青少年成城地区委員会 子どもたちを見守る広報紙 成城の風 令和3年春 第22号  発行者は青少年成城地区委員会 会長 辻 紀子 事務局は成城まちづくりセンター 子どもたちとともに地域に生きる 青少年成城地区委員会は約50名の大人たちが集まり、子どもたちが地域で健やかに成長できるように様々な事業を行っています。赤いエプロンは私たちの目印。子どもたちの笑顔や明るい挨拶が、私たちの活動の原動力です。 第1回 ・ 第2回委員研修レポート 第1回 委員交流 マインドマップで自己紹介 令和2年9月28日 砧総合支所4階 集会室CD 委員会内で実施 2年度はいろいろな行事がことごとく中止になり、他の委員の方々と交流ができず、前年度の方との引き継ぎもないまま、不安でいっぱいでおりました。が、しかし、1回目の研修会でマインドマップで自己紹介をやっていただいて、皆さん全然怖くないと安心いたしました。用紙いっぱいに書かれている方、お話がとても上手な方、たくさん知ることができました。私はと言えば、白紙に近い状態で、自分のことをもっと知らなくてはと思いました。研修部会より。 第2回 音楽の持つ力 自らの幸せ公式 令和2年12月5日 成城ホール1階 多目的ホール 講師 古川 精一氏 オペラ歌手、演出家、国際文化交流プロデューサー 古川氏は、ドイツの歌劇場と専属契約、約12年間の欧州舞台経験を経て、現在、戦争に翻弄された人々の史実を主題としたオペラを企画・台本制作・演出・指揮し、歴史の伝承に努めていらっしゃいます。 講演では自らの幸せ公式に基づいて取り組んでこられた、社会貢献としての国際文化交流などについてお話しいただきました。東北被災地での芸術による精神支援、戦争犠牲者、中でも中国残留孤児の史実をオペラで後世に継承する試み、シベリアで抑留死された伯父様の埋葬地で行った追悼コンサート、人間の尊厳を追求していくお話など、とても興味深く拝聴いたしました。 最後には、美しいバリトンの歌声でサンタ・ルチア、ユー・レイズ・ミー・アップ、ホワイト・クリスマスをご披露いただき、黒ア理事のピアノの旋律と共に素晴らしい音色が会場を魅了しました。今回の講演を通じて、音楽の持つ力は国境やいろいろな制限を越え、人々の心の中で繋がり、幸せをもたらすものなのだと実感しました。今後に活かしていきたいと思います。研修部会より。 第2回参加者の感想 アンケートより 史実を語り継ぐ姿勢の素晴らしさを感じました。素敵な歌のプレゼントありがとうございました。 辛い歴史を忘れてはいけないと思いました。我が子に伝え、幸せが続くことを願います。 自分は地域コミュニティの中で何を発信できるか、何の役割を担えるか考えられたらと思いました。 中面は校長先生たちへの特別インタビューです。 特別インタビュー 校長先生に聞く 令和2年度は新型コロナウイルス感染症の流行により、例年とは異なるスタートとなりました。休校や感染症対策で大変な中、子どもたちのために頑張ってくださった先生たち。その中で感じたことや皆さんに伝えたいことについて、地域の小中学校の校長先生にお話をうかがいました。 注意 取材内容は、令和2年秋時点のものです。紙面の都合上、内容を一部省略しています。記事内の製品名等は各社の登録商標または商標です。 明正小学校 小林 佳世 校長先生 今だからこそできることを 地域とのつながりを持ち続けて 休校中・休校明けの先生方の動きを教えてください。 明正小学校は毎年、全学年で学級編成替えを実施しています。入学式や始業式の準備が整った直後に休校期間が延長となったので、各家庭に教職員組織表と学級名簿を郵送することから1学期が始まりました。新しい担任から各家庭に電話し、児童の健康や生活状況の把握と不安の解消に努めました。情報発信の中心は日々の学校ホームページ更新です。4月28日の開校記念日には校歌の歌詞を掲げて各教員が出演する動画を作成しユーチューブで配信しました。新しく着任した者を含め教員紹介を兼ねることができました。校歌を家族で歌ったというお話を聞き大変うれしく思いました。はじめの頃は靴箱を連絡用ポストとして活用し、オレンジと黄緑色の封筒を交換する方法で学習課題の配布・回収・返却をしました。一人ひとりの取り組みに励ましの言葉を添えての返却です。学年ごとに家庭学習の時間割を作り学習課題の提示の仕方を検討し、学習予定に合わせて動画を作成し配信しました。