暮らしに役立つ情報をお届けする生活情報誌、 せたがや消費生活センターだより、 2023年(令和5年)9月号 No.239 P2、3 エシカルコラム 認証ラベルを見つけてみよう!〜いつもの買い物に新しい視点を〜 P4 令和4年度の世田谷区消費生活相談の状況 P5 高齢者見守り通信、 仕組みを理解し上手に使おう!〜フリマサービスについて〜 P6 モバイルバッテリーの正しい使い方、知っていますか? 高効率給湯器等を設置される方及び施工業者の皆さまへ 世田谷区消費生活センター 相談窓口のご案内 相談専用電話 03-3410-6522 高齢者(65歳以上)専用電話 03-5486-6501 相談日時 ※祝・休日、年末年始を除く [お願い]まずはお電話でのご相談をご利用くださいますようお願いします。 月曜〜金曜(電話・来所)午前9時〜午後 4時30 分土曜(電話のみ)午前9時〜午後3時30 分 日曜・祝日は消費者ホットライン 午前10時〜午後4時(国民生活センター)※年末年始を除く 消費者庁消費者ホットライン188イメージキャラクター イヤヤン P.2 エシカルコラム 認証ラベルを見つけてみよう!〜いつもの買い物に新しい視点を〜 一般社団法人 日本サステナブル・ラベル協会 代表理事 山口真奈美 サステナビリティ(持続可能性)に関するコンサルティング・アドバイザリーや、教育研修、ライフスタイルの提案等を手掛ける。(一社)日本エシカル推進協議会副会長、環境ビジネスプラス理事長、有機関連団体理事等も務める。 サステナブル、エシカルという言葉。あなたも聞いたことがあるかも知れません。自然や地球を大切にしたり、私たちも世界中の人々も、幸せに暮らせるように、環境や社会に配慮したエシカル(倫理的)商品を選んだり、サステナブル(持続可能)な暮らしに向けて、日常を見つめ直す方も増えています。 では、どのようにサステナブル、エシカルな商品や製品かどうかを見分けたら良いのでしょうか?その手段の一つに、認証ラベルが付いたものを見つけ、選択するという方法があります。 国際認証ラベル(サステナブル・ラベル)とは? 国際認証ラベル(サステナブル・ラベル)を見たことはあるでしょうか? ※サステナブル・ラベル(持続可能な原材料調達や環境・社会的配慮につながる国際認証ラベル) FSC®︎「責任ある森林管理のマーク」(FSC label) レインフォレスト・アライランス認証マーク(Rainforest Alliance Certifield seal) OCS(Organic Content Standard) MSC「海のエコラベル」(MSC ecolabel) 国際フェアトレード認証ラベル(FAIRTRADE Mark) GOTS:オーガニックテキスタイル世界基準(GlobalbOrganic Textile Standard) ASC水産養殖管理協議会(Aquaculture Stewardship Council) 有機JAS(Organic JAS Logo) RSPO:持続可能なパーム油のための円卓会議(Roundtable on Sustainable Palm Oil) P.3  森林ではFSC®ラベル、水産物ではMSC「海のエコラベル」や養殖のASC、他にもオーガニックや公平・公正な取引を示すフェアトレードなど、さまざまなラベルがありますが、どれも違った形や色をしていますよね。でも共通点があります。それは、生産地や加工されている工場などで、自然や生態系などを守り、働く人々の人権や生活、地域など、環境・社会・経済への配慮がなされたモノづくりが実施されているか、ということ。そして、各分野のサステナブルな視点での基準をもとに、第3者の認証機関によって確認されているという点です。 消費者として私たちができること  あなたは買い物をするときに、何を基準に選んでいますか?価格や品質など、大事なポイントもありますよね。更に、「サステナブル」視点をもって選択してみるのはいかがでしょうか。 消費者である私たちの代わりに、第3者の認証機関によって生産者や企業・製品のサステナビリティが確認がされている国際認証ラベル。例えば「森を守りたい」「海が好きだし未来もお魚が食べられるといいな」「フェアトレードに少し興味がある」など、あなたが関心のあることに繋がるラベルを探してみてください。 