2021年(令和3年)3月25日発行第156号 変わりゆくわが街 変わったこと、変わらないこと 新型コロナウイルス感染防止のため「緊急事態宣言」が出され、自宅にこもっている間に、街が変わってきています。東北沢駅前広場がオープンし、線路跡地にはホテルや商業施設が、鎌倉通りには素敵な学生寮が完成しています。これらについて、北沢総合支所の街づくり課と拠点整備担当課に詳しくうかがってきました。また、青少年交流センター池之上青少年会館の運営が、4月から変わります。そして、東日本大震災(3.11)から10年。皆さんの日常は変わったでしょうか? 東北沢駅前広場のオープン 平成24年から地域住民と一緒に、東北沢の駅前広場の整備についてワークショップを開いてきました。広場の施設(舗装・植栽・ベンチ・街区案内板)のしつらえの検討を重ね、今年2月に完成し、オープニングを迎えました。広場には、かまどベンチや収納ベンチという災害時に役に立つ施設や、地中には、防火水槽が埋め込まれています。いろいろな計画の中で、東日本大震災後には、このような防災用の備えが、加えられたということです。 東北沢駅から茶沢通りへ新しい施設建設 東北沢駅から茶沢通りに向かう線路跡地に真っ白い建物が3棟建っています。エンタメカフェと都市型のホテルとなります。建物は3月末に完成しましたが、オープンは未定です。 鎌倉通りから世田谷代田駅へ 下北沢駅西口から鎌倉通りのボーナストラックの入り口には、シモキタカレッジという学生寮が完成しています。多様な背景をもつ人たちがひとつ屋根の下、寝食を共にする中で学び合う居住型教育施設(レジデンシャルカレッジ)です。下北沢という街をキャンパスに見立て、日々の生活や地域・企業との関わりの中で成長していくきっかけをつくり、街の活性化にも寄与することを目指しています。ここでは、高校生から社会人までが多様なプログラムを通じて、お互いに学び合います。1階には「リラックス食堂 下北沢」がありますが、一般利用は不可です。 青少年交流センター池之上青少年会館新しい運営に 「いけせい」の名前で親しまれてきた青少年交流センター池之上青少年会館の運営が変わります。地域の方々の声から設立が決まり、地域と世田谷区によって支えられてきましたが、4月から公益財団法人児童育成協会が運営します。国立総合児童センター「こどもの城」や、世田谷区の希望丘と野毛の青少年交流センターの運営も行っている団体です。利用の仕方などは変わりなく、いままでの協議会もスタッフとして残ります。「将棋・囲碁のつどい」「青年文化祭」「池ノ上商栄会ふれあいバザール」など地域とのつながりは変わりません。今後は、ホームページ・SNSを活用し、若者にも使いやすい施設づくりを目指します。部屋の空き状況などを可視化したり、ほかの青少年交流センターとも連携し、eスポーツ大会やオンラインによる発表会も企画されているそうです。 3.11から10年変わったことは? 3月11日木曜日、北沢タウンホールにて東日本大震災復興支援「あの日から10年、復興そして未来へ」というチャリティーイベントが行われました。未だ復興に向かって歩んでいる地へエールを送りました。第1部の「復興支援の歩みを語る」では世田谷造園協力会副理事長の齋藤悟さんに南三陸町での活動について、保坂区長に10年前のご自身の体験や世田谷区の支援活動について語っていただきました。そのあと、震災が起きた午後2時46分に黙祷が行われました。第2部では、下北沢に住むフジコ・ヘミングさんのピアノコンサート「鎮魂そして希望」。アンコールを含め9曲を演奏。魂を揺るがされる響きで心が熱くなりました。この10年、大震災を踏まえて変わったこと、変わっていないこと、それぞれの想いで迎えた日になりました。 講演会「コロナに負けない心と身体の健康づくり」くらしと健康づくり部会 コロナ禍で外出を控えざるを得ない中、2月15日月曜日に「感染予防」に有効な食事と運動について、世田谷区保健センターの運動指導員、北沢総合支所健康づくり課の管理栄養士より学びました。 足の筋肉強化・つまづき予防等椅子に座ってできる運動 ・つまさき上げ(しっかり5秒あげておろす)10回・かかと落し(かかとをあげて、トンと落す)10回・両足バタバタ足踏み(早い方が良い) 食べて元気に感染予防 ・基本はバランスの良い食事(主食・主菜・副菜)三食をきちんと取ること、特に朝食は大切です。 環境学習会「脱プラスチックの生活」ごみ減量・リサイクル推進委員会 2月16日火曜日に環境カウンセラー崎田裕子様よりお話をうかがいました。世界の海洋プラスチックの問題では毎年800万トンのごみが海にとどまり続けています。