令和元年9月 庁舎整備担当部 庁舎整備担当課 サウンディング型市場調査結果の概要について 1 調査の目的  本庁舎等整備については、同一敷地内で解体と建設を繰り返す3期工事とすることで、 工事期間中においても現敷地内の区役所機能を維持させることとしているため、 免震構造で設計された建物を工期ごとに分割して施工し連結させる必要があります。 また、耐震補強・改修を行う区民会館ホールも隣接しており、高い施工技術が求められる。  さらに、近年の建設業における繁忙・人材不足等の市場動向が顕在化する中、 当建設計画を検討するにあたり、事業者の建設工事への参入可能性や事業条件、 スケジュールの妥当性等について、事業者と対話等を行うことで、 実情を把握・検証し、適正な工事発注に係る検討を行うことを目的として実施した。 2 実施期間等 (1)実施期間 公表日 6月20日木曜日 質問受付 6月20日木曜日〜6月28日金曜日 質問回答 7月5日金曜日 調査票受付期間 6月20日木曜日〜7月12日金曜日 (2)回答者数  5事業者 3 調査対象  本庁舎等整備は、一つの免震建物を、工期を分けて分割施工し、かつ、ローリングしていく特殊な工事であり、 安全管理及び施工管理の体制を含め、工事全体を取りまとめる上での施工上の課題等を聞くことを目的とするため、 東京電子自治体共同運営電子調達サービスの共同運営格付における業種「建築工事」の格付が、 令和元年6月20日木曜日時点で、「A」である法人(約300社)を対象とした。 4 調査結果 1.工事実績について 回答者数 1)免震建物の竣工実績 1 多数経験あり(10件以上)  5者 2 数件経験あり(10件未満)  0者 3 経験なし  0者 2)免震構造建物を、工期を分割して施工した実績 1 経験あり  5者 2 経験なし  0者 2.工事スケジュールについて 1)各工期の設定 1  工期は適正  0者 2 工期は適正(条件による)  1者 3 工期は不足  4者 3)不足すると考えられる工期東1期工事  4者 東2期工事  4者 西1期工事  1者 西2期工事  3者 西3期工事  3者工事スケジュールに関する主な意見 ・東1期の逆打ち工事に使用する鋼材、ボルトの納期が問題になる可能性が高い(4者)。 ・既存建物の解体を含めた地下工事に不確定要素が多く、工期の不足が懸念される(4者)。 ・「働き方改革を推進するための関連法律の整備に関する法律」に伴い、4週8閉所とすることを目標としている(5者)。 3.その他 3)敷地内への現場事務所の設置 1 設置可能  0者 2 条件によっては設置可能  5者 3 設置困難  0者 4.参加意欲について 1)本工事への参加意欲 1 大いにある  3者 2 社内で検討が必要  2者 3 関心はない  0者 4 その他  0者 2)地域振興策(複数回答) ア.工事区分の分離(解体工事、外構工事等)  3者 イ.区内企業とのJV組成  3者 ウ.区内企業への労務等の発注  4者 エ.区内企業からの資材購入  5者 オ.その他区内企業からの調達  5者 カ.その他  1者 参加意欲に関する主な意見 ・工事区分を分離すると、工期短縮の機会を失うほか、工事間の調整が必要となるため、工期が伸びる可能性がある(3者)。 ・区内企業とのJV組成については、出資金や構成員を負担できるか否かによると考えられる(3者)。