世田谷区役所庁舎問題報告会での主な意見等についてまとめました。 構成は次のとおりです。まず、大項目が7つ、その中に項目があり、次のかっこ数字のあとが、いただいたご意見などです。 大項目1災害対策の拠点としての課題について 項目1災害対策について (1)区の司令塔として区庁舎の耐震は必要だ。 (2)防災拠点というなら平屋がいい。 (3)大規模な災対本部はいるのか。本所はコンパクトにし、出先機関を充実せよ。 (4)防災も大切だが、文化、心のやすらぎも重要だ。 (5)災害対策の拠点としての観点から、日常生活圏域は27地区ではなく小学校区で考えてほしい。 (6)災害対策を考えれば、庁舎の分散化も一考の価値がある。逆に集中した方が危険である。 (7)防災の拠点について、区民行動マニュアルでは12か所を地域防災拠点と位置づけている。区役所の中に拠点を作る必要がない。5支所の防災拠点の位置付けはどうなっているのか。 (8)災害対策として補強工事をしたはずだが、報告では「危険である」とされている。杜撰な工事だったのか。 (9)救援活動に用いる広場の具体的な面積が欠けている。 (10)建物だけでなく、水、電気、食料なども確保されることが重要。 (11)物資の備蓄はどの程度してあるのか。 (12)「災害時には、災害対策地域本部を設置し、地域の防災拠点となります」と書いてあるが、具体的にはどういうことか、本庁と総合支所の防災拠点の関係はどうなっているのか。 (13)避難所となる、小中学校の耐震化及びライフラインの状況はどうなっているのか。また、バリアフリー化の状況はどうなっているのか。 (14)災害対策本部を設置した場合、5地域の庁舎に何人の正規職員が参集するのか。また、本来は何人必要なのか。 (15)本庁、支所、出張所の職員数は何人か。現在の区の災害対策要員は何人か(本庁、支所)。また、このうち世田谷区在住者は何人か。 (16)職員の宿直体制はどうなっているのか。 (17)災害時に職員がきちんと対応できるような対応、例えば職員寮を整備して近くに職員を住まわせるなど、本質的な議論がされていない。 項目2耐震補強等について (1)本所の補強も必要だが、耐震未補強住宅への補助など、一般住宅の補強も区民の安全確保から重要である。 (2)公共施設の耐震化は重要であるが、耐震補強をしたのに、災害対策本部としてもたないのか。 (3)平成12年度からの本庁舎の耐震工事の費用はいくらか。 (4)震災時の停電に対応する備蓄は。そういったところは早急に改修する必要がある。 (5)現在の耐震補強のIs値が0.6というのは少し低い。三重県は庁舎を移転せず免震工事を実施し、100億円節税した。名古屋、横浜なども免震工事を実施している。区庁舎は良い建物なので、耐震面は手を加えれば良いのではないか。 (6)耐震性能に不安があると記載してあるが、私は、庁舎は、耐震工事を進めれば、充分対応できると理解している。教育委員会にも、耐震工事をおこなえば、充分耐えられると確認した。 (7)区には区民施設が1800から1900棟あるはず。維持管理基準を示してほしい。これらの施設は耐震検査をしたのか。10年目ごとに見直しが必要なのだから改修でいい。 (8)「耐震性能が不十分」とあるが、小中学校も同様だと思う。地震の時は身近な小中学校が大切。 (9)第1、2庁舎、区民会館の耐震は建築基準法程度の補強か。 (10)耐震補強工事が済んでいるので、改修で十分であると考える。ハード面よりソフト面を重視(血の通った行政を)して欲しい。 (11)昭和56年以前の耐震構造の住宅について、今年度の予算で、1軒あたりの助成額はいくらか。また、助成の周知・PR方法はどういったものか。 (12)一般家庭の耐震補強の状況データを知りたい。世田谷区の全棟数。いままでに、どれくらいの実績があるのか。 (13)昭和56年以前に建てられ、耐震対策が必要な住宅(1〜2階建て)の戸数を教えてほしい。 (14)区内にある高層の民間ビルの耐震調査はしたのか。 (15)私立幼稚園、認証保育所、高齢者施設の耐震は大丈夫か (16)学校の耐震化はいつ完了するのか。 (17)小学校の耐震は建築基準法程度の耐震か。砧総合支所は強固な耐震構造と思うが、どの程度の強度か。 (18)学校の安全対策について、この地区の小中学校では耐震工事を進めている。 (19)小中学校の耐震化を進めることはいいことだ。 (20)耐震工事が済んでいるのであれば、改築の必要はない。 (21)阪神淡路大震災に今でも対応できている。改修はそれを上回る強度を求めるということか。 (22)現時点で耐震性は十分ではないのか。耐震の数値はどのくらいあるのか。 (23)設備や構造の問題は、いずれどこかでやらないといけない問題であり、耐震性の問題は重要である。 (24)耐震化は重要だから、区民に現状を話せば、7割ぐらいの人は当然に賛成をすると思う。 項目3地域防災等について (1)地域防災を考えると、この地区は区役所から遠い。身近な施設の耐震が大切。今回の報告会の趣旨と違うかもしれないが、縦割りで行政を進めないでほしい。 (2)地区の避難場所に物資を配備してほしい。区役所までとりにいけない。 (3)四川クラスの地震がおきたら、道路も通行できないので、区役所から地元まで帰ってこられない。 (4)出張所こそ建て替えてインフラを整備すべき。この報告の発想は、民間の会社が考えそうなことだ。間違っている。地震発生の際の食料はどうするのか。出張所にはあるのか。 (5)出張所の充実を。私たちが3日間がんばるためにも。 (6)この地区では、区民防災会議をつくって活動している。 項目4その他 (1)活断層がどこにあるのかなど、もっと基本的なとこを考えてもらいたい。 (2)最小限のクラッシュしない本庁舎でいいのではないか。 (3)ヘリポートなど50年に1回使用するようなものは必要ない。 (4)中国の地震でも政府の建物は残っている。今の庁舎でも大丈夫なはず。 (5)中国の状況などを見ると、今の区役所では古くて対応できないと思う。 (6)ヨーロッパは地震が無いといわれているが、一般的に建造物がどのくらいもつ物なのかわからない。 (7)「住みやすい世田谷」と「災害時対応」はイコールではなく、日常的な安全やサービスが重要であり、あわせて考えてほしい。 (8)山野小学校の耐震は大丈夫かと聞かれた。広く安全性について区民に回答してほしい。 (9)改修で対応すると18年後にはいずれにしても改築の必要があるとのことだが、その間は大丈夫なのか。 (10)災害時に医者は駆けつけてくれるのか。 (11)区職員(非常勤職員含む)にアンケートを行い、被災経験や援助活動経験のある職員の声を反映したらどうか。 (12)地震に強い庁舎の建設は、使わない役に立たない箱物を造るのとはわけが違う。 (13)庁舎は庁舎で老朽化がすすんでいるのだからそれはそれでやればいい。 大項目2区民サービス面での問題点について 項目1待合スペース等の狭隘化について (1)例えば、新生銀行ではカウンターを無くして、応接セットでの対応をしている。 (2)窓口が込み合っているのは、建築関係の一部である。その他の窓口は、その時期に応じた対応をすればよい。 (3)支所ではスペースが空いている。狭隘問題は本庁舎だけである。 (4)窓口が広いことより、職員の対応が第一。やさしい区民本位の対応なら、狭くても我慢できる。 項目2窓口サービス等について (1)区民サービスが最重要でないなら、箱物はいらない。人を整理して最適な大きさにしたらどうか。 (2)区民サービスは、何も窓口対応だけの改善ではなく、区民福祉全体を捉えて総合的に判断すべきものだ。 (3)職員の接遇研修をやっているのか。窓口で誰も出てこない職場がある。 (4)窓口業務は変化していく。その変化に対応できるよう区役所の事務所はすべてリースにしたらどうか。 (5)建物よりも暖かい窓口対応の方が大切。相談ブースの問題などは工夫でなんとでもできるだろう。 (6)今の庁舎は働いている職員が見えて、好きである。抜粋版の2−4のような冷たい維持費のかかるものは反対。使いやすい庁舎がよい。 (7)区民サービスは、窓口で職員がやさしく、親切に応対してくれることが重要。 (8)これからの区のサービスは窓口に座ってお客を待っているようなことではないはず。そうなると庁舎の考え方も変わってくるのではないか。 項目3プライバシーの確保について (1)玉川総合支所でのプライバシー確保も考えてもらいたい。 (2)プライバシーは大きな問題ではない。待合場所は汚くても良い。 項目4庁舎の分散化について (1)「建物が分散していて不便だ」というが、区民からの声はあるのか。 (2)「庁舎が分散化している」とあるが、特に不便を感じていない。 (3)区役所の位置はここでいいのか。一か所集中がいいのか、分散型がいいのか、その場所でいいのかを検討する必要がある。 (4)一極集中の物を建てるのは反対、世田谷は広いから各拠点の強化を望む。 (5)少子化による学校の空教室など、スペースは確保できるはず。知恵が重要。よく考えてほしい。 (6)高齢者は出かけるのが大変。本庁に集めるのではなく、分散してほしい。 (7)区民サービスは分散して実施、充実させ、出張所など、地域で解決できるようにすべきだ。 (8)これからは分散形が良い。本庁舎ではなく三軒茶屋でワンストップサービスの展開を望む。 (9)本庁舎では建物が分散しているというが、案内表示を明確にすればよい。病院等は通路に色分けしている。できることをやってほしい。 (10)利便性を考え、行きやすく使いやすい場所を考えてほしい。 (11)庁舎の現状の課題は、確かにそのとおりだ。庁舎は分散しているし、窓口や駐車場の問題も解決すべき課題だ。 (12)いろいろな部署に分かれていて効率が悪いので、同一場所にあるのは良い。 項目5バリアフリー等について (1)バリアフリーなどは、すぐにでも対応するべきもの。(建替え以前の問題である) (2)高齢者にとっては、地域から本庁へ行くのもバリアである。 (3)スロープが併設されていないとあるが、直せるところはさっさと直せばいいのではないか。 (4)区の施設は段差が多い。区民会館はエレベーターが設置されればよい。 (5)「バリアフリーなどへの対応が不十分」とあるが、休日受付窓口を地下に設ける必要はない。 (6)区民会館をバリアフリー対応にするのに、そんなにお金がかからないはず。階段を直せばよいだけだ。 (7)どの位の頻度で車椅子利用者が来るのか。見たことがない。補助者を増やすなどの施策の充実が適している。 (8)ユニバーサルデザインの取り組みも理解できるが、他の高齢者施策などが優先されるべきである。 (9)区役所が古いということは感じている。比較的新しい第3庁舎でもバリアフリー化が進んでおらず、区民会館、区議会にも段差がある。特に第1庁舎はひどい。 (10)ユニバーサルデザイン(UD)を是非取り入れたものにしてほしい。 項目6その他 (1)駐車場がいつも満杯なのは当然のこと。本庁に事務が集中しすぎた結果だ。出張所に事務を分散させれば解決できる。 (2)「駐車場、駐輪場が不足している」とあるが、説得力がない。 (3)民間のように一生懸命仕事をしている姿はない。ソフト面での見直しをした方が良い。 (4)説明を聞いていて、区がいままでどれほどでたらめ(庁舎がバリアフリーになっていない。庁舎が分散していて不便。)がよくわかった。 (5)工夫すれば、税金の無駄使いにならないはず。自分の家に当てはまると、たんすの場所をすこしかえれば、スペースはうまれる。スペースの作り方はやりよう。頭を使えばなんとでもなる。 (6)使いにくいなどの課題は理解する。 (7)職員が動きやすく、住民サービスが向上するのであれば建替えに反対しない。 大項目3環境への配慮について 項目1環境性能等について (1)環境の面からは、改築と改修では、どちらが環境に良いかは、改修の方がいい。 (2)環境への配慮とあるが、改築時の粉塵,騒音,交通などの環境悪化が懸念される。それを考えていないのではないのか。 (3)区は、ごみを減らすため、方向転換し、プラスチックを燃やすこととした。私は、ごみの分別についての重要性を子どもに教えている。建て替えれば大量のごみが出るが、そのごみはどこに捨てるのか。 (4)環境の話があったが、庁舎の高さは景観ばかりでなく、風の流れも大きく変わるので周辺環境に多大な影響を及ぼす。 (5)ライフサイクルコストとして、二酸化炭素などもコスト計算して加えるべきで、単なるコスト計算ではなく、トータルな考え方をすべきだ。 (6)庁舎を壊すと相当の産業廃棄物が出る。大事に使っていくのがよい。あえてこの時代に建て替える必要はない。 (7)建築廃材の問題もある。建築廃材を東京湾に埋め立てるとなれば環境によくない。 (8)CO2削減に対し、区から一世帯あたり100万円、20万世帯に太陽光パネル設置を助成した場合、20万tのCO2が削減される(概算)などの発想があってもいいのではないか。 (9)建替えた方がCO 2は多く排出される。建築学会でも維持管理をしてできるだけ建物を長く使う方向に進んでいる。 (10)今後、長い目で見たときに建替えを繰り返して、本当に環境にやさしいと言えるのか。 項目2省エネルギーの推進について (1)省エネの面も窓の奥行きがあり遮蔽効果、自然採光もある点を評価してほしい。 (2)建て替えればソーラーを作ることは決まっているのか。雨水利用、井戸、ソーラー化など環境に優しい建物を考えるべきだ。 (3)ソーラーシステムなどは災害があったら壊れるので、このようなコストのかかるものは取り入れないようにした方がよい。 項目3その他 (1)環境の観点からもケヤキに囲まれた今のままがよい。 (2)ごみのうち、一般ごみは2割ぐらい 産廃ごみは8割ぐらいのはず。建て替えはごみを増やすことになる。使えるものをごみにするのはおかしい。こうした区民の声を聴いてほしい。 (3)大量の資源を使って庁舎は建っている。大事に使っていくことが必要である。 (4)区として来庁の際には公共の乗り物を活用するように推奨するべき。 (5)CO2削減という観点からも、車では来ないで、歩きか自転車で、駐車場は狭くてよいという意見には賛成である。 大項目4調査・研究について 項目1報告書について (1)古いものはすべて悪いと言う報告書は納得できない。 (2)どのような内容で依頼をしたのか書いてあるのか。 (3)今回の報告会の報告書は、委託を受けた日本設計が問題点を指摘している。区としてはどうしたいのか、皆の意見を聞いて決めるのか、考え方を聞きたい。 (4)日本設計の報告書の内容は改築の結論となっている。その内容を区民に報告するということだが、報告書の内容を受けて、区の所管での検討はどのように進んでいるのか。 (5)職員は報告書を見ているのか。 (6)使いにくいというだけで、壊すことが前提になっている報告書だ。免震工事との比較検討を示してほしい。 (7)新庁舎を建てなければいけないという観点からの説明。具体的な数字を明らかにして、建替えに対して賛成反対両方の立場の資料を示して欲しい。 (8)第1庁舎や区民会館のみ建て替えという方法もあるのではないか。(現在の場所で改築する場合でも)第1案、第2案、第3案といった様に複数の案を示すべき。また、説明資料の中に、改築と改修した場合の費用や、メリットデメリットを示すべき。 (9)この報告書では、このまま建替えを行っていくように見える。改修案も出すべき。建替え案だけでなく、改修した場合、区民会館だけを建替えて上部を庁舎として利用する場合など、第2案、第3案を比較検討したものを出した方がよかったのではないか。 (10)区の担当所管の名称を記載すべきだ。区民に報告書を販売した収入の取り扱いのこともある。 (11)県庁の立派な写真等の建替えのイメージを掲載して報告するのはどうかと思う。あたかも、こういうものを造るのかと受け止めてしまう。 (12)民間業者の報告書なのだから比較検討結果、どちらが望ましいかのか所ははずすべき。 (13)庁舎対策の部署の名称が調査報告書に印刷されていないのはおかしい。 (14)抜粋版の表紙に「世田谷区」の記載がないのは、おかしいのではないか。区の説明会なので、資料は世田谷区の名で出すべきではないか。 (15)全ての庁舎の調査と研究を行っているはずだ。なぜ、本庁舎に絞って結果を示しているのか。 項目2その他 (1)調査結果に対して、区はどのようなスケジュールで進めていくのか。 (2)課題はよくわかったが、今後どういう方針で進んでいくのか。具体的な提案をききたい。 (3)区民の理解を得てから、調査研究の依頼をするべきではなかったのか。 (4)4ヵ年かけ、問題点を調査しているが時間がかかりすぎではないか。次のステップを行うと、10年、15年かかり、調査が陳腐化する。 (5)調査研究の結果はあくまでも委託会社の意見か。 (6)「50年の耐用年数」は一般的なものではない。根拠はあるのか。 (7)調査研究に経費はいくらかかったのか。 (8)権威ある専門家への意見を聞くなど検討するべき。たとえば、委員会を設置するなど。 (9)会議室や打ち合わせのスペースは、民間でもつくっていないので、いらない。また、事務所も民間でも役職に関係なく、くも型タイプの机を導入し、スペース確保をしている。ファイリングなどはマイクロフィルムに撮って、収納しやすくするとかそのような発想で考えてほしい。 (10)庁舎が古くなったという事実は認める。 大項目5報告会の開催について 項目1報告会の時間等について (1)5時30分からの開始では、主婦や勤労者が参加できない。時間の設定が問題だ。 (2)勤め人は平日の夜7時からでは出席できない。 (3)説明会に集まった人数が少ない。特に若い人の参加が少ない。他の会場はどうなのか。開催の曜日・時間を考えるべきである。 項目2報告者について (1)区は責任をもって説明しているのか。責任のある人が報告にきて、回答してもらいたい。 (2)区の説明会だが、外郭団体の職員の説明なのはどうしてか。 (3)今は案だというが、いつのまにか、新庁舎が建設されてしまうのが行政のやり方。