青少年成城地区委員会子どもたちを見守る広報紙 平成25年第13号成城の風 発行者青少年成城地区委員会会長坂出雅海 事務局世田谷区役所成城出張所3482−1348 子どもたちとともに活動したわたしたちの一年(25年度の活動より) せいじょう地域文化祭(11月30日) ステージは、日ごろ成城地域で活動している方々の発表の場として、文化祭1回目から続いています。常連さんもいれば、初出場の フレッシュな小中学生の出し物もあります。そういう意味では、今年は大きな花を添えてくれる吹奏楽部が砧中一校だけだったのは ちょっと残念でしたが、常連の明正小エイサー、合唱団、バトンやチアダンスにバンド、マジック、お笑いと、内容は多彩で、 出演者も子どもから大人まで幅広く充実していたと思います。裏方事情としては、募集、事前打合せ、プログラム作成、本番の進行の検討、 前日リハーサルと本番までにやることがいっぱいですが、委員も少し慣れてきたところもありますし、何と言ってもプロの舞台担当さんの 協力があってスムーズにできました。中学生ボランティアは、司会、音響、照明の全員が希望者とあって、やる気満々で、前日リハーサルから 当日本番もとてもまじめに頑張ってくれました。毎年ドキドキしながらもなんとか成功して、感動と達成感を味わえます。 皆様のお陰と感謝しています。 キッズコーナーは、フェイスペイント、きらきらバッジ、ストラックアウト、わりばし鉄砲、ブレスレットを中学生と一緒に企画しました。 野球部男子はストラックアウトで小さな子どもたちのお相手に大きなかけ声で、他の中学生ボランティアも各コーナーでしっかり働いて 盛り上げてくれました。15時の終了まで子どもたちは途切れることなくこの行事が地域に浸透していると実感します。 お手伝いできて楽しかった。皆様、ありがとうございました。 もぎ店の中学生企画メニューは、タピオカドリンク2種、ミニどら焼き3種を販売しました。どちらも大好評で、売上げは中学生の発案により Save the children JAPANに寄付しました。5年ぶりに豚汁を出店しました。少し奥まったブースでしたが、具だくさんの豚汁は来場者の 皆様のおなかも心も温めてくれたのではないでしょうか。事前案内などで容器持参を呼びかけ、多くの皆様のご協力をいただき、ありがとうございました。 ゴミステーションと専用スタッフも配置しました。家庭ごみの分別については意識しなくなっていますが、事業系ごみの分別を通じて、 今一度ごみの削減や分別について考えるきっかけになればと思います。砧、千歳中学校ボランティアの皆さん、明正、千歳小学校PTAの皆様、 活気あるお祭りの一翼を担ってくださって本当にありがとうございました。 集まれ自然たんけん隊(11月3日) 野外活動あつまれ自然たんけん隊は、都立祖師谷公園を会場に、自然を観て、聴いて、触って、嗅いで、肌で感じて、表現して、おまけに アクティブ体験もできる盛りだくさんのイベントです。千歳っ子を中心に、明正小や近隣の小学生が集まってくれます。 今年は、定番となったフィールドビンゴをメインに、森を知ろうでは自然、地層、歴史に関する話しを聴いたり、丸太切り、クラフト(カスタネット作り)、 パチンコ、俳句、草笛、トラストフォールの6つのコーナーを自由に体験し、遊びまわってもらいました。 お手伝いの大人も自然に詳しいプロ(世田谷自然環境保全の会SNECS)地域のお年寄り(若葉会)、お父さん(千歳小おやじの会)、個人の ボランティアなど老若男女さまざまで、これも盛りだくさんです。子どもたちの驚く表情、感心のまなざし、発見の完成、達成感の汗。 参加者一同総勢100名以上が一緒に感じる楽しいひとときを過ごしました。 委員研修会(6月4日、12月9日) 第1回は、委員同士が仲良くなることを目的とし、自己紹介を兼ねて、これから挑戦したいこと等をグループ内で発表し合いました。 