2023年(令和5年)12月25日発行第167号 火災への備え、大丈夫? 消防署からの大切なお知らせ 令和5年10月20日(金曜日)に世田谷消防署北沢出張所を訪れ、副出張所長の河本さんと消防隊員の手島さんに、火災予防と消防車・救急車を呼ぶ方法などについてお話をうかがいました。 秋の火災予防運動 気をつけることは 11月9日から15日までが秋の火災予防運動週間で、 住宅火災を起こさないようにと呼びかけられました。火災原因の1位はたばこ、2位は台所のガステーブルです。寝たばこはしない、コンロ使用中は離れない、ストーブの周囲に燃えやすいものは置かない、電気コードの折れ曲がりや下敷きに注意してください。 代沢管内では、令和4年1月1日から令和5年10月31日まで5件の火災が発生し、3件は建物火災、2件が車両火災で火災による死者は0人でした。 火事ですか 救急ですか 火災が起きたらまず初期消火を行いますが、住宅用消火器を準備しておきましょう。地域の防災訓練などで消火器の使い方を学んでください。 消防車を呼ぶときは119番ですが、救急車も同じ番号です。大抵の場合、パニックになっているとのことですが、119番に電話するとオペレーターがまず「火事ですか、救急ですか」と質問します。 火災の場合、住所が正確に言えるようメモ書きし、何が燃えているかを伝えてください。住所が分からない時は目標となる建物、自動販売機、お店の名前を探しましょう。 救急の場合、同じく正確な住所、誰がどんな状態か、通報した人の連絡先を伝えましょう。救急車が来るまでに、保険証、診察券、お薬手帳、靴などを準備すると良いそうです。 救急車が足りない時には、消防車が駆けつける時もあるそうです。近年救急車の出動が多く、東京消防庁では適時・適切な利用をお願いしています。 病院、救急車、迷ったら、シャープ7119に電話してください。「東京消防庁相談センターです。どうされましたか。」と聞かれますので、答えていくと看護師さんに繋いでくれたり、適切な部署へ転送してくれるそうです。 AED(自動体外式除細動器)は心臓機能が停止した際に使用することで自動的に心電図の解析を行い、電気の刺激で「除細動」を行う医療機器です。救急隊員が到着するまでに心臓マッサージしながら使うことで救命率が格段に高まります。講習会などで使い方を学びましょう。公共施設やコンビニなどに設置されていることが多く、設置場所を知っておくと良いでしょう。 関東大震災から100年 火災を防ごう 今年は関東大震災から100年。当時は火災による死者が約9万2000人発生しました。東京都が首都直下地震の新被害想定を昨年公表し、火災による被害建物は世田谷区が都内最多の約2万棟と想定されました。 非常時には消防隊がすぐには来ないという事態が発生します。そのため、地域の皆さんによる初期消火が大切になってきます。世田谷消防署北沢出張所からの提言です。 1、地震が発生したらまず自分の身の安全を守ること。2、地震が発生したらその場にとどまること。むやみに移動しない。3、日頃から備蓄品を備えておくこと。 4、地域の防災訓練に参加して、近所の人たちと顔見知りになっておくこと。 防災訓練では、初期消火訓練として消火器やスタンドパイプの使い方を知ったり、瓦礫を想定したセットを使った救助訓練をしたり、消防車に来てもらいどんな機能が搭載されているのかを知ったりすることができます。 令和4年5月に東京都は新たな被害想定を公表し、東京消防庁においても首都直下地震による被害の軽減と自助共助の重要性をわかりやすく広めるため「地震その時10のポイント」を見直しました。 代沢小学校 研究授業全国大会 11月10日(金曜日)に代沢小学校で、全国の小学校の社会科の先生を招いて、研究授業がありました。その中でも4年生は「自然災害からくらしを守る」というテーマで事前に授業を重ねており、世田谷区の過去の災害を知り、行政や地域がどのように対応してきたかを学んでいました。当日はこれまでの学習を踏まえ、自分たちに今、そして将来何ができるかを発表しました。 子どもたちの意見には、 ・今から、ハザードマップなどで危険な場所を確認して災害に備えたい。 ・今後、地域の行事や防災訓練に参加して近所の人たちと顔見知りになりたい。 ・将来、備蓄物資などの支援を行いたい。 ・将来、地域と助け合い、いざというときにすぐ行動できる大人になりたい。 などの発表があり、自分たちの住むまちを守るには、地域の町会などと連携し共助の意識をもって行動することがとても重要だと学んだようでした。 いきいき美容教室 代沢あんしんすこやかセンター主催 10月11日(水曜日)に資生堂ジャパンソーシャルエリアパートナーの阿部さんと千葉さんを講師に迎え、65歳以上の方を対象に「いきいき美容教室」が行われました。 当日参加された15人の皆さんは、最初は緊張もあるせいか静かでしたが、講師の話術もあり、講座が進むにつれ、和気あいあい、おしゃべりも尽きず、そしてきれいになって、楽しい時間になりました。 