資料3 令和4年4月22日 保育部保育課 「保育施設への支援・指導のあり方検討会」の設置について 1 主旨 令和3年度に発生した重大事故および子どもの心身に有害な行為(虐待)について、これまでの区の対応や再発防止策の検証を行うとともに、区内保育施設への支援・指導のあり方の見直しを行う。 検証や見直しにあたっては、児童福祉施設の設置認可や指導監督等の権限を持つ児童相談所設置自治体として区の積極的な関与が必要と考え、全施設に対し、世田谷区保育の質ガイドラインにもとづく子どもの最善の利益について改めて浸透させるため、新たに学識経験者による「保育施設への支援・指導のあり方検討会」を設置する。 2 検討会の構成(敬称略、五十音順) あまのたまじ 鶴見大学教授 児童福祉審議会委員 うえだみか 東洋大学 講師 かとうよしかず 鎌倉女子大学 研究員 もりたあけみ 元東洋大学教授 子ども・子育て会議委員 3 検討会における主な論点 保育施設への支援・指導のあり方検討会では、学識経験者を中心に主に以下の点について検討を行い、報告書を取りまとめる。 (1) 今般の事故等に対する区の対応について 令和3年度に私立認可保育園にて確認された重大事故等の対応に関し、過去に区内保育所で起きた類似事例の教訓が活かされていなかったことの背景や原因等の検証を行う。 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続く中、園においても保育部においても、双方の業務負担を新たに生じさせるような助言や支援を控えてしまう行動をとりがちになっていた。 改めて、保育の安全や質の維持に向け優先的に取り組むべき事項等についても検討を行う。 (2) 再発防止策について 約200施設となった区内の私立認可保育園において、今後類似の事例を生じさせないために区として必要となる対応や、区内保育施設に対する適切な支援体制等について、区が検討している再発防止策への助言をいただくとともに、広く保育施設への支援・指導に関する方策の検討を行う。 4 今後のスケジュール(予定) 令和4年5月 第1回「保育施設への支援・指導のあり方検討会」開催 6月 第2回「保育施設への支援・指導のあり方検討会」開催 7月 第3回「保育施設への支援・指導のあり方検討会」開催 8月 「保育施設への支援・指導のあり方」検証等取りまとめ 9月 福祉保健常任委員会への報告