【昼間講座:経済コース】(2021年度世田谷市民大学)

最終更新日 令和3年7月16日

ページ番号 130790

後期(全12回)  ※録画配信のみ追加募集中【対面授業の募集は終了しました】

日程

9月10日~11月26日(毎週金曜日)

内容

経済1時限
経済・金融の動きをどうとらえるか生活の場に役立つ分析と予測方法を考える  ※録画配信あり

講師 奥村 洋彦(学習院大学名誉教授)

午前9時20分~午前10時40分

私達の毎日の生活と経済や金融の動きは密接に関わっています。この経済・金融は、(1)現状と、(2)先行きどう動くかとの両面からとらえる必要があります。しかし、将来は「不確実」で、数学・統計学等の科学的手法を駆使しても正しい客観的予測が可能となるというものではないため、私達が、自己責任で(主観的に)予測し行動せざるを得ません。この講座では、そうした能力を養う基盤を築くことを目標に、株価、金利、為替レート等の決まり方を軸に、「机上の理論」よりも実際の現場から迫る方法で、経済メカニズムの体系だった検討を行います(私の日本銀行、野村総合研究所での市場体験を生かすよう努めます)。

主たるテーマは、以下のようなもので、経済分析の土台、資金の運用・調達のポイント、内外経済の現状と先行き等を、検討します。

人間の経済行動をどうとらえるか:将来予測と脳の働き

経済分析の基本的枠組み:標準的考え方と現実の乖離

「不確実性」と金融取引を重視した経済のとらえ方

経済分析の新しい展開:脳科学や心理学の活用

資産価格(株価、金利、為替レート)の決定要因

リスクとリターンの関係、リスクと「不確実性」の違い

市場メカニズムと金利の機能:金利の「自警団機能」

金融不安定仮説(景気循環、バブルとバブル崩壊)

内外経済の現状:異常な政策と物価・財政破綻問題

統計データの歪みと診断ミス:「構造分析」の必要性

生活目標の変化:Happiness からWell―Beingへ

経済2時限
比較の作法-経済的な見方の広がりとその限界を考える ※録画配信あり

講師 恒木 健太郎(専修大学准教授)

午前11時00分~午後0時20分

No.1よりもonly one――。1980年代から日本では、何らかの基準をもっての他者との「比較」が悪とみなされるようになりました。そこには、格差社会の深刻化により貧困家庭を差別的に待遇することへの批判や、グローバル化のもと文化交流が進むなかで異文化に対する偏見の除去という意図が含まれていました。しかし、現在の日本は生産性・貧困率・移民受入など様々な指標で「比較」にさらされるとき、非常に厳しい内容となっています。こうした状況に対してなおも「日本はonly one」と自画自賛するのは現実逃避でしかありません。本講義では、このような昨今の状況に鑑み、「比較」の効用とその使い方で気をつけるべき点を、経済に即してお話します。同時に、経済学的な物の見方の効用と限界についても講じます。これらを通して、適切な「比較の作法」の復権を狙うのが、本講義の目的です。

第1回 なぜ今「比較の作法」なのか

第2回 「比べる」の作法 「基準」とは何か(経済指標)

第3回 「同じ」の作法 「価値」とは何か(マルクス-1)

第4回 「一番」の作法 「競争」とは何か(ハイエク)

第5回 「段階」の作法1 「自由」と「保護」(リスト)

第6回 「段階」の作法2 「世界史の基本法則」(マルクス-2)

第7回 「段階」の作法3 「遅れ」を把握する(大塚久雄)

第8回 「相対化」の作法1 「合理性」の多義性(ヴェーバー)

第9回 「相対化」の作法2 テクストと「偏見」の間(サイード)

第10回 「相対化」の作法3 理解・捏造・改変(世界システム論)

第11回 「相対化」の作法4 「美」と社会科学(ファシズム論)

第12回    改めて「比較の作法」を考える

(注意)
講義日は、都合により変更になる場合があります。
講師の肩書き は、2021年4月1日現在のものです。
各講座の概要は、担当講師の執筆によるものです。
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