区長記者会見(令和2年4月27日)

最終更新日 令和2年4月27日

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記者会見を行う区長の様子の写真
記者会見の様子

令和2年4月27日(月曜日)、保坂展人(ほさかのぶと)区長が記者会見を行いました。

動画はこちらからご覧になれます。新しいウインドウが開きます

区長あいさつ

皆さんこんにちは。新年度初の記者会見を始めていきたいと思います。今回は新型コロナウイルスの感染対策のため、初の試みですが、動画配信で行います。

まず世田谷区職員の感染について、ご報告があります。4月23日夜半に区の職員烏山保健福祉センター勤務の方のPCR検査の結果、陽性が、確認されました。現在職員本人以外に、発熱や咳の症状が続いてる職員はおりません。世田谷保健所の助言に基づいて、この職員と近い席で仕事をしていた職員について自宅待機をさせています。翌日の24日烏山総合支所の三階部分の区民の立ち入りを制限いたしまして、翌日25日フロア全体の消毒の作業を行いました。本日4月27日でございますが、このフロアにおける業務を再開しております。区民の皆様に大変ご迷惑をおかけしました。現在、世田谷区役所でも、職員が交代で勤務するなど、在宅勤務時差出勤などの工夫をしながら、感染防止対策をとっていきますが、引き続き職員の感染防止に万全を期して参ります。

発表項目

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う区の対応について

次に、本日のテーマでございます世田谷区の新型コロナウイルス感染症対策についてご報告をいたします。これまでも区長メッセージ或いは動画等でお知らせしてきたことも含めて、お話させていただきます。世田谷区におきましては、PCR検査による検査陽性者が4月24日現在、318人。この内退院をされた方が68人含まれておりますが、東京都全体の1割弱となり、依然として増加傾向が続いていて、深刻に受けとめております。

4月7日、国から7都府県に緊急事態宣言が出されました。早速、世田谷区では、新型コロナウイルス感染症対策本部を開催いたしまして、全庁でさらなる感染防止に当たるとともに、新型コロナウイルス感染症治療に積極的に取り組んでいます。医療機関の責任あるみなさんや、世田谷区医師会玉川医師会などのご意見を聞く医療関係の情報連絡会を開催し、現状の共有を行いました。

まず感染の可能性があるのではないかという方々の相談を受ける。帰国者・接触者相談センター、こちら保健所で運営しておりますが、電話がかかりにくくなっていると、この状況の改善のため、電話回線をふやし、外部の医師、保健師、看護師等の応援を受けて、4月13日より回線を3回線から6回線にして、体制を強化いたしました。

次に、保健所に実務が集中している現状及び帰国者接触者外来を担う医療機関でも、PCR検査の実施に、負荷が相当多いことがわかりました。世田谷保健所が検査センター、これは非公開でございますが立上げ、翌日8日からこの相談センターを通して、ご案内をはじめ、検体の採取を始めました。また、13日から世田谷区医師会も、このセンターに協力をいただけることになりまして、体制を増強して、検体採取の方を進めております。同時に、玉川医師会でも、検体採取の開設にご協力いただくということになり準備が進んでおります。このチャートを見ていただきたいと思います。検査の流れ

本日は、この検査体制の拡充についてお話したいと思います。皆様から見て、左側の世田谷保健所での検査そして、その右側に帰国者・接触者外来、これは各病院でやっておりますが、この二つ、そして、ここにですね、右側に太い黒枠で囲いましたけれどもこれが新しい体制になります。玉川医師会、世田谷区医師会、そして、区内かかりつけ医・区内診療所と書いてあります。ご説明をいたします。まずこの検査が必要だとこれは、保健所のお電話相談センターでお話を受けた方について、これまで保健所自らそして各病院で、そして世田谷区医師会のPCR検査センターで受けて参ります。そしてこちらの方ですね、さらに体制を増強して、民間検査機関を活用した迅速な検査体制を築いて参ります。これまでの保健所と病院に加えて、この両医師会で保険診療で、民間検査会社を利用する形に転換をして参ります。

