区長記者会見(平成31年3月28日)

最終更新日 平成31年4月1日

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記者会見を行う区長の様子の写真
記者会見の様子

平成31年3月28日(木曜日)、保坂展人(ほさかのぶと)区長が記者会見を行いました。

動画はこちらからご覧になれます。新しいウインドウが開きます

区長記者会見の資料は、添付ファイルをご覧ください。

それでは、第12回目の定例記者会見を始めます。

まず、冒頭に何点かお知らせします。

31年度予算成立についてです。

31年度当初予算が、昨日、世田谷区議会の本会議において賛成多数で可決成立しました。一般会計が3,193億円ということで、対前年度比で5.8%増加した予算となり、「子どもが輝く参加と協働の予算」が成立しました。

区議会の中では、今後の財政状況の見通し、ふるさと納税による減収の拡大についての対策、教育における保護者の負担軽減策のあり方などが議論されました。この間の議論を踏まえるとともに、改めてボトムアップで区民の声を聞きながら、この参加と協働の予算をしっかり執行していきたいと考えています。

次に、アップスフェスの結果についてです。

2月1日に「アップス」という名前の青少年交流センターがオープンしました。旧希望丘小学校の跡地に出来た4階建ての希望丘複合施設の中にあり、1階に保育園、2階に「ほっとスクール希望丘」、3階に青少年交流センター「アップス」、4階に区民の集会室などがあります。

青少年交流センター「アップス」にはたくさんの若者が集まり、2月1日から先週までで、通算入館者が1万人を超えました。駅から少し歩く場所にありますが、中学生、高校生が利用するほか、小学生の放課後に安心して過ごすことのできる場としても使われています。

3月23日土曜日に「アップス」のオープニングを記念したイベント「アップスフェス」を開催しました。「アップス」の中にあるホールで、近隣の高校など5つのダンスチームのパフォーマンスが披露されたほか、和太鼓奏者で俳優の露木一博(つゆきかずひろ)さん、デュオユニットのマユ・アイナさん、バンドの世田谷ボーイズも登場し、来館した約500人の若者たちと会場を大いに盛り上げました。

また、隣の体育館で行われたフットサル大会「アップス杯」では、小学生や女性も楽しめるオリジナルルールが用いられ、世代を越えた交流も行われました。

希望丘中学の跡地の一角には高齢者施設もあり、高齢者から乳幼児まで多世代が交わる場になっています。

「アップス」は高校生、大学生の若者たち自身がレイアウト、設計について意見を出し合い、半年間アイディアを練ったものを基に造られているということで、中高生、大学生といった若い人たちの求めるものが出来たと思います。

今は春休みでとても賑わっているので、ぜひ取材していただきたいと思います。

次に、三軒茶屋観光案内所「SANCHAキューブ」の開設についてです。

キャロットタワー前の駅前広場、東急世田谷線改札前に、午前11時から午後7時まで年末年始を除く年中無休で観光案内、情報発信を行う案内所「SANCHAキューブ」を3月31日に開設します。

ここではデジタルサイネージを活用した多言語による観光案内、モバイル型ロボット「ロボホン」による観光情報の案内や観光ボランティアガイドやまち歩きの受付、世田谷みやげの紹介を行います。またFree Wi-Fiなども利用いただけます。

日本夜景遺産に認定されたキャロットタワー26階の展望ロビーや区外の観光案内所との連携など、区の魅力をより多くの方に伝え、楽しんでいただきたいと思っています。

次に、複合施設(守山・九品仏)の開設についてです。

北沢地域にある守山小学校の跡地が、守山複合施設というかたちでリニューアルオープンしました。平成28年に旧東大原小学校と旧守山小学校が統合して下北沢小学校となりましたが、旧守山小学校は躯体を残してコンバージョン、用途を変えて改修し、守山複合施設として生まれ変わりました。

この施設にはコミュニティ活動の中軸となる守山地区会館を4月1日にオープンします。また、施設の1階、2階は区立大原保育園が移転し、区立守山保育園として既にオープンしています。あわせて、3階に大原福祉作業所が移転し、まもりやま工房として4月1日からオープンします。この施設は住民の交流施設、保育園、障害のある方の作業所、そして緊急時は避難施設として使われます。これは学校統合の際のワークショップで、この学校の場が子どもたちの声も引き続き聞こえる場になって欲しいという声、住民の要望等をもとにしています。

