【風水害編】 第3部 災害応急・復旧対策計画 第5章 医療救護等対策 初動医療体制、情報連絡・傷病者の搬送、防疫及び保健衛生等の体制を整備し、災害時に迅速な医療救護等を行う。 <主な機関の応急活動> *図表省略 第1節 初動医療体制 1 医療情報の収集伝達体制 震災編 第2部第7章第5節第2「1-1 医療情報の収集伝達体制」を準用する。 <医療救護活動におけるフェーズ区分> 区分 フェーズ0 発災直後(発災~6時間) 想定される状況 洪水や土砂崩れ等の発生により傷病者が多数発生し、救出救助活動が開始される状況 区分 フェーズ1 超急性期(6~72時間) 想定される状況 救助された多数の傷病者が医療機関に搬送されるが、ライフライン又は交通機関が途絶し、被災地外からの人的・物的支援の受入れが少ない状況 区分 フェーズ2 急性期(72時間~1週間程度) 想定される状況 被害状況が少しずつ把握でき、ライフライン等が復旧し始めて、人的・物的支援の受入体制が確立されている状況 区分 フェーズ3 亜急性期(1週間~1か月程度) 想定される状況 地域医療、ライフライン機能、交通機関等が徐々に復旧している状況 区分 フェーズ4 慢性期(1~3か月程度) 想定される状況 避難生活が長期化しているが、ライフラインがほぼ復旧して、地域の医療機関又は薬局が徐々に再開している状況 区分 フェーズ5 中長期(3か月以降) 想定される状況 医療救護所がほぼ閉鎖されて、通常診療がほぼ回復している状況 第2節 医薬品・医療資器材の供給 震災編 第2部第7章第5節第2「2 医薬品・医療資器材の供給」を準用する。 第3節 医療施設の確保 震災編 第2部第7章第5節第2「1-4 医療施設の確保」を準用する。 第4節 遺体の取扱い 震災編 第2部第7章第5節第2「3 行方不明者の捜索、遺体の検視・検案・身元確認等」、第3「2 火葬」を準用する。