わがまち ふるさと きたざわ 141号 昭和58年5月20日創刊 発行日 平成30年8月20日 発行者 ミニコミ紙 きたざわ 編集委員会 事務局 北沢まちづくりセンター内  住所 世田谷区北沢2丁目8番18号 北沢タウンホール地下1階  電話番号03-5478-8020 ちょっと待って!その電話サギですよ!! 表面 山川海 夏・玉川上水    北沢中央自治会 上野 民雄  昭和三十年頃の玉川上水・延寿橋(怪獣公園の橋)付近はまだ暗渠・緑道化されてなく、水も流されていました。その頃は七月末に北澤弁天のお祭り、八月には延寿橋の脇の空き地で盆踊り九月初めには北澤八幡のお祭りと行事が続きました。弁天さまの祭礼では延寿橋から弁天様までの川っ縁の道に灯籠が数間おきに置かれていた記憶があります。また、弁天様の隣の鉄工所の広場には舞台が造られ、演芸が行われました。八幡さまの祭礼では、延寿橋から商店街までの道路端には種々な露天が多数出てにぎやかでした。 山国の印伝  北沢四丁目町会 林 市江  生まれて育ったのは山梨県の甲府市です。印伝細工と水晶が売りで、ご存知だったり既にお持ちの方もあるでしょう。  周囲を山で囲まれた山国のため、閉塞感がありました。脱出願望が強かったのですが、いざ 子どもの山車・神輿の宮入りが出来なかったことが残念でした。 東京に住みついてしまうと、山の見えない生活が淋しく思えてきました。不思議なものですね。 時折テレビなどで山々が映るとなつかしい思いが沸き上がります。母校の同窓会などで旧友に会うと思い切り甲州弁が喋りたくなります。ふる里を離れた者誰もが感ずるものでしょうか。石川啄木の歌が思い出されます。  ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく 協力する大切さ  東北沢自治会 石井 綺心 小学校6年生 私が、山登りを初めてした場所は川場移動教室のときに行った雨乞山という山です。 最初は楽だったけど、だんだん急になってきました。そこでは軍手を使って、根っこにつかまって行くところもありました。みんなもうつかれていたとき、だれかが「がんばれ」と声をかけました。そうすると、みんなおたがいに声をかけ合うようになりました。そしてつらかった体が声をかけ合うようになってからだんだん軽くなってきました。 私はこのようにおたがいに声をかけるなどの協力が大切だということを学びました。  私のふるさとが加美富士 北沢五丁目町会 小山 福子 六月初め、父の米寿のお祝いで田舎へ。列車が近づくにつれ 心躍る。大好きな加美富士が迎えてくれるからだ。富士山に似ているところからそう呼ばれる。小学校時代クラス全員でたき木拾い。薪ストーブにくべるためだ。遠足にもよく行った。あの頃は急で登るのが大変だったが今はなだらかな山になっている。20年前温泉が湧き、今はゴルフ場、ホテル、ペンション、土産センターなどで賑わっている。環境は変われど私にとって加美富士は、いつも変わらずあたたかく迎えてくれる母のようだ。私もそういう人間になりたい。 一期一会の山旅   北沢二丁目協和会 鎌田弥栄子 私の山暦は二つの長い介護の谷間を境に三つに分かれます。結婚前の二十代は仲間と、四十代後半は単独行又は友人と、五年前からはツアー登山に一人で参加しています。それぞれ楽しい思い出ですが、利尻山でのツアー。羽田空港集合で、女性ガイドさんから、今回は全員単独の女性七名と聞き、皆喜んで、すぐ仲良くなりました。 利尻山には山小屋が無いので長い距離を暗い朝から夕方まで掛ります。山頂手前で四十代の方がダウン。でも女性の団結力は素晴らしい。皆で介抱し荷は分けて全員で登頂。宿の夕食には彼女からのお礼のビールで乾杯。一期一会の山旅もいいです。 歌で元気に 北沢一丁目町会 浅尾公美子 最近読んだ本に「のどを鍛えれば寿命は10年のびる」とありました。喉は嚥下、呼吸、発声と生命維持に不可欠です。いつまでも色々な物を美味しく食べ皆さんと一緒に笑って生活したいものです。そこで改めて歌の楽しさに目覚めたこの頃です。 夏は海の歌が多い気がします川の歌は「川の流れのように」「春の小川」、川ではないですが「時の流れに身をまかせ」と歌いたくなり、山だと箱根や磐梯山と御当地の歌はリズミカルです。美味しい空気を吸いながら山歩きの時歌えば十歳は若返ります。 懐かしい夏の思い出 北沢三・四丁目西町会 龍村千佳子 私が小学生だった頃、福岡市の海の近くに住んでいた。夏休みになると、博多湾に連なる白砂青松の海岸線の一角、百道海水浴場に麦わら帽子をかぶり、水着のまま、浮袋を持って出掛け、海水浴、磯遊び、松林での宝探しなどを楽しんだ。その海岸は埋立が進み、高層マンションやビルが立ち並び、人工浜のももち海浜公園となり、昔の浜の景観は一変してしまった。 後期高齢者の仲間入りした今も水と親しむ生活は続けている。スポーツジムのプールで、老化防止と健康維持のため水中歩行と水泳を楽しんでいる。 裏面 大きく動く街  将来を見据えて  北沢総合支所長  高木加津子  北沢総合支所のまちづくりに携わり、まだ数か月ですが、その範囲の広さ、深さ、重責を担っていることを感じる毎日です。 