令和元年第2回区議会定例会 一般質問

最終更新日 令和元年7月20日

ページ番号 180384

6月13日及び14日の本会議では、31名の議員が区政をめぐる諸課題について質問を行いました。その一部を要約してお伝えします。

質問者一覧

質問者一覧
自由民主党世田谷区議団 石川ナオミ議員河野俊弘議員宍戸三郎議員菅沼つとむ議員
畠山晋一議員真鍋よしゆき議員
公明党世田谷区議団 岡本のぶ子議員平塚敬二議員福田たえ美議員
世田谷立憲民主党社民党 いそだ久美子議員桜井純子議員中塚さちよ議員中山みずほ議員羽田圭二議員藤井まな議員
無所属・世田谷行革110番・維新 ひえしま進議員桃野芳文議員
Setagayaあらた 小泉たま子議員つるみけんご議員
日本共産党世田谷区議団 江口じゅん子議員たかじょう訓子議員中里光夫議員
生活者ネットワーク世田谷区議団 金井えり子議員高岡じゅん子議員田中みち子議員
減税せたがや あべ力也議員
レインボー世田谷 上川あや議員
世田谷無所属 ひうち優子議員
都民ファーストの会 そのべせいや議員
区民を守る会 くりはら博之議員
無所属 青空こうじ議員

江口 じゅん子議員(共産)

  • 施設使用料算定のあり方
    質問 
    区は施設使用料算定に減価償却費を加えることを検討中だが、二重負担となり区民理解を得られないため今後も管理運営経費を対象とする必要がある。認識を示せ。
    答弁 区民へ過度な負担とならないよう十分検証する必要がある。
  • 多子世帯への国保料の独自軽減策
    質問 
    国保広域化で保険料の一層の値上げが予定されている。子育て支援に逆行する多子世帯の均等割減免に関し国保会計をこえた子育て支援として区独自軽減を行え。
    答弁 総合的な子育て支援策の観点で取り組んでいく。
  • 都市計画道路整備への区長の姿勢
    質問 
    都道52号線への住民の反対の声が広まる背景にコミュニティの喪失や環境悪化等があり、住民合意と理解は得られていない。都市計画道路への今期の対応を伺う。
    答弁 住民合意や理解を軸に住民の声を聞く機会を大切にしていく。

つるみ けんご議員(あらた)

  • 保育待機児ゼロ達成の見通し
    質問 
    区には待機児が依然470人もおり年度末までに見込んでいた保育定員拡大数を既に下方修正した。こうした中、どのような手法で年度内に待機児を解消するのか。
    答弁 待機児の多い世田谷・北沢地域の整備を早める対策を考える。
  • 認知症サポーターをふやす工夫
    質問 
    認知症対策では地域の見守りが重要だが、人口に占める認知症サポーターの割合は23区中下位に低迷している。サポーター養成講座の受講者数増に向け工夫せよ。
    答弁 定員を100名程度に増員した養成講座を新たに年5回開催する。
  • 全地域での地区防災訓練の実施
    質問 
    災害時の自助や共助の啓発には地区防災訓練が有効だが、未実施の地域がある。担い手不足や高齢化などの課題を解決し全地域での実施に全力を挙げて取り組め。
    答弁 地域防災力を高める取り組みを消防署などと連携し促進する。

宍戸 三郎議員(自民)()

  • 地域活動の担い手確保策の強化
    質問 
    高齢者や認知症者などの見守りにおける公助には限界がある。住民の共助に基づく地域社会の形成に向け、区は地域活動の担い手の確保にしっかりと取り組め。
    答弁 地域活動を積極的に周知し、参加しやすい環境づくりに努める。
  • 下高井戸駅周辺まちづくりの推進
    質問 
    下高井戸駅周辺のまちづくりを推進すべきだ。安全で活気あるまちの創出に向け、杉並区との連携を強化し甲州街道と駅をつなぐ道路と駅前広場の整備に努めよ。
    答弁 杉並区と連携を強化し特性を生かしたまちづくりに取り組む。
  • 放射23号線整備での安全確保策
    質問 
    都市計画道路放射23号線の整備範囲に松原小の通学路の一部が含まれている。整備に合わせ、通学する子どもを含めた歩行者の安全確保策の実施を都に求めよ。
    答弁 整備事業者である都と歩行者の安全確保策を検討していく。