家具やティッシュペーパーなど、木材、紙製品にはFSC®ラベル、鮭やフィッシュバーガー、明太子など水産物にはMSC「海のエコラベル」やASCラベル、野菜や調味料などには有機JASマーク、コーヒーやバナナ、スパイスなど農園産原料にはレインフォレスト・アライアンス認証マーク、チョコレートやお茶には国際フェアトレード認証ラベル、カップ麺、洗剤、石鹸にはパーム油のRSPO、タオルや洋服にはオーガニック繊維のGOTSやOCSなどが、身近なスーパー、コンビニ、ハンバーガーショップ、ファミリーレストランのドリンクバーなどに至るまで、どこかで発見出来るかも知れません。 あなたが日々の買い物の中で、楽しみながらサステナブル・ラベルのような認証ラベル付き商品や製品などを選ぶことで、その先には、素敵な生産者や自然と共生し続ける一歩にもなることでしょう。 P.4 令和4年度の世田谷区消費生活相談の状況 令和4年度の消費生活相談は6,857件で、前年度より217件増加しました。 相談の内容は、前年度と同様に化粧品や健康食品等の定期購入の相談が多く寄せられました。また昨年度はエステ・美容医療の契約トラブルなどの相談が急増しました。 ▶︎ 相談件数の推移 30年度 7,186件、元年度 7,102件、2年度 7,330件、3年度 6,640件 4年度 6,857件 ▶︎ 相談の多い商品・サービス(上位5分類) 化粧品・シャンプー・頭髪用化粧品の定期購入など 686件、 スポーツ・健康教室、SNS経由の儲け話、出会い系サイトなど 645件、 スマートフォン・パソコン関連機器の購入契約など 639件、 エステ・美容医療の契約など 531件、 インターネット通販利用時の洋服・バッグ等の商品未着など 522件 ▶︎ 契約当事者の年齢別販売・購入形態 契約当事者の年齢別の相談件数をみると、50歳代の相談が最も多くありました。 販売・購入形態別にみると、最も件数の多い『通信販売』は全ての世代から相談があり、インターネットを利用した通信販売の相談が多くの割合を占めています。『訪問販売』『電話勧誘販売』『訪問購入』の相談は在宅時間が長い傾向にある70歳以上に多く見られました。 (注)年齢が不明な方や事業者からの相談は含まれていません。 合計 19歳以下 131件、20歳代 775件、30歳代 775年、 40歳代 921件、50歳代 1,118件、60歳代 862件、70歳以上 1,384件、 合計 5,966件 販売・購入形態 通信販売 19歳以下 84件、20歳代 249件、30歳代 304件、 40歳代 437件、50歳代 584件、60歳代 448件、70歳以上 480件、合計 2,586件 販売・購入形態 店舗購入 19歳以下 27件、20歳代 318件、30歳代 285年、40歳代 273件、50歳代 254件、60歳代 169件、70歳以上 274件、合計 1,600件 販売・購入形態 訪問販売 訪問販売とは、店舗以外の場所(自宅・喫茶店など)での販売、キャッチセールス、アポイントメントセールス、催眠商法(SF商法)などの販売方法をいいます。 19歳以下 10件、20歳代 69件、30歳代 46件、40歳代 41件、50歳代 49件、 60歳代 46件、70歳以上 169件、合計 430件 販売・購入形態 電話勧誘販売 19歳以下 0件、20歳代 37件、30歳代 18件、40歳代 19件、50歳代 35件、60歳代 32件、70歳以上 60件、合計 201件 販売・購入形態 マルチ・マルチまがい 19歳以下 0件、20歳代 17件、30歳代 3件、40歳代 3件、50歳代 3件、60歳代 4件、70歳以上 6件、合計 36件 販売・購入形態 訪問購入 19歳以下 0件、20歳代 0件、30歳代 1件、40歳代 4件、50歳代 3件、60歳代 4件、70歳以上 20件、合計 32件 販売・購入形態 送り付け 19歳以下 0件、20歳代 2件、30歳代 4件、 40歳代 2件、50歳代 3件、60歳代 3件、70歳以上 2件、合計 16件 販売・購入形態 その他無店舗 19歳以下 0件、20歳代 1件、30歳代 7件、 40歳代 1件、50歳代 4件、60歳代 1件、70歳以上 1件、合計 15件 販売・購入形態 不明・無関係 不明・無関係とは、購入前の相談や販売・購入には関係のない相談です。 