次に、3月25日にオープンした九品仏複合施設です。九品仏まちづくりセンター、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会、そして地区会館の4つの施設からなる複合施設になっています。九品仏浄眞寺の参道に面しているということで、落ち着きのあるデザインで歴史を感じさせる和風の外観としました。防災の面では、72時間供給できる自家発電機を設置していて、災害用組み立てトイレも配備しています。

平成28年以来、区内27地区で「福祉の相談窓口」をオープンしてきましたが、九品仏地区でもようやく、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会、まちづくりセンターの3者がひとつの建物に集約され、3者連携が進んでいくと思います。

九品仏地区の地域包括ケアの活動では、女性に比べて男性の方が地域に出たり、地域との繋がりを作りにくいということで、男性のための体操教室を定期的に開催するなど、男性の居場所づくりを進めています。九品仏商店街の協力をいただいて、休憩するための椅子を設置するなど、安心して買い物ができる環境づくりにも取り組んでいるとこです。

また、青少年九品仏地区委員会では、毎年1月に浄眞寺の参道で新春餅つき大会を開催し、今年は約2,000人の方が訪れて大変賑わったと聞いています。

このように九品仏地区は住民活動も盛んな所なので、この新しい複合施設が住民活動、自治活動の拠点になっていくことを望んでいます。

それでは発表項目に移ります。

まず世田谷デジタルミュージアムの開設についてです。

指定文化財をはじめ、歴史、民俗などの様々な資料をインターネットで閲覧できる「世田谷デジタルミュージアム」を開設いたします。

区では多くの文化財を所蔵していますが、展示するスペースには限界があり、すべてを公開することはできないというジレンマがありました。そこで、この世田谷デジタルミュージアムに資料をデジタル化することで、区が所蔵するものも含め、お寺や神社などが所蔵している通常非公開の文化財についても、公開してまいります。本日はデジタルミュージアムの概要をご紹介したいと思います。

サイト内ではおすすめのメニューをわかりやすく示したページのほか、全部で1万1千点以上の文化財や歴史資料をジャンルわけし、検索できるようにしております。

例えば、現在のボロ市の起源を示す、当時関東地方を支配していた小田原城主北条氏政が天正6年(1578年)世田谷新宿に楽市を開いたときの掟書などを見ることができるほか、普段見る事ができない延宝5年(1677)に井伊直孝の菩提を弔うために造立された豪徳寺の仏殿像の様子なども公開しています。

こうして比較的すばやく文化財にアクセスできるほか、画面上だけでなく、その情報をグーグルマップと連動させ、散策の途中でタブレットやスマホで文化財の解説を見ることができる「せたがや文化散策マップ」というメニューもそろえました。あわせて、区が発行している様々なマップやまち歩きコースも取り込んで表示する機能も持たせています。

また、小学校での郷土学習の授業などでの活用も想定し、子どもたちが世田谷や各地域の歴史を学べるコンテンツとして「ジュニア講座」を作りました。ここでは、子どもたちが自らの興味で世田谷の歴史・文化を調べることもできます。わかりやすい、平易なことばで世田谷の歴史を紹介することで、郷土である「せたがや」に愛着を持ってもらうことを期待しています。

次に、梅ヶ丘拠点「うめとぴあ」民間施設棟オープンについてです。

区では、都立梅ヶ丘病院跡地に、保健・医療・福祉の拠点として、2つの施設を整備しています。その1つである民間施設棟「東京リハビリテーションセンター世田谷」が本年4月に開設します。また、隣に整備中の建物が、区複合棟「保健医療福祉総合プラザ」で、来年4月に開設予定です。

これは都立梅ヶ丘病院の跡地を取得して保健・医療・福祉の拠点にしようと、平成25年に梅ヶ丘拠点整備プランを定め、長い時間をかけて整備を進めてきたものです。

拠点は、「相談支援・人材育成」、「健康を守り、創造する機能」、「高齢者等の在宅復帰・在宅療養支援」、「障害者の地域生活への移行・継続支援」の4つの機能を持ち、区複合棟と民間施設棟が連携して運営していきます。

