喜多見地区ミニコミ紙「のがわ」 発行号、第104号 発行日、2023年7月発行 発行者、のがわ編集委員会 事務局、喜多見まちづくりセンター、03-3417-3401 管内データー 2023年6月1日現在 人口33247人、前号比94人増 男16413人、女16834人 世帯数16015世帯、前号比139世帯増 ご協力ありがとうございました。 古着古布リサイクル5月21日実施、回収量は13290sでした。 次回は11月19日(日曜日)の予定です。 「ミニコミ紙のがわ」は、ホームページからもご覧いただけます。 1面 社協ってなあに 毎年、社協会員の会費納入が町会自治会を通じて依頼されています。 高齢者のバスツアーや食事会は知ってるけれど。 さて、社協ってどんな活動。会費はどんなことに使われているの。 調べてみると、わが地区の社協では高齢者懇親会だけでなく、サロンやミニデイ、子育て支援や子ども食堂、お買い物ツアーや魚の移動販売会など、さまざまな事業をしているんですね。 今回は、私たちの身近な地区社協について、ふれることにしました。 地区社会福祉協議会(地区社協)とは 少子高齢化の傾向が一層顕著となり、独居高齢者の増加や地域コミュニティの希薄化など、社会を取り巻く環境は大きく変化しています。 一方で、家事介護や子育て支援、安否確認、見守りなど福祉に対する要望は複雑、多様化し、行政による公的サービスだけでは課題解決が難しくなっています。 こうした暮らしの中にある福祉課題に対して、そこで暮らす方々のつながりを活かしながら活動を展開する住民主体の組織です。 概ねまちづくりセンターの管轄地域ごとに区内では29の地区社協が活動しています。世田谷区社会福祉協議会ホームページより抜粋 喜多見地区社協の中心的な事業、サポート補助を含む 高齢者懇親会(高齢者昼食会、お楽しみ会) 高齢者交流会(バスツアー) 敬老のお祝い助成他、70歳または75歳以上の方に町会自治会でお祝い配布 ふれあい交流会、映画上映、茶話会 見守り講座 その他区民まつり参加、区内福祉施設交流等(昨年コロナで中止) その他の社協事業としてこんなことも 開設や運営をお手伝い、サロン、ミニデイ、高齢者クラブ交流、子ども食堂など ファミリー・サポート・センター事業 社協って一言でいえば人と人をつなぐ活動なんですね。 次のページで二つの活動を紹介します。 2面 活動その1喜多見地区「体操野郎会」 さまざまな活動をしているサロンの中から、男性だけで活動している健康体操に編集委員が参加してきました。 女性が多い体操クラブはおしゃべりも楽しみのうち、という感じですが、男性だけのこの会は、自分の身体と向き合って、 今日の体調に合わせて自分なりに動かせばいいので、女性軍団に気後れしてしまうお父さん世代には、もってこいの団体だと思います。 体験談 参加するにあたって、私なりに野郎会というから恐らくマッチョな男性の集まりだろうかと勝手に想像しつつ会場を覗くと、中央には指導役の女性の先生が、ニコニコしながら会員を迎えられていた。 これなら今年米寿を迎える私でも大丈夫かなと少し安堵した。 一時間半の行程で内容は所謂筋トレ中心で、頭の天辺から足のつま先迄の無数の筋肉を鍛える伸縮運動。 きつく、少々辛い面もあったが、何か筋肉に良い褒美を与えているんだという実感を伴うものだった。 杉山代表はこの体操は医学の根拠に基づくもので、色々な先生にお願いしているとのことだった。 私は人生の最終章に入り、このまま老いを守りに生きるより、むしろ老いと対峙の姿勢で、生きる以上見苦しくない程度に自分を整えておくのに相応しい会だと認識を新たに、早速入会の手続きをして、何か晴れやかな気分で会場を後にした。 私の晴れやかな気分とは、この会を通じて、会員の皆さんとの新たな出会いが生まれる。 人との出会いは楽しいもので、これも又私のつたない人生を彩ってくれる。 次回が楽しみだ。 そして地元の皆さんも参加されることを心よりお勧めしたい。 杉山代表ももっと会員を増やしたいと素敵な笑顔でおっしゃっていた。 活動その2世田谷区社協ファミリー・サポート・センター事業 昔は向こう三軒両隣が、子育てから物の貸し借りなど助け合いながら生活していました。 この事業は、核家族化が進み、ますます子育て負担が増す中で、子育てを支援してほしい方(利用会員)と、手助けのできる方(援助会員)の橋渡しを行い、身近な地域で子育ての相互援助を行う会員制のしくみです。 利用会員になるには まず事前登録が必要です。 区内在住で生後43日から小学校6年生までの子どもの保護者が対象。 依頼できる内容 子どもの短時間の預かり 仕事、出産、保護者のけがや病気など。 ちょっと疲れてリフレッシュしたい、美容院へ行きたい、そんなときもオーケー。 