資料6 世田谷区新ボップ事業のあり方検討委員会の報告について 令和3年6月1日 子ども・若者部児童課 1 主旨 区では、新ボップ学童クラブの活動スペース及び人材確保等の課題も踏まえた抜本的な新ボップ事業のあり方や、子どもの居場所の創設等、様々な施策や事業の組み合わせによる子どもの放課後の過ごし方について、新ボップ運営委員会の委員を含む「新ボップ事業のあり方検討委員会」を設置し検討を進めた。 この度、検討内容について報告書がまとめられたため、報告する。 2 新ボップ事業の課題への検討と取り組み方針案 令和2年9月に実施した学童クラブ登録児童の全保護者アンケートを踏まえ、時間延長、規模の適正化、運営体制の見直し、新たな居場所の検討及び子どもの自立支援といった課題に対して、民間事業者等の活用も見据えながら、以下の3点について検討し報告書にまとめた。 1 規模の適正化に関する検討 新ボップの大規模化による子どもの遊びの質に関する課題が指摘されており、質の確保、向上に向け定員制の導入も含めた検討をすることが必要がある。 2 運営体制の見直し 人材の確保、育成、定着が困難な状況にあり、運営の質の向上を検討することが求められている。 さらに、新ボップからの自立に向けた支援として、学童クラブ卒所後の居場所づくりも課題となっている。 こうした観点から、新ボップ事業への民間活用の是非と活用方法の検討、新ボップ事業以外の取り組みを活用した子どもの居場所の充実のあり方などについて検討する必要がある。 3 子どもの自立支援 子どもの放課後の居場所を充実し、子どもが主体的に居場所を選択でき、遊びや学びを自ら考えて行うことを促進、支援することが求められており、実施時間延長もこうした観点での充実につながるように検討し取り組むことが必要である。 新ボップでは年齢に合わせた発達段階ごとに、子ども自身が放課後を主体的に過ごせるよう支援し、保護者へも子どもの自立の必要性について啓発していく必要がある。 3 今後の進め方について 新ボップ事業のあり方検討委員会報告書に基づき、新ボップ学童クラブ事業の規模の適正化に向け、庁内で検討会を設置し新たな施策について検討する。 4 今後のスケジュール(予定) 令和3年6月30日 第3回新ボップ事業のあり方検討会 7月 第4回新ボップ事業のあり方検討会(予定) 令和4年度 新たな施策の開始