岡本 のぶ子議員(公明)

  • 障害児通所施設への巡回の徹底
    質問 
    開設からわずか2年で休止した障害児通所施設に対し区の施設巡回が全くされていなかった事実が判明した。これまで全施設の巡回を求めてきたが、状況を示せ。
    答弁 元年度から巡回を開始し、5月末時点で8箇所を訪問した。
  • 災害時の聴覚障害者への支援
    質問 
    災害時に防災行政無線などの情報が文字で表示される防災ラジオは聴覚障害者の情報収集に有効だ。普及促進に向け、日常生活用具給付事業の給付品目に加えよ。
    答弁 財源などの課題を整理した上で導入に向けて検討していく。
  • ペットの同行避難訓練の拡充
    質問 
    区内でペットの同行避難訓練が行われたのは数箇所にとどまっている。訓練の拡充に向け、同行避難への理解促進や訓練を円滑に進めるための仕組みを構築せよ。
    答弁 獣医師会の協力を得て、拡充への効果的な仕組みを検討する。

平塚 敬二議員(公明)

  • 太陽光発電導入促進への助成制度
    質問 
    都は太陽光発電を設置する事業者を補助し家庭への無償設置を促す事業を始める。これを機にさらなる設置促進に向け、区独自の助成制度の創設などに取り組め。
    答弁 太陽光発電設備の導入促進策を来年度に向け、検討していく。
  • 避難行動要支援者の在宅避難支援
    質問 
    災害時の避難所生活は避難行動要支援者には負担が大きい。在宅避難が円滑に進むよう、個別支援計画の作成や防災訓練の実施など、早急に対応を検討せよ。
    答弁 多様な機会を通じて在宅避難への取り組みに係る啓発を行う。
  • 住宅確保要配慮者支援策の推進
    質問 
    高齢者が入居できる住宅を探すのは極めて困難な現状だ。住宅確保要配慮者専用住宅に係る改修費用を補助する国制度を空き家所有者に紹介し住宅確保を進めよ。
    答弁 他自治体の事例など要配慮者の支援に係る調査研究に努める。

小泉 たま子議員(あらた)

  • 抜本的な地域行政改革の断行
    質問 
    区長は地区力の低下を招いた従来の地域行政の手法を見直すべきだ。まちづくりセンターが区民にとって真に身近な拠点となるよう抜本的な地域行政改革を行え。
    答弁 
    地域行政制度を身近な地区で住民自治を実現する場にしたい。
  • 見守り合う地域社会の実現
    質問 
    災害や昨今の悲惨な事件、事故から区民の命を守るために区民同士が見張り合うだけの対症療法では解決につながらない。見守り合う地域社会の実現に尽力せよ。
    答弁 地域が見守り支え合う体制をつくり、地域力の強化を進める。
  • 社会教育や生涯学習の重要性
    質問 
    いじめやひきこもりの解消には地域の力が必要であり、社会教育や生涯学習の重要性が一層高まってくる。学校現場での経験を踏まえ新教育長はどう取り組むか。
    答弁 区長部局と連携し地域コミュニティーの活性化促進に努める。

羽田 圭二議員(立民社)

  • 主権者教育のさらなる推進
    質問 
    選挙権年齢の18歳への引き下げを踏まえ、子どもの社会参加意欲のさらなる向上を図るべきだ。物事を多面的に捉えて判断していく力を培う主権者教育を推進せよ。
    答弁 社会参画の態度を養いつつ、主権者教育の基盤構築に取り組む。
  • 家賃低廉化補助事業の対象拡大
    質問 高齢者や障害者の住まい確保は依然困難な状況にある。国の居住支援制度を活用した家賃低廉化補助事業の支援対象を拡大するなど、住まい確保支援を充実せよ。
    答弁 民間賃貸住宅への円滑な入居の促進や支援の検討を進める。
  • 包括的な支援の推進
    質問 
    ひきこもりや就労問題などのさまざまな生きづらさを抱えた人への支援を強化すべきだ。自立と就労への支援のみにとらわれないきめ細かな支援に注力せよ。
    答弁 関係機関との多様なつながりを生かし包括的な支援を進める。

