資料2 保育施策の今後の取り組み方針(案)について 令和3年6月1日 保育部 1 背景 令和2年に続き、令和3年4月も保育待機児ゼロを達成 就学前人口の減少や入園申込者数の減少等により、認可保育園等の空き数が増加するなど新たな課題が顕在化してきた。 昨年度からの新型コロナウイルス感染症の影響により、保育需要の見通しが不透明な状況が続いており、保育施設整備についても再検討する必要がある。 2 目的 保育施策における諸課題への今後の取り組み方針をとりまとめ、令和3年9月に保育施策の方向性として示す予定。 今後、コロナ禍後の状況等により、必要に応じて見直しをおこなっていく。 3 世田谷区の保育施策の目標 (1) 子どもを中心とした質の高い保育の実現 (2) 保育待機児童ゼロの継続 4 主な課題 (1) 施設整備 1 区立保育園について 2 私立保育園について 3 認定こども園について (2) 定員の調整 1 弾力化の解消 区立保育園の弾力化解消を計画的に進めていく。 私立保育園の弾力化解消策について検討する。 2 定員変更 継続的に空きが生じている区立保育園の定員変更を行う。 1、2を進めていくことにより、空きの出ている私立保育園へ入園希望者の誘導を行いつつ、弾力化解消及び定員変更により生じた職員については、区立保育園の福祉的役割の強化にあてていく。また、子ども・子育て支援事業計画に掲げる定員弾力化について、私立園も含めた検討を開始する。 (3) 区立保育園の役割の強化 1 区立保育園の地域における福祉的役割の強化 支援が必要な家庭の早期発見及び対応 緊急保育の受入れ枠の拡充と一時預かり保育による柔軟な受入れの検討 配慮を必要とする子どもやその保護者への支援 障害のある子どもや配慮が必要な子どもへの支援 指定園における医療的ケアが必要な子どもの受け入れ 2 保育の質の向上に向けた区立保育園を中心とした保育施設間ネットワークの強化 3 在宅子育て支援の強化 コロナ禍における在宅家庭の親子の居場所づくり 4 新たなニーズの把握、対応 (4) 今後の保育施設の役割や機能について 少子化の進展や定員の空き等の新たな課題に関して、国や都の動向を踏まえた今後の役割や機能に関する検討の方向性について、区内保育施設と情報共有しながら課題の整理をすすめる。