課長ではなく、もっとえらい人、区長が説明にくるべき。 (4)税金を遣うのだから説明会だけで改修・改築は決められない。皆の意見を聴いて、責任のある人に伝えてほしい。 (5)日本設計の報告書は純粋に建物のことだけを調査して比較検討したというだけで、一民間企業が出した報告書を区職員が代弁するのはどうしてか。日本設計をつれてきて説明させればいい。 (6)この報告書の1案(建て替え)はこれでよい。でも、案2がない。これはおかしい。変に勘ぐってしまう。 (7)本報告書が、「日本設計」の名前だけで、区の出版物を取り扱うべき情報センターで販売されているのはおかしい。 (8)調査会社の人が、改修ではできないということを説明すべきだ。 項目3報告会の広報等について (1)もっといっぱい集まれるようにPRすべきである。幅広く意見を聞くようにした方がいい。 (2)区民の意識が低い。参加者は増えないかもしれない。いくら区としてPRしても難しいかもしれない。このような凝縮した会の中で意見を聞きながら、まとめていくしかない。 (3)参加者は今までで270名くらいしか参加していないので、PRが足りないのではないか。このような場で、参考に意見を聞いただけではダメだ。文書に残し、公表してほしい。 項目4報告会の主旨について (1)今回の報告会の目的は何だ。 (2)27か所で同じ説明をしているのか。 (3)世論を巻き起こすための報告会なのか。 (4)まだ何も決まっていないのに区民に説明するのは不誠実である。区民は建て替え予定があると想像するのは当然。 (5)今回の説明会は庁舎建替えの賛否を問うのではなく、庁舎の現状と課題を報告したということか。 (6)説明会の主旨がわからない。報告会という名称になっているのもおかしい。区はなぜこういう形をとったのか。 項目5報告会での意見等について (1)報告会で出た意見等は、全て参加者全員にフィードバックすべきだ。 (2)説明会も3週目に入っている。これまでの代表的な質問を教えて欲しい。 (3)説明会に何人の参加があり、どのような質疑があったか報告してほしい。また、出された意見などを報告(公表)してもらいたい。 (4)みどり33などの計画から本所中庭を残す計画にする、また、災害対策上から段階的に整備するなど区民にわかるよう説明すべきである。 (5)区民の生活、まちをどのように守っていくのか等、行政の哲学が前段にあるべきではないか。 (6)区の方向性や方針を含めて、その流れの中で今回のような説明をしてくれればわかりやすい。 (7)庁舎整備に関する区の考え方を示してから、進めるべきである。 項目6その他 (1)4年間、毎年報告書を出している。総合支所等の調査研究の結果があるはず。それは今回、報告しないのか。なぜ本庁舎についてのみの報告会なのか、経過も含めて回答せよ。 (2)今回は全部の出張所で説明会をやると聞いた。すごい力のいれようだ。今までこんなことはなかった。 (3)役所は事件が起こってからでないと対応しないと聞いていたが、報告書が出ただけで、この議論をするのか。 (4)テープ等で録音をしないと正確な意見を反映できないではないか。どう説明し、回答したのかを参加した人に伝えるべきだ。マンション建設の説明会でもやっている。 (5)これで区民に説明をしたからというのでは困る。地域別というので意見がばらばらになってしまう。全体の説明会の開催が必要。 (6)資料を見ればわかる程度の内容での説明ではだめだ。 (7)建て替えだけでなく、改修も含めた両方の面から費用対効果の調査研究結果を説明するべき。 (8)区が報告しているのであれば、区の方向性を聞きたい。その説明を聞いたうえで判断したい。 (9)この報告会は庁舎建替えを住民に承諾してもらうためのものなのか。アリバイ作りではないのか。 (10)少なくとも様々なコストなどを示すべきだ。 (11)役所を建替えるための報告会だと思っていた。報告書の説明会だと事前に説明すべきだ。 (12)このような報告会を開いて、反対意見が多かったら区はやめるのか。 (13)今後の予定として、区の方針などが決まった段階で、再度報告会が開かれることはあるのか。 (14)今回の報告会のように、今後も対話形式で頻繁に身近な地区ごとに幅広く区民の声を聞く機会を開いて欲しい。年1回は実施してほしい。 (15)このような区との意見交換の機会はよい。庁舎問題に限らず、区民が何を考えているのか聞くべきである。 (16)区はこのように意見を言う場を作った。この点は評価する。意見を言った人も気持ちが良かったはずだ。 (17)参加者は区に対して、上げ足取りをしてもしょうがない。 大項目6検討の優先順位について 項目1小中学校、福祉施設等について (1)区民の生命・財産を守ることを最優先して建替えは検討してほしい。避難場所となる小中学校が最優先である。 (2)小中学校の耐震化を優先的に考えた方がよい。世田谷区全体を見て考えてもらいたい。 (3)本庁舎よりも四川地震でも甚大な被害があった学校の耐震化を最優先させるべきである。 (4)補強工事をしたといっても必要最低限、学校・保育園等全部終わらないと手がつけられないと言うものではない。 (5)庁舎建設のコストを抑えて教育にまわしてほしい。 (6)庁舎も重要だが、税金の使い方は、福祉第一でお願いしたい。 (7)福祉が満たされていないので、困っている人は多いのだから。だから、建て替えは賛成できない。 (8)老人ホームの待機者が多い中で建替えのための調査が進むのはいかがなものか。ますます、福祉が切り捨てられる。区民を犠牲にして実施するべきではない。 (9)希望の多い特別養護老人ホームや保育園の建設を優先すべき。急にこんな案を持ってきても、誰も乗れない。 (10)民間委託も出てきており、保育の質も下がったとの声も出ている。庁舎を建てるなら、福祉にこそお金を向けるべきだと言いたい。 (11)区立の特別養護老人ホームが少なすぎる。わたしの母は申し込んだが、750人まちで、5年待たなければだめといわれた。