この冊子は、世田谷区認知症在宅生活サポートセンターが発行している、認知症ケアプログラムを紹介するためのパンフレットです。 認知症の方の問題と受け取られやすい行動の背景には、必ずご本人の満たされないニーズがあります。 観察と評価の方法を支援チームみんなで共有し、結果を、見える化し、認知症の方の本当のおもいを解析し、認知症ケアの質を高める、新しい科学的なアプローチです。 認知症ケアプログラムは、東京都と東京都医学総合研究所が、開発しました。世田谷区は、東京都の、認知症の人の地域生活を支援するケアプログラム推進事業に、2年間モデル事業として参加し、平成30年度より、本プログラムを区の事業として実施しています。 認知症の方の問題と受け取られやすい行動や感情表現が、本当はどんな心理状態から起こるものなのかを知ることは、簡単なことではありません。このケアプログラムは、この難しい課題にチームで取り組むために開発されました。 活用するためには、必要な行動・心理症状についての基本的な知識や、オンラインシステムについて学ぶための研修を受けて、アドミニストレーターとなる必要があります。 アドミニストレーターになるためには、区の開催する養成研修を受ける必要があります。お問い合わせは、世田谷区福祉人材育成、研修センター、電話番号は03-6379-4280です。 また、認知症ケアプログラムを活用した事例の紹介やアドミニストレーターとして活動しているかたや、認知症ケアプログラムを開発、導入した、東京都医学総合研究所、社会健康医学研究センター、センター長の西田淳志さんのインタビューを掲載しています。 詳しくは、世田谷区認知症在宅生活サポートセンター、電話番号03-6379-4315までお問合せ下さい。