2021年(令和3年)6月25日発行第157号 変わりゆくわが街、変わる池之上小学校によせて 池之上小学校は昨年から仮校舎に移転し、通学路が長くなりました。子どもたちの登下校を見守っている「安全運転呼びかけ隊」の渡邉靖夫さんからの提案を載せます。また、池之上小学校の思い出ある校舎でのプロジェクトのひとつをご紹介します。 安全運転呼びかけ隊の活動 みにこみ7第154号(令和2年9月25日発行)にも載せましたが、池之上小学校は校舎の改築に伴い、旧北沢小学校を仮校舎として使用しています。長くなった通学路を、教員や職員の方、PTA、地域の方々、通学路見守り誘導員で見守っています。その中で「安全運転呼びかけ隊」という地域のボランティアグループが活動しています。警察と協力し、通学路の安全のため、児童への指導やプラカードによる安全運転の呼びかけなどをしています。道路上の歩行者用のラインが消えかけていたり、街灯が切れたり、街の細かな変化に気を配ってくれています。主に全児童が一斉に下校する日に活動していますが、コロナ禍とはいえ交通量が多く、工事車両、大型車両は下校時に増えるので、危険になっています。見守る人が少ないと、とても心配だそうです。 そこで呼びかけ隊の渡邉さんは「朝の登校時、お母さんは忙しいでしょうから、お父さんがお子さんと一緒に家を出るようにしては?下校時は時間があるおじいさん・おばあさんが通学路を見守ってくれませんか?」と提案しています。 「安全運転呼びかけ隊員」を募集しています。 活動の趣旨をご理解いただき、ご参加いただける方は、池之上小学校副校長へご連絡ください。更に多くのみなさまと児童の安全を守っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 自転車に乗る時も注意をしてください。 登下校時だけでなく、自転車でお友達と出かける時、並進は絶対にいけません。自転車も車両ですからより一層の注意をしてください。 池之上小の校舎へ感謝 3月28日(日曜日)、29日(月曜日)11時から15時に「池之上小学校校舎の思い出ペイント」のお披露目がありました。校舎の1階から3階に生徒たちが「大地と空と輝く未来」ぼくたちわたしたちにできることというテーマでペイントしました。卒業生も一部のコーナーに限り絵を描いてよいことになっていました。これは「校舎思い出プロジェクト」のひとつで、学校協議会とPTAが企画したものです。素敵にペイントされた校舎で過ごせたらいいのに、と思いました。学校敷地内のビオトープの公開もこの日が最後で、「ビオトープ見守り隊」の松田こずえさんが水やりをしていました。新しい校舎の完成も待たれますが、今までお世話になった校舎やたくさんの人たちの思い出も大事にしたいです。(編集委員山脇) 池之上小学校の年表 1927(昭和2)年 小田急線開通 1933(昭和8)年 井の頭線開通、池ノ上駅開設、多聞小学校開校 1940(昭和15)年 池之上小学校開校、代沢小から分かれる 1941(昭和16)年 国民学校と名前が変わる 1945(昭和20)年 校庭に焼夷弾落とされる 1973(昭和48)年 3階建て鉄筋校舎竣工 1990(平成2)年 開校50周年、タイムカプセル設置 2010(平成22)年 開校70周年「未来の力 ひろがる夢 虹にのせて」 2020(令和2)年 開校80周年、仮校舎へ移転 変わりゆく街世田谷代田駅前 世田谷代田駅の駅前広場は、令和3年3月に整備が終わりました。「おだやかな日常が歴史になるむら 富士山が見えるダイダラボッチの駅前広場」をコンセプトに、ダイダラボッチの足跡と富士山の眺望を活かした個性ある広場に生まれ変わりました。平成28年(2016年)には代田富士356(みごろ)広場が開園しています。こちらは行き交う電車や富士山の眺めを楽しむことができます。防災倉庫を設置して緊急時に備えています。小田急線地下化に伴い、駅前広場や駅間通路など区が整備した施設とともに、商業施設や複合施設、温泉旅館、保育園など小田急電鉄の施設も含め、世田谷代田駅周辺(代田富士みごろ広場から鎌倉通りの区間)は全て利用できるようになりました。 代田村のダイダラボッチ伝説 駅の改札を出ると、西に向かって視界がひらけ、伝説の巨人ダイダラボッチが歩いて、その重みで窪んだかのような広場ができました。昔、代田村では寒さで震え上がった日が続き、困っていました。そんなある日、ぴたりと北風が止み、大きな木綿の着物が風よけになっていました。それはのっしのっしと歩く巨人の物で、恐ろしがった村人が家にこもっている間に、巨人は一晩のうちに荒れ地に田んぼを作り、筑波山へと帰っていきました。