今は2000人まっている。 (12)保育園よりは特養の方が必要だろう。こちらをきちんと整備してもらいたい。 (13)限りある予算の中で、全部まちづくりをやってからならよいが、老人、子どもが安心して住めるまちづくりを先に進めてほしい。 項目2総合支所等について (1)本所・砧以外の北沢・玉川支所(築40年以上)も老朽化している。庁舎建替えの取り組みを示してほしい。支所はいつか、順次実施するのか。 (2)玉川総合支所も、砧総合支所と建築年次は同じくらい古いが、これも含めてセットで検討するべきではないのか。 (3)船橋まちづくり出張所も老朽化して、バリアフリー化も進んでおらず、恥ずかしい。建替えの順番はどのくらいなのか。 項目3その他 (1)すぐに新庁舎は必要ない。優先順位を考えてほしい。 (2)本庁舎の建替えもいいが、区民サービスを最優先させるべきだ。 (3)住宅の耐震化を優先的に取り組むべきである。 (4)区民のしあわせを考えて。やることをやって、あまったお金で建て替えるなら理解できる。 (5)政策に優先度をつけることも大切。区民一人ひとりの意見、街のエゴもある。 大項目7改修・改築について 項目1経費等について (1)改修・改築の費用はいくらかかるのか。 (2)建替えると、逆に維持管理費がかかるのではないのか。予算は、他の用途に使用するべきだ。 (3)改築や改修、ランニングコストなどの費用は、どうなっているのか。改築の場所の候補も検討しているようだが、庁舎は統合するのか。 (4)改築が改修より安上がりと報告しているが、改築、改修の予算はどのくらいか。建築資材が高騰している。改築の場合234億円ではすまないのではないか。 (5)現在の庁舎の残耐用年数、改修した場合の耐用年数など様々な費用比較等を行い、全体の予算がどのくらいかなど、様々な視点から建替えを考えるべきである。 (6)庁舎の建設費用はどこから捻出するのか。 (7)大きなコンサルタント会社は費用が高い。大工さんの意見を聞いてほしい。 (8)新しい庁舎は建て替えの場合いくらかかり、今の庁舎の耐震性を上げたらいくらかかるのか試算の額がでているか。 (9)耐震工事もしているし、早急に建て替えしなくてもよいと思う。建て替えは税金の使いすぎである。 (10)莫大なメンテナンス費用がかかる無駄の多い建物は建てるな。 項目2耐久性能等について (1)昔は木造30年、鉄筋コンクリート50年と言われていた。古くなったら直して欲しい。あえて改築するなら84万人も区民がいるのだから啓蒙して欲しい。他区の場合は区民に知らせないでやっている。ケチをつけるものではないが他にも知らせることもあるだろう。こういうことをやるならもっと他のこと(施策)も区民に知らせて欲しい。 (2)20年後の建替えとの比較の具体的な理由は何か。詳しい説明がほしい。コンクリ強度や中性化の進行状況の確認はできているのか。 (3)説明や資料では改築がいいと言っているが、阪神淡路の震災後、耐震工事を行い20年は持つと言われているはず。 (4)早々に結論を出さないようにしてほしい。区政100周年に向けてあと20年待てないか。 (5)20年間の間に建替えて、120年もつと言った方が明快。 (6)SRCかRCかわからないが、50年経つと減価償却期間である。多額な資金が必要なのは最もな話。庁舎も50年は存在し得ないので、見直しは必要だろう。 項目3その他 (1)改修と改築の比較検討について、詳しい説明がほしい。 (2)区民の意見を整理していくというが、整理して建替えるということか。 (3)広報の内容は建替えが決まっているように感じる。現庁舎活用の検討はないのか。 (4)区は、改築を前提にしているのか。区の真意はどこにあるのか。 (5)庁舎が使いにくいことは理解できるが、その解決方法が建替えのみでは疑問がある。 (6)建て替えは本当に必要なのか。 (7)意見を寄せてもどうせ決まってしまうのだろう。区民投票でもするのであればわかるが。 (8)昨年の12月の第4回区議会定例会では報告書作成にあたっては各部署の職員も入って庁舎検討に入り報告書をまとめたと言っている(区の名称を入れるべき)。また、答弁のなかでは、抜本的な検討をおこなうとある。報告書では抜本的な解決のためには、改築が望ましいとしている。 (9)区役所は補強工事をやったので壊すのはもったいない。 (10)庁舎が狭いということだが、1人当りの執務面積は現状いくらで、改築後いくらになるのか。 (11)庁舎建替えは、今年度、議会にかけて決めることではないのか。砧総合支所も知らない間に建替えられた印象がある。 (12)家を建てるのは大変なことなので、区も同じように考えなければいけない。 (13)見栄えの問題もあるが、人口の減少などの将来、大災害などこないと楽観視しているので改修でいいと思う。 (14)建替えの候補地として、砧公園や清掃事務所の上など、色々な手法が考えられないか。 (15)建替えならばPFIの手法も考えるべきである。 (16)区役所が狭くても建替える必要は無い。 (17)区は金を使いたいから庁舎を建替えるのか。 (18)本庁舎の建替えには反対である。区民の意見を聞いて考え直すのか。 (19)公共施設については警備関連の防犯カメラも含めて全てリースにすることができるのではないか。 (20)他区では9階まで庁舎で、上は商業施設。年間10億の収入があると聞いた。そういうことも考えたほうがいいのではないか。高層は建てられないのか。 (21)国立小児病院の跡地も、大きな駐車場が出来ているだけ。区役所をそのまま建替えることだけを考えることはやめてほしい。 (22)壊すことなく新しいところに造るという選択肢もあるのではないか。 (23)具体的計画に入るならば、費用対効果を考慮せよ。あるべき姿を全て満足させるのか。本当に必要な規模があるはずである。悪い事例としては都庁舎である。あのようなグレードのものは必要ない。 (24)バリアフリーが進んでいない等の小さな事が多いので、リフォームで十分ではないか。 (25)建替えは必要かもしれないが、全部建替える必要はない。必要最低限の建替えにしてもらいたい。 (26)本庁舎を建替えるための調査研究報告書として位置づけて、それに対して区民の意見を聞いたほうがよい。 (27)庁内に「庁舎整備検討委員会」なるものが設置され、議会の議事録では、「内部検討も含め、ある程度の結論も出ている。」とされている。 (28)よその区の庁舎は新しい。だが世田谷は古い。だから建てたい。それはおかしい。 (29)このままではどんどん古くなるばかりだ。いつ頃結論を出すつもりか。 (30)職員自身が、この庁舎は危険であると考えるのであれば改築を進めるべきである。 (31)現在の庁舎が、職員にとって不都合な状況であれば建替えるべきである。 (32)区は、建替えがしたいのではないのか。光熱水費の効率化など良い点もある。前提がそうであれば、「建替え」をもっと理解しやすいように 説明して欲しい。私は、建替えでもよいと考えている。 (33)建設当時より、人口や職員数も増えているので、建替えは必要だ。 (34)建て替えには私とすれば賛成するが、スリム化しないと無駄になる。 (35)建て替えは大いに賛成。 (36)庁舎建設は賛成。でも住民税が倍になった。 (37)明薬通りの建設も補助をもらっているはず。区民の税金だけで建てるわけではない。だから、私は、建て替えは賛成だ。 大項目8調査研究委託会社について (1)調査依頼は日本設計1社だけなのか。複数社から提案がなければ検討できない。 (2)調査機関である日本設計から方向・指摘から改築の方向をだしたのか。日本設計の権威、区との付き合いがあるのでは。日本設計とどういう形で契約したのか。日本設計に調査を依頼したいきさつは。 (3)今回の調査に何故この業者を使ったのか。改築を前提に考えているのではと勘ぐってしまう。 (4)この報告会に今日で3回出席した。どこでも区民の意見は同じである。(何故、この業者が調査したのか、何故4年もかけて5700万円もかかったのか)この検討は止めてほしい。 (5)調査会社との関係はどうなっているのか。日本設計への委託の仕様内容が新庁舎整備となっているのはいかがなものか。 (6)現在の庁舎は誰が設計したものなのか。日本設計が建築したものだから、調査も日本設計に委託したのか。 (7)日本設計の出した数字であり、入札もしていないし信用ならない。 (8)なぜ日本設計を選んだのか。どのようなプロポーザルを行ったのか。プロポーザルについて何も開示されていない。 (9)日本設計の提案だけでは考えが狭い。幅広い検討が必要だ。 (10)日本設計に報告書の作成を求めた区の依頼内容は。また、その費用はいくらか。平成20年度も予算計上しているのか。 (11)業者に頼むときに、2案を出せといっていないのはおかしい。どういう注文をしたのか。 (12)日本設計では、権威ある意見を収集したのか。また、日本設計ではどのように検討したのか。 (13)調査研究は日本設計ではなく庁舎を設計した前川事務所にやらすべきだった。出発点から間違っていたのではないか。庁舎に具合が悪いところがあれば、設計者に責任を持たせればよい。 (14)日本設計が設計、建設に関らないように十分な配慮をするように。 大項目9地域行政(制度)について 項目1本庁と総合支所について (1)集中化に政策目標があることは理解する。支所から本所へ、どの程度の人数が異動しているのかを具体的に示せばいいのではないか。 (2)支所の役割の強化が必要。中央に集約しない考えもあるのでは。 (3)地元の機能が本庁に集約し、地元区民は不便になる。行政の本庁集約、スリム化の方針と一体となって、本庁が大きくなってきた。一人当たりの執務スペースは本庁では減っているが、総合支所では増えている。 (4)地域行政を中心として伝統、世田谷区のDNAをいかしたまちづくりを進めるべきである。 (5)出張所も職員が減り、支所も土木部がなくなった。庁舎が狭隘になったのは、本庁に建築を集中化したことによるものだ。行政の事情によるものではないのか。 (6)10年位前は地域に根差した行政を展開すべく地域行政を推進していたのに、この2〜3年で本庁舎に戻っている。耐震化もバリアフリー化も必要だが、区民サービス面で本庁舎の狭隘化を言うなら、もう一度支所に戻したらどうか。 (7)庁舎の分散化が問題と指摘されているが、身近な仕事は分散化が望ましい。庁舎整備については、身近な地域(総合支所)に仕事を移すことを含め検討してほしい。 (8)防災を考えるのであれば、土木などの組織の再配置を含め地域行政を進めるべきである。 (9)本庁と支所の関係については、平成16年に各種計画(基本計画、実施計画、行政経営改革計画、公共施設整備方針、新たな地域行政の推進)等が作られてから、出張所の改革など大きく変わってきている。本庁への集約化を含めて、これらとの関係を説明して欲しい。 (10)玉川地域にもっと目を向けてほしい。玉川地域の税金が区の北側地区の道路整備等に使われている。(玉川地域では早くから玉川全円耕地整理が行われ、道路が整っている) 項目2出張所・まちづくり出張所等について (1)ハード面の整備からまちづくりを考えるのは疑問。 (2)本庁舎が狭いのは、総合支所の機能を本所に集中したためである。総合支所で身近なサービスが受けられるように、もとに戻してほしい。27か所の出張所が7か所になった。出張所の庁舎がもったいない。出張所の機能を充実させサービスを向上させるべき。 (3)桜丘区民センターには区の職員が一人いたはずだが、どうなったのか。本所が狭いというのは、職員を地域から引き上げたことで生じているのではないのか。 (4)出張所問題に関心があって参加した。本庁より、総合支所や出張所を充実すべきだと考えている。 (5)出張所とまちづくり出張所の機能を集約したことは意味がない。身近なところでサービスを実施してもらいたい。住民自治を遅らせないよう、一部の人だけがかかわるのではなく、ひろくかかわる方法を考えてほしい。 (6)高齢者が歩ける範囲にある出張所機能を減らしてみんな怒っている庁舎フロアを増やすのではなく、出張所に職員を配置すればよい。 (7)27出張所が7つになり、まちづくり出張所には、自動交付機があるが、それ以外の手続きで成城出張所まで足を運ぶのは大変だ。砧の土木も本所へ移った。 (8)まちづくり出張所は、何をしているのか。 (9)まちづくり出張所もほとんど貸し部屋と地域団体の調整だけである。もったいない。 (10)まちづくり出張所の職員が減った。まちづくりの拠点であれば、減らしてもらっては困る。支所に行っても、すぐに担当に会えない。 (11)まちづくり出張所にもっと権限をもたせるべき。世田谷区は広すぎるので、戸籍を取りに行くときなど不便である。 (12)最近はまちづくり出張所で職員が減ったのでまち場でも使いづらい。結局は出張所や支所も土木がなくなり、身近なところにいた職員が本庁舎に集まって狭くなったのではないか。今後の建物のあり方には、区の方向性と合わせて一体化して示すべきだ。 大項目10その他 項目1他の施策等について (1)建て替えがどうこうの問題じゃない。住民税、国保、後期高齢者医療制度など、福祉面が低下している。区としては、まずそういったことをやるべき。 (2)現在、区には音楽の発表会などを出来る施設が無い。区民会館は,確かに立派な建物だが古い。 (3)老人大学の卒業生は、約2200人、世田谷には500人以上は入れるところは1か所しかない、ぶち抜いて使えるものを作って欲しい。 (4)二子玉川の再開発は700億の税金と聞いている。公共施設(図書館とか)を入れる計画はないのか。高度制限が無制限のため44階にしているが区として指導しないのか。 (5)保育園の待機児対応を早く行うべき・税金の無駄遣いをやめてほしい・交際費2500万円、区長は700万円、議長は300万円とのことだが減らせ・財政の問題、区の監査制度は外部監査制度を強化せよ (6)区立保育園の民営化を進めているが、このまま進めるのか。保育士も区職員ではないか。職を失うことになるがその問題はないのか。 (7)後期高齢者医療制度の説明会を開いてほしいと思っていた。 (8)本当に建替えするということではないのか。私たちの税金だ。特養の待機者が多い中で、検討して、それでも建替えをという状況であれば、職員が働きやすくなることも踏まえて、意見を出させていただく。 (9)喜多見は都市計画道路、経堂は再開発、二子の東急の開発、下北沢の開発、外環道の大気汚染など区政は、こうした物に税金を投入している。 (10)祖師ケ谷大蔵駅前交番については、どうして高架下に置かなかったか、その理由について経緯を含めて説明してほしい。 (11)砧保健福祉センターの跡地問題はどうなったのか。何が入るのか。決まった後ではなく、地域の区民の意見は聞かないのか。子育て施設や区民が使える施設にも活用できないか。どこの部課で検討しているのか。保健福祉センターの機能は支所に行くのか。 (12)庁舎の説明会は開いたが、他(都市計画道路など)の説明会は開いていない。開くべきだ。 (13)このようなきめ細かい説明会や報告会を、下北沢の開発でも行ってほしい。駅利用者にひろく説明してほしい。 (14)ひとり暮らしの孤独死は160人と聞いた。おはよう訪問が廃止された前と後の孤独死の数を聞きたい(おはよう訪問を復活させてほしい)。 (15)学校改築の計画をもっと町会などにPRすれば、区民も安心するのではないか。しかし、防災訓練などでは校長の声が強く、校庭が傷むと言われて使用を断られてしまう。 項目2情報提供について (1)庁舎の建て替え問題について広報で見たのも初めて。町会、商店街、学校関係など、情報はどんどん出していってほしい。 (2)町会に加入していない若い人が増えている。情報連絡の点で問題だ。 (3)「世田谷区庁舎整備調査研究報告書」を購入したいが、本所まで行かないと購入できない。購入しやすくしてほしい。 項目3文化的建造物としての考え方等について (1)世田谷区の庁舎は、建築家が賞賛する建物として、地方の美術館で見たことがある。建て方がいいと評価されていた。 (2)文化的な建物として現在の庁舎を残していくという考えもある。 (3)報告書は新庁舎を現在の位置で改築するのが望ましいといっているが、有名な建築家の設計による建物を残すことの是非や建物を建てることによる環境への影響等を考える必要がある。 (4)報告書には、機能面は書いてあるが50年の歴史ある著名な建築家設計の建造物で区のシンボルである建物の評価がない。風景、景観の評価もしてほしい。 (5)区役所は有名な建築家が造ったものなので、区民は不便でも我慢する。コンクリートは70年もつので、建替える必要は無い。 (6)文化財の側面とか、世田谷区は景観行政団体なので、区民の声を聞いて慎重に進めてほしい。 (7)区民会館について、「文化的遺産として遺すべき」との意見はないのか。 (8)第1・2庁舎、区民会館、郷土資料館と、前川國男の作品は世田谷に4つある。建物の歴史的価値の評価はしないのか。国土交通省・文部科学省発行の「公共建築物保存のガイドライン」では、合意形成や保存のプロセス等が示されている。世界的評価を受けるべき建物を壊していくのは考えるべき。 (9)文化振興条例など制定している世田谷区としては、建替えるにしても、区民が文化的に生きがいを持って活動でき、満足できる建物になるようにして欲しい。 項目4立地要件などについて (1)区役所立地の候補地は決まっているのか。 (2)他区では、区役所は皆交通の便の良いところにある。渋谷・練馬・板橋いずれも地下鉄の繋がる所にある。しかし、世田谷区は不便なところにある。駅前郵便局は、繁盛している。若林より太子堂出張所のほうが混んでいる。三軒茶屋の中心(仲見世地区の再開発)に持ってくるという選択肢もあるのではないか。 (3)庁舎建て替えに反対する人は、経費を問題にするが、高層のものを建てて上部に住宅や大学病院をつくるとか、地下を有効活用するなど工夫すればよい。 (4)最近できた城山庁舎は本庁舎を建替えて、その後利用を考えると投資したことが問題ではないか。