保育園、幼稚園、小学校、習い事の送迎、その前後の預かりも可能です。 預かり場所 会員と面談の上決める、自宅、児童館、おでかけひろばなど 活動謝礼金など 一時間800円、ほか活動中に生じた費用。 謝礼金は、会員から直接受け渡しします。 援助会員になるには 子どもが好きで、責任をもって子どもの預かりや送迎ができる18歳以上の方、高校生不可。 子育て支援者養成研修、6日間計25時間の受講が必要です。 受講終了後、援助会員として登録します。 研修の時期など詳細は、世田谷区社会福祉協議会のホームページをご覧ください。 写真は、明るく元気な援助会員の東内さんと奥田さん、ファミリーサポートきぬたアドバイザー室井さんです。 こういう活動があること、子育て中で困っている方、ちょっと息抜きがしたい方にぜひ知ってほしい。 援助会員はまだまだ少ない。 一日1時間でもいいので無理をせず自分のできる範囲で、多くの方に援助会員になっていただきたい。 何より子どもたちが可愛くて可愛くて、と目を細めながら活動の様子をお話しくださった援助会員さん。 取材を終えて、子どもたちを地域の繋がりの中で見守り、共に育てていくことが大事と感じました。 わがまちの住民主体で構成されている喜多見地区社協に対し、世田谷区社協は法人組織。 互いに連携・協働しながら、それぞれの立場で世田谷の地域福祉の推進に取り組んでいます。 3面 宇奈根の渡し10周年 喜多見児童館の「世田谷区子ども夢プロジェクト」から始まった宇奈根の渡しが今年で10年目となりました。 残念ながら前日の雨で渡しは中止となってしまいましたが、世田谷区長、川崎市長のご臨席のもと、舟の製作からプロジェクトにご協力いただいた地域の方に、子ども実行委員から感謝状や花束が贈られました。 午後は川崎と世田谷の子どもたちが手作りのゲームや紙芝居、地面に置かれた舟での摸擬さおさしなどで遊びながらの交流。 また一つ、歴史が重なりました。 10周年記念セレモニーに参加して、編集委員佐藤 5月14日、喜多見児童館で宇奈根の渡し10周年記念セレモニーが行われました。 宇奈根の渡し復活(一日だけの)10年を振り返る動画も上映され、初めてそうなんだと実感しました。 前館長のスピーチで子どもたちの夢を叶えたいと、手探りで役所や関係部署を訪ねても安全面はと言われ続けて、と一瞬絶句された事に産みの苦しみがうかがわれました。 感謝状贈呈式の後、突然ひとことを、のマイクを向けられた鈴木光吉さん(舟の製作、掉さし指導をされた方です)が、 水の流れは浅いところが速い。 舟の縁とコンクリートの間に挟まれて指をとばしたり、事故があったりしなくて本当によかった。 水の流れは緩そうに見えても、人の力では止められない。 ここにいる皆の力でも無理、という話が印象に残りました。19号台風も記憶に新しい。 地域のお宝のような話を、児童館のお隣に住んでいて知らなかった。 ご協力された皆様の助力の賜物です。 町会・自治会リレートーク 喜多見2丁目団地自治会の古結信良会長 だんだんの会の意義 喜多見2丁目団地は高齢化が進み、また単独世帯が増えてきました。 コロナウイルスもある程度収まってきましたが、高齢者にとってはまだまだ不安が残る今日この頃です。 このような状況なので家に閉じこもり気味になり、足腰の衰えが目に見えて顕著になってきました。 団地に住んでいる方々が、楽しいひと時を過ごせて、話だけでも気軽に参加できる場をと考え、喜多見あんしんすこやかセンターに相談し、月1回いろんなことを幅広く、浅くと決め、 地域包括ケア喜多見地区事務局のバックアップのもと、今年1月から、その集まりを始めました。 1月は懐かしい正月遊びをしようと題し、ベーゴマやけん玉遊びをして子供の頃に帰りました。 また、2月は歩き方改善と題し、歩行をスマホで撮影し、AIアプリで解析し、その人にとっての必要な運動を紹介してもらいました。 会の名前も皆んなで意見を出し合い、団地のだん、団欒のだん、だんだん良くなるのだんで「だんだんの会」と全員一致で決めました。 3月はパラリンピックで有名になったボッチャを楽しもうでした。 見ていると簡単そうですが、実際ボールを投げてみると思ったようにいかなくて大変難しかったです。 これからも、皆んなでワイワイ言いながら「だんだんの会」を楽しく進めていきたいと思います。 4面 喜多見わんわんパトロール隊主催 ペットとの同行避難対策セミナー 3月5日日曜日、宇奈根地区会館にて、ペット同行避難の第一人者で、各メディアでも活躍のNPO法人アナイスの平井潤子氏を講師に開催されました。 災害時は、人が生きていくだけで大変な状況です。 ペットも人と同様、フードやゲージなど事前の備えが重要。 