ひまわり学級からもたくさんの動画を配信しました。高学年は学級ごとにロイロノートを導入するなど、学び方の多様性を考えるきっかけとなりました。全児童の机上用パーテーションを準備し、職員全員で分担して校内の消毒に取り組みました。 コロナ禍の中で、子どもたちから感じることはありますか。 分散登校が始まるとすぐ、養護教諭による新型コロナウイルス感染症予防の理解授業を全学級で行いました。新しい生活様式が必要な理由を理解し、自分の行動を考えることにつながりました。マスクをする・大声を出さない・密を避けるなど、よく理解して行動しており、ふざけたりいたずらしたりもしません。給食の時間も静かです。真剣に受け止めるべきことについては、自分たちの行動を変えつつ、新しい楽しみを見つけていく力が児童の中にあることに頼もしさを感じます。ご家庭でもご指導いただいているからだと感謝しています。明正小では、児童の思いや願い・知りたいこと・やってみたいことを探究的・対話的に深めていく総合的な学習の時間や生活科の学習を大事にしています。5年生はコロナ禍で困っている人たちのこと、人の多様性などを実社会を見る窓にして学びを展開しています。子ども・医療従事者・高齢者・サービス業・観光業など様々な人たちの困りごとを探ることから学びが進行し、新聞を読み込み、タブレットで検索し、ロイロノート等でアンケートをとり、ズームを使って医療従事者等の保護者とお話するなど、児童の取り組みには工夫があります。困っている人はたくさんいて事情は個々に違います。実社会の問題を探りながら、自分たちとの共通点を見つけたり自分たちにできることの実行を目指したりしているところです。発信の仕方も実に多様です。 地区委員会のイベントも中止になっていますが、地域との関わりでどんな影響がありましたか。 地域社会や身近な自然環境にかかわる取り組みを知りたいという児童の願いをご相談したところ、法人格成城自治会の会長さんや役員の方々、喜多見商店街振興組合、青少年成城地区委員会の会長さん、成城まちづくりセンター所長さんをはじめ多くの地域の皆様に来校いただき、ご協力いただくことが叶いました。成城三丁目緑地では、一般財団法人世田谷トラストまちづくりや成城三丁目緑地里山づくりコア会議の方々のご協力で、里山探検・竹細工・落ち葉かき・腐葉土づくりなどの活動ができました。少人数で活動できるよう感染症対策を重視して企画いただきました。成城フラワーメイトの花壇整備に参加したり、野川で鳥の観察を指導いただいたり、地域清掃に取り組んだりした児童もいます。小さい時から既に地域とのつながりがありますので、コロナ禍にあっても地域に向いた気持ちは変わりません。地域の方が苦労なさっていることも知りたいのです。地域の方との出会いを大切にし、地域を支える青年になってほしいと願っています。困難な中でも実現できる方法を考え、自ら関わる持続可能な社会生活を創っていってほしいです。地域のためにできることをやってみたいという児童の気持ちに寄り添い、支え励まして下さる方々がたいへん多くいらっしゃることが、この地域の強みであり温かさです。 3年度に向けて、考えていることや伝えたいことがあれば教えてください。 小学生の時代に重要な、問題解決的な学び、探究的な学びを止めないことが大切です。自己発揮できる明るい子、学校生活・社会生活を創る正しい子、力を合わせて達成を目指すたくましい子を育ててまいります。コロナ禍で制約はありますが、その中でどうするか新しいアイデアを子どもも大人も出していく必要があります。決して諦めや思考停止に陥らないことです。行事の延期や中止が重なる中でも今だからこそできることを考え、教育の本質に立ち返り取り組みを探りたいです。正解がない困難な状況だからこそ、健康と安全を最優先にしながら、これなら納得できるという答えを探し、ご意見をいただきながら柔軟に教育活動を進めてまいります。 千歳小学校 安藤 由季子 校長先生 ねぎらいの言葉が心の支えに 教員も皆で学び合いながら 休校中・休校明けの先生方の動きを教えてください。 休校中は児童の健康状況を確認するために、曜日を決め、850名を超える児童各家庭に聞き取りの電話を入れました。1クラス2〜3時間かかり、回線がふさがってしまいました。電話での会話が、新担任となって対面できていないクラスの子どもたちとの貴重なコミュニケーションとなりました。