青少年成城地区委員会子どもたちを見守る広報紙 平成27年第14号成城の風 発行者青少年成城地区委員会会長坂出雅海 事務局世田谷区役所成城出張所3482−1348 子どもたちとともに地域に生きる 日頃より地域の子どもたちの健全育成にご協力いただきありがとうございます。今年の広報紙は委員と中学生ボランティアが何度も集まって 一緒に作りました。例年より充実した内容となっておりますので記事もイラストも隅々までご覧いただければ幸いです。 第15回せいじょう地域文化祭 地域の皆様のご協力で今年も無事に地域文化祭を終えることができました。ありがとうございました。 今年は特に中学生ボランティアの活躍が評判になっています。活躍の様子をレポートします。 砧中学校、千歳中学校あわせて77名のボランティアの申込がありました。 文化祭本番に向けての、中学生ボランティアと地区委員の準備の様子をご紹介します。 10月4日、11月1日、中学生実行委員会開催、砧中学校、千歳中学校のボランティア総勢19名が実行委員として参加しました。 集まったポスターの中からプログラムの表紙になる一枚をじっくり選びます。たくさんのご応募ありがとうございました。 もぎ店のメニューを試作しました。売れ行きを左右する大事な作業です。どの味にしようかな、真剣に選びます。 飾り付けも工夫を凝らします。 前日リハーサル、会場準備 作業スタート前にロビーに全員集合。展示作品の搬入、控え室の準備など大忙しです。 ステージリハーサルでは、出演団体のみなさんとともに舞台、音響、照明、司会それぞれが当日の動きを確認しました。 前日も試作して練習です。 4階キッズコーナーでは5つのコーナーを手分けして準備します。 砧中学校、千歳中学校 私たちの学校を紹介します。 砧中学校は、明正小学校、山野所学校、砧小学校の3校の卒業生が通う中学校です。 砧中学校には、運動会、学芸発表会、マラソン大会、百人一首大会などの行事があります。 そのひとつ、学芸発表会は展示発表と舞台発表の二つに分れています。格技室では、生徒会員が授業や部会動で完成された作品を展示する展示発表が 行なわれます。体育館の舞台では、各クラスがひとつになり毎日練習し学年ごとに金賞を狙って競い合う合唱コンクールと、T(アイ)組、演劇部、 吹奏楽部による舞台発表が行なわれます。 千歳中学校は、塚戸小学校、祖師谷小学校、千歳小学校の卒業生が通う中学校です。住んでいる地域も広いので、様々な地域の方や 児童館などでお世話になっています。昨年は、世田谷区の中学校から代表が集まる世田谷区立中学校陸上競技大会で男女総合優勝を果たしました。 秋の学芸発表会は、外部のホールを借りて合唱コンクールとして開催します。 本格的なステージで、クラスごとに練習の成果を発表するので張り合いがあります。 京王線と小田急線の間にあり、駅からは離れてますが都立芦花高校が目の前で、小学校や幼稚園も近くにあり、落ち着いた環境です。 これから中学生になる皆さんへ 中学生ボランティアより小学生へのメッセージ 中学校では、定期テストが1年間に約5回あります。学年末には1年間の総復習テストが行なわれ、とても大変です。 部活動は、大会や発表会に向けて毎日練習に励んでいます。 運動会は、チームに分れて競います。競技の中には、長距離走や部活対抗リレーなど、小学校には無いものもあり、とても盛り上がります。 さらに、合唱コンクールや百人一首大会なども増え、とても充実した学校生活になります。 私も入学したての頃は、不安ばかりだったけれど、何かあれば私たち上級生に気軽に話しかけて、楽しい中学校生活を一緒に送りましょう。 青少年成城地区委員会ってなに? ここに挙げたような地域の人たちが集まって相談しながら、赤ちゃんから青少年まで、地域の子どもたちを見守っていこうという会です。 日本全国にあり、世田谷区にも28ある地区委員会のひとつ。中学生ボランティアといっしょにイベントを運営したり、小学校や児童館の お祭りにも参加しています。赤いエプロンが目印。 こんな活動をしています。 素まっぷ隊こどもワークショップ6月21日 今回のテーマは、見つけよう こんな木、あんな木、わたしの木。白地図を片手に、成城の街にはどんな木があるのか。見て歩きました。 すると、実しか知らなかったビワやクルミの木、トトロに出てきそうなモコモコのクスノキ、大きく枝を広げるヒマラヤスギなどが。 しかし子どもたちが気になるのは、大きな特徴のある木ばかりではありません。小さいけれど葉っぱが面白い機、垣根の木、どんな木も気にかけ、 個性を見つけようとしました。子どもたちの好奇心は素晴らしいです。たっぷり1時間半あるいてから発表会もしました。 委員研修9月22日 どんぐりころころどんぐりこ。それは本当はドンブリコ。では、今度はドイツ語でどうぞ。・・・。ドングリコと歌っているいるのは誤学習、 指摘すればすぐ直る、でも身についていないもの(未学習)は元気を出しても、周りが見守っていてもどうにもならない、というこんなお話から研修会は始まりました。 子どもの自我の形成。子どもはどうやって大人になっていくのかというテーマで行なわれた株式会社越谷心理支援センターの秋山邦久先生による 講演は、自分の子育てを考え、自分自身の成長をも振り返る2時間でした。 砧地区委員会との合同研修会は初めての試みです。一緒に勉強し、お互いに知り合える良い機会となりました。 野外活動7月13日 野外活動集まれ自然たんけん隊は、千歳小学校に集合した後、フィールドビンゴをしながら祖師谷公園を探検します。 自然に詳しいリーダーが花や草木の特徴や虫の生態についていろいろ教えてくれます。馴染みの公園なのに新発見がいっぱいでした。 2部では6つの体験コーナーを自由に遊びまわります。丸太切りにパチンコ、手作りの道具に木の実の玉はトムソーヤの世界です。 クラフトはぶんぶんこまでした。地域のお年寄りがご指導くださる俳句は名作が続出。単純なのに楽しい草笛。 一度体験するとハマってしまうトラストフォール。初めての夏の開催となりましたが参加者も多く盛り上がりました。 中学生ボランティアも大活躍で、大勢のスタッフを必要とするイベントですが今回も大正解でした。 共催事業 千歳っ子まつり(10月11日)、明正小まつり(10月18日)、ちいきこどもまつり(11月9日) 編集後記 今年度は、9名の中学生広報ボランティアの皆さんと活動してきました。部活や学校行事など忙しい中学生が、何度も成城出張所で部会を行い、 インタビューやイラストなど手間のかかる作業も丁寧にやってくれました。 地域の皆さまや、やがて入学する地域の子どもたちに、青少年成城地区委員会と、そこで活動している中学生に、より興味を持っていただけたら幸いです。