分散した庁舎を集約した時の跡地活用はどう考えているのか。 項目5経費等について (1)区はお金がないと説明しているにもかかわらず、本庁舎の問題を語るのはおかしい。 (2)税金の使い道をもっと考えて欲しい。 (3)業務を見直して職員を減らせば人件費200億ぐらい浮くのではないか。 (4)予算が0円でも庁舎が建つ方法がある。国、都の施設との合同庁舎化、豊島区のようにテナントを入れるなど多方面からの検討が必要である。 (5)区の税金は区の中で使えるようにしてほしい。財政調整で他区に取られている。 (6)報告書には「不十分」「限界がある」という単語が多い。今の老朽化の現状をどう評価するか。解消するにはお金がかかる。そのためには、他でお金をかけないようにしなければならない。 (7)改築であれば、大手のデベロッパーなどに発注されてしまうので必ずしも地元に帰ってこない。お金が自分たちに回ってくる仕組み(改築、改修を含めて)を考えてほしい。 (8)お金があるなら建て替えるべき。 (9)経費の計算はいつしたのか。面積も金額も大きくなったとのうわさもあるようだが。 (10)特別交付金に今年より含まれるようになった。昔に建設したほかの区は、補助金がなかったはずだ。 (11)建替えをやめれば、その費用すべてが福祉に回るように聞こえるが、建て替えると国や都から補助金はあるのではないか。 項目6職員関連 (1)書類は、職員の整理整頓等を含めてどのように運営していくのか。書類が多すぎることが、狭くしている原因ではないか。 (2)区民とのコミュニケーションがない。私から見ると区の人はとっつきにくい。そういうことがないようにして欲しい。 (3)職員アンケートを実施して知恵を出し合ったらどうか。 (4)使い勝手も悪く、区職員の気持ちもわからないわけではないが、庁舎問題はぜひ区民の気持ちで、一緒に考えていただきたい。 (5)職員のためではなく、区民が、区政や区議会に親しめるような庁舎にしてほしい。 (6)職員専用の駐輪場には、屋根をつけるべき。職員が雨にぬれて不快な思いをしている。そのような思いをしていては、いい仕事はできない。 (7)区役所のことは職員でよく考えてほしい。それでもどうしてもだめなら、税金を使っても良い。それなら理解できる。 (8)職員は区政の財産、職員を減らすことはやめてほしい。 (9)職員の対応は丁寧であり、明るく、元気でやる気十分。職員がやる気を損なわない建物をつくるべき。 項目7その他 (1)庁舎計画担当部をいつ設置したのか。当部は、どのような業務を行い、現在どこまで検討しているのか。今後のスケジュールはどうなっているのか。担当部ができたということは、何かしら方向性を持って業務を行っているはずである。 (2)区民会館は築50年で古いと痛感する。今後どのように考えるか。 (3)イタリアでは、何100年も前に建てられた庁舎を使っている。事務室は薄暗いが、でも市民は文句をいわない。それが当然だから。暗ければ手元に電気を置けばよい。今の高度な技術をもっと活用すべき。 (4)京都では、100年以上前の建物が使われている。イタリアでも古い建物を直しながら使っている。物を直して大切に使うことが大切である。 (5)区役所の建替えについて、団体内でアンケートを取った。 (6)アスベストの問題はないのか。砧区民会館は天井がいきなり落ちた時、問題になった。老朽化だと思った。 (7)公用車のアイドリングストップ装置の装着や、人が歩いていない歩道に点字ブロックが設置されていること、道路工事に警備員が5人も6人もいるなど無駄だ。民間工事では平気で警備員をつけていない。 (8)23区で税率が一緒との事だが、区長間で税率について競うぐらいのことをするべきだ。 (9)新築すると、234億かかるし、二子玉川も700億かかる。今既に300億使っていると聞く。区長交際費も2500万、議員の費用弁償も1日5〜6千円はかからないと思うので、全部撤廃しろとは言わないが見直すべき。 (10)今回の庁舎問題では、長期的な人員配置計画等を基に、区が計画的な将来像を示していくべきだ。 (11)庁舎内にある会議室はほとんど使えない。区民が使えないようにしているのか。 (12)23区の再編問題が浮上しているが、今回の建替えは世田谷独自で実施するものなのか、再編を見据えたものなのか。 (13)今回の報告書には財政上の裏付けがない。 (14)これからも区民の声を聞く場を設けてほしい。 (15)区長の政治理念を辛抱強く区民に説明してほしい。(前区長の時も美術館建設反対があったが、今それを言う人はいない) (16)自分が払った税金の使われ方をしっかり見ていかなければいけないと思っている。リフォームであれば中小の建設業者である地元業者に還元される。 (17)現在の庁舎の内部改善は今後もやってほしい。 (18)打ちっぱなしで、かつて先進的だったが、ひびやさびが出ている。将来イメージを浮かべながら設計をしてほしい。 (19)もっと細かく、区民に情報を具体的に提供してもらわないと判断できない。 (20)こういうプロセスを踏んだから良いというわけではない。 (21)私たちの質問に対して「聞いて伝える」という答えは、私が考えている世田谷らしくない。今までは、「一緒に考える」という姿勢が感じられた。今の職員は、何か萎縮し、言いたいことも言えないのではないのか。 (22)話を聞いていると、5,6人の方が、同じような反対意見を、同じように言っているように聞こえる。 (23)区役所は区の顔だ。世田谷だけ我慢して古くて弱い庁舎で良いはずがない。 (24)やることをやってからというが、83万人の全部の希望を聞いて、全員に理解してもらうのはどだい無理な話だ。 (25)皆さんは弱者救済というが、区は十分やっていると私は思う。全員の満足を得るのは無理。ある程度の妥協も必要だ。 (26)忙しい行政には、できることとできないことがある。様々な要求ばかりをしていたら、区も困ってしまう。 庁舎問題報告会でいただいた主なご意見は以上です。