新学年の学びが進められるように、1週間の学習計画を立てて、各学年ごとに学習の進め方や指導に必要な動画を作成し、録画しました。動画作成は初めての教員が多く、教員も皆で学び合い、教え合いながら、少しでも子どもたちの学習が前に進むようにと力を注ぎました。学校ホームページを使い、1週間の予定と共に動画を配信できるよう、毎週金曜日までに作業を進め、複数の目で動作確認などをし、配信しました。また、靴箱を連絡用ポストとして活用し、登校日には提出されたプリントやノートを回収し、次回の登校日までに目を通し、返却と次の配布の準備を行いました。分散登校が始まってからは、3時間の授業準備が、登校日以外の動画準備に追加されました。使用後の教室や靴箱などは、分担を決め、教職員で授業終了後に消毒しました。 コロナ禍の中で、子どもたちから感じることはありますか。 子どもたちとの会話を通し、元気に過ごしているものの、皆と交流できない状況が続くことへの不安や、早く学校に通いたい気持ちが強いことが伝わってきました。コロナ禍を体験して、当たり前のように人と会い、過ごせていた機会が、実はとても貴重な機会であったことに改めて気付いたという子どもも多かったです。 突然の休校でしたが、対応にあたって周囲からの協力や、他校との連携などはありましたか。 誰もが初めての状況で、自分たちから情報の収集に動きました。同じブロックの小学校8校や同じ学び舎の小学校3校で連絡を取り合いながら、各学校で今進めるべき作業などの情報を共有し合って、大変な時期を乗り越えてきました。6月の分散登校開始、入学式なども、保護者の皆様が不安を抱かないよう学び舎3校での足並みを揃え、実施計画の作成と準備に取り組んで実施してきました。また、教員同士のつながりを活用し、世田谷区以外のコロナ禍での活動に関する情報も入手し、活用しました。動画作成など教員も新たなことに挑戦し、今できることを今できる形で、何とか歩みを止めることなく前進に努める中で、動画もプロが作ったものにはかなわず、あの説明では分かりにくいと厳しいご意見をいただいたこともありました。しかし、保護者や地域の方々から、教員に対するねぎらいの言葉をいただいたときには、本当に心の支えとなり、皆が苦しい状況の中で、救われた思いがいたしました。 地区委員会のイベントも中止になっていますが、地域との関わりでどんな影響がありましたか。 コロナ禍では命を守ることが最優先なので、地域イベントが減ってしまったのは確かに残念ではありますが、今の状況を皆が受け入れ、前向きに頑張ることが大事だと思っています。本校の吹奏楽団もせいじょう地域文化祭など、発表の機会を与えていただき感謝しています。活動休止中は充電の機会と捉え、しばらくは継続するであろうこの状況で、ビデオ参加など新たな形の活動を、皆様と共に考えたいと思っています。ご報告ですが、本校吹奏楽団の子どもたちは、動画で応募した第26回日本管楽合奏コンテスト全国大会で小学校部門の最優秀賞に選ばれました。コロナ禍で、できることにできる形で参加し、頑張っています。 3年度に向けて、考えていることや伝えたいことがあれば教えてください。 この状況は急には変わらず、今後もコロナと共存する生活がしばらく続きます。自分の命、家族の命、そして周りの人の命を守ることは本当に大切なことなので、みんなが感染防止に向け、新たな生活スタイルの中で、安全に過ごしていくよう心がけていきたいです。ただ、学校という広い場所で、多くの子どもたちが集まって活動する意義も十分に理解しています。人とかかわる中での学びも大きく、子どもたちにとっても大事な活動です。活動前後の手洗い等の徹底を図り、徐々に制限されていた活動も、再開できるところは、配慮しつつ広げていきたいと考えています。 砧中学校 建部 豊 校長先生 考え、悩み、それでも歩みを止めない 大人から伝えられること 休校中・休校明けの先生方の動きを教えてください。 感染回避のため、教員の3分の2が交代で出勤・3分の1が在宅勤務で、教材研究や学習課題づくりなどを行いました。子どもやご家庭とのやりとりにはロイロノート、職員会議はズームによるリモート形式、全員参加の会議は広いランチルームで距離を保ち、換気しながら行いました。少しでも学習の遅れを取り戻したいものの、宿題が多すぎると子どもたちの負担になるため、その辺りの調整も課題でした。