この2つの建物全体に「うめとぴあ」という愛称をつけました。「うめとぴあ」は、公募で選ばれた愛称で、梅ヶ丘の「うめ」と理想郷(ユートピア)の「とぴあ」をつなげ、「梅ヶ丘拠点が世田谷区の理想郷になりますように」という願いが込められています。

民間施設棟「東京リハビリテーションセンター世田谷」は、民間事業者が区との協定に基づき整備・運営する高齢者・障害者支援施設です。高齢者支援施設では老健施設が入っておりますが、高齢者に限らず使用できる、リハビリテーションのための92床のかなり大きな施設、そして最新のトレーニング機器も備えております。また、在宅療養中の高齢者にストレッチャーで来所して頂き、寝たままの状態で湯船に浸かって入浴ができる療養型のデイケアセンターも備えており、区内では初めての試みです。

障害者支援施設では、3年を目処として、比較的長期間滞在して頂ける部屋が60室、ショートステイを20室備えています。8階建て、延床面積約15,000平方メートルのすべてが障害者福祉、高齢者福祉に充てられておりますので、ぜひ建物を見学して頂き、ご紹介いただければと思います。

区複合棟「保健医療福祉総合プラザ」では、保健センター、福祉人材育成・研修センター、認知症在宅生活サポートセンター、初期救急診療所・薬局、世田谷区医療救護本部(災害時等)、区民活動支援会議室等を整備してまいります。また世田谷区医師会もこちらに入る予定です。

これらは全て免震構造で、この建物自体が災害時には医療・救護の拠点となるということを想定して造っております。

次に、児童相談所開設に向けた準備状況についてです。

12月の会見時に、開設時期を2020年4月1日と定めたことを報告させていただきましたが、つい先日、総合福祉センターが閉所し、この機能がすぐ近くにある「うめとぴあ」の中に入っていくという形になりました。児童相談所は、閉所した場所に4月から工事を始め、用途にふさわしい整備を凝らしていくことになります。

児童相談所運営の大きなポイントとなる児童福祉司と児童心理司の人員体制につきましては、現在の国の基準を大きく上回る50人体制とし、国が緊急総合対策で示した新基準と同水準の体制とすることを予定しています。現在、職員を東京都や近隣自治体の児童相談所に派遣し、現場で実務を経験しながら職務知識の習得に取り組んでおり、人的な体制もしっかり組み立てているところです。

区が児童相談所を開設することにより、児童相談所と子ども家庭支援センターが地域で幅広く協働でかかわる体制を築くことが可能となり、気軽な相談から重篤で緊急性の高いケースまで、切れ目なく対応できる児童相談行政を実現することに、その大きな意義があります。

その取組みとして、一時保護や法的対応の担当と、通所指導などの支援の担当を分けるなど、児童相談所の機能の分化をめぐる国の検討・議論を踏まえつつ、より子どもの人権に配慮し、その生命や健康を守っていく仕組みをしっかり築いていこうと思っています。

また、一時保護所の定員超過の問題など、保護された子どもたちが必ずしも安心できないような状況に陥るのを防ぐため、世田谷区では様々なアドバイザーの議論も踏まえ、新たに開設する一時保護所は基本的に個室とし、職員と子どもとの交流、学習室や自由な遊びの空間を設けることとしました。一種のユニットのように、何人かの子どもと職員が一緒に食事し、団欒できるような家庭的な雰囲気を重視していきたいと考えております。

さらに、先日も触れさせていただきましたが、家庭養育を優先した社会的養護の受け皿の拡充と支援に取組み、国の「新しい社会的養育ビジョン」の数値目標である就学前の子ども75%以上、学童期以降50%以上の里親委託率の早期達成を目指してまいりますが、現状は、世田谷区の人口90万人に比べると里親の数は極めて少ない状況です。しかし、民生児童委員などを中心に、里親とは何か、その元で育つ子どもはどのように成長し、またどのような難しさがあるかといったことをテーマにした講演会の機会なども設けており、そのような中で皆さんの高い関心も感じております。保育園と同様にその質を確保しつつ、養育家庭を増やしていくことに力を入れながら、他のよい先例となるよう全力を尽くしてまいります。

