私のジョブナビ(職員メッセージ) 福祉職(児童指導1)

最終更新日 平成25年7月1日

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子ども部若林児童館 平成23年度採用 児童指導(女性)

1 自己紹介

夏休み恒例のキャンプでのひとコマ
夏休み恒例のキャンプでのひとコマ

皆さん、はじめまして。私はこども部児童課若林児童館で働いている、福祉職採用3年目の職員です。今日は私の担当している仕事を、ご紹介したいと思います。福祉職を目指す皆さんの今後の参考にしていただければ幸いです。

2 今の職場と自分の担当

みなさんは、子どもの頃に児童館を利用したことがありますか。児童館は小学生が利用する場というイメージが強いようですが、実際どのような事業展開をしているかを、ご紹介させていただきます。

児童館の事業は、大きく三つに分けられます。

(1)子育て支援 

こどもは遊びの天才です
こどもはあそびの天才です
イベントの様子
イベントでのヒトコマ、みんなで一緒に~

平日の午前中は、曜日ごと(火曜日~金曜日)に対象年齢を分けた「ひろば・サークル活動」を行っていて、子育てが楽しくなるよう毎月、講座やイベントを行っています。日常では、児童館の2階に「0~3歳用の乳幼児専用室」があり、開館中はいつでも利用できるようになっています。こういった活動を通して乳幼児を持つ保護者が地域で「孤立化しない」よう、地域で安心して楽しく子育てができるよう応援しています。その他、妊娠中のお母さんにむけた、マタニティ支援も取り組んでいます。

(2)児童の健全育成

児童館には多くの小学生や中高生が訪れます。職員は、子どもと一緒に遊んだり学校生活の話をしたりする中で、子どもとの信頼関係を築き、一人ひとりの成長を促し支えていきたいと考えています。児童館での日常的な遊びやイベントを通して、楽しい体験を積み重ねることで、「生きる力」や「自立心」を育んでもらえたらとも思っています。また、子どもを見守ってくれる地域の大人の方が参加してつくる子ども企画も積極的に取り組んでいます。

(3)地域と協働するまちづくり

子どもは地域(=まち)で育ちます。児童館は、地域の町会や自治会、学校、PTA、青少年地区委員会、青少年委員、民生児童委員、主任児童委員といった数多い団体や個人の方々と協力して「子どもや子育てのための環境づくり」に取り組んでいます。また、地域の方々の協力をいただきながら「子育て支援活動」に取り組むとともに、「ゆるやかな交流活動」を応援するために、年間10回をこえる地域の事業や学校行事に参加協力し、「子どもの豊かな体験」も後押しています。

私はキャンプやこどもまつりなど、児童の健全育成事業の中の各イベントを担当している他、子育て支援事業における乳幼児ひろば、講座、マタニティ支援事業などを担当しています。

3 仕事でやりがいがあったこと

毎日多くの子どもが児童館を訪れます。一例ですが、その中には挨拶をしても返事をしない子どももいます。そのような子どもに職員は声をかけ続けます。そして、少しずつ返事をするようになり、話をしてくれるようになり、自分から職員に声をかけるようになると、関係ができ始めます。返事をしない子どもに声をかけ続けることは、職員もなかなか根気のいることではありますが、全ての活動に共通することですが、日頃の積み重ねがあって生まれてくるものだと思います。児童館を訪れた子ども全てに「気にかけているんだよ」というメッセージを送るためにも、毎日子どもたちに、笑顔で声をかけ続けています。

児童館では、多くの活動やイベントがあります。その一つ一つに対して役割分担をし、多くは職員が重なり合いながら取り組みます。私は、どのように仕事を進めたらよいか、先輩に相談したり、自分で試行錯誤しながら内容を組み立て、ミーティングに提案していきます。特に大きなイベントを、職員や子ども、地域の大人の方々とやり遂げた時の達成感は、この仕事に携わることができて良かったと思う時です。さらに、参加した子どもが「すごく楽しかった」「来年はこんなことがしたい」とキラキラした笑顔で言われると、「来年も更に子どもが楽しめるような充実したものにしていこう」という高揚感とやりがいを感じます。

4 仕事で大変だったこと

この仕事で大変だったことは、子どもと正面から向き合うことです。言葉遣いやものの扱いなど、子どもの粗雑な行動や言動を話し合う時、信頼関係ができた上で、意見をしっかり持ち、きちんと説明しなければなかなか聞き入れてくれません。また信頼関係もすぐにできるものではありません。最初はそうした仕事に戸惑っていましたが、解決のためには、目の高さを子どもと同じにして、子どもと日頃からの関係づくりに心がける、という日々の積み重ねが大切なのだということを、先輩方から学びました。

今までに、色々な子どもと日常活動を通して徐々に関係を作っていくうちに、一人ひとりの子どもの特徴を考慮しながらアプローチをすることも大切であると感じています。話をしても全く聞き入れてもらえない時、ただ一方的に話を伝えるのではなく、その子どもにあった話し方や接し方があるということを、根気強く関わっていく中で学びました。 

5 区に勤める前と勤め始めてから自分の中で変化があったこと

区に勤める前の自分の行動は特に理由をもたず、感じたままに行動をしていた部分があったのですが、職員として区民の方と関わっていくうちに、区民の方からすれば採用三年目も長年勤めている先輩方と同じ職員であることに変わりはないのだ、ということに気付かされました。現在は一挙一動に責任を持ち、区民の方々の立場に立って考え、行動をするよう心がけています。

また子育てひろば・サークルでは初めてお会いする大勢のお母さんの前で、進行や声かけを行います。もともと人前で発言することが苦手な私は、初めの頃は自信もなく、声も小さくなりがちでしたが、先輩方の声かけの仕方を学び、少しずつ声を出せるようになりました。また来館する全ての人に、自ら積極的に話しかけていくことで関係ができ、地域の方にもかわいがってもらっています。町の中でも、色々な方から声をかけてもらえるようになりました。そのような時に、区の施設職員として、町の中に溶け込んだ自分の存在を改めて感じます。

6 受験者へメッセージ

福祉職を受験する皆様。世田谷区役所の福祉職の内容について、簡単ではありますがご紹介させていただきました。少しでもご興味をもっていただけたら嬉しいです。やりがいのあるこの仕事で、来年是非皆さんとご一緒に働けることを楽しみにしています。

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