1 第8期世田谷区高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画 概要版 令和3年度から令和5年度まで。2021年度から2023年度まで。 住み慣れた地域で支えあい、自分らしく安心して暮らし続けられる地域社会の実現 世田谷区高齢福祉部 2  目次  1 世田谷区の高齢者の状況(計画策定の背景) 3ページ目  2 計画の基本的な考え方 11ページ目   資料   世田谷区の三層構造   世田谷区の地域包括ケアシステムのイメージ図   支援が必要な高齢者等への包括的支援のイメージ図  3 各施策の取組み 18ページ目 高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画とは 高齢者に関する施策の総合的かつ計画的な推進とともに、介護保険事業の円滑な実施を図り、地域包括ケアシステムの構築を目指して、施策展開の考え方や施策目標及び介護サービス量の見込み等を定める法定計画 第8期は、令和3年度から5年度まで 3 タイトル 1 世田谷区の高齢者の状況(計画策定の背景) 4 前期・後期高齢者人口・高齢化率の推移と将来推計のグラフ 現在、65歳以上人口は約18万5千人。2025年には、約19万5千人になると予測しています。特に75歳以上人口が増加します。 5 年齢階層別 よう介護認定者数推移のグラフ 要介護・要支援認定者は、4年間で約2600人増加しています。 6 第1号被保険者の年齢階層人数・認定者数、出現率(令和元年度)のグラフ。 80歳を超えると、よう介護認定率が高くなります。 7 65歳健康寿命のグラフ 65歳健康寿命とは、要介護認定を受ける年齢を平均的に表したものです。 世田谷区民は、全国的にみて長寿ですが、平均寿命の伸びに比べ、65歳健康寿命はあまり伸びていません。 8 よう介護認定者 認知症状の出現数の推移のグラフ 介護保険要介護認定において、認知症の日常生活自立度の判定がU以上の方の人数は、4年間で約2600人増加しています。 9 介護保険サービス給付費の推移のグラフ。 給付費は、介護保険制度開始時の約さんてんよんばいに増加しています。 10 自分の健康状態のグラフ 自分の健康状態を「とてもよい」「まあよい」と思っている人を合わせると、8割以上になります。 今後も現在住んでいる地域に住み続けたいかのグラフ 9割は、これからも現在住んでいる地域に住み続けたいと思っています。 11 タイトル2 計画の基本的な考え方 12 計画の基本理念 住み慣れた地域で支えあい、自分らしく安心して暮らし続けられる地域社会の実現 地域包括ケアシステムの推進 ・国に先駆けて実施してきた「地域包括ケアの地区展開」のもと、身近な「福祉の相談窓口」で相談できる体制づくりを推進します。 ・地域共生社会の実現のために、「はちまるごーまる問題」やひきこもりなど、既存の制度では対応が難しい複合課題や狭間のニーズを抱えた本人・世帯への支援を検討し、包括的な支援体制の構築を目指します。 参加と協働の地域づくり  地域資源の把握やネットワーク化等を図り、区・区民・事業者等が地域で支えあう地域づくりを一層推進します。 13 世田谷区の三層構造の図 14 世田谷区の地域包括ケアシステムのイメージ図(高齢者) 15 支援が必要な高齢者等への包括的支援のイメージ図 16 計画目標 第8期計画の目指す方向を明確にするために、3つの目標を定めます。 新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めるとともに、感染症の状況の変化に対応して柔軟な高齢者福祉施策・介護保険事業を展開し、計画目標の達成を目指します。  1 区民の健康寿命を延ばす   世田谷区民の平均寿命は、全国的にみて長いですが、健康寿命は長くありません。  高齢者が生涯にわたり心身ともに健康でいられるよう、健康寿命の延伸を目指します。  平均寿命は 男性…全国3位、23区中1位。女性…全国8位、23区中1位。(平成27年市区町村別生命表)  健康寿命は 男性…23区中5位。女性…23区中15位。(平成30年東京都65歳健康寿命)  2 高齢者の活動と参加を促進する   運動や栄養だけでなく、社会関係が豊かなほど健康長寿であることがわかっています。また、日頃の地域でのつながりは、見守りにもつながります。しかし、世田谷区で地域活動に参加している高齢者は多くありません。高齢者が支えられる側だけではなく支える側にもなり、生きがいや役割をもって活躍できるよう社会参加を促す施策に取り組み、区が進めている「参加と協働」の地域づくりを推進し、高齢者も活躍するまちを目指します。  3 安心して暮らし続けるための介護・福祉サービスの確保を図る   後期高齢者の増加に伴い、支援を必要とする人が増え続けることが想定されます。住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、要介護高齢者や支援を必要とする高齢者を地域で支えていくために、区、区民、事業者等が連携して、持続可能な介護・福祉サービスの確保を図ります。 17 計画目標の評価指標 65歳健康寿命、主観的健康観、外出頻度、交流頻度、会話の頻度、地域活動への参加状況、居住継続意向 重点取組み 基本理念及び計画目標の実現に向け、特に重点的に取り組む、3つの施策を定めます。  1 自立支援・介護予防・重度化防止の推進  2 高齢者が活躍できるまちづくり  3 介護人材の確保・定着支援 18 タイトル3 各施策の取組み 3つの計画目標を施策の大項目として、関連する施策を中・小項目として位置づけます。 