクとは、雨水を利用するために、屋根に降った雨水を貯めるためのタンクのことをいいます。 @雨水浸透ますが、どのようなものであるかを知っている24.1% A雨水タンクが、どのようなものであるかを知っている40.2% B雨水浸透ますの名前だけは、聞いたことがある20.1% C雨水タンクの名前だけは、聞いたことがある31.6% D両方知らない19.0% E無回答0.0% 問8 世田谷区では雨水浸透施設・雨水タンク設置助成制度がありますが、ご存じですか。(○は1つ)n=174 @制度の内容まで知っている7.5% A制度があることは知っている24.1% B知らなかった68.4% C無回答0.0% 問9 グリーンインフラ※6という言葉をご存じですか。(○は1つ)n=174 ※6グリーンインフラとは、みどりやみずなどの自然の持つさまざまな機能を積極的に活用することで、雨水の貯留・浸透、流出抑制、水質浄化、利活用、地下水涵養(降雨などが、地中に浸透して地下水が供給されること)などを行う都市基盤(インフラ)や考え方のことをいいます。 @知っている10.3% A言葉は聞いたことがある28.7% B知らない61.0% C無回答0.0% 問10 グリーンインフラのうち、ご自身で今後取り入れていきたいものはありますか 。(○はいくつでも)n=174 @雨庭(雨水を集めて地中に浸透させる窪地のある庭)10.9% A雨水浸透施設(ます、トレンチ)や雨水タンク20.7% B生垣など庭の植栽33.3% C屋上緑化、壁面緑化19.5% Dプランターなどの鉢植え60.3% Eその他8.0% F無回答0.6% 問11 昨年は、台風第19号による甚大な被害もありました。    今後の世田谷区の豪雨対策について、新たな対策やご要望、ご意見があれば    ご記入ください。(記述回答) ○ 私の家も47年前に床上浸水がありました。家財も車もみんな水につかりだめになったのを覚えています。世田谷区を住みやすい町にしていただきたいと思います。 ○ 高齢者や障害者の中には車椅子用のトイレなど必要不可欠な場合があるが、避難を勧告されても避難所がユニバーサルでなかったり、子ども用の政策はある程度されていても、社会的弱者への対策は不充分すぎ。豪雨になっても実際は避難所へ行けない、又は、利用できないケースが多いと思う。避難所でも、ある程度優先トイレや車椅子専用スペースなどの充実を図らなければならないと思う。 ○ 二子玉川の堤防がきちんとしてないのは良くない。近くにあるたくさんの大学がいつでも避難できるよう体制を整えて欲しい。川の堤防をしっかり作って欲しい。 ○ 自宅の1階が半地下なので、台風等の大雨の際は特に心配しております。一度地下トイレと玄関に浸水した事があり、それ以降は土のう・ビニールシート等でしのいでおります。今後とも対応策のアナウンス・助成等よろしくお願い申し上げます。とにかく今は落葉処理をして、排水路に目づまりしないよう気にかけております。 ○ 世田谷区内でも、川に近い・くぼ地であるなど、住宅事情は個別で違い、豪雨対策はそれぞれであると思います。自分の土地、家に対しての自覚をしっかり持つことが、これからの対策の基本で、マップだけに頼ることのないようにするべき。 ○ 流域における耐水害住宅の普及。(フローティングハウス) ○ 具体的にどういう被害があったのか、個人宅であればどういう構造に課題があるのか、などの情報提供も有効ですし、工務店、大手メーカーなどにも施工時の注意喚起義務が必要かと思います。道路に面した地下駐車場、地下室などもです。多摩川その他の河川の取水口、水位など、簡易でもカメラを設置し、一般の人が見えるようにすることも個人個人の注意を起こすのに有効だと思います。雨水浸透ますなどは、工務店、メーカーなどの協力をいただき助成申請もセットですすめるなども良いと思います。区内道路のアスファルトについても浸透性のあるものにできると良いですね。予算との関係もありますが。 ○ 奥沢地区(奥沢1丁目〜3丁目・東玉川)は水害の避難指定校がないので、奥沢小・東玉川小・奥沢中のいずれかの学校で設置してほしいです。 ○ 商店、スーパーなどに助成しクローズしないような対策をしてほしい。例えば土のうとか準備させる資金調達。 ○ 世田谷は多くの川が暗渠になっています。暗渠はあふれないと思っている方が多いのですが、そんなことはないですよね。実際はどうなのか目に見えない中のことをもっと教えて下さい。 ○ 昨年、初めて近所の砧南中学校に避難しました。5時に到着して、何とか避難開始をしました。最初一階の体育館に居たのですが、途中から2階に引越しする事になり、床にはマットも何もなく、足元より冷え、空腹にもなり10時早々に引き払って帰宅しました。中学校は川の袂にあり、それもかなり不安になりました。後に他所で避難した人に聞くと、軽食が出たとか、居心地は悪く無い所もあった様ですが、随分と差があるのだなと思いました。近くに世田谷総合高校があるのですが、都立とは言え、上の人達の話し合いで何とかならないものかと思います。 ○ 浸水被害が発生する地域を中心に、止水板・止水ドアの設置を早急に進めていく。防災無線があまり聞こえないので改善してほしい。 ○ 雨もりなどの被害で屋根の葺き替えには多大なお金がかかります。自己負担では生活が破綻します。家の取り壊しなどでも生活が破綻します。国が補助金を出してくれれば良いのですが、殆どの場合対象外になってしまいます。これからますます異常気象が増え、台風が本州でも九州なみの大型が来るようになると言っています。そのことを考えると生活していてとても不安です。我が家は傷んでいますが、そのままにしています。 ○ 川を深く掘る。落葉が排水溝をふさぐので、羽根木公園から勢いよく流されてきた水をうまく処理する。早めに情報を流し、自力で行動できない人を助ける。 ○ 土地の高低は解消する事は難しいでしょうから、低い所である方はそれを認識して自助する事が必要と思う。土嚢、止水板の用意もする事を促す事。そういう事を知らない人に広報も必要と思う。 ○ 我が家には車イスの高齢者、人工関節の高齢者もいるので、避難するとき助けてほしい。 ○ 大雨の情報は早目早目に流してほしい。 ○ 烏山川緑道(船橋児童館付近)では、雨量が多くなると道が水没する。対策をお願いしたい。 ○ 防災無線は聞き取れませんので、テレビやインターネットで確認するようにしていますが、停電した場合困ります。実際に避難する際には暗い大雨の中、何を持ち出せば良いのか迷います。近所の避難場所では満員で入れなかったという話を聞きました。やっとの思いでたどり着いているでしょうから、なるべく空いている場所に最初から行けると安心です。 ○ 浸透ますや雨水タンク等、豪雨対策や早水等に良い対策と思うが、知人が一戸建住宅の庭木等のため、雨水や水をためているのを見るが夏期等蝿や蚊等繁殖場所になっており対策が必要と思った。 ○ グリーンインフラについて今後関心を持っていきたいと思います。 ○ ハザードマップで浸水の可能性が高い場所の高齢者、障害者(児)の情報をまとめる。行政から、いざという時の為のSNSや電話番号をもらっておく。表がもらえたら楽です。 ○ 台風により電気が止まった場合、マンションにお住まいの方のトイレがとても困ると思います。避難場所の数が非常に少ないので簡易なトイレの設置。何か所もすぐ用意できるようにしてほしいです。 ○ 最近、地価高騰もあってか、家屋新設時に塀を設けず道路と建物の間に植栽をすることで済ましている家を散見。その植栽の手入れをしないため、壁のある家屋側に伸びることができない植栽が道路側にはみ出し、通行の妨げとなる場合を散見する。グリーンインフラも結構だが、アフターフォローなく避難経路の妨げとなることに不安あり。区として、区道管理責任者としてこれへの対策を強化して欲しい。 ○ 区民の声をよく聞くこと。 ○ 多摩川の氾濫防止策。 ○ 川の増水の様子をライブ映像で見られるポイントを増やしてほしい。 ○ 今は賃貸で、高台にあるのであまり気にしていませんが、二子玉川の地下のお店なども大変な被害だったそうなので、止水板が有効なのであれば、高さを増やせる止水板は有効かと思います。一軒家ではあまり使えないでしょうか、他にも水が入るところがたくさんあるでしょうし。 ○ 危険地帯に住んでいる人たちに、対策や避難場所を周知してもらうこと、新規居住者にも積極的に知らせることでしょうか。 ○ 多摩川の氾濫は本当に驚きましたし、被害に遭われた方々も大変なご苦労をされた事と思います。河川の氾濫は1度してしまうと食い止めることが難しいので、氾濫させないで済む方法を検討していただかないといけないと思います。河川が氾濫してしまっては土嚢や止水板ではあまり役に立たないのではないかと思います。 ○ 避難場所の衛生面や食料等の確保、被害への補助制度の拡充を願います。 ○ 大田区、世田谷区で大変な被害が出ました。当日の担当、係員による報・連・相の遅れが被害を大きくした原因のひとつとも言われています。せっかく防災設備が整っていても人為的ミスにより被害が拡大されます。防災時に円滑に機能するよう日常から防災関係者の訓練習得が必要と思われます。 ○ 川沿いに住んでいます。川沿いに住む家庭には、優先的に危険雨量や、避難指示を伝える方法を考えて欲しい。防災メールは利用しているが、川沿いの家庭に対し、優先的な何かがあると嬉しい。 ○ 国による河川の洪水対策整備計画を近隣住民が反対した過去があると報道で聞きました。当時反対された方たちや現在でも賛否唱えている方々に、現況を踏まえてそれでも尚反対し続けるのかどうか、聴取してみてほしいと思います。その上で、近隣住民からの過去の反省と切実な要望があるのであれば、区としての対策をしてあげたら良いかと思います。 ○ ツイッターなどで現在の被害状況を逐一レポートしてほしい。そうすれば、被害状況を見ようと外へ出る人や、事態を軽く見て事故になる人を減らせるのではないか。 ○ 地下に下がるタイプの機械式駐車場を利用していて大雨の度に不安になる。マンションなどの集合住宅にも出来る対策を教えて欲しい。 ○ 対策の仕組みと実際の運用の両方があって初めてOKになると思います。仕組みに加え、運用面でのマニュアル整備や訓練等が十分に実施されていると属人的にならず、いいかと思います。 ○ 北沢地区は特に建物が密集していたり、老朽化が目立つ建物が多いので家庭や店舗に指導が必要だと思います。