前例にとらわれず、動画配信など教員からの発案を実現させ、子どもたちと様々な形で少しでもつながろうと工夫しました。休校期間中、私自身どこか張り合いのない日々でした。6月22日に学校がスタートし、子どもと過ごすことが何よりの喜びであり、活力なのだと実感しました。再開してからは感染予防、勉強の内容や進度、特に3年生など、答えのない不安の中でやり方を模索しました。 コロナ禍の中で、子どもたちから感じることはありますか。 あらゆる意味で生徒からの不安を感じています。子どもたちが消極的になり、自信をなくしている印象を受けます。コロナへの不安、人との関わり方に対する不安など、特に1年生が強いように感じています。休み時間や下校時間に楽しくおしゃべりもできず、かわいそうに思います。別室登校の生徒も増えました。一人一人の生徒の思いを受けとめて、少しでも学校との関わりを保てるように接しています。高校も多様化している中、中学校も画一的ではなく、生徒一人一人に寄り添えるよう意識改革をしていかなくてはと強く思っています。 突然の休校でしたが、対応にあたって周囲からの協力や、他校との連携などはありましたか。 地域の方からのマスクの差し入れなどがあり、地域の皆様に支えられていることを実感しました。校長同士は、ほぼ毎日連絡を取り合っていました。各校のホームページを見てアイデアを聞き合ったり、9月入学の話題について情報を共有したりしていました。校長も皆、不安だったと思います。自分の後ろに誰もいないし、教育行政も何が正解かを示せない。誰かに頼るのではなく、自分で決めなければいけないと覚悟を決めました。学校で自習をしたいと相談があった生徒については、迷いながらも受け入れることにしました。他には動画配信など、教員の提案を生かすために学校判断で決めたことも多くなりました。修学旅行を3月にする案のほか、運動会、学芸発表会も独自の判断で実施しましたが、保護者や地域の方々の賛同に支えられました。 地区委員会のイベントも中止になっていますが、地域との関わりでどんな影響がありましたか。 砧中ではボランティアマインドの醸成を大きな目標に掲げています。毎年せいじょう地域文化祭に参加し、地域の方々から感謝されることはとても大切な体験だと思っていますが、今年はそれができませんでした。最近では、早稲田大学のサークルがボランティア活動でT組の生徒と交流をしてくれました。そういった、少し上の世代の活動する姿に憧れを持ってほしいと思います。自分も小学生にかっこいい姿を見せたいといったように、憧れる・憧れられる気持ちが将来の社会貢献につながると思います。 3年度に向けて、考えていることや伝えたいことがあれば教えてください。 答えのない時代、誰も答えを用意してくれない時代だからこそ、教職員には自分たちが問題解決している姿を子どもたちに見せようと日頃より伝えています。大人たちが、困難な状況下でも逃げることなく解決に突き進んでいる姿を見せることが、将来、想定外の問題が起こった時、今の子どもたちがどうその問題に向き合っていくかを考える最大のメッセージだと思います。どうしたらいいか分からない、不安だから全てやめる、と思考停止するのではなく、真剣に考え、悩み、それでも歩みを止めない姿を見せていきたいと思っています。東日本大震災時の被災地の方々の姿を日々思い出しています。教職員には職員室では悩んでもいい。でも子どもたちの前では落ち着いて、大丈夫だと励ます姿を見せてほしいと話をしています。 千歳中学校 山本 武 校長先生 自分たちで考えて行動できるように 新しい時代に向けて 休校中・休校明けの先生方の動きを教えてください。 休校中は教職員の自宅勤務が認められました。先生方には、生徒たちに提供する課題の作成や、再開後に授業時間が減っても効率的な授業ができるような教材研究等に取り組んでもらいました。また、生徒の状況を把握するため、必要に応じて個別にご家庭と連絡を取りました。情報発信として、学校だよりや学年だよりの発行、ホームページの更新も積極的に行いました。学習面以外では、規則正しい生活で免疫力を上げるよう呼びかけました。6月に分散登校が始まってからは、いつ再び臨時休校になるか分からないため、スタートダッシュに力を入れました。すぐに生徒との面談も実施し、コロナ禍での学校生活への不安を取り除くよう努めました。その他、養護教諭の協力で、病気・不安・差別の相関関係を理解するため、新型コロナウイルスを学ぶ授業も行いました。