「身だしなみや化粧で得られる健康長寿のための3つの秘訣」には、運動、食事、交流があります。  当日の講座メニュー ・クリームのキャップの開け締めで、握力の大切さ、使う筋肉、またマッサージの仕方などを学びました。お化粧や髪の手入れ、ドライヤーを使うことは食事の2〜3倍、腕の筋肉を使う運動だそうです。 ・次はエプロンとタ―バンで準備をして、いざスッピンになりお化粧スタート。 お化粧をすると、外出意欲、社会参加、自分や他人を意識、またお化粧をしたいという良循環になり、健康長寿につながります。 ・美容液を塗ったあと、口内環境が改善できる、唾液腺を意識したお顔のストレッチも教わりました。 ・眉の印象でイメージが変わりますが、今回は若々しい印象の眉毛に仕上げました。参加者の中には眉毛を描いたことのない方や、お化粧自体ほとんどされない方もいらっしゃり、どんどん自分の顔の印象が変わってくると、ワイワイおしゃべりも増えていきました。 ・口紅は3色の中から、お互いお隣さんに似合う色を選んであげました。 ・ほお紅は、ニッと笑ったほおの高さが20代の頃の位置なので、ブラシでつける時は、笑って高い位置にくるくる丸くつけて若々しく。 今回の講座では、日ごろ地域の講座などでは見かけない方も多く参加されたことが、とても嬉しい状況でした。こんなにもいきいきと笑顔溢れる様子に、以前行われた「スマホ教室」同様、「いきいき美容教室」も定番化してもらいたい講座です。 2校で避難所 運営訓練開催 10月29日(日曜日)代沢小学校で、11月19日(日曜日)に富士中学校で避難所運営訓練が行われました。今年は2か所とも地区の一般参加者を交えての実施となりました。  訓練では、一般参加者が避難所での受付方法、生活スペース、炊き出しや仮設トイレなどを見学する避難所体験ツアーと、消火器を使用しての初期消火訓練や防災講話などがあり、参加者には防災グッズとアルファ米を使った炊き出しごはんが配布されました。 代沢小学校 代沢小学校避難所運営委員会は、下代田西町会、代沢4丁目西町会、代沢五丁目町会、代沢5丁目東町会、北沢2丁目南町会と代沢小学校、PTA、親児の会で構成されています。訓練には運営委員等53名が参加し、一般参加者は29名でした。 富士中学校 富士中学校避難所運営委員会は、下代田東町会、代沢中町会と富士中学校で構成されています。訓練には運営委員48名、富士中学生ボランティア13名が参加しました。一般参加者は25名でした。 1月から3月の行事予定 普通救命講習会(身近なまちづくり推進協議会) 緊急時に人命を救えるよう、正しい救命知識・技術を習得しましょう。 2月3日(土曜日) 9時から12時 対象は代沢地区在住者 申し込み開始日は、12月25日(月曜日) 会場は代沢まちづくりセンター 問い合わせ先 代沢まちづくりセンター 03−3413−0513 環境学習会(ごみ減量・リサイクル推進委員会) 区のごみの現状、ごみの削減について学びましょう。 2月7日(水曜日)13時30分から15時 対象は一般区民 申し込み開始日は、1月25日(木曜日) 会場は代沢まちづくりセンター  問い合わせ先 代沢まちづくりセンター 03−3413−0513 おでかけひろば・ひよこひろば 日によって様々な活動を行います。楽しく親子で交流しましょう。 火曜日 10時30分から11時30分 対象は0歳から1歳と保護者 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03−3419−7192 おでかけひろば・ぽっぽひろば 日によって様々な活動を行います。楽しく親子で交流しましょう。 水曜日 10時30分から11時30分 対象は、1歳から2歳と保護者 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03−3419−7192 おでかけひろば・おひさまタイム 自由遊びです。いつもとは違うおもちゃでゆったり遊びましょう。 金曜日 10時30分から11時30分 対象は、0歳から未就学児 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03−3419−7192 若者が活動するためのアイテムを募集! 若者からリクエストの多い電動麻雀卓、カードやボードゲーム、電子辞書などを譲ってください。 随時 対象は一般区民 会場は池之上青少年交流センター 問い合わせ先 池之上青少年交流センター 03−3413−9504 将棋・囲碁の集い ボランティア募集 小学生・中学生にボランティアで将棋の対局をして下さる方を募集します。活動日は毎月(8月を除く)第2・4土曜日の午後を予定しています。 随時 対象は一般区民 会場は池之上青少年交流センター 問い合わせ先 池之上青少年交流センター 03−3413−9504 みにこみ7編集委員 山脇浩子、渡邉真弓、中條郁代、日吉美代子、渡邉靖夫、熊谷和子 事務局 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513