19 1 健康寿命の延伸 (1)健康づくり @ 健康長寿の延伸に向けた健康づくり  A 生涯スポーツの推進  B 特定健診・特定保健指導、長寿健診等の実施  C がん検診等による早期発見と相談機能の充実  D 高齢者のこころの健康づくり E 高齢者の食・口と歯の健康づくり (2)介護予防  @ 介護予防・生活支援サービスの充実  A 介護予防の普及及び通いの場づくり(一般介護予防事業)  B 介護予防ケアマネジメントの質の向上 (3)重度化防止  @ 適切なケアマネジメントの推進  A 重度化防止の取組みの推進 20 健康寿命の延伸と介護予防・重度化防止の取組みのイメージ図 21 2 高齢者の活動と参加の促進 (1)就労・就業  @ 高齢者の就労・就業等の支援 (2)参加と交流の場づくり  @ 高齢者の社会参加の促進への支援  A 高齢者の多様な居場所づくり  B 高齢者の活躍の場づくり  C 生涯学習等の支援 (3)支えあい活動の推進  @ 地域の福祉資源開発とネットワークづくりの推進 A 地域人材の発掘・育成 B 地域の支えあい活動の支援 C 地域住民による生活の支援 D せたがやシニアボランティア・ポイント事業 E 地域での交流と活動を支える場の支援 22 2 高齢者の活動と参加の促進 (4)認知症施策の総合的な推進  @ 条例の普及と理解の推進  A 認知症とともに生きることへの理解の推進  B 本人が自ら発信・社会参加し、活躍する機会の充実  C 本人同士の出会い、つながり、活動の推進  D 本人との協働による認知症バリアフリーの推進  E 本人が施策の企画・実施・評価に参画できる機会の充実    なな 「私の希望ファイル」の推進  G 社会参加や健康の保持増進の機会の拡充  H 地域包括ケアの地区展開と協力した地域づくりの推進  I パートナーの育成・チームづくり    J 意思決定支援・権利擁護推進  K 相談と継続的支援体制づくり  L 本人の生活継続を支えあうための専門職の質の確保・向上推進 (5)見守り施策の推進 @ 4つの見守り               A サービスを通じた見守り B 事業者の協定等による見守り    C 地域の支えあいによる見守り (6) 権利擁護の推進 @ 成年後見制度の普及啓発   A 成年後見制度の相談支援 B 申立て及び親族後見人支援   C 区民成年後見人の養成及び活動支援 D 中核機関の設置・運営    E 成年後見等実施機関等との連携(地域連携ネットワーク) F 成年後見区長申立ての実施    G 後見報酬の助成 H 地域福祉権利擁護事業(あんしん事業)の実施 I 高齢者虐待の防止と高齢者保護   J 消費者被害防止施策の推進 23 3 安心して暮らし続けるための介護・福祉サービスの確保 (1)在宅生活の支援  @ あんしんすこやかセンターの相談支援の充実  A サービスの提供や見守りと一体的に行う情報提供・相談支援  B 区民に分かりやすい情報提供 C 地域ケア会議の実施 D 地域密着型サービスの基盤整備 E ショートステイサービスの基盤整備 F 介護老人保健施設等の整備 G 持続可能な高齢者福祉サービスの実施  H 高齢者等の移動への支援 I 家族等介護者への支援 J 「在宅医療」の区民への普及啓発 K 医療・介護のネットワーク構築 L 様々な在宅医療・介護情報の共有推進 M 災害への対策  N 健康危機への対応 24 3 安心して暮らし続けるための介護・福祉サービスの確保 (2)安心できる住まいの確保  @ 特別養護老人ホームの整備               A認知症高齢者グループホームの整備 B 介護付有料老人ホーム等の計画的な整備誘導   C都市型軽費老人ホームの整備 D サービス付き高齢者向け住宅の整備誘導       E公営住宅の供給 F 高齢者住宅改修費助成及び高齢者住宅改修相談の実施  G 高齢者の民間住宅への入居支援            H ユニバーサルデザインの推進 主な介護施設等の数 25 3 安心して暮らし続けるための介護・福祉サービスの確保 (3)福祉・介護人材の確保及び育成・定着支援  @ 介護人材確保の基盤整備  A 働きやすい環境の整備・生産性の向上・生活支援策による人材確保  B 多様な人材の参入・活躍の促進及び外国人人材の受け入れ支援  C 職員の資質及び専門性の向上・介護職の魅力向上 世田谷区福祉人材育成・研修センター  区独自にセンターを設置し、福祉・介護サービスの担い手の確保を図るとともに、人材育成を総合的に推進しています。令和2年4月、うめとぴあの世田谷区立保健医療福祉総合プラザ内に移転しました。 第8期計画における介護人材の取組みのイメージ図 (4)サービスの質の向上  @ 事業者への適切な指導・監査の実施   A 第三者評価の促進・活用  B 苦情対応の充実            C サービスの質の向上に向けた事業者への支援 26 4 介護保険制度の円滑な運営 (1)介護サービス量の見込み (2)地域支援事業の量の見込み (3)第1号被保険者の保険料 (4)給付適正化の推進 (5)制度の趣旨普及・低所得者への配慮等 要介護・要支援認定者数のグラフ 保険給付費等のグラフ 第1号被保険者 保険料(基準月額)の推移と2025年推計のグラフ 27 4 介護保険制度の円滑な運営 第1号被保険者(65歳以上)の保険料段階と保険料のひょう 基準月額 6180円 28 第8期世田谷区高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画 令和3年度から令和5年度まで 2021年度から2023年度まで 概要版 令和3年3月発行 世田谷区高齢福祉部高齢福祉課 電話・ぜろさんのごーよんさんにーのにーななろくはち(直通)・FAX・ぜろさんのごーよんさんにーのさんぜろはちごー