部活動の再開に向けては、体を動かすスポーツ週間を設けて準備をしました。  消毒作業やマスク着用での授業は教員の負担となりましたが、授業を40分で行い、消毒の時間を確保して、少しでも安心して学校生活を送ってもらえるよう努めました。 コロナ禍の中で、子どもたちから感じることはありますか。 前年度の生徒を見ていないので、比較はできませんが、状況をよく理解して行動しています。運動会でも、競技中以外ではマスクの着用ルールをしっかり守っていました。順応力が高いと感じます。3年生は修学旅行が中止になってしまいましたが、それを引きずっているようではなく、先生たちと一緒にアイデアを出し合って、それに代わるものを考えています。定期テストの結果が前年度より良くなっていることもあり、休校中にかなり勉強していたのでは、と感じた先生もいました。たくましさを感じます。 突然の休校でしたが、対応にあたって周囲からの協力や、他校との連携などはありましたか。 一斉休校の発令時は多摩市の教育委員会にいて、徹夜で学校への配布資料を作るなど、対応に追われていました。4月に千歳中に赴任してからは、文部科学省や教育委員会のガイドラインに沿って、本校の状況に応じた対応策をとってきました。困ったのは、初めて会う先生方の顔がマスクで見えず、覚えにくかったことです。周囲との関係では、水泳部の再開で必要になった消毒用塩素の用意がなく、困っていたところ、学び舎の小学校から譲っていただきました。無事に活動を再開できて感謝しています。 地区委員会のイベントも中止になっていますが、地域との関わりでどんな影響がありましたか。 イベント等がなくなってしまったことは残念ですが、今年は仕方ないと思います。コロナ後に向けて大いに期待しています。地域との関わりの中での子どもたちの状況を、引き続き把握していきたいと思います。 3年度に向けて、考えていることや伝えたいことがあれば教えてください。 中学校では3年度から新しい学習指導要領が全面実施され、教科書も変わります。これからは、生徒たちが未来の社会の創り手として、何ができるようになるかが重視されます。社会が変化する中、生徒たちには、自分たちで考えて行動できるようになってほしいと思います。そうしたことから、2年度の夏休みの補習では千歳中サマーセミナー CSSと称し、先生方の得意技を生かした創造的な授業を行いました。生徒は、自分で選んだ授業に主体的に参加しました。今後も先生自身が楽しみ、楽しさが伝わるような授業を通じて、生徒たちの可能性を伸ばしていきたいと思います。また、最近の子どもたちに不足しているとされる読解力の育成にも力を入れていきたいです。会話の不足は、読解力にも影響すると言われています。日常会話の中で新聞やニュースの話題について話してみると、社会への視野も広がります。ご家庭でも、ぜひ積極的に会話を楽しんでください。 紙面の都合上、残念ながら掲載できなかった部分もありますが、本当にたくさんの貴重なお話を聞かせていただきました。ご協力いただいた先生方、ありがとうございました。 参考 青少年成城地区委員会 イベント紹介 令和2年度は多くが中止になってしまいましたが、私たちの委員会では例年、以下のようなイベントを開催しています。参加を募集するときは、学校を通してお知らせします。ぜひご参加ください。 注意 写真は過年度のものです。年度により、開催内容が変わる場合があります。 素まっぷ隊 時期は初夏・秋など。対象は小学生。 成城のまちを歩いて自然や街並みを観察し、みんなで地図を作ります。 あつまれ自然たんけん隊 時期は7月ごろ。 対象は小学生。 祖師谷公園で自然観察や自然遊びを体験します。 成城レッツ 時期は通年。 対象は中学生以上。 皆でしたいことを考え、ボランティア活動やメンバー交流を行います。 せいじょう地域文化祭 時期は12月ごろ。スタッフ募集は中学生。中学生が中心になって各コーナーを運営する、委員会最大のお祭りです。もぎ店・ステージ発表・キッズコーナーなど盛りだくさんの内容で、子どもから大人までみんなで楽しめます。 問い合わせ先 世田谷区 成城まちづくりセンター 青少年成城地区委員会 事務局 電話番号は 03-3482-1348  平日8時30分から17時まで FAX 番号は 03-3482-7208 注意 無断複写・転載を禁じます。