くりはら 博之議員(区守会)

  • 区がNHKに支払う受信契約金額
    質問 
    NHKの30年度収支予算の受信料収入は6995億円を超えており、30年度末の利益余剰金は767億円にも上る見込みだ。区がNHKに支払う受信契約金額を示せ。
    答弁 今年度及び前年度ともに、およそ720万円となっている。
  • 悪質な集金活動の実態把握
    質問 
    NHKの訪問員によるドアをたたき続けるといった取り立てまがいの悪質な集金活動が全国各地で横行している。区はこのような実態を把握しているのか。
    答弁 区民が不安を覚える例が少なからずあることは認識している。
  • 悪質な集金活動による被害の防止
    質問 
    NHKの強引な受信料徴収や受信契約の強要から、被害に遭いやすい高齢者や障害者などを守ることは重要だ。区として被害防止に向けた対策を講じよ。
    答弁 消費生活相談の周知とトラブルの把握と対応に注力していく。

中里 光夫議員(共産)

  • 北沢地域の待機児対策の強化
    質問 
    代沢せせらぎ公園に隣接する解体中の郵政宿舎の跡地は売却予定と聞く。待機児数が著しく多い北沢地域の対策として、当該地を区が取得し保育園を整備せよ。
    答弁 公園用地として取得を進めるが保育所の可能性も追求する。
  • 園外活動中の安全確保の体制構築
    質問 
    園外活動中の安全確保は保育の質の基本であり、区が責任を果たすべきことだ。保育園から危険箇所の情報を集め、関係機関と連携して対策を行う体制をつくれ。
    答弁 保育の質を守る公的責任を果たす体制の構築を検討していく。
  • 公文書管理における透明性の確保
    質問 
    区は公文書管理条例を制定予定だ。公文書の透明性を確保するため1年未満の保存期間は原則設けず、例外を定めたガイドラインも恣意的運用を防ぐ内容とせよ。
    答弁 1年未満の文書はガイドラインで例を示し限定的に運用する。 

福田 たえ美議員(公明)

  • 不登校への初期対応の強化
    質問 
    不登校対策では早期支援が重要だ。作成予定の不登校に係るガイドラインに初期対応の方法を明示し、校内で情報共有して解決に当たる支援シートも作成せよ。
    答弁 初期対応の方法の記載と支援シートの導入を予定している。
  • 中小企業の総合相談窓口の設置
    質問 販路開拓や事業承継を初め、中小企業の経営課題は多様化している。練馬区に倣い、経営全般に関する相談に対応し適切な専門家につなぐ総合相談窓口を設置せよ。
    答弁 総合相談の機能を有する支援について、必要な検討を行う。
  • 園外活動における安全対策の強化
    質問 
    保育園の園外活動中の犯罪などから子どもを守る対策を強化すべきだ。保育課と公園緑地課が連携し、園外活動で利用の多い区立公園に防犯カメラを設置せよ。
    答弁 利用の多い公園を中心に防犯カメラ設置などの対策を講じる。

そのべ せいや議員(都ファ)

  • 通園における安全確保策の強化
    質問 
    通園中や園外活動における安全対策が急務だ。小学校の通学路安全点検と同様に危険箇所の情報を区・園・保護者が共有する仕組みを構築し、安全確保に努めよ。
    答弁 危険箇所や保護者の意見を踏まえ通園での安全確保を進める。
  • モバイルファーストの情報政策を
    質問 
    スマートフォンがインターネット利用端末として主流となっている。区ホームページ改定を機に、スマートフォンを前提とした情報政策に全庁的に取り組め。
    答弁 ホームページのリニューアル後も利便性向上の工夫を進める。
  • 行政手続のオンライン化の推進
    質問 
    行政手続の電子申請はパソコンを前提に細々と実施しているが、今後はセキュリティー強化や本人認証の確立も進め、抜本的にモバイル化・オンライン化せよ。
    答弁 スマートフォンで可能な電子申請手続の拡充を検討していく。

あべ 力也議員(減税)