土嚢は重いので高齢者の持ち運びは困難なので支援が必要だと思います。 ○ 二子玉川駅周辺の防波堤設置工事。避難場所の多数開設。避難する時は大雨の中で、子ども連れで、たらい回しにされると思うと避難を躊躇する家庭は多いと思う。随時ネットで避難場所開放や定員オーバーの情報をアップしてほしい。区からのメールもあると良いと思う。 ○ 既成の町をどうにかする、という視点の他に、根本的に水害に強い街づくりの基本をしっかり考える視点も欲しい。新たに開発する土地や建て替える土地が、水害に弱い可能性があるのであれば、開発をやめるとか、ダイナミックな発想の転換が必要だと思う。 ○ 避難場所が少ない。 ○ 職場が被災しました(玉堤近辺)。一夜のうちに1階と地下が完全水没。ガードマンはいましたが、何もなすすべなくコンピューターや資料が全部だめになりました。あの時、区からの発信(例えば区長が先頭に立ってイッツコムやエフエム世田谷などを通して区民に呼びかける、SNSで緊急メールを発信し続ける、など)がもっとあれば、初動が違ったのではないかなと今でも思います。 ○ 避難場所に日大三軒茶屋キャンパスを加えて欲しい。 ○ 豪雨による被害の他に、千葉県で発生した暴風によるゴルフ練習場のネット支柱倒壊による近隣家屋への被害のような、高い構築物の暴風対策等の安全性点検なども併せて必要ではないかと思います。 ○ 多摩川沿いの深刻な状況を報道で見聞きしましたが、ちょうど東急線の乗務員の基地もある場所だったので民間も含めて、まずはインフラに関わる部分の対策を想定外も想定して対策してほしいと思います。意外なところにインフラの要所があるように感じた事象でした。 ○ 多摩川沿いが特に危険だと思うので、まちづくりの際にいろいろ考えてくれるといいですね。 ○ 世田谷の道は、曲がりくねって高低差があり、避難するにはなかなか難しいところがある。枝葉末節な、その場しのぎの方策をしても本質的な改善がなかなかできないところがある。インフラである道路や、下水道施設の抜本的対処が望まれる。特に、北沢地区の道路というか路地というか、こうした隘路を改善していく必要がある。 ○ 河川に近くはなく高台なので安心はしているが、下水口からの逆流等のニュースを見聞きすると身近な所に危険な箇所があると分かる定期的な点検整備を希望します。 ○ アラート。携帯登録しておき、アプリやWEBからの連絡アラートが鳴るようにして頂けたらと思います。 ○ マンション住まいなので対策に限界がある。 ○ 水害の起こりそうな河川ギリギリの場所等では住宅地として利用することを禁止する。 ○ 情報がよく伝わってこなかったので、インターネットなどでリアルタイムに情報を発信してほしい。特に、川の近くの人に対する情報が必要。 ○ 水門バルブを遠隔操作できるように設備を追加。 ○ SNSの活用など。 ○ 雨水浸透施設・雨水タンク設置を一定程度の面積の庭や公開空地には義務化する条例があるといいと思う。 ○ 台風による損害は近年風災が大きく、水害は地区が限られており、水害に対する補助は、特定の住民に利益を提供することにもなる恐れがある。台風に対する備えはあくまでも個人が行うべきでそのために損害保険がある。自助努力をせずに行政を頼りにするのは、誤りだと思う。保険加入の促進を図るべきである。個人では対処が困難な地震対策に費用を回すべき。 ○ 幸いに自分が住む世田谷区東玉川エリアは海抜が比較的に高く直接的な豪雨問題は聞いていません。域内河川対策や都市型横溢(マンホールからの出水)などにはきめ細かに対応して頂きたい。これらのことに関しての検討では住民の声を充分に取り入れてほしい。特に区内に住む知識・経験の多いシニア世代を検討や立案のメンバーにお願いすることを考えてほしい。 ○ 一人暮らしの高齢者や障害を持っている方々の避難が甚だ心配です。そもそも、そのような方々がどこに住んでいるかということすら、行政は把握していないように思う。あと、防災行政無線であるが、平時であっても健常者ですら何を言っているのか聞き取れません。豪雨の時などはまったく聞き取れないので、行政が避難指示などを住民に伝えられるという考えは大きな間違いです。 ○ 分かりやすく、取っつきやすい対策例を是非区報で。 ○ 実家が玉堤で、かなりの被害に遭いました。母が1人で住んでおり、当日は野沢の私の家に避難していたので無事でしたが、今後もこのような事が起きてしまうのかと思うととても不安です。どうにか安心して住めるような環境作りをお願いいたします。 ○ 多摩川の氾濫には驚きました。美観を損ねても防水壁は必要かと思います。 ○ 正しくスピーディーかつ他メディアでの情報提供。 ○ 多摩川沿いのホームレスの方々に手を差しのべてほしい。 ○ マンション住民と一軒家住民では対応が全く違うので、分けて考える必要がある。マンションの高層階に住んでいる人も多いので、その住民の税金を使って、川沿いの安い土地を選んで一軒家に住んでいる人の水害対策をするのはどうなのか。そもそもその土地を宅地として許可した部署が責任を持つべきなのではないか。 ○ 今回の多摩川の豪雨災害は、堤防工事の不完全部分からの浸水、等々力渓谷と多摩川の合流箇所からの浸水が原因と聞いていますが、世田谷区の責任と権限から外れているものもあると思います。