これまで、みどり行政をはじめとして街づくりの事業に長く係わってきました。以前、北沢地域の小広場整備の際に、地域の方々の街づくりへの関心の高さ、特に防災に対する意識がとても高かったことを記憶しています 今、北沢地区は、街の姿が大きく動いています。小田急線の複々線化や、京王線の事業など、これからの街の将来を見据え、次世代の人々に自信をもってバトンを渡すことができるまちづくりを進めていかなくてはなりません。その為に、地区の皆様と区、総合支所、まちづくりセンターが、共に同じ目標を持ち、協働でまちづくりに取り組んでいくことが大切と考えています。また、街の中に、ちょっとしたみどりを増やし、しゃれた、潤いのある街並みもつくっていければと思います。 北沢地区のビジョンである「文化と生活の交差点、子どもから高齢者まで誰もが生き生きと安心して暮らせるきたざわのまち」に向けて、職員一同取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします 支え愛を大切に 北沢総合支所 副支所長 (保健福祉センター所長) 木本 義彦  この4月に保健福祉センター所長に着任しました。副支所長を兼務するという辞令を頂いております。このたび区では組織改正があり、2年後の児童相談所開設を見据え、支所の福祉3課を束ねる組織として、保健福祉センターを設置したところです。北沢においては、5月の連休中に、梅ヶ丘の庁舎から福祉3課が下北沢に移転し、「総合支所」として名実一体となりました。 さて、4月に厚生労働省が発表した市区町村別の平均寿命は、世田谷区は男性が全国3位(82・8歳)、女性は全国8位(88・5歳)であり、北沢地域においても着実に、高齢者の方が増えています。こうした中で、先日に伺った北沢一丁目の高齢者サロンでは、地域の方同士のつながりを深める活動が、多くの方の協力により和やかに行われていました。 生涯にわたり、健やかで心豊かに暮らすことのできる地域の実現に向けて、地区の皆様とともに、近隣での支えあいを育むまちづくりを進めてまいりたいと考えますのでどうぞよろしくお願いいたします。 みどり33と防災ひろば 北沢4の26遊び場 北沢4丁目26番27号、広さは383.72平方メートル、水道、時計、防火用貯水槽(40トン)があります。井の頭通りが近く、ツツジ、モミジ等の植込に囲まれた遊び場の一隅には「震災対策用のD型可搬ポンプ格納庫」が設置されています。秋祭りには神輿や山車を曳く子供たちの休憩所となり、又、防災訓練時には地域の参加者が集合する場所として親しまれています。 あおぞら公園 北沢4丁目26番8号、広さは810.60平方メートル(約246坪)水道、時計、遊具が設置されています。又、北沢地域の「古着・古布の回収」場所として利用されています。 6年前、四丁目の住宅密集地域の一角に開園しました。広々とした園内は住民の憩いの場所として、又、災害時の一時避難場所として確保された心強い公園です。周辺には花の名前のポケットパークが点在しています。 料理 揚げナスの冷やし鉢 材料(4人分)なす4個、白ねぎ(太)4センチ位、生姜1切、つけ汁(醤油、水各カップ1/3砂糖大さじ1、酢大さじ2、ごま油小さじ1)塩少々、揚げ油 (作り方)なすはヘタを切り落とし、皮を縦に1センチ間隔にむいて(縞模様にする)縦半分に切って薄い塩水に漬けてアク抜きをする。つけ汁用調味料を全て合わせて平たいパットに入れる。揚げ油を170度位に熱し、なすの水気を拭き取り入れて、返したら竹串が、スッと通る位迄揚げる。ペーパータオル等で、軽く油を切り、揚げたてを直ぐ、つけ汁に漬け込んで十分に冷やす。ネギを縦半分に切り込みを入れて開き、細切りをして「白髪ネギ」を作り、水にさらして、シャキッとさせる。E生姜の皮をむいてすりおろす。器になすを盛り、つけ汁もタップリと入れ、水気を切っって出来上がり。 北沢二丁目南町会 須賀千江子 身近なまちづくり推進協議会(環境部会)の花苗の植え替え 5月23日に北沢タウンホール近くにある下北沢交番の前の花壇で、緑化の一つとして花苗の植え替えを行いました。 今回はニチニチソウとマリーゴールドを植えました。環境部会員が時々水やりをしているので、きれいに咲いています。 花壇の縁がベンチになっていて、憩いの場にもなっていますので、ぜひ見に来てください。 古着古布回収のお知らせ 北沢地区町会連合会・北沢地区 ごみ減量リサイクル推進委員会主催  9月29日 土曜日 午前10時〜正午 みずほ銀行北沢支店駐車場 (下北沢駅北口) お礼 日赤社員増強運動結果報告  皆様の温かいご芳志により、左記の結果を収めることができました。ご協力ありがとうございました。  件数   1,627件  金額   96万6520円 日赤北沢分団 第36回きたざわまつり 11月10日土曜日11日日曜日 午前10時より 会場 北沢タウンホール、旧北沢小 北沢中学校第二校舎、北沢公園  催し物 例年通り 編集後記 梅雨あけ早々から命にかかわるとの形容が大げさでない暑さでした。夏休みのプールも海も、水温が高く熱中症の心配もありました。虫の音と共に訪れる秋が待たれます。