今後の拡充は、区内の右側の上のほうになりますが、かかりつけ医さん、クリニックなどを通して、今までだと一旦、この相談センター保健所に戻してそこからという手続きがありましたが、ダイレクトにですね、医師会の運営している。この検査のセンター場所にそのままですね、依頼をしていくこういった仕組みを作ります。また、これ世田谷区医師会においては、肺炎の疑いのある方については、PCR検査と同時にですねCTスキャンこれを組み合わせた検査の実施を準備しております。世田谷区医師会の方で、世田谷区医師会の方で取り組んでいただく予定です。また玉川医師会におきましては、保健所の電話センターからのご案内を受けて、車で来所され、検査を受けるいわゆるドライブスルー方式、ここで検体の採取をしていきます。これまで世田谷保健所が統括している行政検体の総数は1000件を超えておりますが、こうして両医師会が加わることで、さらに多くの検査をスピーディーに行うことができるようになります。

今回の拡充では、世田谷保健所各病院帰国者接触者外来そして玉川医師会世田谷区医師会、ここは連携しまして検査体制を構築し陽性者に対して迅速に連絡が行くように対応を図るものでございます。

なお、こちらの検査場所については、行政検査が円滑に行われるようにする観点から、帰国者・接触者外来と同様に一般への公表は行わず、この電話相談センターか、かかりつけ医診療所にご相談を必ずしていただいて、そこからのご案内ということになります。従って、場所は非公表とさせていただきます。今後、PCR検査の拡充とともに、言われるところの抗体検査の活用なども専門家の助言を得て検討を深めたいと考えております。

一方で検査件数をふやして参りますと、陽性になる方が一定の割合で出て参ります。陽性になった方が安心して治療を受けたり、健康観察ができる体制も大変大きな課題になっております。

症状が重い方の入院を促進し、一方で症状が軽い方や、或いは目立った症状のない方に関しても感染拡大防止のために、東京都の確保したホテルに移送する準備を重ね動き出しました。東京都のこのシステムにより医療スタッフによる健康観察のもと、症状が悪化すれば治療に結びつけることで、医療現場の病床の不足をバックアップする効果があります。

また、自宅療養中、待機の方がいらっしゃいます。家庭内感染のリスクや自宅で健康が急変した場合のサポートの必要などの理由で、速やかに移動していただくよう、支援をして参ります。

4月18日に検査陽性者の多い特別区の区長と厚生労働省幹部の皆さんとの緊急意見交換の場が持たれ、私からは、世田谷区での取り組みをご報告するとともに、現在、全国でそうですけれども、保健所に集中している業務を仕切り直して、とりわけ病床不足による深夜、保健所の責任者に連絡が舞い込んで夜通し入院先を探していくと、このような状況がすでに限界に達しているということを述べ、広域の入院調整機能、ここに国の支援も要望し、負担軽減につなげられるように、提言をいたしました。また、陽性者の健康観察の場として、東京都の確保したホテルに加え、自宅療養待機を減らせるように、国もその場を確保して欲しいと意見も添えました。

今後とも情報連絡を欠かさず協力をお願いしていきます。東京都とともに、国とも医療現場のニーズについて、また緊急対策の財源や、制度設計について連絡を取り合っていく予定です。

世田谷区の今後の対策に当たり、早急に取り組みを実施するもの、6月以降順次取り組みを進めるものに、整理をいたしまして、国や都における補正予算等を活用して時機を逸することなく実施して参ります。財政面でも、今回特別区交付金や特別区税などの大幅な減収は、令和2年度はもとより、3年度以降も大きな影響を及ぼすものと見込まれます。先に挙げた緊急対策を的確に実施しながら、今後の財源を確保するため、事務事業の緊急見直しを行って参ります。当面、令和3年以降の大規模な減収に備え、公共施設の大規模な改修整備は、安全性、緊急性の観点から必要不可欠なものを除いて先送りするなど、今後の行政運営に必要な財源を確保して参ります。