他の部署(国、東京都)との連携した対策と仕組みづくりが必要であると思います。 ○ 自然災害は想定外の規模になり得るので対策ばかり講じてもキリがない。温暖化をいかに抑え改善していけるかに掛かっていると思います。二酸化炭素排出規制を強化し、緑化を推進し、水の浸透する土のある地面を増やすことが最重要です。肝心なことには目をつむり、都合の良い事ばかり議論を繰り返しても意味が無い。車の利用規制をし、道路を増やさず、土のある住宅や公園を増やせば緑も生まれる。 ○ 海抜何メートルなどの看板のように、豪雨時に浸水する可能性の高い場所に看板などを設置してみてはいかがでしょうか。 ○ 危険なエリアにお住まいの方が、自分の状況をリアルに感じ取ることが重要と感じますので、個別に危険なエリアの方にアナウンスすることが必要だと感じます。 ○ 防災行政無線の活用をしていただきたい。災害時に情報を提供してほしい。屋外拡声器では聞こえないので戸別受信機の配布も視野にいれたらどうか。 ○ 世田谷区の緑化計画としてアスファルトから土の面積を年度計画として増加する事が必要かと思います。またマンションなどの大型建築には地下に雨を一時的に溜める施設を義務にする。 ○ 被害がありそうな地域への周知や対応策への助成。 ○ 土地の高低で雨水が貯まりやすい場所があるので、その場所の対策をして欲しいです。 ○ メールなどでの避難勧告アラートにおいて居住地域もしくは現在地からの避難場所についてピンポイントでの情報が届く方がいいと思う。 ○ ツイッターなどでの速報情報発信。 ○ 河川の水門開閉の遠隔操作、監視。 ○ 確かに上限無く改善を求めるとすればいくらでも講じられる対策はあるかと思いますが、例えば多摩川周辺で洪水が起きたとしても、それはある意味致し方ない部分があり、同様に河川を埋めた地域に水害が発生してもそれは分かり切ったことであるかと思います。よって必要以上に対策を講じるよう取り組むのであれば、その時間とマンパワー、経費を他の地域に根差した分野(例えば受動喫煙防止への取り組みや歩道を自転車が猛スピードで走り抜けることによる交通事故の撲滅運動等)に回し、より安心安全な暮らしに向けた取り組みを、区が都よりも力を入れて取り組んでおられるんだと我々に分かりやすく提示頂けると、我々もより応援しやすくなります。そういった「区が我々を守ってくれている」という安心感があれば、以下の質問項目であるふるさと納税に係る甚大な被害も防止できると思います。 ○ 周辺には独居老人が多く、緊急時の避難をどのような体制で分担するのかが見えていない。町会などが旗を振って近隣住民での事前打ち合わせを開催してもらえないだろうか。 ○ 去年は使わなかった福祉避難所を使う。 ○ ハザードマップが改訂になり各家庭には配布されたと思いますがハザードマップの意義について説明文でも添付したらよかったなと。過去の水害やほかの区の事例などまとめていただけたら参考になると思います。 ○ 早めの告知。アナウンスをして欲しい。 ○ 避難情報を得ようと思い、世田谷区ホームページ等へアクセスしたが、混んでいてアクセスできず、不安を感じた。知りたいときにきちんと知ることができる体制をとってほしい。 ○ 多摩川の堤防の徹底的チェック。 ○ 土のうの準備を希望者に速やかに配布する方策とPR。避難場所周辺の路上駐車場所の指定が必要です。また、高台の路上に一時駐車を認める(例えば幅員5メール以上で片側など)ことをハザードマップに追加出来れば良い。停電によりTV、電話、水道等の家庭用必須項目が全て使えなくなることから事前準備方策を防災の日以前にPRに努めて欲しい。 ○ 浸水地域を鑑み、雨水タンクの増設を進めていただきたいです。 ○ 未曾有の出来事と言う住人が多い。しかし、人が亡くなる事や被害が出てから大騒ぎする自治体や国の施策は何とも言い難い。思い付きの対策では、自然に勝てない事は周知の事かと存じます。 ○ 多摩川の堤防の強化。 ○ 台風後の行動(水がどの程度まで引いているかなどの情報も含め)についてもHPやLINE等で配信していただけるとありがたいです。 ○ そもそも台風第19号による被害があったとは知らなかった。つまり水災害が身近に起きていると意識していなかったため、被害の発信を区民にもっとするべきだと感じた。特に若い世代に対して。年配になると地域とのつながりができてきてそういった被害情報が必然的に入ってくるのかもしれないが、10代・20代・30代の若者の認知度は低いと感じた為。 ○ 世田谷区は広いので、豪雨の時の区域ごとの雨量情報がわかれば配信されると良いかと思います。 ○ グリーンインフラという対策方法を初めて知りました。豪雨対策とともに植物で街が華やかになるので、とても良いなと興味を持ちました。 ○ ハザードマップは大事だが現在の地形を基礎としているので昔の地形や池、小川などは把握できない。住宅開発前の地形・沼・小川などは隠されてしまっている。このため最近報道の調布市の陥没などのトラブルが発生する。世田谷区も昔は山野に近い場所が多くあるので昔の地名や地形などを積極的に調査しておくことが肝要と思料する。 ○ 下水道管からの逆流につきまして、今できることは、区が下水道の詰まりの原因である枯れ葉などの清掃を定期的に行うこと、周知することだと思います。そして、今後は下水道管を太くしてゆくことではないでしょうか。 ○ 今以上のことはお金もかかるし住民の同意の問題でできないのでは。 ○ 区の対策も必要だと思われるが、各自対策を立てるほうがもっと重要だと思う。すべてを行政に頼ろうとする考え自体が危険。自然災害(感染症も含め)自衛していくことが必要だと思う。助成金も税金から出ているので、不平等が生まれる。できうる限りの予防や自衛をして、それでも被災してしまった場合は支援をしていく方が望ましいと思う。 ○ 去年の豪雨の時に世田谷区の避難所が少ないと感じた。今後もっと増やして欲しいと思う。 ○ 避難所が遠すぎる。台風や大雨の中、避難所へ移動する際は、車ではなく、徒歩で移動するも、20分以上も避難所までかかる。なので、避難するかどうか悩んでしまう。実家も兄弟の家も近いが河川の近くのため避難することができないので避難所への避難を考えるしかないが、ちょっと遠すぎるので躊躇してしまう。どこへ避難すればいいのだろうか。 ○ 最近は予想を超える雨量が観測されており、従来の排水設備では処理できない段階にきているところもあると思う。専門家の意見を聞き、対策を早めにとっていくような方法しかないのでは。 ○ 世田谷区が豪雨対策に関する試みで知らないことが多いです。積極的にどのような事を行えるか、どのようなサービスがあるのかを発信して欲しいと思いました。 ○ 浸水地域ではなかったので、昨年の対応で特に問題ありませんでした。ただ、スマホからの緊急通報の多さには緊張感が高くなりました。多摩川沿いとそうでない地域で、もう少し連絡対象地域が細かくなるといいと思います。 ○ 「首都圏外郭放水路」のような貯水施設の建設も有効ではないかと思われる。 ○ 警報等の早めの周知を徹底いただきたい。 ○ 前回の土のうの配布には問題があったかと思います。混乱を防ぐ為にも数や一人当たりの配布数に関しては検討が必要だと思います。 ○ 避難場所が増えたら良いなと思います。 ○ 避難所の充実。避難所定員の増加。浸水想定区域の住宅建築不許可。 ○ ハザードマップでリスクが高い土地の都市開発、不動産会社との連携により建築条件の引き上げや罰則対象にすることを条例化。町の丁目単位での地理歴史学習。我が家は高台なので豪雨災害のリスクはほぼ皆無です。世田谷区は起伏が大きく谷の地域や昔の用水路跡や小川が暗渠になっていて水の流れがわかりにくいところがあります。梅ヶ丘中学の周りは昔、沼だったので地震の際に液状化になりやすいとの噂もありますが、昔を知っている人しかわかりません。古地図や地形図を活用すると地盤について目で見える化出来て、安全に対してより一層身近な問題になるのではないでしょうか。昔は小学校に地形図があり、町の水の流れが子どもでも一目でわかりました。 ○ 昨年の同テーマのモニターアンケートの際に区の実施している主要な対策については拝見しました。その時よりも、問1にあるようにハザードマップをわかりやすく見直した点など既存の対策に改善を加えていくことは非常に良い試みだと思います。自然災害についての情報は常にアップデートすることが重要です。区には有益な情報インフラが多く用意されているのは承知していますので、今後も区民に提供する情報には積極的な周知活動と併せ、情報のアップデートをこれからも継続していただきたいです。また、自然災害はおおよそ広域的に被害が及ぶものだと思うので、都と区とで連携を更に加速させていただきたく思います。 ○ 集中豪雨時の道路冠水による通行止めの情報を速やかに知ることが出来れば、冠水場所の回避や渋滞の緩和につながると思います。 ○ 家屋に雨水侵入し床が水浸し家具等の廃棄あり。 ○ 野川、仙川の氾濫の対策について地域住民への周知をしていただきたい。 ○ 家の作り方の工夫でなんとかなると思っている人もいるので、浸水が予想される地域にこれから家を建てることを検討している人にはリスクの説明が早い段階で必要ではないかと思う。床下でも浸水すれば家は傷むし、床下を乾かしたり消毒したり、その都度避難を考えることも必要と考えてない人もいる。また、水害の際には開設される避難所が限られていることを知らない人もまだ多いと思う。世田谷では水害よりやはり、地震や火事のリスクの方が高いなと思っているので、自分でも、水害対策に関してはそれほど考えられていない。 ○ 現在の居住地は豪雨による浸水の危険はほとんどないと聞いているが、降雨量は年々増加しているようなので、これまでの数値、経験による判断で良いのか不安がある。より踏み込んだ予測に基づく対策と住民への説明が必要ではないか。 ○ 台風第19号による甚大な被害を受けた地域の方に対して、家の修繕費用や引っ越し費用の助成。 ○ 川沿いのマンション開発をやめた方がよい。 ○ 倒れそうな木を管理して欲しいです。 ○ 台風の多い地域で育ったので、東京では、台風が近づいている時に外出している人が多いことにいつも驚かされます。常日頃からの準備はもちろん大切ですが、直前に余裕を持って対応することがより重要です。そのためには、いつ頃上陸する、いつ集中豪雨がある等の情報が分かった時点で、職場から早めに帰宅することが大事です。