せたホッとレター第6号 子どもたちの思いによりそいながら 平成27年度の活動報告会 7月16日土曜日に北沢タウンホールで27年度の活動を報告しました。新規相談件数は239件、前年度からの継続件数を合わせると304件の相談があり、231件が終了しました。委員と専門員の総活動回数は2047回です。新規相談件数のうちわけは小学生に関する相談が138件、ついで中学生が66件、高校生が26件、未就学児1件、不明8件でした。学年ごとに見ると、一番件数が多いのは小学6年生ですが、小学校から高校までどの学年からも一定の相談があります。相談内容としては、たいじん関係の悩み73件がもっともおおく、学校、きょうしょくいんなどの対応が36件、いじめが30件、家庭、家族の悩みが28件、しんしんのなやみが15件と続きます。 いじめ予防授業について せたホッとの活動報告会において弁護士のひらおきよし先生に講演をしていただきました。ここでは平尾先生の行っているいじめ予防授業について紹介します。 みなさんに質問があります。Q1 いじめがあった時、いじめられる人にも問題があると思いますか? あると思ったみなさんへ。そのいじめられる人は意地悪をした人や人の嫌がることをした人でしょうか。ではあなたはそういうことをしたことが一度も無いでしょうか?そんなことはないはずです。悪いからいじめてもよいのなら、誰をいじめてもよいことになってしまいます。それでは安心して学校に通えなくなってしまいます。何か理由があっても、それを理由にいじめてはいけないのです。 もう一つ質問があります。いじめにくわわっていない、いじめを見ているだけの人がいます。その人はいじめに関係があるでしょうか? 見ているだけの人も関係があります。何故なら、見ている人にもできることがあるからです。いじめられている人をみんなの前でかばってあげるのはとてもむずかしい、勇気の必要なことです。でも、いじめられている人が一人の時にそっと「あなたは一人じゃない」と言ってあげること、いじめがあることを先生にこっそり言うこと。それは少しの勇気でできることではないでしょうか 心の中のコップの水 みなさんの心の中には目に見えないコップがあります。そのコップは嫌なことがあると少しずつ水が溜まっていきます。そのコップは嫌なことがあると少しずつ水が溜まっていきます。もし、相手のコップの水がいっぱいだっらら、ほんの小さな悪口でも、コップの水をあふれさせる最後の一滴になるかもしれません。あなたに悪気が無く言った言葉でも、相手をどんな気持ちにしてしまうかはわかりません。相手の気持ちを考え、慎重に言葉を選らんでくださいね。 最後に いじめの辛さにによって、命を絶ってしまった子どもたちがいます。そこまえ人を追い詰めてしまうのがいじめです。みなさんは誰しも、幸せな人生を生きる権利を持っています。そのことを忘れないでくださいね。(ひらおせんせいの講演をもとにせたホッとが執筆しました) せたホッと相談者の声 みなさん、いじめられていやな気持になったことはありますか。そしたら、ここ、せたホッとに電話してみてください。ここに電話すると、どんななやみがあっても、かいけつしてくれます。ぼくは学校でノートや教科書、ドリルをまとめてけられたりしたことがありました。そんなすごくいやなこともここに相談したら、ぼくの味方になってアドバイスをしてくれたので、心が軽くなりました。ぼくは、電話をする前は、いやな気持ちだったけど、電話をしたらすっきりしました。ぼくはずっといじめられていたから、なかまがあまりいないと思っていました。でも、先生とクラスのみんなで話し合いをして、ぼくがこれからどうしてほしいかを伝えました。「みなさん、いじめられている人がいたら、いじめにのらないで、いじめられている人を助けてあげてください。」とみんなの前で言いました。そしたら、よく日みんなはぼくの味方をしてくれるようになりました。 せたがやホッと子どもさぽーと活動報告しょ平成27年度からばっすい リオオリンピックきんメダリストしらいけんぞう選手からのメッセージ 皆様へ 自分を信じて 自分を貫け こどもにはまもられる権利、大切にされる権利があります。おとなでも子どもでも、この権利を侵害してはいけません。これまで相談してうまくいかなかったことも「せたホッと」に話してみませんか。自分のことでなくても大丈夫です。秘密は必ずまもります。おかねはかかりません。相談電話は フリーダイヤル0120 810 293 ファックス 03 3439 6777 月曜日から土曜日は午後1時から午後8時 土曜日は午前10時から午後6時に相談できます 日曜、祝日、年末年始はおやすみです。