続いて、イベントのご紹介です。

まず、今年で第57回を迎える「親と子のつどい」の開催についてです。

子どもたちにさわやかな初夏の時期に、屋外で様々な遊びを安全に楽しんでもらい、さらに大人同士のつながりも深めて、地域コミュニティづくりや、地域活動の一層の活性化を目指して、世田谷区立総合運動場を会場として開催しているイベントです。例年、5月3日に開催しておりますが、今年は、10連休の冒頭、4月27日、土曜日に開催いたします。

竹細工や親子木工などのむかしあそびや、子どもお茶席などで日本の伝統文化を子どもたちに体験してもらうほか、スポーツチャレンジコーナーやいろいろな模擬店も出店の予定です。そのほか、地震を体験できる起震車の乗車体験や、燃料電池車の展示、親と子の相談コーナーやSDGsを知ろうなど、親子で学んだり、考えたりといったコーナーをそろえています。毎年多くの親子でにぎわいます。今年も、たくさんの子どもたちの来場をお待ちしています。

次に、花みず木フェスティバルについてです。

来る4月29日(月曜日)、昭和の日に、二子玉川にある兵庫島公園をメイン会場に午前10時から「第37回花みず木フェスティバル」が開催されます。

二子玉川は、花みず木を通して100年以上も前からアメリカ合衆国との友好関係を築いており、桜の木を贈ったお返しに花みず木を贈っていただき、その原木は都立園芸高校に保存されておりますが、こういったことを記念して行っているイベントです。また、世田谷区は、東京2020オリンピック・パラリンピック大会におけるアメリカ合衆国のホストタウンとして登録されています。

こうしたことから、今年も世田谷区のブースで、日米の花みず木を通じた交流の歴史がわかる展示やホストタウンの紹介、東京2020大会のPR等を行う予定です。

また、毎年熱戦が繰り広げられる将棋大会は、「世田谷花みず木女流オープン戦」と二子玉川小学校での予選を勝ち抜いた「小学生・中学生 竜王戦」の決勝戦が、玉川高島屋ショッピングセンターで開催されます。

当日はこのほかにも、恒例の花みず木苗木チャリティープレゼントや大道芸、楽器演奏、模擬店、キッチンカー、フリーマーケットなど楽しいイベントが盛りだくさんです。

たくさんの方にご来場いただき楽しんでいただけるよう、PRをよろしくお願いいたします。

私からは以上です。

質疑応答

記者:児童相談所の開設に向けた準備状況に関連して、本日閉会の東京都議会でも、小池都知事より区による児相開設を支援するという表明があったが、世田谷区としては具体的にどのような支援を求めていきたいか。

区長:現在、東京都は中央児童相談所が広域的な業務を行っており、世田谷区には世田谷区と狛江市を担当地域とする東京都の世田谷児童相談所が設置されている。このうち世田谷区部分が2020年4月1日に区に移管されるので、第一には、全都的な情報ネットワークと区との緊密な連携が肝要かと思う。東京都の保健福祉局長からも、設置時期が近づいており、悲惨な事件も多発している中、都と区で連携し子どもの命を最優先にしっかり進めていこうというお話しを頂いている。現在は、区が担うべき事業と、東京都が引き続き広域的に行うべき部分を峻別していく作業を行っていると聞いている。第二に、都区財政調整制度の中でどれだけの財源を東京都が調整してくれるのかという点があるが、まだ協議中と聞いている。

子ども・若者部長:児童相談所開設まであと1年に迫り、現在東京都とは具体的なケース引継ぎの仕方や、介入の技術的な支援、一緒に伴走してもらうところなどについて協議している。また、区内だけで養護が出来ないケースの可能性を踏まえ、東京都の一時保護所やその他の児童施設の活用等で支援してもらえるかの調整をしている。大きな部分では、児童相談所を円滑に運営するための財源についての協議も行っている。

政策経営部長:2019年度に向けた財調協議では、23区の普遍的需要にはなっていないということで、入口の部分で話しが止まっている。ただ、施設の改修経費等については、特別交付金の中でみているとのことである。今後の課題としては恒常的に運営経費が発生する点なので、2020年度に向けてもう1度協議していきたい。