東京は、その辺の緊張感が薄いといつも感じています。世田谷区内の企業に、会社が臨時休業を決める、社員に早めの帰宅を促すこと等、区から働きかけることも効果があると考えます。 ○ 何が危険か明確にしてほしい。私たちを守ってください。 ○ 世田谷区は範囲が広いため、防災に関する情報が取りにくい。自分の世帯がある地域だけでなく、友人や関係先の様子がよくわからないことがあったので、地域を細分化して、ホームページやツイッターなどでの配信をしてほしい。 ○ 風水害だと避難する人の数が多く、避難所に入りきらない。既に大学等と連携をしていると思うが、マンションや団地の上層階など避難所として受け入れをできる場所を増やしていただき、区民に活用を促す必要があると思う。また、むだな避難とならないように避難所の混雑状況がリアルタイムでわかるサイトも必要かもしれない。 ○ 緊急エリアメールが何度も鳴り、実際の避難のタイミングがよくわからなかった。情報が重複しており、どの情報が最新なのかがわかりにくいメールだった。大雨の予測をすることは難しいが、雨が強くならないうちから避難情報を発表してほしい。 ○ 多摩川の河川敷の整備。 ○ 区報などで対策情報を詳しく周知させるようにしてほしい。ハザードマップはとても参考になったが、では対策はどのようになっているのかと不安になった。 ■ ふるさと納税について 問12 あなたは、ふるさと納税制度についてどのような印象をお持ちですか。(○は1つ)n=174 @生まれ故郷やお世話になった地域の力となれる良い制度である 11.5% A全国の特産品等を返礼品としてもらえる良い制度である 23.6% B返礼品目当てにふるさと納税することには賛同できない 11.5% C住んでいる自治体から税源が流出してしまうため賛同できない 13.8% D制度の趣旨には賛同するが、自治体間での税収の奪い合いが生じる等、制度の仕組みに問題がある 32.8% Eふるさと納税制度をよく知らない 2.9% Fその他 1.1% G無回答 2.8% 問13 世田谷区民も、世田谷区にふるさと納税ができ、税金の控除対象となることをご存じでしたか。(○は1つ)n=174 @知っていた 71.8% A知らなかった 28.2% B無回答 0.0% 問14 あなたはこれまでに、ふるさと納税を行ったことはありますか。(○は1つ)n=174 @世田谷区にふるさと納税を行った 2.3% A世田谷区以外の自治体にふるさと納税を行った 33.3% B世田谷区以外の自治体及び世田谷区にふるさと納税を行った 5.2% Cふるさと納税を行ったことはない 59.2% D無回答 0.0% 問14で「@世田谷区にふるさと納税を行った」    「A世田谷区以外の自治体にふるさと納税を行った」   「B世田谷区以外の自治体及び世田谷区にふるさと納税を行った」    上記いずれかに〇をされた方にお尋ねします。 問15 ふるさと納税を行った理由はどのようなことですか。(○は3つまで)n=71 @住んでいる自治体だから 11.3% A生まれ育った自治体だから 19.7% B自分や家族、知人等と縁がある自治体だから 18.3% C寄附金の使い道に賛同できたから 25.4% D返礼品が魅力的だったから 73.2% E実質的な節税となるから 50.7% Fその他 1.4% G無回答 0.0% 問16 ふるさと納税に伴う区民税の控除により、世田谷区では制度開始以降流出額が増加しており、令和元年度で約54億円、今年度は約56億円の減収という深刻な状況になっています。    減収が拡大した背景には以下のような制度的な要因があげられますが、この中でご存じのものはありますか。(○はいくつでも) n=174 @地方交付税不交付団体には、ふるさと納税による減収に対する国からの補てんがない※7 34.5% Aワンストップ特例制度により、本来所得税(国税)から控除されるはずの金額が住民税(地方税)から控除される※8 27.0% Bふるさと納税制度では、他の寄附金税額控除とは異なり、住民税所得割の約20%を限度として特例控除が認められる※9 36.2% C上記のいずれも知らなかった 40.8% D無回答 0.6% ※7:ふるさと納税による減収は、地方交付税により、減収額の75%が補てんされる仕組みとなっていますが、世田谷区は不交付団体のため、減収の影響をそのまま受けてしまいます。 ※8:ワンストップ特例制度とは、確定申告せずにふるさと納税による寄附金控除を受けることができる、税控除に関する手続きを簡素化した制度です。しかし、この制度を利用すると、本来所得税から控除されるはずの金額が、住民税から控除されることとなり、自治体にとっては減収額が増加する一因となっています。 ※9:他の寄附金税額控除では10%(都道府県が指定した寄附金は4%、市区町村が指定した寄附金は6%)の基本控除のみとなっています。 問17 昨年度、ふるさと納税制度が改正され、(1)返礼品の調達費用は寄附の3割まで、(2)返礼品は地場産品に限る、(3)住んでいる自治体からの返礼品はもらえない、等の制限が課されました。このことをふまえて、ふるさと納税に対する考えをお伺いします。