スライド1 世田谷区玉川総合支所庁舎・区民会館改築工事「基本設計報告会」及び「条例に基づく説明会」 開催日時 第1回 平成28年6月23日(木曜日)午後7時から8時30分 第2回 平成28年6月25日(土曜日)午前10時から11時30分 開催場所 玉川総合支所4階集会室(等々力3-4-1) 次第 1.開会 2.挨拶 3.基本設計の報告 4.各条例に基づく説明報告 A.「世田谷区環境基本条例」に基づく説明 B.「世田谷区風景づくり条例」に基づく説明 C.「東京都中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づく説明 5.質問応答 6.閉会 スライド2 新庁舎等建設の考え方 建設にあたっての基本理念 区民にとって快適な行政サービスを促進し、安全で安心な区民生活を守る防災拠点としての玉川総合支所庁舎・区民会館 建設にあたっての基本方針 1.災害時対応機能の強化 2.ユニバーサルデザインの推進 3.環境共生の推進 4.まちの賑わいの創出 スライド3 改築スケジュール(予定) 平成25年度から26年度 基本構想 平成27年度 新庁舎の基本設計 平成28年度 新庁舎の実施設計、仮庁舎建設工事 平成29年度 仮庁舎での運営開始、現庁舎の解体工事、新庁舎の改築工事 平成30年度から31年度 新庁舎の改築工事 平成32年度 新庁舎開設 ※スケジュールは変更になる場合があります。 スライド4 仮庁舎・分庁舎案内図 旧玉川高校仮庁舎:住所 世田谷区玉川一丁目20−1 A棟サービス内容 地域振興課(計画・相談)、街づくり課、生活支援課、保健福祉課、玉川地域社会福祉協議会事務所   B棟サービス内容 区政情報コーナー、集会室機能 ・現況敷地面積:2688.47u ・建築面積:1373.13u ・延床面積:2108.52u ・建物高さ:7.21m(A棟-2階建) 4.16m(B棟-1階建) 下水道局用地仮庁舎:住所 世田谷区等々力2丁目28 サービス内容 地域振興課(計画・相談を除く)、等々力出張所、戸籍係、等々力まちづくりセンター、社会福祉協議会、あんしんすこやかセンター、地域施設整備担当課 ・現況敷地面積:1040.00u ・建築面積:616.71u ・延床面積:1190.16u ・建物高さ:7.36m(2階建) 分庁舎:住所 世田谷区等々力4丁目19-18 サービス内容 健康づくり課、健診会場 ・現況敷地面積:1613.7u ・建築面積:752.5u ・延床面積:1585.5u ・建物高さ:12.40m(2階建) スライド5 敷地・建築 概要 敷地概要 1.所在地:東京都世田谷区等々力三丁目4番1号 2.敷地面積:4205.17u 3.用途地域等:近隣商業地域 4.建ぺい率:80% 5.容積率:300% 6.防火指定:防火地域、準防火地域 7.高度地区:第3種高度地区、一部最低限高度地区(7m) 8.景観計画区域:一般地域(商業系ゾーン) 9.日影規制:5mライン/5時間 10mライン/3時間 測定面高さ/4m 10.工事種別:新築工事 建築概要 1.用途:庁舎、ホール(集会室を含む) 2.構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造・鉄筋コンクリート造(免震構造) 3.規模:地下1階/地上5階建て 最高の高さ:21.0m 4.建築面積:2827.02u 5.延床面積:10780.25u 6.工事期間(予定):平成29年10月から平成32年3月 ※面積及び高さ等については、今後の検討により変更になる場合があります。 スライド6 免震構造形式について 基礎免震:特徴 建物の下部に免震層を設置(地下1階床下に免震層を配置) 柱頭免震:特徴 柱の上部に免震装置を設置(地下1階の柱頭に免震装置を配置) スライド7 配置図 スライド8、9 1階平面図 内部レイアウト:エントランスホール、エレベーター(1階から4階)、等々力出張所、戸籍係、あんしんすこやかセンター、まちづくりセンター、活動フロア、活動コーナー、夜間出入口、多機能トイレ、トイレ、区民会館ホール、ホワイエ、喫茶スペース、楽屋、授乳室 外部:コミュニティ広場、パサージュ、来庁者用駐輪場、駐車場出入口、ポケットパーク(防火水槽、マンホールトイレ)、サービスヤード(防災井戸、オイルタンク)、健診利用者出入口、植栽 ※コミュニティ広場と区民会館ホールの一体利用が可能。 