  • 保育園入園選考基準を見直せ!
    質問 
    区の入園選考基準は5歳児クラス後の短縮勤務や第1子が在園中で第2子が1歳になった後も育休を継続することで退園につながるため問題だ。直ちに見直せ。
    答弁 区民意見や育児環境の変化を踏まえ見直しの方向で検討する。
  • 学校非正規栄養士の格差是正を!
    質問 
    区立校に勤務する栄養士のうち、区の非正規職員は都の正規職員と同様の業務を行っているが、所得が正規職員と比べて低い上、賞与すらない。格差是正を図れ。
    答弁 財源を含めた人事権の移譲などについて都へ要望していく。
  • 尾山台の浸水対策を図れ!
    質問 
    尾山台地区では30年にゲリラ豪雨による被害が発生しており、地域住民から安全対策の強化を望む切実な声がある。雨水貯留浸透施設の設置など早急に対策を行え。
    答弁 排水しやすいふたへの交換など、浸水被害軽減に努めていく。

菅沼 つとむ議員(自民)

  • 児童相談所の開設時期の延長
    質問 
    区は2年4月に児童相談所を開設予定だが、人員と財源が確保できていないなど準備が進んでいない。子どもの命にかかわるため開設を1年延長し慎重に進めよ。
    答弁 引き続き全庁を挙げて2年4月の開設に向け全力で取り組む。
  • ものづくり学校の廃止
    質問 
    ものづくり学校の目的である区内での創業実績は低調であり、必要性を感じない。ものづくり学校の耐震性能が基準値未満である事実が判明したこの機に廃止せよ。
    答弁 ものづくり学校の今後のあり方は議会と議論し検討を進める。
  • ふじみ荘の老朽化への対応
    質問 
    高齢者の健康増進に資するふじみ荘は老朽化が進んでおり、区は大規模改修や改築で対応すると言いながら遅々として整備が進まない。いつ実現するのか。
    答弁 民間ノウハウを活用した整備を丁寧に検討し、着実に進める。

高岡 じゅん子議員(生ネ)

  • シチズンシップ教育の充実
    質問 
    区民の主体的な政治参加を促す取り組みが重要だ。社会の新たなルールをつくる市民の活動などを子どもが授業で体験して学ぶシチズンシップ教育を充実せよ。
    答弁 各教科の学習を横断的に進め主体性ある市民の育成に努める。
  • 介護現場でのハラスメント対策
    質問 
    区の調査から訪問介護所の多くが利用者やその家族から何らかのハラスメントを受けている実態が明らかとなった。事業者での対策が進むよう支援を強化せよ。
    答弁 集団指導や事業者向け研修の機を捉え対策に係る周知を図る。
  • ハラスメントの防止に向けた啓発
    質問 
    介護現場におけるハラスメント対策が急務だ。利用者やその家族への理解啓発を進めるため、ハラスメントに当たる具体例を明記したリーフレットを作成せよ。
    答弁 利用者に配慮し、事業者の意見も踏まえながら作成を進める。 

石川 ナオミ議員(自民)

  • キャリア教育の推進
    質問 
    近年の社会変化やニートの増加は子どもの将来への不安を助長しており、キャリア教育の見直しが必要だ。専門家である新教育長は何が重要と捉えて進めるのか。
    答弁 地域とのつながりの中で職業観を大切に育てる教育を進める。
  • 区内商店街における免税店の普及
    質問 
    東京2020大会では観光客の免税店利用によるインバウンドが期待される。区内商店街の免税店マップを作成するなど商店街振興を視野に、免税店の普及を図れ。
    答弁 免税制度のPRやセミナー開催など環境整備に向け検討する。
  • 希望丘地域体育館の利用枠の拡充
    質問 
    さきの予算委員会で、障害者が利用しやすく、パラリンピック種目のボッチャも楽しめる希望丘地域体育館の障害者優先利用枠の拡充を求めた。検討状況を示せ。
    答弁 9月から月2枠の増加に向け、関係所管で調整している。 

青空 こうじ議員(無所属)