またペットの名前・写真・薬などの情報をスマートフォンに入れておくといざという時に役立つこと、風水害が想定される場合には、事前に友人や親戚などに預けることも一つの方法だということを学びました。 講義の後、グループに分かれて「避難所運営ゲーム(HUG)のペット同行避難版」を行い、避難所運営でどのようなことが想定されるか想像しながら、アイデアを出し合いました。 実際の避難所には、犬や猫以外のペットを連れた同行者や鳴き声の問題、中には動物アレルギーの方もいます。 自身のことだけではなく、人と動物が共生する社会の中で、避難の在り方も考えさせられるセミナーでした。 人事異動 町会・自治会 法人格鎌田南睦会の??克仁会長から佐々木研一会長へ まちづくりセンター職員は野仲すみれが高齢福祉部高齢福祉課へ転出 柿本勇成が教育総務部学務課から転入 夏の主な行事、問い合わせ先は、喜多見まちづくりセンターで、電話は03-3417-3401 喜多見北部町会主催、夏休みラジオ体操は8月28日月曜日から8月31日木曜日、場所は喜多見駅南口広場、災害時共助の防災訓練は9月30日土曜日で場所は町会内全域 喜多見西部町会主催、夏まつりは8月26日土曜日15時から18時で、場所は滝下橋緑道中央広場 喜多見中部町会主催、夏休み子どもまつりは7月29日土曜日15時からで、場所は喜多見中学校中庭付近 喜多見東部町会主催、夏休み子ども大会は7月22日土曜日で、場所は須賀神社境内 喜多見上部自治会主催、砧っ子夏祭りは実行委員会と共催で、7月22日土曜日16時からで場所は砧小学校で、夏休み締めくくり子ども会は8月27日日曜日16時からで、場所は砧小学校校庭で雨天の場合は体育館 防災訓練は9月9日土曜日で雨天の場合は10日日曜日で、場所は次大夫堀公園えのき広場 喜多見2丁目団地自治会主催、団地まつりは9月16日土曜日、17日日曜日の15時からで、場所は団地ローラー公園 宇奈根町会主催、盆踊り大会は7月22日土曜日、23日日曜日で宇奈根氷川神社境内で、防災訓練は9月3日日曜日で、場所は宇奈根氷川神社境内 鎌田協和会主催、鎌田納涼盆踊り大会は7月29日土曜日19時からで、場所は鎌田天神社境内 鎌田南睦会主催、自転車乗り方教室すいか割り大会は砧南小PTA校外委員と共催で、7月9日日曜日9時から12時、場所は鎌田区民集会所 納涼盆踊りは7月28日金曜日19時から、場所はゆうぽうとレクセンター駐車場で、夜間パトロールは8月5日土曜日、23日水曜日、場所は鎌田2丁目公園集合 須賀神社祭礼は8月1日火曜日、2日水曜日、湯花神事 鎌田天神社祭礼は10月8日日曜日、 喜多見氷川神社祭礼は10月15日日曜日の予定 喜多見商店街振興組合主催、喜多見商店街盆踊りは7月29日土曜日、30日日曜日で喜多見駅前広場 世田谷区区民まつり実行委員会主催、世田谷ふるさと区民まつりは8月5日土曜日、6日日曜日で、場所は若林公園、松陰神社、国士舘大学世田谷キャンパスの一部 青少年喜多見地区委員会主催、多摩川であそぼうは9月30日土曜日で雨天中止、場所は二子玉川緑地ピクニック広場公園 世田谷区たまがわ花火大会実行委員会主催の、世田谷区たまがわ花火大会は、10月21日土曜日で荒天中止、場所は二子玉川緑地運動場 喜多見地区区民まつり実行委員会主催、喜多見地区区民まつりは11月3日祝日の金曜日、場所は喜多見小学校 編集後記 世田谷に28年、うち喜多見で15年。 ここの景色になれた今では、野川は当地の看板だと思える。 いつも鳥を遊ばせていて親しみがある。 古いものや歴史にはこと欠かない。 つい先年も外環道工事で17基もの横穴墓古墳が出土した。 7世紀へタイムスリップ。 一日だけの見学会に大勢参加した。 測量しただけで壊してしまうなんて。 もっと古い稲荷塚古墳緑地では、緑化推進部会で半年に一度花壇の花の植え替え、草取りも行っているが草の成長には到底追いつかない。 草取りの際は遠慮なくムシるが、雑草も名前を覚えると愛着がわく。 桃色の金平糖のような花が可愛いママコノシリヌグイ。 茎、葉とも刺だらけ。 葉っぱの形が菱形を繋げたようなワルナスビは茎に縫い針のような長い刺があって恐ろしい。 氷川神社と慶元寺の間の道は、夏の蝉時雨の後、樹上から鳥のキッキッキキキキッと涼しそうな鳴き声がきこえてくる(名前は知らない)。 ここは、いつもいい風が吹いていてミニ等々力渓谷に思える。 冬の夜明けは、どこで見ても美しい。 当地では喜多見公園の冬木立の幹の根元から梢の方へ陽が上る。 濃紺の空へバラ色が広がる様子は、冬の朝一番の楽しみです。 佐藤壽夫 編集委員会 編集長、荒川真佐子 副編集長、鈴木好子、森谷みどり 編集委員、志賀順子、石倉靖久、山本浩美、佐藤壽夫、海老沢リサ、階有香、安澤秀f