(○は1つ)n=174 @返礼品の魅力が下がったため、ふるさと納税を行うつもりはない 5.2% A返礼品の魅力は下がったが、ふるさと納税は行いたい 25.9% B縁がある自治体を応援するために、ふるさと納税を行いたい 17.2% C制度の改正にかかわらず、ふるさと納税を行うつもりはない 42.0% Dその他 9.2% E無回答 0.5% 問18 昨年度の制度改正により、過剰な返礼品には制限がかかるようになりましたが、もともと世田谷区では、過剰な返礼品競争には加わらず、寄附金の使途を明示して区内外からの応援をお願いしています。こうした区のふるさと納税の取組みについて、どのように感じますか。(○は1つ) n=174 @賛同できる 16.1% A賛同できるが、区の取組みのより一層のPRが必要だと思う 25.9% B賛同できるが、減収を止めるためには、魅力的な返礼品の開発は必要だと思う 42.5% C制度の改正にかかわらず、ふるさと納税を行うつもりはない 7.5% Dその他 8.0% E無回答 0.0%     問18で「Dその他」と回答した方にお聞きします。 問19 区の取組みについて、どのように感じるか具体的にご記載ください。(記述回答) ○ ふるさとのために納税すると云う本来の目的を外れ、返礼品目当てのものを納税と扱うのは言語道断。国の政治家と役人がつくったこの制度を早急に是正すべき。現行制度下で区が税収アップを望むのであれば、なり振りかまわず、過剰な返礼品競争の先頭に立つつもりでやらなければ税収アップはあり得ない。世田谷区らしい上品な取組みを続ければ更に減収となり、いずれ区政はボロボロに。何としても現制度の是正改善を。 ○ 区の税収減は1人あたり6,000円ぐらいですか、くやしい限りです。ふるさと納税も子どものころ世話になったとか、現に高年齢化した父母がいる場合は、許されるべきと思う。現在は返礼品目当てで行っている者がほとんどではないのか。対象は30才・40才・50才のお母さんたちである。もっと自覚してもらい、PTAとかで議論してもらいたいものである。 ○ 世田谷区の返礼品には魅力がない。Tシャツのデザインセンスもひどい。とある深夜番組でご当地ナンバープレートワースト1位は世田谷区でした。仮に税収が増えたとしても、センスの悪い返礼品や、ワースト1位のナンバープレートの制作費に税金が使われるのかと思うと、他自治体の返礼品をもらいたいと思うのは仕方のないことだと思います。 ○ ただ、56億円流出しています、というお知らせだけでは、自分は関係ないと思い返礼品目当てでふるさと納税する人が多いと思う。「お世話になった地方のあの町を助けたい」というのなら良いが、「どこにふるさと納税納めて何もらった」「どこがお得」なんて会話は自分勝手で非常に恥ずべき行為だということを認識させられるような取り組みが必要だと思う。恥ずかしいことだと思えば、少なくともふるさと納税でもらった海産物の話を家庭外ですることは無いだろうし、行動を止める人もいると思う。SNS等を使って、区からの公式ではなく、クチコミ的に意識をつけていけたら良いのではと思う。また、流出した金額があれば、学校のどの設備がどう改修できたとか、タブレットを全員配布できたとか、保育園が区内で何園開設できたとか、具体的な金額を明示して、自分たちに直結する問題として訴えないと改善しない。資料の見せ方としても、区報も学校のお手紙も、納税のことを真剣に考えない人はそもそも読まないから、あったほうが当然良いが効果は限定的に思える。そこら中に貼るとか、SNSを有効に使うとか、とにかく改善すべきなのであれば、何とかした方が良いと思う。 ○ 国会で決定した事ではあるが不具合が出ているのならば「ふるさと納税」自体を無くするように新たな提案を行うべきだと考えます。「税金」の意味を分からなくする国民を馬鹿にした制度ですから。 ○ 返礼品競争には加わらないという姿勢には賛同できますが、この様な国家の税の総額が増えるわけでもなく自治体がお互いに奪い合うような仕組みそのものに問題があると思います。地方交付税の根幹に関わることであり、東京都と連携して「ふるさと納税制度」そのものを廃止するよう区民や国に対して訴えていくべきだと思います。 ○ ふるさと納税は区民の判断なので、減収になったのであればその分区民へのサービスを減らすなり無くすべきです。本来、住民税は区民にとって必要なサービスやインフラを整備する為に徴収している筈ですが、それがどの様な現状なのかが区民に分かりづらい状態である事も事実です。本当に必要な事業が無駄なく行われているのか厳しくチェックし、それでも財源が足りないのであればそのことを区民に訴えるべきです。税収が増えれば増えるほど無駄な事業が増えている様に思えてならないです。 ○ 実を申せば、例えばPCR検査にしても、区は広報機関にアピールされた内容を全く実施されておらず、また受動喫煙防止に関しても財政を理由に全く推進を強化しておらず、そういった二枚舌の外向けアピールばかりに始終した住民を置いてきぼりにした区の姿勢に辟易しています。よって世田谷区を守りたいという意識はどうしても抱きかね、ふるさと納税を利用して自分の生活を守ろうという意識に傾きがちになります。