  • 平和資料館改修後の利用状況
    質問 
    世田谷公園内の平和資料館は展示設備の老朽化を機に、幼児や車いすでの利便性向上を図るため、通路を広げるなどの改修を施した。その後の利用状況を示せ。
    答弁 ベビーカーや車いすで移動しやすいなどの好意的な声がある。
  • マイナンバーカードの交付促進
    質問 本年12月の証明書自動交付機の廃止に伴い、窓口と比べて安価など利点の多いマイナンバーカードによるコンビニ交付を促進する方針だ。現在の交付状況を示せ。
    答弁 5月末現在で16万2128枚、人口に対する交付率は18%である。
  • 青少年交流センターの発展
    質問 
    2月に開設した希望丘青少年交流センターは音楽スタジオを完備するなど、若者が集える魅力的な居場所だ。池之上と野毛のセンターと連携し、相乗効果を図れ。
    答弁 3センターの職員交流や合同での研修、イベントを検討する。

ひえしま 進議員(F行革)

  • 保護犬や保護猫を出さない対応
    質問 
    動物愛護法改正の趣旨を踏まえ、保護犬や保護猫を出さない取り組みが必要だ。犬や猫を飼う単身者が亡くなるなど、引き取り手がない場合の区の対応を示せ。
    答弁 新たな飼い主を探す東京都動物愛護相談センターを案内する。
  • 多文化体験コーナーの利用促進
    質問 
    中央図書館の多文化体験コーナーは利用状況が芳しくない。利用目的を明確にした上で、英語体験教材の見直しやSNSの積極的な活用により、利用促進を図れ。
    答弁 新プログラムの導入やポスターでの周知など工夫していく。
  • 中央図書館子どもエリアへの配慮
    質問 
    中央図書館に設置予定の子どもエリアの階層は安全性や利便性を最優先に配慮して決めるべきだ。乳幼児連れの親や高齢者が利用しやすいよう、1階に設置せよ。
    答弁 安全性や利便性に配慮し、効果的なゾーニングを検討する。

真鍋 よしゆき議員(自民)

  • 地域行政制度の検証
    質問 
    今議会で区長は地域行政制度の条例化の決意を示した。まずは、真に区民が求める地域づくりに向け、これまでの出張所改革の変遷や効果を徹底的に検証せよ。
    答弁 この間の歴史や制度設計を速やかにまとめ議論を始めたい。
  • 千歳烏山駅周辺整備での区の覚悟
    質問 
    千歳烏山駅前広場の整備は課題が山積している。移転を強いられる地権者の代替地確保や地域の実情に寄り添った地区計画策定など解決に向け区は覚悟して臨め。
    答弁 横断的なプロジェクトチームのもと、解決策を検討している。
  • 短時間就労による介護人材の確保
    質問 
    介護人材の確保は即戦力となる介護職離職者の復職に注力すべきだ。厳しい職場環境の改善に向け、短時間就労を促進するなどの働き方に着目した対策を講じよ。
    答弁 復職者がふえるよう事業者と連携しPR方法などを研究する。

河野 俊弘議員(自民)

  • 三軒茶屋への大都市機能の整備
    質問 
    三軒茶屋2丁目地区の再開発は大型集会施設などの大都市機能を整備する最後のチャンスだ。関係権利者との合意形成が進むよう、準備組合への支援を強化せよ。
    答弁 地権者などが意見交換する勉強会の開催を促すなど支援する。
  • SDGsエスディージーズを踏まえた教育の推進
    質問 
    持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」の視点を踏まえた教育を進めるべきだ。まずは児童生徒への理解促進を図るため、「SDGs(エスディージーズ)」の推進に向けたビジョンを示せ。
    答弁 人権教育や防災教育など多様な活動をこの視点で体系化する。
  • スポーツの魅力向上への取り組み
    質問 
    スポーツの魅力を発信するツールとしてデジタルテクノロジーを一層活用すべきだ。ゲームの対戦競技であるeスポーツをイベントで実施するなど、工夫せよ。
    答弁 デジタルテクノロジーの効果など魅力向上について検討する。

桃野 芳文議員(F行革)

  • 区長の裁量権を超えた懲戒処分
    質問 
    28年の職員への懲戒免職処分が特別区人事委員会の裁決により停職6月に修正された。区長は裁量権を超えた処分を行ったことを反省し、処分の修正を公表せよ。
    答弁 再公表による本人への影響などを考慮して公表は差し控えた。
  • DVと児童虐待への一体的対応
    質問 
    DVと児童虐待は同時に起こる問題だ。最初につながった窓口が、ワンストップで適切な相談・支援につなげていく体制の整備、関連する職員の育成に注力せよ。
    答弁 職員の理解と適切な対応の徹底に向け、研修などに取り組む。
  • 区民農園の改善
    質問 
    区民農園において地中からコンクリート片や石が出てきて作物がうまく育たないとの声を聞く。区民が快適に利用できるよう、撤去するなどの対策を講じよ。
    答弁 今後土地の状況を再点検し、気持ちよく利用できるよう努める。

