防災せたがや 世田谷地域版 28号 感染症対策を講じた上で合同水防訓練を実施いたしました 区では、令和2年8月26日世田谷公園噴水広場 けやき広場周辺において、令和2年度世田谷区合同水防訓練を実施いたしました。訓練は、すいさいじの初動対応の重要性の再認識および地域防災力の向上を目指して東京消防庁、世田谷区、消防団が連携して、まいとし実施しています。今年度は東急電鉄の職員も訓練に参加し、地下鉄入口の浸水防止訓練 都市型水防工法 を実施しました。 今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、訓練参加者及び見学者を例年の半分程度とし、検温や、来賓席のソーシャルディスタンスを確保するなど、徹底した感染対策を施し、実施しました。 訓練を通して、風水被害を最小限に抑えるためには関係団体との連携が必要不可欠であると再確認できる、充実した訓練となりました。 水防工法のご紹介 改良つみどのう工法  つみどのうに防水シートをかぶせ、堤防などで水あふれを防ぐ工法です。 都市型水防工法  ごみ袋や段ボールなどの身近なもので、家庭等への浸水を防ぐ工法です。 鋼製かまつき工法  噴出箇所を鋼製釜段で囲い、堤防の内側で漏水した箇所の拡大を防ぐ工法です。 防災研修会を実施しました。 令和2年11月11日に三茶しゃれなあどホール集会室にて防災区民組織及び防災リーダーの方々を対象に防災研修会を開催しました。今年度は感染症対策の観点から、募集人数を制限し受付時には検温と・てゆび消毒を徹底いたしました。  講師として、工房どるふぃーむ代表の依田真広氏をお招きし、 災害時の避難所運営を考える〜被災地支援の経験を通して〜 というテーマでご講演いただきました。被災地でのご経験をもとに、世田谷区で起こりうる災害や避難所で想定されることなどを、被災地と照らし合わせながらお話いただきました。依田氏はシンテイ警備としても、日頃より世田谷区の防災訓練でご指導いただいており、より実践的なアドバイスをいただくことができました。 参加者からは、避難所運営訓練では、運営委員を中心に訓練しますが、大半は年長しゃ。若い小中高生の活用については考えてもみなかった。大変良いアドバイスをいただきました。 などのご感想をいただきました。 震災時指定避難所(小中学校)に感染症対策セットが納入されました。 令和2年度、震災時指定避難所の防災倉庫に新型コロナウイルス等の感染症対策セットが納入されました。避難所での受付時や消毒作業時などで使用することを想定しています。 かずに限りがあるため避難されるかた ご自身でも、マスクや手指消毒液、体温計などをお持ちください。 納入された物品は次の通りです。(一箇所あたりの数量です)。 てゆび消毒液 1リットル 10本  手洗い用せっけん液 1s 12本  マスク 500枚 電子体温計 2個  非接触型電子温度計 2台  塩素系漂白剤 600ミリリットル 3本  スプレーボトル 500ミリリットル 10本  使い捨て手袋 Mサイズ・Lサイズ各200枚  使い捨てエプロン 50枚  フェイスシールド 50個  ペーパータオル 2000枚  ゴミ袋 100枚 救命講習会を開催しました 令和2年9月18日、10月9日に上級救命再講習会を世田谷消防署にて開催しました。防災区民組織及び区立小中学校のPTAの方々を対象に実施し、心肺蘇生やAEDの使い方、止血法などの応急手当を学んでいただきました。今回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮し、人数を制限して実施しました。 世田谷区 洪水 ないすい氾濫ハザードマップの改定。 近年、九月・十月には台風や大雨による被害が全国各地で発生しています。  令和元年十月には、台風19号によって世田谷区の玉川 砧地域でも多数の浸水被害が発生しました。区では、令和2年九月に 世田谷区 洪水 ないすい氾濫ハザードマップ を改定し、区内全戸に配布いたしました。今回の改定では、東京都が改定した最新の浸水想定区域図を反映し、情報面についてもより分かりやすくなるように 水害時避難行動判定フロー や 台風接近時のタイムライン(警戒レベル五段階) 水害時の情報入手方法 などを掲載しています。早めの行動で、風水害に備えましょう。 世田谷地域では五つの施設に感染症対策物品を配備し、職員による訓練が実施されました。 世田谷地域では、池尻区民集会所・宮坂区民センター・経堂地区会館・しもうま地区会館・かみうま地区会館の五つの施設を水害時避難所として開設し、台風接近・通過当日(暴風雨前)に避難するかたを受け入れます。令和2年度は新型コロナウイルス感染症の状況も踏まえ、震災時に避難所となる区内小中学校と同様に、水害時避難所にも・てゆび消毒液や非接触型温度計、利用場所の消毒セットなど 感染症対策セット を配備し、感染対策を徹底するようにしています。    開設運営を行う区職員 拠点隊 を対象に、運営マニュアルの確認や各施設の案内を行うなど、事前の訓練も実施しました。 避難にもいろいろある時代です 避難所に行くことだけが避難ではありません。 避難というと、 小中学校等の避難所へ行く というイメージが強いですが、避難所を利用する以外にも様々な避難の方法があります。むしろ、避難所へ行くよりもご自身やご家族に適した避難の方法があるかもしれません。また、水害時避難所において、新型コロナウイルス感染症への対策を実施いたしますが、避難所へ行くこと以外の様々な避難をしていただくことで、過密状態も緩和され、避難所での感染リスクも低下します。今一度 避難の仕方や避難先 について考えてみましょう。 様々な避難の種類 1 自主避難 ご自身で宿泊施設等を確保して避難する 2 縁故避難 倒壊や浸水のおそれがない家族や親戚・知人の家に避難する 3 在宅避難 自宅に倒壊・浸水の恐れがない場合は、避難所を利用せずに自宅で過ごす 4 垂直避難 水害時に浸水しない高さの二階以上などに避難する 世田谷消防署からのお知らせ 近年5年間の出火原因は、1位 ガスコンロ 1764件 2位 たばこ 1611件 3位 放火 1383件 です。 ガスコンロの出火原因としては、1位 放置する 忘れる 2位 可燃物が接触する 3位 接炎する です。 ガスコンロを使用する場合の注意点は次のとおりです。 1 調理中はガスこんろから離れないようにしましょう。 2 ガスこんろの周囲に燃えやすいものを置かないようにしましょう。 3 防炎製品のエプロンやアームカバーを使用しましょう。 4 ほのおが鍋底からはみ出さないように調節しましょう。 5 安全機能(SIセンサー)付きのガスこんろを使用しましょう。 6 ガスこんろの使用経験が少ない人は、取扱い方法をよく確認しましょう。 住宅用火災警報器の交換目安は10年です。 住宅用火災警報器は古くなると電子部品の劣化や電池切れなどで火災を感知しなくなることがあります。設置ねんげつを確認し、設置後10年を目安に本体の交換をしましょう。 消防団員を募集しています。 消防団は火災などの災害活動をはじめ、応急救護の普及活動や災害を未然に防ぐための啓発活動など、幅広い活動を行っています。会社員や自営業、学生や主婦など様々な年齢層の方々が地域に密着した活動を行っています。 問い合わせ先 世田谷消防署 防災安全係 地域防災担当    電話 03−3412−0119 発行者  世田谷地域区民防災会議 発行日  令和3年3月 第28号 事務局 世田谷総合支所地域振興課地域振興・防災  電話 03-5432-2831 バックナンバーは、世田谷区ホームページまたは世田谷総合支所1階14番窓口でもご覧いただけます。