子どもが、安心してインターネットを 利用するためにできること  インターネットは、世界中の様々な情報を調べたり学校教 育でも利用されるなど、今や欠かせない存在である反面、思 いもよらないトラブルに巻き込まれることがあります。 インターネット利用による主なトラブル ・無料と思っていたオンラインゲームを利用したら、高額な請求がきた。 ・冗談のつもりで友だちの悪口をSNSに書き込みしたら、クラスのみんなに広まってしまった。 ・ 面識のない人と無料通話アプリでメッセージのやり取りをして親しくなったら、個人情報や写 真を送るよう、執拗に要求されるようになった。 など  子どもがトラブルにあわないために、保護者ができるポイントが3つあります。 @「フィルタリング」と「ウイルス対策」でセキュリティ対策を行いましょう。  架空請求などを目的とするサイトや、犯罪やトラブルを誘発する危険なサイトにアクセスし ないように「フィルタリング」を利用しましょう。パスワードは保護者が確実に管理するよう にします。  また、ウイルスなどの不正なプログラムのブロックには「ウイルス対策」を行いましょう。 A 子どもの成長に合わせてインターネットを利用させましょう。  子どもと一緒にインターネットを使いながら、適切に利用するための知識や技術・情報モラ ル・コミュニケーション能力を身につけさせましょう。  子どもの成長に応じて、持たせる機器やフィルタリングの設定などを見直して、インター ネットの利用範囲やサービスを広げていきましょう。 B 家庭のルールを親子で一緒に作りましょう。  なぜルールが必要かを子どもが理解することが大切です。家庭の利用状況に合わせて、子ど もが守りやすい具体的なルールを一緒に考えましょう。 ・ オンラインゲームなどでお金がかかる場合は、事前に保護者に相談する。クレジットカード の情報は保護者が管理する。  ・ インターネットの利用履歴や、子どもが使おうとしているサービスを、子どもと一緒に確認 する。 ・利用する時間帯や場所を決める。 ・ 個人情報や他人を誹 ひぼう 謗中 ちゅう 傷 しょう する書き込みはしない。 ・ 知らない人とメールのやり取りはしない。     など ※ インターネットは様々な人が利用する「公共の場所」です。実生活でやってはいけないことは、インターネット上でもや ってはいけません。一度公開した情報はインターネットに残り、広がる可能性があります。