2050年には海洋プラスチックが魚より増えると予想されます。陸域から海に流出するプラスチックごみの量は日本は30位ですが、一人当たりの容器包装の廃棄量はアメリカに次いで二番目に多いそうです。今、私たちにできることはマイバックを持ち、リデュース・リユースの徹底、事業者・家庭から出るプラ資源の回収リサイクルをすることです。 さぎ草栽培講習会 環境部会 2月10日水曜日に毎年恒例のさぎ草栽培講習会が行われ、17名が参加しました。環境部会のメンバーが講師となり、楽しく植込みができました。7月の展示会に向け、きれいな白い花が咲きそろうことがとても楽しみです。 紙パック 資源・ごみ集積所で回収 世田谷区ではごみの減量とリサイクルの向上を図るため、令和3年2月から古紙の回収品目に紙パックを追加し、回収を始めました。回収対象 内側が白く500ml以上で紙パックマークがついたもの。 回収日 週1回の資源ごみの日に、新聞・雑誌類・その他紙と同時に回収します。 出し方 軽くすすぎ、切り開いて水気を切り、乾かす。 紙パックのみをまとめて紐で縛るか、紙袋に入れて出す。 プラスチックの注ぎ口の付いたものは切り取る。 その他の古紙とは分別する。 リサイクルできないもの 次のような紙類は可燃ごみとして出してください。 内側がアルミ(銀色)の紙パック 圧着はがき 紙コップや紙皿、ヨーグルトやアイスのカップ等 代沢あれこれNo.2 「北沢川のこと」 土地区画整理により北沢川は直線化し、幅が広くなり、水深は深くなった。両岸には昭和5、6年頃に桜の木が植えられた。したがって桜の樹齢は90年になる。台風や夏に夕立が降るとまたたく間に水位が路面近くまで上昇し危険だったが、事故はなかった。昭和5年頃、父が土地の下見にきたときは、区画整理の川の工事は始まっておらず、村の青年が水路をせき止めて泳いでいたそうだ。私は川で遊ぶことは禁じられていたが、川に入り、ずぶ濡れになりばれた。しかられた。当時、代沢小の生徒は家の近くには少なく、空き地だらけで、川はわれわれの遊び場だった。わが家の庭はもと川だったのでくぼんでいた。そのあたりへ関東大震災の焼け跡の土砂が捨てられたようだ。地中から瀬戸物やガラスのかけら等がよく出てきた。戦争末期には、川はゴミ捨て場と化していた。(つづく) 代沢4丁目 高橋 悦朗 4月から6月の行事予定 子育てひろば・コアラタイム 日によって様々な活動を行います。楽しく親子で交流しましょう。 火曜日 10時30分から11時30分 対象は0歳から1歳と保護者 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03-3419-7192 子育てひろば・イルカタイム 日によって様々な活動を行います。楽しく親子で交流しましょう。 水曜日 10時30分から11時30分 対象は1歳から2歳と保護者 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03-3419-7192 子育てひろば・パンダタイム 自由遊びです。大型遊具等で遊んだり、最後に体操します。 金曜日 10時30分から11時30分 対象は乳幼児と保護者 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03-3419-7192 歩こう会(身近なまちづくり推進協議会) 世田谷の名木を巡ろう! 5月20日 木曜日 9時30分から12時頃 雨天の場合、翌日に延期 対象は一般区民 申込みは4月26日から開始 梅ヶ丘駅から乗泉寺、豪徳寺、勝光院、区立桜小学校、代官屋敷、実相院を巡ります。 問い合わせ先 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513 古着の回収(ごみ減量・リサイクル推進委員会) 不要になった衣類を回収し、リサイクルします。 5月23日 日曜日 10時から11時30分 対象は一般区民 会場は代沢小学校(正門)、代沢せせらぎ公園、下代田児童遊園 問い合わせ先 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513 新型コロナウイルス等の感染症流行の影響で、中止や延期になる場合があります。問い合わせ先へ最新情報をご確認下さい。 みにこみ7編集委員 山脇浩子、渡邉真弓、赤川博敏、高羽禎雄、中條郁代、土屋光男、萩原一俊、日吉美代子、渡邉靖夫 事務局 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513