中山 みずほ議員(立民社)

  • 国が進める企業主導型保育所の質
    質問 
    企業主導型保育所の質の確保が急務だ。児童相談所設置に係る政令指定に伴い区が指導可能となるため、「整備前」に区がチェックする仕組みを構築せよ。
    答弁 区が助言した内容が反映される仕組みを検討し国に要望する。
  • 認可園入園選考の改善
    質問 
    区の認可園入園選考では、5歳児クラス進級後も保護者が育児短時間勤務を継続する際には退園を余儀なくされる。多様な働き方を阻害する仕組みは撤廃せよ。
    答弁 現行の仕組みは元年度中に見直しを行う方向で検討を進める。
  • SDGsエスディージーズの推進に向けた指標設定
    質問 
    国連が採択した持続可能な開発目標「SDGsエスディージーズ」を区政にかすべきだ。区民や区内事業者との参加と協働により区全体で取り組むための指標づくりから始めよ。
    答弁 庁内の意識啓発と区民への周知を行い参加と協働につなげる。

桜井 純子議員(立民社)

  • 真のインクルーシブ教育の実現
    質問 
    障害を理由に子どもの教育環境を分けることが障害者差別を生む要因の一つだ。区長は全ての子どもがともに学ぶ真のインクルーシブ教育を有言実行せよ。
    答弁 真のインクルーシブ教育が必ず実現するよう取り組んでいく。
  • 教員の労働環境実態調査の実施
    質問 
    教員の人権意識の欠如や苛酷な労働環境などが教員による子どもの人権侵害の要因となっていることが考えられる。区立校教員の働き方に係る実態調査を行え。
    答弁 教員の時間の使い方などを項目に入れて実態調査を進めたい。
  • 福祉行政における区の責任
    質問 
    区が2009年に民間との役割を整理し区営の居宅介護事業所を廃止した結果、現場感覚を失いケースワーカーの質が低下したと聞く。福祉行政を担う区の責任を果たせ。
    答弁 民間と連携し、現場で起きる事例の検討や共有に取り組む。

畠山 晋一議員(自民)

  • ペーパーレス化のさらなる推進
    質問 衆議院では次期国会からペーパーレス化に取り組み、印刷関連費用を年間で4600万円も削減する見込みだ。区も行財政改革の一環としてペーパーレス化を進めよ。
    答弁 本庁舎整備に合わせ一層ペーパーレス化の取り組みを進める。
  • 補助54号線1期区間の整備実現
    質問 
    小田急線上部利用のまちづくりを円滑に進めるためには、工事車両の通路を担う補助54号線1期区間の整備が生命線となる。1期区間の整備に全力で取り組め。
    答弁 用地取得に力点を置いた人員配置などスピードアップを図る。
  • 高齢者クラブの活性化支援の充実
    質問 
    高齢者クラブはヨガやフラダンス、囲碁など体や頭を使い健康維持を図る活動が豊富で、医療費削減にも寄与している。高齢者クラブの活性化支援を充実せよ。
    答弁 新たな活動メニューの提案など、一層の支援の充実に努める。

金井 えり子議員(生ネ)

  • 子どもの命を守る教育施策の推進
    質問 
    虐待を初めとする子どもが犠牲になる悲痛な事件が発生する中、子どもの命を守ることは大人の責務だ。新教育長はこの重大な責務を胸に刻み教育施策を進めよ。
    答弁 多様な手段での安全確保を最優先に人権と生命と健康を守る。
  • 学校の危機管理体制の強化
    質問 
    下馬周辺の学校で不審者情報があった際に、保護者が学校に情報提供を求めたが、対応がなかったと聞く。緊急連絡メールの迅速な配信など体制を強化せよ。
    答弁 警察やPTA、地域などと一層連携して安全確保に努める。
  • 区民参加による防災まちづくり
    質問 
    木造住宅が密集する太子堂と若林地区の防災対策を強化すべきだ。太子堂5丁目と若林2丁目の地区街づくり計画を策定し、区民参加の防災まちづくりを進めよ。
    答弁 意見交換会などを行い、防災まちづくりに積極的に取り組む。