「世田谷区建築物の建築に係る住環境の整備に関する条例」による歩道状空地 「世田谷区みどりの基本条例」による緑化 「世田谷区建築物の建築に係る住環境の整備に関する条例」による道路状整備(歩道) スライド10 2階平面図 生活支援課、保健福祉課、区政情報コーナー、玉川地域社会協議会、ホール観覧室、ホール調整室、リフレッシュスペース、更衣室、多機能トイレ、トイレ、屋上緑化 スライド11 3階平面図 健康づくり課、街づくり課、会議室、健診会場、ベビーカー置場、授乳室、トイレ、屋上緑化 スライド12 4階平面図 地域振興課、支所長室、区民相談、災害対策地域本部、会議室、防災無線室、情報収集室、サーバー室、集会室、こども室、配膳室、トイレ、喫煙スペース、テラス、屋上緑化 スライド13 5階平面図 内部:機械室、電気室、大気汚染測定局及び雨量局 外部:トップライト、屋外電気設備スペース(発電機等)、屋外機械スペース、太陽光発電設備(屋上、壁面)、屋上緑化 スライド14 地下1階平面図 地下駐車場、バイク置場、職員・業務用駐輪場、防災倉庫、書庫、ごみ置場、清掃員控室、警備室 スライド15 立面図 スライド16 断面図 スライド17 空白 スライド18 各条例に基づく説明報告 A.「世田谷区環境基本条例」に基づく説明 ・「環境と共生する都市世田谷」を目指して、その基本となる考え方を進めるための条例です。 スライド19 配置図兼1階平面図 スライド20 環境計画図 【良好な景観の確保、典型公害対策、交通公害対策】 ・壁面後退、庇の設置による分節化 環境空地による1から2階壁面の後退に加え、南北壁面を3から5階でセットバックし、各階に庇を設けることで、建物ボリュームを分節化し圧迫感を軽減します。 ・各階庇を屋上緑化 各階の庇上には緑化を行い、歩行者から見える形状とし、変化に富んだ樹種選定を行います。 ・日照の確保、風害対策 外壁面のセットバックによる周囲への風の影響を低減し、また、各階に庇を設置し凹凸のある壁面とすることで日影の影響を低減します。 ・オープンスペース(環境空地)の設置 周辺や歩行者に対する圧迫感や安全な交通処置として接道部には環境空地を確保します。 【コミュニティ性の確保】 ・コミュニティ広場・パサージュの設置 全天候対応可能な半屋外のコミュニティ広場を設置します。地域活動団体等の各種イベントに対応が可能とし、利用者で賑う計画とします。 ・区民会館ホールの設置 区民会館ホールは、可動式の席によりフラットな床とすることが可能となり、これまでより多様なイベント等に対応できます。 【福祉的な配慮】 ・ユニバーサルデザインに基づいた計画 ユニバーサルデザイン検討会を開催し、多機能トイレ、授乳室、身障者用駐車場、身障者用エレベータ、わかりやすいサイン計画、誘導表示・音声案内の設置などだれもが使いやすい計画とします。 ・安全で快適な歩行者空間の確保 道路の拡幅、環境空地の設置により敷地周辺に安全で快適な歩行者空間を確保します。 【災害対策】 ・免震構造の採用 基礎免震構造を採用し、地震時に安全確保し、災害応急対策活動の拠点として機能できるよう計画します。 ・非常用電源の確保 停電時に庁舎機能、支援活動を継続させるために72時間運転可能な非常用発電設備を設置します。 ・調達物質の集配拠点となる区民会館 区民会館ホールは全席可能とし、災害時にコミュニティ広場と一体となり、物資の仕分けが出来る平土間スペースとなる計画とします。 ・災害時の水の設置 日常利用可能な防災井戸を設置します。災害時は受水層からポケットパーク内の水栓に接続し、給水可能とします。 ・マンホールトイレの設置 ポケットパーク内に災害時に利用できる災害用トイレ確保のためマンホールトイレ5基とマンホールトイレ用の井戸を設置します。 ・防災倉庫の設置 防災倉庫(約100u)を地下階に設置し、災害時の職員の活動や一時帰宅困難者の滞在を想定して備蓄物品を保管します。 ・防水水槽の設置 火災時に被害を最小限に食い止めるための防火水槽(100t)をポケットパークに設置します。 【水に係る環境の確保】 ・周辺の地下水への配慮】 周辺地下水への影響に配慮するため、工事着手前から工事完了にかけて敷地内の地下水等を継続調査します。 【資源の循環的な利用】 ・雨水浸透、雨水貯留 雨水排水計画は敷地内浸透を前提とします。歩道部分は浸透性舗装とし、建物下部貯留槽を設置し雨水の流出抑制に配慮した計画とします。 ・雨水の活用 建物屋根に降った雨は雨水貯留槽へ貯め、トイレの洗浄水として利用できる計画とします。 ・廃棄物の減量、リサイクル、再資源化 リサイクル材やエコマテリアルの活用、保全できなかった樹木等の活用など、廃棄物の減量、リサイクル、再資源化に努めます。 【エネルギーの有効利用】 ・自然エネルギー利用 太陽光発電設備(30Kw)を設置します。 コミュニティ広場にトップライトを設け自然光を採り入れます。 外壁、吹抜のサッシは開閉可能とし、自然通風を採り入れます。 地下水を日常的に利用できる計画とし、また、採取時に地下水熱を冷暖房の補助として活用します。 ・省エネルギーの配慮 外壁、屋根に十分な断熱材の設置、遮熱性能に優れたLow-Eガラスの採用、各階の庇による直射日光の制御など建物の高断熱化を図ります。 電灯設備はLED照明、人感センサーの採用、タイマー制御など消費電力を抑えた計画とします。 空調設備は室の用途や形状に応じ空調方式を適切に選定し、全熱交換器や高効率機器を設置します。 給排水設備は節水型衛生器具や自動水栓など節水に努めます。 【交通公害対策、都市・生活公害対策】 ・安全な駐車場出入口の配置 駐車場出入口を建物の主要な出入口と離れた箇所に設置することで歩行者の安全性を確保します。また、出入口にはカーブミラーや出庫表示灯を設けます。 ・駐車場の騒音対策 駐車場は地下駐車場とすることで周辺への騒音に配慮します。 ・ごみ保管場所設置位置への配慮 再生利用対象物・廃棄物保管場所は地下階とすることで周辺への臭気に配慮します。 ・換気・排気施設の設置位置等への配慮 地下から排気口、1階の喫茶スペースの換気口は極力歩道を避けた箇所へ配置し、空調の室外機等は屋上に配置することで騒音・臭気に配慮します。 スライド21 緑化計画図 【緑化計画の基本方針】 ・地上部緑化 既存緑化に近い面積を確保する計画とします。 ・屋上緑化 区条例の基準を上回る緑化率とし、地上部緑化との合計が既存緑化面積と必要屋上緑化面積の合計を上回るよう計画します。 ・既存樹木の調査 既存樹木全てに対し、樹木医による診断を行います。樹木の状態に応じた検討を行います。ケヤキについては移植、サクラ等については一部存置を検討します。 ・新たな緑の創出 敷地北東部はポケットパークとし、まとまった緑を確保し、各階の庇や屋根に屋上緑化を設け、新たな緑の創出に努めます。 【緑に係る環境の確保】 ・歩道状空地に沿った緑地の配置 敷地西側、北東側の歩道状空地に沿って低木を配置します。 ・既存樹木の移植 区の木であるケヤキについては樹木医診断の結果、新築工事への影響を考慮し、ポケットパークへの移植を検討します。また、南側道路の既存樹の存置を検討します。 ・ポケットパークの配置 敷地北東部に防災機能を備えたポケットパークを設け、都市防災対策の一助となります。また、適切な植樹を施し、街並みに潤いを与えます。 ・屋上緑化 南北側外壁のセットバックした屋根面、各階の庇上部に屋上緑化を配置します。地上からも見えやすい形状とし、変化に富んだ樹種選定を行います。また、自動潅水を設け適切に維持管理を行います。 ・歩道上に設ける並木 敷地南側の歩道に並木を設けて、大井町線に対して緑による潤いのある表情を創出します。 【凡例】 ・既存樹 ・中高木(新規)(サクラ、カシ類、ムクノキ等) ・低木(ツツジ類、アベリア、センリョウ等) ・芝生 ・屋上緑化(ツツジ類、アオキ、タイム、タマリュウ、ヤブラン等) スライド22 B.「世田谷区風景づくり条例」に基づく説明 ・世田谷区の魅力ある風景を保存し、また新たに創り出しながら、地域の個性や価値を高めていくための条例です。 スライド23 外観イメージ(北側目線高さ) 都道(目黒通り)、ポケットパーク、区道(等々力通り)区民会館、喫茶スペース、北側出入口(パサージュ)、総合支所庁舎 スライド24 外観イメージ(南側 鳥瞰) 総合支所庁舎、南側出入口(パサージュ)区民会館、都道(目黒通り)等々力駅 スライド25 現計画段階での完成予想図(北側) 現状、現計画段階の完成予想図 スライド26 現計画段階での完成予想図(南側) 現状、現計画段階の完成予想図 スライド27 C.「東京都中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づく説明 ・高さが10mを超える建築物(中高層建築物)を建設する場合の条例です。 スライド28 時刻日影図 節季/冬至 日付/12月22日 測定面高±0.0m※測定面が地面から±0mの高さを示しています。 方位23度27分37秒 北緯35度36分31秒 東経139度38分55秒 ※今後の検討により変更になる場合があります。