改築基本構想(素案)住民説明会以降にいただいた意見など ●新庁舎・区民会館のあり方、機能や構造等について ○庁舎の外観は地域の景観に合ったものにして、決して周囲から浮き上がらないことを 考慮し設計してほしい。等々力渓谷の近くにあるイメージを取り入れるなど。 ○緑化については屋上緑化のみならず、庁舎の庭や周りに、樹木や草花を現在より増や してほしい。生産緑地の宅地転換や、ミニ開発で減っていると憂いています。せめて区 の施設だけでも“みどり”を多くと望みます。 ○太陽熱・太陽光発電、太陽熱温水器などによる自然エネルギーを利用した環境に配慮 した施設とする。 ○屋上は緑化か、太陽光発電か ○夏の暑さ対策として、コミュニティー広場にドライミスト空調を検討する。 ○雨水の利用については、トイレの洗浄、樹木への散水、外部の水洗浄など飲用以外に 使用する。 ○最近の給水施設はタンクレスが多く見られます。スペースの問題もありますが、災害 時の水確保に受水槽があると断水時には最小限の飲用として利用することが出来る。 ○庁舎建設の基本方針1としての、災害時対応機能の強化とは、具体的に何をすること なのか知りたい。 ○避難の必要な災害時、区民の避難所としての機能は全く考えていないのですか。説明 会の際の説明によると「災害対策室」「支援物資置き場」とのことでした。世田谷区の 避難所は全く足りていないと把握しています。避難所としても機能するよう検討してい ただきたい。 ○区民会館が災害時にフラット床として使用するのであれば、野外イベント時に雨天で 中止、順延にならない様に利用出来る対応を検討しておく。 ○地下駐車場は、全て平置きで考えているのか ○自転車置場は、支所の自転車が多すぎではないか。はっきり判るようにカラーで区別 しては。 ○人が増えすぎてしまった地球を、少しでも健全な状態で子孫に残すためには、ライフ スタイルの見直し、例えば、車社会の抑制が求められます。世田谷区の玉川地区は、公 共交通機関が発達し、かつ、みどりとみずに癒される環境も残っており、車の利用を最 小限にしながら、自然と融和した生活が可能な地区です。区はそういう生活を後押しし て下さっていますが、今回改築される玉川総合支所は、その象徴として「等々力の緑を 眺めながら、ゆっくり歩いて集まれる空間」となってほしいと思います。地下駐車場は 必要最小限とし、基本構想には、「健康な人は徒歩または公共交通機関で来所してほし い」ことを盛りこんで頂きたい。 ○喫煙室。設置するのであれば、外から喫煙者がよく見えるように、前面はすべてガラ ス張り。喫煙者が自分の喫煙する姿を見えるように内部はすべて鏡張りしてください。 喫煙室は設置にも維持にも経費がかかります。喫煙者は多面的にリスクを自覚すべき。 ○建造物の基礎は従来のものを採用は事実か。建造物の重量・耐荷重は、大丈夫なのか。 雨水貯留槽の容量・重量は、かなりの重量と思われるが計算に入っているのか ○大地震等の災害時に庁舎の業務に多大な影響を及ぼすような地盤ではないのですか? 庁舎および近隣エリアの地盤に関するトラブルを聞いているため。 ○地下水、水位測定のポイントを早急に検討されたい。そのために、それなりの業者の 決定を急がれたい。地下水位測定?はいつごろまでにまとめ上げるか。住民側の発言で 地盤が悪い事を指摘する声があった。浅井戸・深井戸の自然水位、運転水位をしっかり とらえられたい。 ●改築の考え方について ○今後の日本は人口が減少し、経済も大きな進展はのぞめないと思います。これまでの ように、スクラップ&ビルドを繰り返して発展していくという発想 をきりかえ、良質 なものを大切に長く使っていく社会へ転換していくことが必要です。支所庁舎を改築す るのであれば、「耐久50年」というのではなく、より長く使えるものを、しっかりとし た建材、部材でつくっていただきたいです。 ○長く使うためには、年代別人口の構成変化等にも対応できるよう、部屋の大きさやパ ーテーション等を変化させることができるようなつくりにして、その時代に適した使い 勝手の良さを常に区民が実感できる庁舎にしていただきたいです。 ○6年後には新設の庁舎になります。先般現在の建物の機械・各施設に6億近いお金を かけて改修しました。なにかもったいないような気がします。改修した設備の中で、新 設設備に再利用できるものがあるのでしょうか。資材高騰、仮庁舎などお金のかかる事 があると思います。安価でより良い庁舎が出来ることを願っています。 ○庁舎部分改築で予算の節減を考えないのか。 ○部分改築か、スクラップ&ビルドか、いずれにせよ、区民・住民のコンセンサスが重 要不可欠と思うが、行政側の考え方は? ○タックスペイヤーである区民には、しっかりと金額を示すことが行政の責任だと思い ます。次の段階では、建設費と合わせ、第1庁舎、第2庁舎、分庁舎すべての解体費用、 設計費、更には引越しや暫定的に使用する場所の賃借料概算等、建て替えに掛かる全て の費用を区民に示してください。 ○次回の説明会はいつごろ予定しているのか。概略図、大工程、概算は示されたい。 ○行政側としては、納得させる説明責任が課されていることは承知されたい。 ○そもそも区民の意見・要望を真剣に聞く姿勢が感じられない。なぜ、このような非常 に中途半端なことをしているのですか?区民アンケートの期間が短く、件数も少なく、 対象が限定されている。説明会に参加した少数の区民のみの意見・要望を収集しようと している。 ○特定の事業者との癒着を感じさせることのない様に。 ●周辺環境及び街づくり等について ○ゆとりある歩行者導線(車両との分離)。  等々力駅前は交通量(特にバス)が多く、歩いていても怖いです。歩道はベビーカー、 自転車、歩行者でいつもいっぱいです。パサージュの活用について、自転車、歩行者と の分離もよくご検討ください。また、バス広場(本当はタクシーも待っているとなおよ し)の整備計画がよくわかりません。 ○大井町線の地下化が再浮上しています。将来を見据え地下駐車場と駅がつながる様な 検討をしておく。 ○駅前整備との関連 玉川庁舎は、駅前の顔でありシンボルです。等々力駅は、今のま まで雰囲気がよいので良いですが、等々力駅からのアプローチについて、「駅前整備」 を含めてご検討ください。 ○庁舎改築に合わせ、周辺地区の街づくり計画はないのか ○防犯機能について 尾山台・上野毛には交番がありますが、等々力にはありません。 駅前の治安や困りごとのときに相談できる方がいると子供にとっても安心です。そうし た防犯機能を強化できないでしょうか。 ●等々力渓谷等の保全について ○白化(白華)現象・国分寺崖線の植生に変化が生じる事があれば、工事は全て廃止せ ざるを得ないことも承知されたい。 ○等々力渓谷は、東京都観光百選の一位になった事をも思い起こして慎重に準備された い。