また、感染拡大を防ぐ対策について、いくつか申し上げます。これまで区主催のイベントを延期中止するとともに、スポーツ施設、区民会館、区民センター、図書館など区民利用施設も休止するなど感染拡大に繋がる機会を減らして参りました。緊急事態宣言以降、外出自粛や在宅勤務など、区民の皆さんに大変ご協力をいただいています。

区民生活と事業活動を支える対策では、新型コロナウイルス感染症対策のための緊急融資でございますが、4月1日より受付を開始した約2週間半月で融資あっせん数が約700件予約申込者数が2400人リーマンショックには22ヶ月かけて2500人でしたので、ここを大幅に上回るペースとなっております。当初は30分枠で面談や中小企業診断士による経営アドバイスなども行って参りましたが、申請手続きの迅速化のために、4月17日以降の受付は郵送または金融機関による代行申請といたしました。詳しくは、世田谷区産業振興公社のホームページをご覧ください。

もう一つ、ぷらっとホーム世田谷、社会福祉協議会で運営していますが、こちらでは新型コロナウイルス感染症の影響による休業等で生活資金にお困りの方に、特例貸し付けの緊急小口資金20万円までなどを実施しています。こちらについても、大変問い合わせ、申し込みをいただき、4月23日から郵送の受け付けを開始いたしました。すでに2811件の小口貸付制度の相談を受け、住宅確保給付金について、598件の申し込みを受けています。休業・失業の状況は大変深刻化してきていて、厚生労働省の要件緩和を受けまして、希望者がたえることのない状況であります。

次に、子どもの学びと育ちを支える対策として、新学期から区立小・中学校の休校、区立幼稚園の休園に続いて、20日からは、当園自粛要請をしてきた認可保育園等を休園といたしまして、医療金融交通社会保障など、社会生活に必要な業種で働く方々を対象に応急保育を実施しています。学童クラブにおいても同様であります。

また、新学期以降の学校、臨時休業期間の長期化を見据えて、「せたがやまなびチャンネル」など家庭での学びのための動画配信を始めています。また、通信機器をお持ちでない家庭に対して、5月上旬から中学生及び小学校5、6年生について、タブレット端末の貸与を呼びかけており、IT機器のこれを活用した学習支援にも取り組んでおります。

これから学校休校、学童クラブ休止、幼稚園休園、保育園休園等の扱いは5月6日までとなっていますが、すぐに再開するのは難しい状況ですが、4月30日に区として、今後の見通しや方針を明らかにして参ります。

次に週末や休日等に、区内の公園商店街に数多くの人が集まり、感染リスクが心配される密集や、密接が認められる状況になっています。こうしたことにより、4月25日より世田谷公園など区立公園に併設される駐車場の利用を休止といたしました。間もなくゴールデンウィークが始まります。ぜひ社会的距離を意識し、感染防止に努めていただきたいと思います。またスーパーなどの混雑を解消するために、利用者の少ない時間を選んだり利用回数を絞ったりという工夫をお願いします。引き続き、不要不急の外出を自粛し感染拡大防止のため区民一人一人のご協力を改めてお願いするところでございます。

外出抑制にさらなる協力をいただく必要がありますが、同時に、世田谷区として、感染拡大防止に力を入れたいのは、大変目立ってきた家庭内感染と院内感染の防止であります。家庭内感染は大変止めるのが難しく、検査で陽性になった方が判明するとともに、居住する家族に感染が広がっている危険がございます。また院内感染は、都内でも一旦発生すると、通院、入院の患者さん、医師、看護師など、100人或いは200人を超える大規模な集団感染に繋がりかねません。また、高齢介護施設や障害者施設での施設内感染も同様に発生すると、多くの感染者を広げてしまう危険があり、十分に警戒していきます。世田谷区としては、専門家の助言のもとで、家庭内、院内、施設内の感染拡大防止を徹底して進めて参ります。