また、オリンピック推進に向けた追課税が我々の財布に与える影響が計り知れず、クレジットカードで支払える住民税(しかもポイントも貯まる)という感覚でふるさと納税を利用している人が少なからずいることも、区にとって今後の推進を考える一つのアイディアになるんじゃないかと思っています。 ○ この制度による寄附金を財源として(当てにして)政策を施行する方策に疑念を覚えている。区税ほかの財源によりどの様に政策を施行していくのかは民間の企業の政策と同様に検討を重ねる必要があるのではないでしょうか。ただし、現行制度を採用するのであれば現在のように寄附金使用の目的を明示して行ってください。 ○ 他の自治体と比較して、「ふるさと納税」の対象となる対象物がじり貧、お土産売り場へ出向いても、係員が説明できない。世田谷区は、気取り屋が多く、本音をあまり言わない人たちが多い(よそ者が多いからか)。区が主催の集まりに出向いても常に感じる。たまたま、地場の産物が少なく、ほとんどが区自体の取り組みすべき内容が多い。 ○ 節税や魅力的な返礼品に目が向くのは自然な流れだと思います。世田谷区も独自の魅力のアピールを返礼品という形ですれば全国から注目され収益も上がると思います。例えば、世田谷区に在住されている有名人の方々と組んで特別なコンサートをするとかグッズを作るなど。国税から引かれるはずのものを地方税から引かれているのは是正する必要があると思います。流出分補填が、世田谷区と川崎市だけされないという不平等は当然是正されるべきだと思います。 ○ この悪制度の被害自治体は「専守防衛」(魅力ある返礼品開発などもそうだが)ばかりではダメだ。この制度そのものの改正を強力に行なうべきである。相手は「地方の努力」を旗印として今後も攻めてくる。世田谷区の区長や区議会議員、区役所職員など世田谷区プロパー者のこの制度の正邪を問う調査を先ず行なうべきではないか。また「寄附」を「納税」などと言い換えて糊塗しているのだからネーミングも「返礼金付き寄附」とあらためるべきではないか。 ○ 我が家についてお話します。いままで高額納税者なので、不満がございました。そこで、ふるさと納税はとても魅力的かつ、合法的な節税と考えました。もちろん世田谷区に愛着もあります。でもそれとは別と考えます。なぜなら、会社が傾き、今後は実質収入ゼロに近くなりますが、納めた税金は返ってこないのですから。普通の方々の一生×100くらいの税金を納めてきましたが、いま苦しいのです。税金ってなんだろうと思います。自らの資産は自ら守るしかない、綺麗事ではないと思います。 ○ 他の自治体には真似のできない世田谷区独自の面白い、楽しい返礼品を考えるといいと思います。案は世田谷区民を中心に広く募ってみては如何でしょう。申し訳ありませんが、区の関係の方の発想は、さまざまな法令やしがらみを気にしすぎています。ウィズコロナ時代の現代は過去の経験則や前例の殻を破る時代になったのではないでしょうか。 問20 世田谷区のふるさと納税では、みなさまの寄附を活用し様々な取組みを行っています。どの取組みに興味・関心がありますか。(○はいくつでも)n=174 @【子ども】難病の子どもたちやその家族への支援 37.4% A【障害者支援】障害者・高齢者施設の整備や、福祉車両購入等 39.7% B【地域の課題解決】地域の課題解決を目指す団体の助成等 17.8% C【介護】認知症などの介護職員の確保 34.5% D【子育て支援】社会全体で子育てを応援する意識を高める取組み 37.9% E【文化・芸術】若手アーティストたちの創作活動の支援 13.2% F【国際交流】外国人の子どもたちと地域社会の交流を支援する取組み 15.5% G【施設改修】古くなった学校や施設の建て替え 25.9% H【教育】子どもたちの海外での学びの機会づくり 20.7% I【スポーツ】誰もがスポーツに親しむことのできる環境づくり 19.5% J【みどり保全】地域で大切にしているみどりや樹木の保全 37.4% K【災害対策】災害に強いまちづくり 40.8% L【新型コロナ対策】PCR検査体制の拡充等 39.1% M地域の課題解決は寄附に頼るのではなく社会全体で負担するべきだ 12.1% Nその他 4.6% O無回答 0.6% 問21 ふるさと納税に対する世田谷区のこれまでの取組みについて、以下をご覧になったことはありますか。(○はいくつでも)n=174 @区ホームページ 35.1% A区のおしらせ「せたがや」10月3日号「ふるさと納税特集号」 44.8% B区広報掲示板ポスター 20.7% C寄附ポータルサイト「ふるさとチョイス」 8.0% Dせたがや便利帳 2020 12.1% Eふるセタツイッター 3.4% F見たことがない 21.3% G無回答 0.6% 問22 区の現状や取組み等を踏まえ、ふるさと納税について今後の意向を教えてください。(○は1つ)n=174 @他自治体及び世田谷区にかかわらずふるさと納税は控えたい 38.5% A他自治体へのふるさと納税は控え、世田谷区にふるさと納税を行いたい 13.2% B世田谷区以外の他自治体へふるさと納税を行いたい 6.3% C他自治体及び世田谷区にかかわらずふるさと納税を行いたい 23.6% D分からない 17.8% E無回答 0.6%