みどりの風 成城 94号 あいさつで親しみ広がるまちづくり 発行日 平成31年4月1日 発行は成城地区身近なまちづくり推進協議会 ミニコミ紙編集部会 事務局は成城まちづくりセンター 電話番号は03-3482-1348 1面 特集 次大夫掘公園民家園の五月人形 次大夫堀公園の民家園では、こどもの日が近づくと段飾りの五月人形が飾られると聞き、文化財資料調査員の田村さんにお話をうかがいに行きました。 民家園では、昭和初期までの世田谷の農家の端午の節句を再現しています。 古民家・旧安藤家に飾られる人形たちは、文化財建造物の寄贈者からの寄贈。1から3段目は安藤家より、4から5段目は秋山家より。1段目には鎧兜や武器。2段目には源義家や神武天皇。3段目には加藤清正、神武天皇、鍾馗。4段目右端から5段目には、勧進帳・巨大鯉捕りなど様々な場面で活躍する金太郎などが飾ってあります。 端午の節句は江戸幕府が定めた武家の公式な行事でした。江戸城中にならい、男の子に恵まれた町民が幟や兜を飾り始め、それが農家にも広がりました。普段忙しい農家にとっては、とても楽しみな休日でした。家族そろって五月人形の前に座り、鯉のぼりを見上げながら柏餅を食べ、子供らの健康と成長を願ったのでしょうね。 飾り方に特に決まりはありません。安藤家は緑の毛氈の段飾り。関東大震災以降、百貨店が始めたと言われています。一方、園内の城田家は赤い毛氈に人形を平置きします。これは大正時代以前の飾り方です。赤は怖い疱瘡(天然痘)を寄せつけない色として、験担ぎに使われていました。3段目の鍾馗も顔が赤いです。 柏餅 園内の柏の葉と昔ながらの道具を使い、毎年お供え用に70個作ります。古い葉が落ちる前に新芽が出るカシワはユズリハ同様、代々家が続くようにとの願いを込めて使われます。 幟 江戸中期までは武者絵幟のような旗を掲げていましたが、しだいに出世のシンボルである鯉が掲げられるように。戦後は家族像を表すようになりました。 民家園 五月節句予定表 4月19日金曜日から5月6日月曜日まで 五月人形飾り・軒菖蒲飾り  4月27日土曜日10時から12時まで 柏餅作り 5月5日祝日14時から14時半 安藤家にて解説会 楽しいお話が聞けます。 2面 特集 いずれがアヤメかハナショウブかカキツバタ どれもアヤメ科でよく似ているため、なかなか見分けづらいと思われがちですが、生える場所や花びらの模様などから違いが分かります。 花について アヤメ 花びらの付け根に黄や紫の網目模様。ハナショウブ 園芸種で花の種類は多彩。花びらの付け根に黄色い目形の模様。伊勢形、江戸形、肥後形など。カキツバタ 茎の上に直径10cmぐらいの紫青色の花。花びらの付け根は白。 葉について アヤメ 細長く、やや堅め。ハナショウブ 白い筋がある。カキツバタ 筋はなく、幅広でやわらかい。 高さについて アヤメ 50から60センチメートル。ハナショウブ 70から90センチメートル。カキツバタ 60から70センチメートル。 開花時期について アヤメ 5月上旬から中旬。ハナショウブ 6月。カキツバタ 5月中旬から下旬。 生息地について アヤメ 山野・草原など乾いた土地。ハナショウブ 排水の良い適湿地。カキツバタ 日当たりの良い湿地。浅水の池や沼地。 端午の節句に飾るのはハナショウブ。お風呂に入れるのはショウブの葉。ハナショウブの葉ではないそうです。よく見かけるキショウブは外来種です。次大夫堀公園やつりがね池公園でも見られます。 みぢまち 平成30年度活動報告 スローガン あいさつで親しみ広がるまちづくり 30年度は26名で活動しました。 環境部会 苔玉づくり講習会 9月 楽しい会話がはずむ会でした。 ミニコミ部会 ミニコミ紙発行 4、7、10、1月の年4回 読者の方から嬉しいお手紙やお電話をいただきました。 健康部会 にこにこウォーキング 6、7月の4回 運動が苦手だったけれど楽しかった、体成分分析測定は定期的にしたい、講師の方の話が良かったなどの感想が。歩行会 6、11、3月の年3回 これからもご参加ください。自治会の回覧、区の広報板、区のホームページで開催をお知らせする予定です。 前号で紹介した1月の星空、皆さんはご覧になりましたか。 木星、金星が月に近づく1月31日朝5時30分。プラネタリウムの解説員さんのお話どおり、本当にこの並びで星空を見ることができて感激。難しい天文学は分かりませんが、人の力が及ばない、何かとてつもなく大きなモノの中にいるような感覚でした。