知らぬまに家の中でどんどん増える トコジラミ(ナンキンムシ)の被害注意報 トコジラミ(ナンキンムシ)の被害が急増しています。世田谷保健所への相談件数は、5年前に比べ、昨年は9倍になり、今後も増えることが予想されます。 トコジラミは人を好んで吸血し、強烈なかゆみを生じさせます。ただし、最初のうちは抗体がないためかゆみを生じないので、存在に気がつかないうちに部屋中で繁殖し、被害が拡大します。 こんな虫を見つけたら トコジラミかも? 手足の露出部分を刺される。 首を刺されることも。 夜、出現する。夜行性。 電気をつけるとすき間にかくれる。  動きは素早い。 かゆ〜い。  最初のうちは刺されても症状が出ない。 褐色で5〜8mmの丸くて扁平な虫。 幼虫は透けて白っぽく1〜4mm。 トコジラミは カバンの縫い目についたりして被害が広がります。 見つけても殺虫剤をすぐに使わないで 一般のご家庭では駆除が難しく大きな問題となっています。その理由は、一般的に市販されている殺虫剤の多くは、トコジラミには効果がないからです。特に成分を煙として発散させる殺虫剤のくんえん剤を使うと、駆除できないばかりか、トコジラミがその場を逃げ出すだけで、逆に居場所を広げてしまいます。効果のある殺虫剤もありますので、被害の状況をきちんと把握したうえでご使用いただくなど、注意が必要です。 トコジラミかなと思ったら、まずは保健所までご相談ください 世田谷保健所 生活保健課 生活環境衛生  電話番号、03−5432−2903  ファックス番号、03−5432−3054 トコジラミに吸血されると? 寝ている間に体の露出部分を吸血します。初めは刺されてもかゆみはなく、何回か刺されるうちに強烈なかゆみが出てきます。また、長期間、刺され続けると体が反応しなくなり症状がなくなりますが、トコジラミがいなくなったわけではありません。 トコジラミの潜み場所、黒いフンで探す。 トコジラミは扁平で、狭いすき間を好みます。夜間に吸血するため、寝室、布団、ベッド周りに多く生息します。潜んでいる場所には黒いゴマ粒のような点々のフンが見られます。 生息場所の例 洋室の場合 ベッドのヘッドボード裏、ベッドのヘッドボードとマットレスのすき間、マットレスの裏、ソファのすき間、カーテンの上部折り目、がくぶちの裏側、家具の裏、家具と壁のすき間、カーペットの端 和室の場合 布団の折り目、布団の縫い目、畳と畳の間、畳の縫い目、掛け軸の裏、障子と鴨居のすき間、障子と敷居のすき間、ふすまの隅、ふすまと鴨居のすき間、ふすまと敷居のすき間、天井の隅、家電のすき間 トコジラミに困ったら、ぜひご相談ください! 世田谷保健所 生活保健課 生活環境衛生 電話番号、03−5432−2903 ファックス番号、03−5432−3054