詳しくは「改定世田谷の民話」をご覧ください。(この記事は「世田谷代田駅周辺まちづくりニュース」No.18令和3年3月北沢総合支所街づくり課より発行のものを引用しました。) 緊急事態宣言延長のため中止された事業 新型コロナウイルス感染状況の悪化に伴い、代沢地区や各町会の新年度の事業が中止になっています。掲示板や回覧板で随時お知らせしていますが、ここにまとめます。 5月20日(木曜日)歩こう会中止、5月23日(日曜日)古着回収中止、身近なまちづくり推進協議会委嘱状交付式延期 また、今年度の定例総会が紙上開催となった町会は次のとおりです。 下代田東町会、代沢2丁目北町会、代沢中町会、下代田西町会、代沢4丁目西町会、代沢五丁目町会、代沢5丁目東町会 代沢あれこれNo.3 「バスのこと」 昭和10年頃は経堂から渋谷へ小型バス(今のバスの半分くらいの大きさ、出入り口の扉なし、女性の車掌が乗務し切符を売っていた)が狭い旧道を走っていた。現在、淡島ひらやまクリニック(耳鼻咽喉科)のあたりにはバスの折り返し所があった。そこから渋谷行きのバスに乗っていた。終戦ごろは、ガソリンがなかったので、薪自動車(バス)が走っていた。バスの後部に薪ストーブとガス貯留装置を積んでいた。毎朝、エンジンのかかったバスがワイヤーで次のバスを引っ張って梅が丘通りを西に走り、エンジンがかかると戻ってきて営業に出ることを繰り返していた。そのバスは松見坂ではガス不足でパワーが出ず、坂を登れず、我々はバスから降ろされて歩いたこともあった。そのことが頻発したので、一時期、松見坂下のバス停留所は廃止され、バスは手前の下り坂から勢いをつけて、向かいの登り坂にいどんだ。戦後しばらくしてバスがガソリン車に戻り、松見坂バス停は復活した。(つづく) 代沢4丁目高橋悦朗 訃報 萩原一俊さん逝去 「みにこみ7」の編集委員として23年間活躍された萩原一俊さんが5月19日に逝去されました。代沢4丁目西町会会長、社会福祉協議会委員長など地域に大変貢献されてきました。心よりご冥福をお祈りいたします。 代沢まちづくりセンター4月1日付人事異動 転出 道路事業推進課 佐藤雄太 新規採用 安齋光 7月から9月の行事予定 子育てひろば・コアラタイム 日によって様々な活動を行います。楽しく親子で交流しましょう。 火曜日 10時30分から11時30分 対象は0歳から1歳と保護者 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03-3419-7192 子育てひろば・イルカタイム 日によって様々な活動を行います。楽しく親子で交流しましょう。 水曜日 10時30分から11時30分 対象は1歳から2歳と保護者 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03-3419-7192 子育てひろば・パンダタイム 自由遊びです。大型遊具等で遊んだり、最後に体操します。 金曜日 10時30分から11時30分 対象は乳幼児と保護者 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03-3419-7192 さぎ草展示会 花後の講習会(身近なまちづくり推進協議会) 区の花「さぎ草」の展示 8日(木曜日)は13時30分から花後の講習会を実施 7月7日(水曜日)10時から16時、7月8日(木曜日)10時から13時30分 対象は一般区民 会場は代沢まちづくりセンター 問い合わせ先 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513 若者運営委員会 いけせいでやってみたいことなどをみんなで話そう! 月1回開催 実施日はHPに告知 18時から19時 対象は中学生以上 会場は池之上青少年交流センター 問い合わせ先 池之上青少年交流センター 03-3413-9504 若者が活動するための道具や材料を募集! 手芸材料、マンガ、使わなくなった参考書などを譲ってください。 随時行っています。対象は一般区民 会場は池之上青少年交流センター 問い合わせ先 池之上青少年交流センター 03-3413-9504 新型コロナウイルス等の感染症流行の影響で、中止や延期になる場合があります。問い合わせ先へ最新情報をご確認ください。 みにこみ7編集委員 山脇浩子、渡邉真弓、高羽禎雄、中條郁代、土屋光男、日吉美代子、渡邉靖夫 事務局 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513