資料1 世田谷区立児童館の整備等計画について(概要版) 1 主旨 区内の児童館未整備地区及び地区に複数ある児童館の具体的な対応について、計画をとりまとめ、議会報告しました。 2 児童館の役割と機能の整理 (1)「子ども計画(第2期)後期計画(令和2〜6年度)」における児童館の機能強化 児童館が持つ、「遊び」、「相談支援」、「地域資源開発」、「ネットワーク支援」の4つの機能を充実し、これらを一体のものとして機能させ、児童館が地区において子どもにかかる身近な相談や見守りの場として、中核的な役割を果たします。 (2)グランドビジョンにおける位置付け 区内の未整備地区において、児童館を順次開設していくとともに、子育て支援館として全館展開し、地区の子ども子育てネットワークの連携強化を図ります。 (3)(仮称)世田谷区地域行政推進条例・推進計画における位置付け 町会・自治会をはじめとした区民主体のまちづくりの推進に向けて、三者連携に児童館を加えた四者連携を進め、地区における相談支援、資源開発を図ることを位置付けます。 3 児童館の整備計画 (1)基本的な考え方 1 1地区1児童館の整備 未整備地区に児童館を整備し、現在区内に25館ある児童館を、まちづくりセンターごとの地区である28地区すべてに整備します。 2 地区に複数の児童館が所在する地区の考え方 子どもが地区の範囲を超えて利用し、多世代のコミュニティやネットワークの拠点となっている実態を踏まえ、存続させます(5地区)。 3 ソーシャルワーク機能の強化 児童館職員がソーシャルワーク研修ほか、児童相談所、子ども家庭支援センターなど専門的な職種の職員との積極的に交流し、ソーシャルワーク機能の強化を図ります。 4 効果的・効率的な児童館運営 地区における在宅子育て支援の拠点として、「子育て支援館」を、未整備地区を含め、すべての児童館において整備を図っていきます。 児童館施設の夜間や休館日の活用について、中高生の活動や子ども・子育て支援、学習支援に関する事業に供するなど、更なる効率的、効果的な運営を目指していきます。 (2)未整備(8地区)の地区児童館整備計画について 学校施設をはじめとした公共施設の改築の機会を捉え、既存施設との複合化を基本に、当該敷地内に児童館を併設し、区立保育園・区立幼稚園の再整備・再集約で生じる跡地についても積極的に活用を図ります。 より好条件の候補地(複合化計画施設)が見つかった場合は、本整備計画の変更を検討します。 ※各未整備地区の児童館整備計画は裏面表のとおりです 4 今後のスケジュール(予定) 令和4年9月(実施済) 奥沢中学校改築(児童館の併設を含む)にかかる整備方針の策定 令和5年度以降 整備決定地区における建築等にかかる個別の整備方針の策定 児童館未整備地区における整備計画の表 世田谷区議会福祉保健常任委員会資料 令和4年7月28日 子ども・若者部児童課 世田谷区立児童館の整備等計画について 1 主旨 区立児童館の機能と再整備については、令和2年2月に基本的な考え方を議会報告したところである。 この度、児童館未整備地区及び地区に複数ある児童館の具体的な対応について計画をとりまとめたので報告する。 2 児童館の役割と機能 (1)「子ども計画(第2期)後期計画(令和2〜6年度)」における児童館の機能強化 児童館が持つ、「遊び」、「相談支援」、「地域資源開発」、「ネットワーク支援」の4つの機能を充実し、これらを一体のものとして機能させ、地区において子どもにかかる身近な相談や見守りの場として中核的な役割を果たす。 そのため、児童館の運営は引き続き区が担うことを位置付け、児童館職員の人材育成や支援力の向上等を図る。 (2)子ども・子育て支援事業計画調整計画で定める「今後の子ども政策の考え方(グランドビジョン)(以下、「今後の子ども政策の考え方」という。)」における位置付け 未整備地区において、児童館を順次開設していくとともに、世田谷版ネウボラの新展開として、児童館の子育てひろばを含めた、おでかけひろばのより身近な整備や産前産後の支援の実施、子育て支援館の全館展開のほか、地区の四者連携を通した地区の子ども子育てネットワークの連携強化を図ることとしている。 (3)(仮称)世田谷区地域行政推進条例及び(仮称)世田谷区地域行政推進計画における位置付け 上記条例及び計画において、町会・自治会をはじめとした区民主体のまちづくりの推進に向けて、一層の活動支援に努め、児童館、地域コミュティ施設、学校等と連携し地区全体で安全安心な生活を包み込むための取り組みを進めていくため、三者連携に児童館を加えた四者連携を進め、地区における相談支援、資源開発を図ることを位置付ける。 3 児童館の整備計画 (1)基本的な考え方 1 1地区1児童館の整備 未整備地区に児童館を整備し、現在25館ある児童館を、まちづくりセンターごとの地区である28地区すべてに、児童館を整備する。 整備が完了するまでの間、未整備地区における子ども・子育て支援及び四者連携の推進を、隣接する地区児童館が担う。 ※児童館の位置、地区内の児童数等については別紙1のとおり 2 地区に複数の児童館が所在する地区の考え方 地区に複数ある児童館については、子どもが地区の範囲を超えて利用し、多世代のコミュニティやネットワークの拠点となっている実態を踏まえ、存続させる。 四者連携にあたっては、当該地区の複数の児童館が共に担う。 3 ソーシャルワーク機能の強化 児童館職員に対して、ソーシャルワーク研修をはじめ、支援力の向上を狙う研修を積極的に受講させ、現場目線で学ぶべきと考える研修を自ら企画・実施し、研修機会の拡大につなげる。 また、児童相談所、子ども家庭支援センターなど専門的な職種の職員と積極的に交流し知見を得るなど、ソーシャルワーク機能の強化を図る。 4 効果的・効率的な児童館運営 現在、各地域1箇所を「子育て支援館」として運営しているが、今後は、身近な地域で親子が気軽に立ち寄れるよう、地区における在宅子育て支援の拠点として、「子育て支援館」を、未整備地区を含め、すべての児童館において整備を図っていく。 また、児童館施設の夜間や休館日の活用について、現在の一般の団体利用に加えて、中高生の活動や子ども・子育て支援、学習支援に関する事業に供するなど、更なる効率的、効果的な運営を目指していく。 (2)未整備(8地区)の地区児童館整備計画について 1 奥沢地区 奥沢地区については、区立奥沢中学校の改築にあわせて整備する。 また、中学校と別棟とすることで、中学校の改築工事完了よりも先行して開設することを検討する。 2 九品仏地区 玉川地域拠点保育園整備計画に伴い、統合予定の区立奥沢西保育園の跡地を活用し、私立保育園との合築による複合施設として整備する。 3 代沢地区、二子玉川地区 代沢地区と二子玉川地区においては、当該地区、隣接地区に所在する池之上および野毛の青少年交流センター(民間事業者による運営委託)が、小学生を含め幅広い子ども若者世代に利用されていること、地域の方々の参加による運営がなされてきた実績を踏まえ、それぞれに児童館機能(子育てひろばや四者連携など。新ボップ所管を除く)を付加し、地区の子どもの中核拠点とする。 配慮を要する子どもの見守りや、児童相談所、子ども家庭支援センターとの連携など、セーフティネット機能については、隣接の児童館がバックアップし対応する。 4 その他未整備地区 学校施設をはじめとした公共施設の改築の機会を捉え、既存施設との複合化を基本に、当該敷地内に児童館を併設し、「今後の子ども政策の考え方」の取り組みにより、区立保育園再整備計画、区立幼稚園再集約化等計画で生じる跡地についても積極的に活用を図る。 なお、本整備計画の策定後に、より早期に整備することが可能である等、より好条件の候補地(複合化計画施設)が見つかった場合は、関係所管と調整し本整備計画の変更を検討する。 ※各未整備地区の児童館整備計画は別紙2のとおり 4 今後のスケジュール(予定) 令和4年9月 奥沢中学校改築(児童館の併設を含む)にかかる整備方針の策定 5年度以降 整備決定地区における建築等にかかる個別の整備方針の策定 別紙1 児童館位置および地区内児童数(現在)の図 別紙2 児童館未整備地区における整備計画の表