防災せたがや 世田谷地域版 27号 防災研修会を実施しました 令和元年11月25日に三茶しゃれなあどホール集会室にて防災区民組織及び防災リーダーの方々を対象に防災研修会を開催しました。 講師として、公益財団法人市民防災研究所理事の池上三喜子氏をお招きし、女性・多様性の視点から考える防災対策というテーマで、女性視点の防災ブック東京くらし防災の活用方法や池上講師と関わりのある町会・自治会等の防災への取り組み事例などをお話いただきました。質疑応答の際には、参加者から様々な質問等が挙がり、有意義な研修会となりました。参加者アンケートでは、避難所運営に女性専用の洗濯物干し場といった女性の視点が大切だということが分かった。大変切り口が新鮮であった。女性に対する細やかさを考えたい。との意見がありました。 ついに完成 世田谷版ハグが実施されました 令和元年12月7日に桜小学校にて行われた上町地区防災塾で、世田谷版ハグが実施されました。世田谷版ハグは、女性の視点、多様性の視点を取り入れた世田谷区オリジナルのハグで、せたがや女性防災コーディネーター養成研修の一貫として今年度、作成しました。 当日は、せたがや女性防災コーディネーターを講師に、45名の参加者が9班に分かれて行われました。 次々と出てくる様々な課題に対して即座に対応を考えなければならないこのゲームに、参加者からは多岐にわたる課題にすぐに対応するのは難しい。事前に想定し、対応を考えておく必要を強く感じた。実際に避難所を運営するうえで、様々な視点が必要になることがよく分かった。などの声があがっていました。 ハグとは、避難所運営を皆で考えるための一つのアプローチとして静岡県が開発したものです。 避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを疑似体験するゲームです。 福生市防災食育センターを見学しました 令和2年2月13日に東京都福生市にある福生市防災食育センターを視察しました。 防災食育センターとは、避難所・災害備蓄庫・応急給食施設等の総合的な防災機能を備え、平常時には応急給食施設を活用して、小・中学校に給食を提供する施設です。当日は、31名の方々にご参加いただき、食育展示見学ホールにて給食の調理風景や、プライベートテント・テント付きマンホールトイレなどを備蓄している備蓄倉庫を見学しました。 救命講習会を開催しました 令和元年9月13日に上級救命再講習会、10月10日に上級救命講習会を世田谷消防署にて開催しました。防災区民組織及び区立小中学校のPTAの方々を対象に実施し、心肺蘇生やAEDの使い方、止血法などの応急手当を学んでいただきました。いざという時のために、最善の救急措置や応急手当を行えるよう、救命講習会を受講して正しい知識と技術を学びましょう 防災訓練活動状況について 区では、防災意識や防災行動力の向上を目的として、町会・学校・幼稚園・保育園・事業所などが行う防災教室を支援しています。 今年度も世田谷地域では、初期消火訓練や煙中避難訓練、地震体験訓練などの防災訓練をはじめ、災害時に避難所の開設や運営を円滑に行えるようにするための避難所運営訓練など様々な訓練を実施いたしました。 もしもの災害に対して効果を発揮するのは日常の備えです。大切な命を守るためにも、正しい知識を身に着け、災害時に適切な行動をとれるように、日ごろの訓練にご参加ください。 今年度の訓練実績 令和2年1月末時点 防災訓練  実施回数 218回  参加人数 35,224人 避難所運営訓練  実施回数 20回  参加人数 3,310人 医療救護所訓練  実施回数  4回  参加人数   650人 災害対策の備蓄について 避難所の備蓄について 区が指定している指定避難所である区立小中学校等には、毛布や発電機、排便収納袋などの生活必需品、資機材などが備蓄されています。食料は、1避難所あたり約1,600人を想定で、1日分を備蓄しています。ビスケット、アルファ米、おかゆ、粉ミルク、アルファ米と粉ミルク用の保存水 を備蓄しています。おおむね3日分の食料を都と区を合わせて確保し、4日目以降は、調達物資での対応を想定しています。使用・賞味期限がある物品は期限1年前に入れ替えを行っています。 飲料水について 震災時の飲料水等を確保するため、こどもの広場公園などの給水拠点のほか、指定避難所には、耐震工事がなされた配管から飲料水が確保できるよう、スタンドパイプによる応急給水栓の整備が進められています。 家庭での日常備蓄について 災害が発生した際は電気やガス、水道が使用できなくなったり、道路等ががれきで塞がれたりと、数日程度流通が機能しない恐れがあります。いざというときのために、普段使っている食料品や生活必需品を常に少し多めに備えて、日常的に備蓄しておきましょう。 日常備蓄のアドバイス 備蓄品は1人最低3日分以上、できれば1週間分を目安として準備する。飲料水は1人1日3リッ ルが目安の量です。 日ごろから持病があり、薬を飲んでいる人は予備の薬やお薬手帳も備蓄しておきましょう。 消費期限があるものは期限前に入れ替えましょう。古いものから順に消費し、減った分を補充することで、常に少し多めの状態をキープします。 東京都では、いつ起こるか分からない自然災害に備えて各家庭で日常備蓄を実践していただくことを推奨しています。発災時に必要な備蓄品目の解説や備蓄食料品を使用したレシピが紹介されている冊子 日常備蓄で災害に備えよう〜自宅での備えは万全ですか?〜 を東京都のホームページで閲覧できます。また、ピーディーエフ版のダウンロードも可能です。 世田谷消防署からのお知らせ 住宅火災による死者が急増しています。 令和元年中、世田谷区では火災による死者が9名発生しています。 住宅火災の原因は、1位 たばこ 2位 ストーブ 3位 放火です。 住宅用火災警報器をチェックしましょう 住宅用火災警報器のポイント マル1 全ての居室、台所、階段に設置しましょう。 マル2 定期的に作動状態の確認、機器本体の清掃をしましょう。 マル3 設置から10年を経過したものは本体の交換を検討しましょう。 4月は消防団員募集強化月間です 消防団は火災などの災害活動をはじめ、応急救護の普及活動や災害を未然に防ぐための啓発活動など、幅広い活動を行っています。会社員や自営業、学生や主婦など様々な職業や年齢層の方々が、自分たちの町は自分たちで守るという精神のもと、地域に密着した活動を行っています。特別区の消防団では、町会・自治会のみなさまの協力を得て、地域のイベントなどの機会に広く消防団員を募集しています。 消防団への入団条件 マル1 年齢18歳以上の方 マル2 心身ともに健康な方 マル3 消防団の区域内に居住・勤務又は通学している方 問い合わせ先 世田谷消防署 警防課 防災安全係 地域防災担当    電話 03−3412−0119 発行者  世田谷地域区民防災会議 発行日  令和2年3月 第27号 事務局 世田谷総合支所地域振興課地域振興・防災  電話 03-5432‐2831 バックナンバーは、世田谷区ホームページまたは世田谷総合支所1階14番窓口でもご覧いただけます。