ひうち 優子議員(世田谷)

  • 自転車の交通安全教育の推進
    質問 
    自転車事故は交通事故全体の約4割を占めている。小中学校における安全教室の拡充や保護者への啓発の強化など、世代に応じた交通安全教育に一層取り組め。
    答弁 今後とも年代に合った交通安全教育や啓発を実施していく。
  • 下北沢への図書館カウンター設置
    質問 
    二子玉川と三軒茶屋にある図書館カウンターは貸し出しや取り寄せなどに特化している上、駅から近く夜遅くまで開館しており大変好評だ。下北沢にも設置せよ。
    答弁 下北沢など利用が多く見込まれる場所への設置検討を進める。
  • 無電柱化のさらなる推進
    質問 
    無電柱化は防災対策や安全な歩行空間の確保などに有効だが、23区での整備は世界の都市と比べ、進んでいない。狭あい道路での整備も含め、無電柱化を推進せよ。
    答弁 新技術の進展などを注視し、区道の無電柱化を一層進めていく。

田中 みち子議員(生ネ)

  • 一歩踏み込んだ性教育の実施
    質問 
    実の娘が父親に性的虐待を受けた事件の無罪判決が相次いだことは誠に遺憾だ。新教育長は性被害の現状や解決策を伝えるなど、一歩踏み込んだ性教育に取り組め。
    答弁 性被害の現状や課題などの内容も含め、性教育の充実を図る。
  • 性暴力根絶に向けた機運の醸成
    質問 
    過去の議会で平和資料館とらぷらすが連携し、性暴力根絶に尽力してノーベル平和賞を受賞した活動家の紹介映画の上映などに取り組むよう求めた。進捗を示せ。
    答弁 活動内容を紹介する映画の上映などを11月に予定している。
  • プラスチックごみ削減の体制強化
    質問 
    持続可能な社会の構築に向け、プラスチックごみ削減に注力すべきだ。環境、清掃、消費生活などに係る所管が一体でプラスチックごみゼロを目指す体制を築け。
    答弁 庁内横断的に、区を挙げてプラスチック排出抑制に取り組む。

藤井 まな議員(立民社)

  • SDGsエスディージーズの担当所管の設置
    質問 
    国連が採択した持続可能な開発目標「SDGsエスディージーズ」の推進には、プロセスの明確化とともに、区内外に理念を浸透させることが重要だ。SDGsエスディージーズの担当所管を設けよ。
    答弁 政策経営部内の各課各担当が中心を担い、進めていく。
  • 障害者の法定雇用率達成への気概
    質問 
    区は2022年までに障害者法定雇用率の達成を目指すが、2019年度目標が未達成だったことは計画達成に疑義を生じさせた。1年前倒しで実現するという気概で臨め。
    答弁 できる限り早期の法定雇用率の充足に全庁を挙げて取り組む。
  • 東京2020大会期間中の渋滞緩和策
    質問 
    都が示した東京2020大会期間中の渋滞予測では、区内でも多く発生することがわかった。区独自の調査や期間中の自家用車の使用抑制喚起など具体的な対策を行え。
    答弁 円滑な輸送と日常の都市活動の安定に向け都などと連携する。

上川 あや議員(虹)

  • 区自身の条例違反差別を是正せよ
    質問 
    区条例で同性カップルへの差別は禁止だが、区は職員の同性カップルに平等な介護休暇等を認めず、同条例に基づき私より苦情処理を求めた。どう善処するのか。
    答弁 苦情処理委員会の意見などを踏まえ、改善を検討していく。
  • 区の「環境先進都市」標榜ひょうぼうの裏側
    質問 
    区の環境政策はエネルギーに偏り過ぎている。環境負荷に配慮した「グリーン購入」のスコアは45点満点中たった7点で都内自治体平均の半分以下だ。改善せよ。
    答弁 循環型社会に配慮した購入方法を検討し、取り組みを進める。
  • 全国初の校則全校公開を当区から
    質問 茶色い地毛を黒く染めさせる等の「ブラック校則」が議論され区教委も全校で見直しを進めているが「地域に開かれた学校運営」をうたう当区なら、全校で公開を。
    答弁 各学校のホームページでの公開に校長会と連携して取り組む。

