2020年(令和2年)12月25日発行第155号 変わりゆく街、変わりつづける下北沢 2013年に小田急線が地下化され、踏切があった記憶も薄れてきたかもしれません。 この線路跡地にさまざまな施設がつくられ、東北沢から下北沢、世田谷代田駅へつながる長い通路ができています。また、下北沢駅前は、依然として工事が続いています。「変わりゆく下北沢はどうなっていくの?」という皆さまの声に応えて、北沢総合支所の街づくり課の北島さんと拠点整備担当課の高橋さん、林さんに現状をうかがってきました。 下北沢駅前交通広場の整備工事 下北沢の駅前が、長い間柵で囲われて、歩行者通路も随時変わっています。現在、地中に下水管を埋め込む工事をしています。来年から電線の埋め込みや防火水槽の整備工事も始まり、しばらくは今の状況が続きます。東口を出た所やオオゼキに向かう通路では、様々なイベントが行われ、いつもの活気を取り戻しています。駅前に集まる人たちへのマナーの呼びかけや、商店街による清掃活動も行われています。南西口は、商業施設の工事と、駅2階エキウエからの通路及び緑地の計画が進められています。また、世田谷区は京王電鉄と協力し、駅前広場と茶沢通りを結ぶアクセス道路を整備します(令和3年整備完了予定)。 茶沢通りから東北沢へ 北沢交番から茶沢通りを渡った所に、商業施設と都市型のホテルが建設中です。通路は完成されており、東北沢駅前の広場の整備が進められています。 鎌倉通りから世田谷代田へ 鎌倉通りの元エグザスがあった辺りの線路跡地が素敵な散歩道になっています。ブックカフェやレコード屋、保育園、さらには温泉旅館まで完成しています。 BONUSTRACK ボーナストラックは「あたらしい商店街」をテーマに住居併用のお店が連なる複合施設です。今年の4月にオープンするも緊急事態宣言が出て運営が難しい状況でしたが、10月1日に全てのお店が揃いました。近隣の方々のお散歩や、憩いのひと時を過ごす場となっています。アート展やマルシェなどが開催されたりしています。 世田谷代田仁慈保幼園 シックなレストランか、と思えるような外観の2階建ての建物。ガラス張りのお部屋もあり、とても保育園とは思えない素敵な場所が、私立世田谷代田仁慈(じんじ)保幼園です。今年の4月に開館され、コミュニティスペースやギャラリーも併設。地域と関わりながらの教育・保育を目指していくそうです。 温泉旅館由縁別邸代田 都心から最も近い、山里のくつろぎが味わえる由縁(ゆえん)別邸。箱根・芦ノ湖温泉の源泉から運ばれている温泉が9月からオープンしています。世田谷代田駅からすぐの場所にしっとりとした風情の日本家屋があります。 世田谷代田キャンパス 世田谷代田駅の改札を出て代田富士見橋を渡ると、黒い建物が現れます。2019年に完成した東京農大の世田谷代田キャンパスと、カフェの複合施設となっています。 小田急線上部利用の街づくりオープンハウス 11月27日(金曜日)・28日(土曜日)9時〜19時、北沢タウンホール1階ロビーにて世田谷区が主催の「オープンハウス」が開催され、計画の全体が分かる模型や説明パネルが展示されました。駅間の通路や緑地・小広場などの公共施設の整備は世田谷区、商業施設の計画 ・建設は小田急電鉄と京王電鉄が行っています。これからも、街の変化にご注目ください。 新校舎の代沢小学校避難所運営訓練 11月15日(日曜日)に代沢小学校で、新校舎となって初めての避難所運営訓練が行われました。今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一般参加者は募集せず、避難所運営委員のみで行いました。改築工事中は、町会や代沢小PTA・親児の会を中心とした避難所運営委員会で、新校舎での運営方法や、新型コロナ対策を踏まえた運営方法(受付時の検温や手指消毒、発熱がある方の生活スペースの区分など)を検討してきました。訓練はこれらを踏まえて行い、受付けの設営、受付の流れの確認、校内の安全点検、避難スペースの設営、マンホールトイレの設置、発電機・ガスバーナーの操作などを行いました。その後、世田谷ボランティア協会から、ボランティアの受入れについての説明を受けました。最後の反省会では、今後の訓練や避難所運営に向けて多くの意見が出され、とても有意義な訓練となりました。 在宅避難とは 今後も新型コロナ対策を踏まえた避難所運営の検討や訓練を行いますが、避難スペースの密集をいかに緩和するかが重要です。そこで最近よく耳にするのが「在宅避難」です。災害発生時に、自身や家族にケガがなく、住居にも危険な損傷がなければ、多少不便でも自宅で避難生活を送ることです。新型コロナ対策となるだけでなく、住み慣れた家で暮らすことでストレスが減り、心身の健康を保ちやすくなるというメリットもあります。