せたがやの学校給食 SDGsと食品ロス削減につながる取り組み
最終更新日 令和4年12月15日
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学校では、子どもたちが給食を通して、食べ物への関心や食に関する感謝の気持ちがもてるよう様々な工夫をしています。実際に世田谷区立小・中学校の給食においては、子どもたちの食べる意欲を引き出し、一人ひとりの食行動がSDGsの達成や食品ロス削減につながっていることを伝える取組みをしています。
子どもたちが考えたレシピを取り入れて食べ残しを削減 (玉川小学校)
子どもたちが考案した「苦手な野菜をおいしく食べられる野菜レシピ」を給食で提供しています。レシピの考案者は5・6年生の給食委員会の皆さん。
児童目線で考えている料理のためか、子どもたちも意欲的に野菜料理を食べてくれるので、この取組みの日は普段より食べ残しが少ないのです。
おにぎりで食べ残した量を見える化(桜丘小学校)
毎週の食べ残した量をおにぎりの個数に換算して校内で掲示しています。掲示物にはSDGsのロゴを並べて、食品ロス削減につながる取り組みをしている意識をもてるようにしています。
みんなが、あと一口食べると残りがどのくらい減るか数字で表すことで、食品ロス削減への意欲がもてるように工夫しています。
図書コラボ給食で食品ロス問題を考える(奥沢中学校)
図書館にある本と給食をコラボする企画の中で、SDGsを考えるきっかけになる本「捨てられる食べものたち 食品ロス問題が分かる本」を取り上げました。
本の中では「おからが食用に使われる割合はわずか1%」ということに着目し、おから入りメンチカツを給食メニューに取り入れました。そのほか、味噌汁のだしをとるために使用したかつおぶしと昆布を廃棄するのではなく「佃煮」にして「SDGsエコ佃煮」と名付けて給食で提供しました。その日のおから入りメンチカツと佃煮は食べ残しが0%でした!
給食で廃棄するキャベツの外葉で調理実習(千歳小学校)
5年生の総合学習「SDGsについて調べてみよう」で学んだことを家庭科の調理実習で実践してみました。給食室で捨てられるキャベツの外側の葉っぱを使用して、茹でキャベツを調理しました。
児童も「キャベツでこんなにたくさん捨てられていたことにびっくりした」「自分たちができることは食べ物を無駄にしないことだと思った」などと感想を述べ、食品ロスの実態を身をもって体験することができました。
給食室の調理くずおよび残菜の飼料化
学校給食では、給食の食べ残し、調理下処理時の野菜くずや調理くずなどの生ごみが発生します。世田谷区ではこれらの生ごみを回収して、飼料化リサイクル処理を実施しています。
学校から回収した生ごみは飼料化リサイクルへ運搬し、「配合飼料原料」として製造加工されます。その「配合飼料原料」は、飼料メーカーによりトウモロコシや大豆を配合した「配合飼料」として生産され、鶏卵生産用のニワトリや養豚の飼料として生まれ変わります。
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