最後に、私たちは、新型コロナウイルスと戦っています。感染した人を差別したり、また排除したり、攻撃したりすることはあってはいけないというふうに強く思います。さらに深刻なのは、医療現場で命がけで治療に当たっている医師、看護師さん及び医療関係者の必死の努力で現在持ちこたえられているにもかかわらず、その皆さんに対する心ない言葉、またお子さんの施設利用を断るとか、嫌な思いをさせるということが、全国で起きていると伝えられています。世田谷区ではそういうことのないように、大変な思いで治療にあたる医療現場を応援して、一緒に支えて参りましょう。長期にわたる闘いとなる新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、心と心はしっかり繋がる、物理的な距離は取るということで、区民、事業者、区と力を合わせて、この難局を乗り越えることができるよう、頑張っていきたいと思います。

発表は以上ですが、報道機関からいくつか事前に質問をいただいてます。まず、昨日、東京新聞で、報道されました、単身赴任の男性が世田谷区内で、部屋の中で、亡くなってしまっていたという件についてであります。報道の内容にあるように、4月3日当時発熱されていた50代の会社員の方が、保健所の帰国者・接触者相談センターに電話をされ、また、4月7日にも電話をしたけれども、混みあっていて、1度も繋がらない。このように報道がありました。当時、3回線で受けていた相談センターが繋がりにくい状態だったことは事実です。またその後、地元のお医者さんから保健所に連絡があり、検査を4月9日、民間病院、帰国者・接触者外来でのPCR検査に繋がったということですが、残念ながら結果が通知される前に、4月11日、自室で亡くなっていらっしゃるところを発見され、その後、陽性が判明をしたということでございます。謹んでお悔やみを申し上げるとともに、電話をいただきながら、繋がらなかったということについてお詫びをいたします。相談センターの電話と保健師、医師、看護師等の受け手を拡大し、13日から3回線を6回線にいたしました。改善に努めてきたものの早期検査につなげられなかったことに責任を感じています。

次に、先ほど新しい検査体制について、これからどのような見通しで検査の増、検査件数の増を見込んでいるのかというご質問が来ています。約20件から50件の増を可能とできるだろうと考えております。また現在は行政検体で検査結果がわかるまでどのくらいですかという質問に対してお答えします。現在は2日から4日かかっております。今後、先ほどチャートでご説明したように、民間検査機関も活用して、迅速に、対応できるようにいたします。

次に、先ほど電話の混み具合ということで、3回線が6回線になりました。どのような変化があるかという質問も来ております。回線の増設後、時間帯によってはですね、わずかながら、電話が途切れる時間帯も生まれてきたというような報告を受けています。回線の増設をさらに、ということについては、今後の状況を見ながら検討しているところですが、今後ですね、電話以外に例えばFAX、メールなどの他の手段によるアクセスができないかと、検討しているところでございます。

回線が増えたことで、相談件数がどのように推移したかという質問もいただいています。回線を増やすまでの4月1日から10日までの平均は255件。4月13日以降、回線を増やしました。平均で306件となっております。約50件ほど相談を多く受けられるようになったということでございます。

CT検査ということについては申し上げましたけれども、これは先ほどちょっとチャートで説明しましたが、玉川医師会においては行政検体を、保健所の依頼を受けて、それをドライブスルー方式で、検体採取するという方式で、CTも同時に撮られる方、PCRだけの方、これをより分けて、CTも必要なら組み合わせるという準備を進めているのは、世田谷区医師会の方であります。なるべく早い時期に始めたいというふうに聞いております。

以上がいただいた質問についての簡単なお答えでございます。新型コロナウイルス感染症、まだまだ油断できない状況にあります。区民の皆さん、しっかりとですね、行動をコントロールして、感染の増というのを下降に向けて、0に向けて頑張っていきたいと思います。

以上、記者会見でございます。終わります。

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