たかじょう 訓子議員(共産)

  • 産業振興基本条例の実効性の確保
    質問 
    産業振興基本条例の改正では真に地域経済の活性化につながるかが重要な視点だ。区内の多様な産業を網羅し、小規模事業者や個人事業主への支援も位置づけよ。
    答弁 区内産業の活性化につなげられる条例となるよう検討する。
  • 補助219号線整備での丁寧な対応
    質問 
    都が整備予定の補助219号線は烏山地域の認可園と公園の敷地を横断する。反対する住民の切実な声を受けとめ再度の説明会開催を都に求めるなど丁寧に対応せよ。
    答弁 区民の声を丁寧に受けとめ、住民合意を大切にし都と取り組む。
  • ひとり親家庭への居住支援の充実
    質問 
    区はひとり親世帯への家賃低廉化制度を始めたが、実績は低調だ。制度活用を求める声に応え、オーナーへの成約金支給を行うなど、区としての工夫を行え。
    答弁 ひとり親世帯への住宅確保支援を引き続き多面的に検討する。

いそだ 久美子議員(立民社)

  • 路線バスの円滑な運行の確保
    質問 
    バス利用者から雨の日などは遅延したり、満員になり乗り切れなくなるとの声を聞く。区はこの現状や区民の声を重く受けとめ、事業者へ改善を求めよ。
    答弁 事業者と情報共有し、遅延や乗り残しへの対応を働きかける。
  • 企業の女性採用における意識改革
    質問 
    女性が出産を機に仕事をやめ子育て後に再就職を希望しても、離職期間や年齢を理由に不採用となる厳しい現状がある。企業の意識改革に向けた働きかけを行え。
    答弁 就労支援とともに企業への働きかけを行い、雇用促進を図る。
  • 就労相談の利便性向上
    質問 
    女性の復職に係る相談窓口が三軒茶屋のらぷらすと三茶おしごとカフェのみでは不便だ。インターネットの活用など、区全域での利便性向上に向けた対策を示せ。 
    答弁 求人紹介をメールなどで案内し効果的なマッチングを進める。 

中塚 さちよ議員(立民社)

  • 投票管理者の交替制の導入
    質問 
    投票所において長時間拘束される投票管理者の高齢化は大きな課題だ。国が選任要件を緩和したことを踏まえ、区でも投票管理者の交替制を早急に導入せよ。
    答弁 他自治体の状況や効率的運営などの面から総合的に判断する。
  • がん患者などへの支援強化
    質問 
    がんの薬物治療などによる外見の変化に悩みを抱える患者は多く、ウィッグなどの購入は保険適用されず費用の負担が大きい。他区に倣い、区も早急に助成せよ。
    答弁 国や他自治体の動向などを注視し制度の導入を検討していく。
  • 区民参加による本庁舎整備の推進
    質問 
    区は本庁舎整備の実施設計に着手しており、今後区民が参加する会議が予定されている。区民の声に真摯に向き合い、区民参加による本庁舎整備を着実に進めよ。
    答弁 多くの区民に参加を求め引き続き丁寧な説明や広報に努める。


(補足)代表質問や一般質問では下記のとおり省略表記を使用しています。

  • 豪雨対策参事=豪雨対策推進担当参事
  • 保育部長=保育担当部長
  • 東京2020大会=東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 財調制度=財政調整制度 

会派名等

  • 自民=自由民主党世田谷区議団
  • 公明=公明党世田谷区議団
  • 立民社=世田谷立憲民主党社民党
  • F行革=無所属・世田谷行革110番・維新
  • あらた=Setagayaあらた
  • 共産=日本共産党世田谷区議団
  • 生ネ=生活者ネットワーク世田谷区議団
  • 減税=減税せたがや
  • 虹=レインボー世田谷 
  • 世田谷=世田谷無所属
  • 都ファ=都民ファーストの会
  • 区守会=区民を守る会
  • 無所属=無所属

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ファクシミリ 03-5432-3030