いのちの門番「ゲートキーパー」

最終更新日 令和3年10月8日

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ゲートキーパー(Gatekeeper)とは、「門番」という意味です。自殺対策としてのゲートキーパーは、「身近な人の自殺のサインにいち早く気づき、必要な時に相談窓口への橋渡しをすることをサポートする人」のことです。特別な資格は必要ありません。あなたの身近な人のこころといのちを救うため、ゲートキーパーについて学んでみませんか。

令和3年度ゲートキーパー講座については、こちらをご覧ください。

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自殺者の現状

国の自殺者数は、平成10年に急増しその後14年間連続して3万人を超えていました。平成24年以降は3万人を下回りましたが、今もなお2万人前後の方が自殺で尊い命を落としています。

また、令和2年は10年ぶりに自殺者数が増加に転じ、新型コロナウイルス感染症による生活環境の変化や若手俳優の自殺等が影響している可能性が指摘されています。

世田谷区でも毎年100名前後の方が自殺で亡くなっている状況です。

ゲートキーパーの主な役割

ゲートキーパーの役割は、主に4つ(「気づき」「声かけ・傾聴(受け止める)」「つなぎ」「見守り」)あります。

(1)気づき

身近な人の様子を見て「あれ?いつもと違うな。」と思ったことはありませんか。様々な悩みを抱えることによって、精神面だけではなく身体上や日常的な行動にも影響を及ぼすことがあります。例えば・・・

  • 食事量が減った。
  • 突然、涙ぐんだり落ち着かなくなったりする。
  • 不機嫌で怒りやイライラを爆発させる。
  • よく眠れていない。
  • 普段よりも疲れた顔をしている。
  • 投げやりな態度になる。
  • 身なりに構わなくなる。
  • 仕事を休みがちになる。
    花のイラスト

このような気になる様子が見られたときは、「どうかしましたか?」「何かお困りですか?」などと声をかけましょう。また、あなた自身がその人のことを「心配しています。」というメッセージを添えることも大切です。

(2)傾聴(受け止める)

人に相談する、話をするということは、思った以上にハードルが高いものです。やっとの思いで相談しようと意を決してくれた人を尊重し、丁寧な態度を心がけましょう。決して話をそらさず、本人の気持ちを十分に受け止め、訴えに耳を傾けます。話を聞いてもらっただけで、安心したり気持ちが楽になったりすることもあります。

また、多くの問題を抱えている方は、混乱して話がまとまらないこともあるので、問題を整理しながら困っていることを受け止めます。

(3)つなぎ(直接支援と連携)

健康相談の中で多重債務の問題をキャッチしたり、生活困窮の窓口でこころの問題をキャッチしたり、担当とは異なる分野への働きかけが必要となることも多くあります。自殺を考えるほどの悩みを抱えている人は、多くの場合その背景に様々な問題が複雑に絡み合っている状況がみられます。そのため、最初につながった窓口が、必ずしもその人にとって最適な窓口とも限りません。自殺を防ぐためには、最初につながった窓口の人がゲートキーパーとなり、本人の抱える問題に応じて関係機関と連携し、継続的かつ効果的な支援ができるようにすることが重要です。

つなぐときのポイント

  • つなごうとしている相談機関が適切かどうか判断できないときは、事前に相談機関へ確認したうえで情報提供を行う。
  • 相談者自身が相談することが難しい場合、本人の了解を得たうえで、本人にかわって連絡を取ったり、窓口に同行したり、支援を検討する。
  • 本人の個人情報の取り扱いは厳重に行い、必要最低限にとどめる。
  • 本人が相談機関に出向く場合、交通手段も確実に伝えることで相談行動を高める。
  • 本人が相談機関で相談できた場合、結果を報告する義務はないが、相談を受けたものとして「心配している」ことは伝え、必要に応じて相談に乗ることを伝える。

【相談機関先】

PDFファイルを開きます支援ガイド(表面)PDFファイルを開きます支援ガイド(裏面)

(4)見守り

自殺を考えるほど追い詰められている人には、温かく寄り添いながら、じっくりと見守る支援が必要です。「ゲートキーパーとしての心がけ」も参考にしてください。

  • 自ら相手と関わるためのこころの準備をしましょう
  • 温かみのある対応をしましょう
  • 真剣に聴いているという姿勢を相手に伝えましょう 
  • 相手の話を否定せず、しっかりと受け止めましょう
  • 相手のこれまでの苦労をねぎらいましょう
  • 心配していることを伝えましょう
  • わかりやすく、ゆっくり丁寧に
  • 一緒に考えることが支援です
  • スキルアップも必要です

ゲートキーパー自身が、こころとからだの健康を保つことが大切です。一人で抱え込まず、信頼できる人と相談できる関係を作っておきましょう。

自殺を防ぐためにあなたにできることリーフレット
リーフレットの配布も行っています。

令和3年度ゲートキーパー講座のご案内

2回連続講座を通じて、ゲートキーパーの役割や、身近な人から相談を受けた時の対応について、一緒に考えてみませんか。

初めてお話を聞く方にも分かりやすい内容です。皆様のご参加をお待ちしております。

※好評につき、第2回(令和3年11月9日開催)の参加枠を拡大しました。

こころと命をささえるゲートキーパー講座(一般向け連続講座)
日程 《第1回》令和3年10月6日(水曜日)《第2回》令和3年11月9日(火曜日)
時間

《第1回》午後2時~4時 《第2回》午後2時~4時

※当日は講演開始30分前よりご入室いただけます。

会場

Zoomウェビナーによるオンライン

対象

世田谷区内在住、在勤、在学の方 先着50名

費用

無料

内容

《第1回》

講演:自殺に傾く人を理解するために

講師:林 哲也 医師(東京タワーヴュークリニック麻布十番)

《第2回》

講演:寄り添うとは~具体的に私たちにできること

講師:西村 由紀 精神保健福祉士(NPO法人 メンタルケア協議会)

申込期間

第2回 令和3年10月18日(月曜日)~11月1日(月曜日)

※第1回ゲートキーパー講座(令和3年10月6日開催)の申込受付は終了いたしました。

申込方法

下記電子申請システムよりお申込みください。

「第2回 こころと命を支えるゲートキーパー講座(一般向け連続講座)」新しいウインドウが開きます

その他の取り組み

厚生労働省:命を守る「ゲートキーパー」とは新しいウインドウが開きます

東京都福祉保健局:ゲートキーパーについて新しいウインドウが開きます

政府広報オンライン:あなたもゲートキーパーに!大切な人の悩みに気づく、支える新しいウインドウが開きます

添付ファイル

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このページについてのお問い合わせ先

健康推進課

電話番号 5432-2947