19歳以下 10件、20歳代 82件、30歳代 107件、40歳代 141件、50歳代 183件、60歳代 155件、70歳以上 372件、合計 1,050件 9月は高齢者悪質商法被害防止キャンペーン月間です! くらしの中の契約で“おかしいな?”と思ったら、まずはお電話で消費生活センターにご相談ください。 ≪高齢者(65歳以上)専用電話 03-5486-6501≫ P.5 高齢者見守り通信 仕組みを理解し上手に使おう!~フリマサービスについて~ 者庁から注意喚起が出されたこともあります。  高齢者にもフリマサービスの利用が広がっています。パソコンやスマートフォンを使って様々な商品を個人間で売買ができ、便利である反面、気をつけなければいけない点があります。 フリマサービスの仕組みについて ① 出品 ② 購入 ③ 運営事業者に代金支払い ④ 運営事業者から出品者へ支払い完了通知 ⑤ 商品発送 ⑥ 商品受取・出品者を評価 ⑦ 運営事業者から出品者へ受取通知 ⑧ 購入者を評価 ⑨ 振込申請 ⑩ 運営事業者から出品者に代金振り込み フリマサービスの運営事業者は、商品の出品者と購入者に取引の場を提供しており、これを利用した取引は個人間取引にあたります。 多くのフリマサービスの利用規約では、取引の際に発生したトラブルは、原則、当事者間で解決することが求められています。当事者間で解決できないときは、フリマサービス運営事業者に事情を伝え、協力を得られないか確認しましょう。 トラブルを防ぐためのポイント ● フリマサービス運営事業者が設けている利用規約や初心者ガイドなどを確認しましょう。 ● 商品について、疑問があれば、購入する前に出品者に質問し解消しましょう。 ● 販売時には商品の状態を細かく記載し、発送時には追跡が可能な方法をとりましょう。 ● 商品の状態は届いたらすぐ確認しましょう。 P.6 ~モバイルバッテリーの正しい使い方、知っていますか?~ モバイルバッテリーは、スマートフォンやタブレットなどを充電できる予備電源として、近年、急速に普及しています。軽量でありながら高電圧かつ大電力なため、多くの消費者にとって身近なものとなっていますが、取り扱いを誤ると発熱によって火傷を負うこともあり、場合によっては事故につながることもあります。 消費者庁には、モバイルバッテリーに関する事故報告が多数寄せられており、中には、公共交通機関の中で事故が起こり、運行が遅延したり、火災が発生した事例もありました。 旅行などでモバイルバッテリーを持ち運ぶ機会が増えてきました。下の「気をつけること」にも載せていますが、「臭いはするし、ちょっとおかしいかも・・」と少しでも不安を感じたら、直ちにメーカー等へ問い合わせてください。※消費者庁newsリリースより情報の一部を抜粋 気をつけること 1、バッテリーにPSE表示があるかを確認しましょう。   PSE・・2019年2月以降、取扱注意の電気用品に表示されています。 2、高温の環境での放置はやめましょう。 3、充電中は周囲に可燃物を放置しないようにしましょう。 4、膨らんでいる、臭いがする等の異常を感じたら、ただちに使用をやめましょう。 高効率給湯器等を設置される方及び施工業者の皆さまへ 高効率給湯器設置等設置の際には近隣に配慮していただき、騒音トラブルを未然に防ぎましょう! 一般社団法人日本冷凍空調工業会発行のチラシは、こちらの二次元コードからご覧下さい。 環境政策部環境保全課 電話番号 03-6432-7137 発行:世田谷区経済産業部消費生活課 年4回(3月・6月・9月・12月)発行 聴覚等 が不自由な方は、ファクシミリでお問い合わせください。 〒154-0004 世田谷区太子堂2-16-7 区役所三軒茶屋分庁舎3階 電話 03-3410-6521・ 6523 ファクシミリ 03-3411-6845 『消費生活センターだより』は、区役所、総合支所、 出張所、まちづくりセンター、図書館、区民センター、地区会館等で配布しています。消 費生活センターの各事業は、区のホームページからご覧いただけます。