せたホッとレター 創刊号 子どもたちがホッとできる場所、 それが「せたホッと」です。  2013年7月1日からスタートして100人をこえる子どもたちに関しての相談がよせ られました。ほとんど毎日電話してくる子もいれば、いじめに悩んで友だちと一緒に 相談してくる子、家族の問題で悩んで話をしにくる子、クラス運営について相談にこ られる母子、先生の指導のことで相談に来る子等々、いろいろな子どもたちの問題 に対して専門員がやさしく相談にのっています。必要があれば委員と一緒に話を聴 いて関係各機関との連携を図ったり、地区のケース会議に参加したりしています。  子どもに関する問題が重大になる前に何でも気軽に相談に来てください。 (代表委員 一場 順子) 「せたホッと」は世田谷区宮坂にある「世田谷区立 子ども・子育て総合センター」(小田急線 経堂駅から徒歩7分)の3階にあります。近くに小さな公園のある落ち着いた住宅街にあります。 せたホッとの電話相談室について ここでつらい、しんどい思いをしている子どもや、その周りにいるおとな、関係者からの電話相談を受け付けています。話し声が外にもれないように、しっかりパーテーションで仕切った仕様になっています。安心して相談してくださいね。 せたホッとの面談室について 面談室は2つあります。こちらの部屋は小さなお子さん連れでも飽きないように、本やお絵かきセットなどが用意してあります。 25年7 月から25年1 0 月までの相談等対応状況 7月の相談開始から10月まで(4ヶ月間)の相談件数は91件、それ らに対し「せたホッと」の活動は582回になります。子ども本人からの 相談が全体の半数を超えています。 (委員 半田 勝久) 相談等対応状況 相談の初回は8 割以上(相談してきた全ての回数は約7 割)が電話です。そ の中でつらい気持ちや誰にも言えない思いをしている子ども本人からの相談が 全体の半数を超えます。また、ホームページを見てメールで連絡をくれたり、 手紙を届けてくれたり、直接「せたホッと」に来てくれることもあります。 把握できたものでは小学生に関連する相談が多いのも特徴として挙げられます 初回の相談方法と件数 子ども 電話 40件 44%、子ども メール 4件 5%、子ども 面接 1件 1%、子ども 手紙 3件 3% おとな 面接 4件 4%、おとな メール 3件 3%、おとな 電話 36件 40% 相談してきた全ての回数 子ども 電話 130回 38%、子ども メール 7回 2%、子ども 面接 26回 8%、子ども 手紙 3回 1% おとな 面接 44回 13%、おとな メール 14回 4%、おとな 電話 115回 34% 子どもの所属別 保育園 2、幼稚園 2、小学校30、中学校14、高校3 計51 相談の内容・申立て  相談の内容で多いのは「いじめ」「対人関係」「学校・教職員等の対応」です。親との関係がうまくいかないといった家庭に関する相談も増えています。相談の中で申立てを受けたものは4件です。 相談の内容(91件) いじめ 20件、対人関係18件、学校・教職などの対応16件、虐待5件、家庭・家族の悩み9件、学習・進学・進路2件、行政の対応3件、不登校2件、話し相手3件、学校の悩み1件、子育ての悩み4件、体罰1件、その他7件 委員、専門員の活動回数  「せたホッと」の活動は、電話対応が約7 割です。面接の内訳には、来所相談の他、実際に学校や関係機関に出かけて行って話を聞いたり、調査することも含まれます。相談件数91件に対して、「せたホッと」の活動は582 回です。1 回で終了するものもあれば、複数回活動するものもあります 電話418回 72%、メール61回 11%、面接 95回 16%、その他 8回 1% 委員、専門員の紹介 わたしたちがお話を聞いて対応します。 子どもサポート委員 ●子どもの権利を擁護するための委員  いちば よりこ 弁護士(東京弁護士会所属)  つきだ みづえ 昭和女子大学人間社会学部教授(児童福祉)  はんだかつひさ 日本体育大学子ども学部准教授(教育制度学、教育法学、情報科学、子ども支援学)  相談・調査専門員 ●相談を受けて、委員とともに対応する専門員  (社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士など)  いとう あきな、たなか ゆみこ、こいで まゆみ、たけうち あさこ 活動報告  相談等対応を適切にするため擁護委員会議や関係機関との連絡調整を頻繁に実施しています。他にも、専門家向けの研修、児童館事業への参加、いじめを未然に防ぐためのいじめ予防授業、区民まつり等での広報、視察対応など多様です。イベント会場での広報の際、学校で配られた相談カードで、「“なちゅ”を知っている!」 という子どもたちの反応に嬉しく思い、今後も子どもの権利擁護に役立ちたいと考えています。(委員 つきだみづえ) 子どもにはまもられる権利、大切にされる権利があります。おとなでも子どもでも、この権利を侵害してはいけません。これまで相談してうまくいかなかったことも「せたホッと」に話してみませんか。(自分のことでなくても大丈夫です) でんわ フリーダイヤル 0120-810-293 おわり