おおきくなぁれ秋号 令和5年10月 世田谷区子ども 若者部保育課 編集 看護師業務連絡会 こころのケア 子どもがストレスを感じるとき、自分の心身の状態を正確な言葉で表現できないため からだの不調や行動面の変化 ストレスサインが現れることがあります からだのストレスサイン 食欲過多 食欲不振   頭痛 腹痛 下痢 便秘   アレルギー症状の悪化  風邪をひきやすい   だるさ  寝付けない  嫌な夢を見る  おねしょ まばたきがふえる など 行動のストレスサイン 甘える 赤ちゃん返り つめを噛む 態度が乱暴になる そわそわして落ち着きがない など 気持ちのストレスサイン 喜怒哀楽が激しい 無表情になる 笑わなくなる 元気がない ぼんやりしている など 子どもへのかかわり方 生活リズムを大切にしましょう スキンシップを増やし 子どもが気持ちを表現しやすい雰囲気や時間を作りましょう 今日は何をしてあそんだの 楽しかったね うれしかったね 痛かったね いやな気持だったね等 子どもの気持ちを受け止めて 子ども目線で話を聞きましょう 子どもがひとりじゃないと感じることができるように 親や大人が子どもを守っているということを行動や言葉で伝えましょう ストレスサインは自分を守るためのこころの防衛機能です これらのサインに気づいたときは やさしく声かけをして 話を聞いてみてください とはいえストレス社会といわれる現代 大人も疲れるときはあります 大人のこころの状態は 子どものこころの状態にも影響します 定期的に大人のこころの状態をチェックしてみましょう おとなのセルフチェック ストレスの度合いを把握しましょう イライラしたりいつもと違う気持ちが出てきた時は今のストレスは何点だろうかと採点してみましょう 数字に表すことで ストレスを客観視でき ストレス解消の効果が得られると言われています 普段できていることができなくなっていませんか 以下の5つの項目のチェックのつかない項目が多いと 頑張りすぎ 疲れすぎでストレスが溜まっている状態かもしれません 1 自分のペースを保っている 2 困ったときに身近な人からサポートを得られている 3 簡単なリラックス方法 軽い運動や音楽を聴くことなどを実践している 4 楽しめるもの笑えるものを持っている 5 カフェイン アルコールを過剰に摂取しないように気を付けている 自身を気遣い 今の状態に気付くことが ストレス軽減につながることもあります おとなのセルフケア 自分に合ったリラックス法を見つけましょう たとえば おしゃべりをする  好きなものを食べる  読書をする  音楽を聴く 買い物をする  からだを動かす ラジオ体操 ストレッチ お散歩など親子で一緒に気分転換もいいですね レジリエンス 回復力 復元力 再起力 弾力しなやかさ レジリエンスという言葉を耳にする機会が増えてきました これは ビジネスの現場でも広く注目されている考え方です 困難をしなやかに乗り越え回復する力を高めることは 困難な問題に遭遇した時に立ち直る力になります ひとりで悩まないでください 在園児はもちろんのこと 地域の皆様にも保育園に遊びに来ていただき お子様と一緒に遊んだり 悩みを共有し 解決方法について一緒に考えます 他の公的機関でも相談することができます  ひとりで悩まず相談してみてください お住まいの地域の総合支所健康づくり課保健相談 月から金曜 午前8時30分から午後5時 せたがや子ども子育てテレフォン 03-5451-1211 月から金曜 午後5時から10時 土日 祝日午前9時から午後10時 東京都が実施している電話相談 夜間こころの電話相談  03-5155-50281 毎日午後5時から午後9時30分受付