玉川総合支所庁舎・区民会館改築工事 基本設計 中間説明会の質疑回答 日時:平成27年8月6日木曜日 午後7時から午後8時30分 場所:玉川区民会館第1・2集会室 参加者数:14人 ご質問・区の回答 Q)区民会館ホールの玄関はどこか。現状建物は外部でイベントがあると玄関が使えないので考慮して欲しい。 A)北側と南側に入口を設けており、イベントを行っていても、双方から出入りできる計画としています。 Q)この計画づくりには、区民参加は行われたのか。 A)最初に区民会館や庁舎利用者にアンケートを行い、ご意見を募集しました。その後、基本構想を策定するにあたり、住民説明会の開催や「改築だより」によるご意見の募集を行っています。 Q)2年前に約7億円をかけて設備の改修が行われているが、なぜこの時期に建替えを行うのか。税金の無駄遣いではないか。 A)水漏れなど設備機器の老朽化が激しく、修繕も不可能な状況であったため、やむをえず緊急的に対応させていただきました。 Q)解体時に発生するCO2や産業廃棄物がどのくらい出るのか。再利用されるものはどのくらいあるのか。 A)CO2に関しては現在解体設計作業を行っているところであり、まだ把握できていません。産業廃棄物は、コンクリートや鉄筋などに分別して、再利用可能なものはしていくという考えです。 Q)建物の設計意図、デザインについて説明してもらいたい。 A)設計方針として、安全性の確保、区民サービスの向上、また地域防災の司令塔といった観点から、分庁舎機能の集約や区民会館ホール・コミュニティ広場の災害時利用などをあげています。デザインは、これらを踏まえた上でコンパクト化及び低層化を図り、外観は緑を設けるなど景観に配慮したいと考えています。 また、この建物は庁舎であり、区民会館でもあるので、四方正面という考え方で、広場を中心に通り抜けのパサージュがあるといった、どこからも施設が感じられる庁舎にしたいと考えています。 Q)コンクリートの強度、中性化、コア抜き検査は行っているのか。Is値は現在どのくらいあるのか。 A)耐震診断の際にコンクリートのコア抜き検査を行いました。Is値は耐震補強工事により現在0.61と一定の安全性を確保していますが、国土交通省が災害応急対策活動に必要な庁舎の基準としているIs値0.9は満たしておりません。 Q)リノベーションできるかどうかは検討したのか。 A)庁舎機能の老朽化や、分散している庁舎機能の集約、十分な災害対策本部機能が確保できないといった点から、改築を選択させていただきました。 Q)オリンピックと重なるが予算は大丈夫か。 A)財政当局含め区全体で検討し判断したうえで、必要な予算を確保し進めてまいります。 Q)経費の概算はいつ出るのか。 A)基本設計の期間中に建物の仕様を固め算定します。 Q)既存の建物基礎はそのまま使うのか。雨水貯留槽の重量は検討しているのか。 A)現状の基礎部分は全て撤去し、杭は打たずそのまま地下をつくる計画としています。貯留槽の重量は今後雨水計算を行った上で、設計を進めてまいります。 Q)地下水の測定ポイント数と水位測定図面はいつ出るのか。 A)地下水測定井戸を敷地内に3箇所設置し、観測を開始しています。その他に20本ほどデータを集め、水位変動の調査を進めています。 Q)庁舎改築に関係するまちづくり計画はあるのか。 A)地域整備方針の中で玉川総合支所を災害対策拠点として位置づけています。また、近接する目黒通り沿道地区街づくり計画では主に不燃化、耐火建築物の促進について定めています。今後、延焼遮断帯機能、緊急輸送道路としての目黒通りの整備とともに、新庁舎の災害対策拠点としての活用を進めていきます。 Q)歩道空間はきちんと確保されているか。歩道を自転車で通行される方がいて危険なので考慮して欲しい。 A)敷地外周部に歩道とは別に2m幅の歩道空間を計画しています。今後自転車と歩行者の安全面を考慮し検討してまいります。 Q)コミュニティ広場の高さを3階までとして、4階に事務スペースを設けてはどうか。 A)コミュニティ広場の高さは現計画時点で20m程度あり3階までとしても盆踊りのやぐらなどを組むのに問題はないが、通風や採光の確保という考えから4層吹抜けとしています。 Q)コミュニティ広場や建物の周りにベンチなど座るスペースをつくって欲しい。 A)広場を有効に使うために極力固定した物を設置しない方針ですが、可動式のものや、歩道空間のベンチ設置等、効果的な方法を検討してまいります。 Q)集会室は新庁舎では2階になるのか。建替えの工事期間中はどうなるのか。 A)現時点では2階に計画しています。建替え期間中は、別の場所で集会室機能を果たせる場所を検討しています。区民会館ホールについては規模が大きいので、期間中他の区民ホール等を利用していただきたいと考えています。