記者:介入・支援の中で伴走してもらうというのは、具体的には東京都から職員を派遣してもらうといったことを想定しているのか。

子ども・若者部長:引継いだ案件で事態が発生した場合、保護者や対象の子どもを良く知る児童福祉司が新しい福祉司と一緒に動くことが必要と考えており、都職員の派遣などについても、東京都に依頼しているところである。

区長:子ども一人ひとりのケースは長い経過があり書類だけでは言い尽くせない。そういった膨大なケースを担当している職員が、あるタイミングをもって一斉に切り替わるのは子ども達への安定したフォローという点で不安がある。それを都と区で協力してカバーする体制をどうつくるかが検討すべきところかと思う。児相開設まであと1年を迎え、東京都との協議も、財源の問題等含め平行線を辿ることや、かみ合わないことがなくなってきたと感じており、引き続きしっかり取り組んでいきたい。

記者:区立総合福祉センターは2019年3月末で廃止となり、今までセンターにあった機能はほぼそのまま、「うめとぴあ」区複合棟に移り、1年間の改修後は完全に世田谷区の児童相談所という単独の施設となる、という捉え方でよいか。

区長:全てが児相になるわけではない。例えば地下に、都内でも非常に評価されている水治療法室というプールがある。歩行のリハビリなどにも効果的で、無くなっては困るという声があり、そこは残すこととなる。また、1階の部分には保育機能や、障害者向けの機能も入る。

子ども・若者部長:1階には保育園と「子育てひろば」が入るほか、今まで障害児向け施設としてご利用いただいていた関係で、活動の場を残してほしいというご要望もあり、会議室等もある。

梅ヶ丘拠点整備担当部長:総合福祉センターで行っていた障害児向けの事業等は、基本的には新たに設置される「うめとぴあ」民間施設棟のほうに行く。障害者専門相談の区立保健センター事業は1年遅れて区複合棟に移行するが、1年間は暫定地として近くの旧北沢保健福祉センターの中で事業を実施することになっている。

記者:民間施設棟については、これまで総合福祉センターで区営だった事業が民営になるということか。

梅ヶ丘拠点整備担当部長:総合福祉センターは、公益財団法人世田谷区保健センターに委託をしていたので、委託事業者が変わるということになる。あわせて民間施設棟ということで、1棟に様々な新しい機能を付加して総合的に障害者施策を支援していただくことになっている。

記者:この4月からオープンする民間施設棟の障害者支援施設の部分は、元々総合福祉センターにあったものが新しい事業者になり、さらに他の施設も拡大して運営されていくという形か。

梅ヶ丘拠点整備担当部長:そのとおりである。

記者:「うめとぴあ」にかける区長の思いや期待感を聞きたい。

区長:世田谷区の高齢化率はこれから年々上がっていくことが予想され、認知症と判定されている方は2万人以上いる。また、世田谷区は国勢調査において、平成22年に男性の平均寿命が40位代だったものが平成27年に3位になり、女性は80位代から8位になった。しかし、健康寿命のほうは伸びていないことから、介護やサポートが必要になる年齢、期間が長くなってきていると言える。区としてはこういった状況の中、身近なところでは福祉の相談窓口の整備を行ってきており、夏に開設する二子玉川で28か所目となる。「うめとぴあ」は全区的な保健福祉医療の拠点ということで、区複合棟には専門的な知見を集積した認知症在宅サポートセンターや、福祉人材育成・研修センターなどが入り、民間施設棟では障害者福祉、高齢者福祉の2本柱が担われることになる。地域で行うきめ細かい対応と、全区的な目配りが出来る拠点施設が連携し、医師会、歯科医師会、薬剤師会などの協力も得ながらしっかりと健康基盤をつくる拠点となってもらい、「健康都市世田谷」を実現できればいいと考えている。

記者:児相設置の関係で、国に対して政令指定要請を他区の荒川区・江戸川区と一緒に、3月中をめどに提出する予定だったかと思うが、現在の状況は。また、少し遅れていることについて何か課題があるなら聞きたい。

児童相談所開設準備担当課長:課題があって遅れているということではなく、東京都と3区の計画案の内容確認をしており、それぞれが作った計画のレベル感や、厚生労働省への提出時期の調整などをしている。提出はおそらく4月以降になるが、世田谷区としては当初の目標どおりの開設時期に合わせた調整をしており、児相開設のスケジュールには影響しない。

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