資料2の1の裏 区複合棟に整備する各施設の検討状況 保健センターについて 将来の医療・介護需要の増大を見据え、「区民の健康寿命を延ばす」とともに「介護予防の効果を上げる」ことを目指し、福祉人材育成・研修センターや認知症在宅生活サポートセンター等と連携しながら、全区的な拠点としての機能や地域を支える機能を発揮する。 平成31年3月をもって廃止される総合福祉センターの一部機能を受け入れ、また、平成25年の梅ヶ丘拠点整備プラン策定以降の社会状況等の変化を踏まえた課題を見据えた新規・拡充事業を含め、以下のとおり展開していく。 梅ヶ丘拠点整備に伴う保健センターの事業展開 (1)健康増進・健康づくりの普及啓発 健康度測定・運動負荷測定 健康増進指導 医療、健康づくり等に関する情報収集・発信 (補足)健康度測定等のデータを活用した健康づくりプログラムの実施、健康(がん、精神保健等)に関する情報発信 (2)障害者等を含む区民の健康づくり支援 個人、企業向けの健康診断(障害者を含む) (補足)障害者等の健診 障害者の健康づくりプログラム    (補足)障害者の生活習慣病予防(健康支援プログラム) (3)がん患者や家族等を支える中核的機能の確立 がん検診 (補足)がん検診の総合案内窓口設置、胃がん内視鏡検査導入、がん検診受診拡大事業 がん検診精度管理  がん相談、がんサロン (補足)がん患者等の就労相談、がん講演会等の面接相談コーナー、がん患者や家族による「がんサロン」 (4)地域の医療や健康づくりへの支援 地域医療の後方支援として 保険診療による精密検査 (補足)先進的検査の導入 地域医療機関専門研修 (補足)検査・検診(健康診査)の専門的な研究・研修 地域の健康づくり・介護予防として 出張測定、講座、指導、相談 地域団体活動支援 (補足)健康づくり応援事業 健康づくり支援リーダー養成 (5)障害者専門相談、乳幼児育成相談及びこころの健康づくりに関する相談・支援 障害者専門相談、乳幼児育成相談、高次脳機能障害者支援(自立訓練を除く) (補足)乳幼児健診後のフォローグループや児童発達支援事業所等への専門職派遣 障害者施設等への技術支援 住宅改造アドバイス こころの健康相談(精神保健) (補足)こころの相談機能の整備、こころの健康講演会、セミナー、こころの健康づくりのための人材育成 (保健センターについては以上) 福祉人材育成・研修センターについて 福祉人材育成・研修センターでは、これまで、主に高齢・介護、障害福祉の分野を対象としてきた対象分野を保健医療、子ども・子育ての分野にまで広げるとともに、福祉人材の確保・育成の包括的なコーディネートと、保健福祉の調査・研究の総合的拠点として、以下の7つの機能を担い世田谷の地域福祉の向上を目指す。 新たな福祉人材育成・研修センターに整備する機能 1 人材確保(就職相談会・合同面接会・職場体験・資格取得支援など) 2 人材の定着促進(階層別研修・メンタルサポート相談など) 3 サービスの質の向上(専門研修・スキルアップ研修など) 4 医療と福祉の連携(医療連携・多職種合同研修など) 5 地域のリーダーの育成支援 6 事業者・団体等への研修支援 7 調査研究の促進 (福祉人材育成・研修センターについては以上) 認知症在宅生活サポートセンターについて 平成32年度からの開設にあたっては、保健センターや福祉人材育成・研修センター等と連携しながら、認知症ケアの専門的かつ中核的な拠点として地域において認知症の方やその家族を支援する「あんしんすこやかセンター」等をバックアップしていく。 整備する機能 訪問サービスによる在宅支援のサポート 家族支援のサポート 普及啓発・情報発信 技術支援・連携強化 人材育成 年次ごとの運営体制 平成29年度まで 区直営 平成30年度から平成31年度まで 区の委託事業者が認知症在宅生活サポート業務を実施 平成32年度から 区の委託事業者が認知症在宅生活サポートセンターを開設 (認知症在宅生活サポートセンターについては以上) 初期救急診療所・薬局について 夜間や休日の初期救急医療の中核機能として、現在松原6丁目に設置されている子ども初期救急診療所・薬局及び保健センター1階の診療所を移転・整備する。 内科 平日は休業、土曜日は17時から22時まで、日曜日・祝日・年末年始は9時から22時まで営業 小児科と薬局 平日は19時30分から22時30分まで、土曜日は17時から22時まで、日曜日・祝日・年末年始は9時から22時まで営業 (初期救急診療所・薬局については以上) 世田谷区医療救護本部について 震災等により多数の負傷者が発生した場合、災対医療衛生部を設置するとともに、医療関係団体と連携して迅速に医療救護活動を行うため、共同で世田谷区医療救護本部を設置する。 区複合棟の諸室を転用し、医療救護活動の統括・調整を行うほか、「災害薬事センター」及び「医療支援チーム受入センター」を設置し、医薬品等の調達・供給や医療支援チームの受入等を行う。 整備する機能 調整機能として (活動内容)医療救護活動の総合調整、情報収集、救急医療救護所・医療救護所等への支援、災害薬事センターとして医薬品の調達・管理・仕分け・発送、医療救護本部会議等の開催 区民への対応等として (活動内容)在宅療養者への情報提供、医療支援チーム等の受入 転用する諸室 1階エリア 平常時の研修室Cなどを、災害薬事センターへ転用 平常時の区民活動支援エリアを、医療支援チーム受入・派遣センターへ転用 平常時の研修センター事務室・調理実習室等を、医療救護本部の事務室・会議室・炊事場等へ転用 2階エリア 平常時の保健センター運動指導室・健康増進指導室等を、医療救護本部の会議室・仮眠スペース等へ転用 地下エリア 災害時対応用倉庫あり (世田谷区医療救護本部については以上) (資料2の1の裏は以上)