等々力地区ミニコミ紙 玉の清流 第150号 令和2年4月1日発行 発行者 等々力地区身近なまちづくり推進協議会広報部会 事務局 世田谷区等々力まちづくりセンター 電話番号03−3702−2143 ファクシミリ03−3702−0942 玉川総合支所新庁舎・区民会館 オープンに向けて工事進行中 2017年から改築工事が始まった三代目玉川総合支所・区民会館ですが、現在オープンに向けて工事が進んでいます。 今後の予定は6月29日に竣工し、7月20日に健康づくり課が先行して業務を開始し、8月11日から全ての課の業務が開始されます。 また、玉川区民会館は9月1日から一般利用開始となります。 現在、工事は外装の作業までが終わり、内装、外構の作業を行っているところで、等々力駅のホームからも建物の大きさがわかるようになりました。 今回の改築工事により、玉川総合支所・区民会館は、人と環境にやさしい地域の拠点として生まれ変わります。 座席数最大392席の座席可動式の大ホールのある区民会館、庁舎の真ん中には人々が集う憩いの広場、イベントの場としてコミュニティ広場が整備されます。 コミュニティ広場内は夏のドライミストや地下水熱の利用により年間を通じて温度を調節する床が整備され、誰もが安全かつ快適に利用できます。 また、新庁舎は災害対策拠点としても強化されます。 免震構造の採用、非常用発電機等の災害対策設備のほか、地下水利用システムにより災害時も飲料水の供給ができるようになります。 ふるさと納税で応援できます 区では現在、玉川総合支所・区民会館改築事業について寄附金を募集しています。 ふるさと納税の対象となっており、記念品として「新庁舎へのネームプレートの設置」「新庁舎の普段見られない場所を見学するツアー」が用意されています。 問い合わせ先 玉川総合支所 地域施設整備担当課 電話 03-3702-2153 地域の身近な歴史 再発見4 御嶽講(玉川寿講) 「講」というのをご存じですか。 講というのは神社やお寺にお参りをして、五穀豊穣や家内安全などを祈願する集まりです。 等々力では、この講というのが盛んで、昔は御嶽講・大山講・伊勢講・善光寺講などがありました。 今では、御嶽講(玉川寿講)が続いており、青梅市の御岳山にある武蔵御嶽神社を毎年参拝しています。 今回、玉川寿講の講元(講の中心となって世話をする役)の小池謙氏さんに寄稿していただきました。 玉川寿講について 講元 小池謙氏 「お札を貼っておけよ」畑に泥棒が出没すると、御嶽真神札が一役買ってくれます。 家屋の戸口や台所には真神札・火難除札が貼っておあり、ご加護をいただいています。 等々力は世田谷区南部に位置し、玉川神社の宮司さんは御嶽山で神職の修行をつまれています。 町内は六つのズシ(図子・図師)根・原・宿・上原・南山谷・北山谷に分かれ、各ズシの役員さんに講の活動を多方面にわたりご協力をいただいています。 玉川寿講は、毎年、新緑の時期に武蔵御嶽神社を参拝します。 以前は宿坊(講などの参拝者のために作られた宿泊施設)に宿泊していたのですが、現在では日帰り参拝となり、府中大國魂神社に立ち寄り、御嶽神社参拝後、 お昼を食べながら語らうのも楽しみの一つです。 そして、年末には武蔵御嶽神社の御師(講などの参拝者の案内や世話をし、祈祷する人)さんが、講員宅を数日かけて廻られ、ご祈念をいただきます。 昨今、講中信徒・農業従事者の減少や世代の変化等、講のあり方も柔軟な対応を求められるかもしれません。 そして、山岳信仰や伝統・目的という面も大切にし、今後もこの玉川寿講を幾久しく続けていきたいと思います。 その他 表彰おめでとうございます。等々力地区功労者表彰 募金ありがとうございました。 古着・古布回収ご協力ありがとうございました。 これからの行事 卒業おめでとう お陰様で「玉の清流」150号