「在宅避難」をするにあたっては、事前の備えが重要となります。在宅避難のほかにも、親族や知人を頼る「縁故避難」という方法もあります。みなさんも日頃からいざというときの避難方法について考えてみてください。 消毒用アルコールの取扱いに注意 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、手指消毒のため、消毒用アルコールを使用する機会が増えています。消毒用アルコールは蒸発しやすく可燃性蒸気が発生するため、火源があると引火するおそれがありますので、ご注意ください。 (ポイント)詰め替えを行う場所では換気をしましょう。使用する付近では、喫煙やストーブ、こんろ等を使用した調理などの火気の使用はやめましょう。直射日光やストーブ等の熱気が当たる場所など、保管は高温になる場所は避けましょう。(東京連合防火協会作成のリーフレットより) 古着回収・3ヶ所で ごみ減量・リサイクル推進委員会 11月29日(日曜日)に代沢小学校正門前、代沢せせらぎ公園、富士中学校横の下代田児童遊園の3ヶ所で、古着回収が行われました。新型コロナウイルス感染防止のため、富士中生徒のボランティア参加はなく、スタッフは手袋をし、フェイスシールドとマスクを着けて対応しました。5月の回収が中止だったこともあり、回収量が多めでしたが、区職員の助勢もあり、無事終了することができました。 代沢あれこれ(No.1) 「昔の代沢4丁目あたりのこと」 大正12年に世田谷村より世田谷町になった。昭和7年に東京市の拡張に伴い世田谷区が発足した。下代田は代田町の飛び地であった。北沢川の川下にあるので下代田(しもだいた)と呼ばれていた。昭和23年、代沢3丁目の一部分と代沢4丁目の大部分が区域が下代田西町会となり、淡島の東は下代田東町会となって2つに分かれた。私が下代田へ越してきたのは、昭和8年秋、井の頭線が開通した年だった。それから87年になる。このあたりは昭和4〜6年ころ、地主さん達が集まって土地整理組合を作り、畑や竹藪や空き地だったところを、碁盤の目に道路を配置し、その両側に下水溝を付け、区画整理をして住居用に土地を貸し始めた。それ以前は、北沢川は農業水路で幅は狭く蛇行しており、淡島の大石橋(バス通りの1本下の旧道の石製の橋)へ向かっていた。途中には水車小屋があった。大石橋の下には染物屋があり川底に板を並べて、布を洗い晒していた。それほど水は綺麗だった。(つづく)代沢4丁目 高橋悦朗 1月から3月の行事予定 子育て講座・音楽ムーブメント 音楽に合わせてからだを動かします。 2月24日 水曜日 10時15分から11時 対象は0歳から1歳と保護者(8名まで)、11時から11時45分 対象は1歳から2歳と保護者(8名まで)会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03-3419-7192 子育て講座・親子体操 パパの参加企画です。パパママご一緒にどうぞ。 3月6日 土曜日 10時30分から11時30分 対象は3歳くらいの親子 会場は代田南児童館 問い合わせ先 代田南児童館 03-3419-7192 さぎ草栽培講習会(身近なまちづくり推進協議会) 球根の植え方育て方のポイントを学ぼう。参加費600円 2月10日 水曜日 10時から11時30分 対象は一般区民 申込みは1月25日から開始 会場は代沢まちづくりセンター 問い合わせ先 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513 くらしと健康に関する講演会(身近なまちづくり推進協議会) コロナに負けない心と身体の健康づくり 2月15日 月曜日 10時から11時30分 対象は一般区民 申込みは1月25日から開始 会場は代沢まちづくりセンター 問い合わせ先 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513 環境学習会(ごみ減量・リサイクル推進委員会) 脱プラスチックの生活 2月16日 火曜日 10時から11時30分 対象は一般区民 申込みは1月25日から開始 会場は代沢まちづくりセンター 問い合わせ先 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513 新型コロナウイルス等の感染症流行の影響で、中止や延期になる場合があります。問い合わせ先へ最新情報をご確認ください。 国勢調査2020 ご協力ありがとうございました。回答率 81.3%(10月20日時点)統計調査担当課 みにこみ7編集委員 山脇浩子、渡邉真弓、赤川博敏、高羽禎雄、中條郁代、土屋光男、萩原一俊、日吉美代子、渡邉靖夫 事務局 代沢まちづくりセンター 03-3413-0513