第2回は、せたがやチャイルドライン運営委員長の星の弥生さんに講演していただきました。 チャイルドラインの運営はすべてのボランティアの方が担っており、受け手となって子どもたちの心の声を聴き、子どもの気持ちに寄り添った 活動をしていきます。日本で初めて世田谷区に開設され、今では全国に広がり、いつ電話しても必ず誰かが応えてくれます。 星野さんのご講演から、現代の子どもたちが抱える不安、生きづらさを知り、地域のおとな(親でも先生でもない第三のおとな)がどのように かかわっていけばよいのかを学びました。他にも、戦争もなく平和で恵まれている国の子どもは幸せかという問いに、物に恵まれているだけでは 本当の幸福感は生まれない。それは冒険すること、夢を持つこと、友とつながり合っていくことで見出されていく。という言葉に感銘を受けました。 私たち第三のおとなが子どもたち一人ひとりの声を聴き、それぞれの人格を認めることが自己肯定感の高い子どもを育てることにつながるのでは ないかと思いました。 素まっぷ隊こどもワークショップ(3月1日) 素まっぷ隊は、子どもたちの一緒に白い地図を手に、成城の町を探検し、発見したものを隊ごとに大きな地図にまとめ、みんなの前で 発表するワークショップです。今回のテーマは春。2月に降った雪がところどころに残る中、春なんで見つかるのと半信半疑で発表しました。 まず、目に飛び込んできたのは梅の花。紅梅、白梅が見事に咲いていました。そして2階まで届きそうなミモザ。小さな桜のつぼみも発見しました。 猪股庭園の見上げてしまうような立派なお雛さまの前では、まるで雛人形のように静かに鑑賞することができました。グループごとの発表も盛り上がり、 楽しいときを過ごしました。 せいじょう地域音楽会(3月2日) 日ごろかなかなか耳にできない子どもたちや若者たちの演奏を地域の方々に聴いていただきたい、という思いで、成城ホールでの音楽会を企画しました。 授業や行事に忙しいところを5校の皆さんが快く出演してくださいました。砧中学校吹奏楽部の楽器パートごとの工夫を凝らした楽しい演奏。千歳小学校吹奏楽団の 様々な音色と迫力ある音、明正小学校合唱団の歌には成城大学の大学生がそっと舞台の袖で声を合わせていました。音楽を通じて心が一つになった気持ちでした。 成城大学合唱団の演奏は若者の持つ力強さを感じさせ、成城学園初等学校合唱部の歌声には心洗われ、思わず胸が熱くなった方も多かったことでしょう。 春のひととき、成城の街の方々とともに素晴らしい音楽を楽しめたことに感謝します。 千歳っ子夏祭り(9月7日)、明正小まつり(10月26日)、成城さくら児童館ちいきこどもまつり(11月10日) 成城の小学校や児童館のイベントに出店して、子どもたちと交流を深めました。 砧中・千歳中のボランティアのみなさん、ありがとう! 私たちの行事にたくさんの中学生ボランティアが加わってくれました。おかげで、私たちの活動は予想以上にハツラツとしたものになり、私たちにとっても 大変刺激になりました。今では、私たちの行事に中学生ボランティアは欠かせません。中学生のみなさんには、ただ手助けをしてもらうだけでなく、 地域の次世代の担い手としての活躍を期待しています。地域の中学校で育ったみなさん、そして近隣の私立学校の生徒や学生たちも、これから地域で活動していく 人材に育ってくれることを願っています。 中学生版成城の風 第13号 行ってみよう!やってみよう!せいじょう地域文化祭 昨年の11月に行われた、せいじょう地域文化祭。たくさんの中学生ボランティアが参加し、文化祭を盛り上げてくれました。 中学生ボランティア活動紹介 せいじょう地域文化祭では、毎年多くの中学生がステージや、もぎ店、警備など会場のあちこちで活躍しています。 そこで、ボランティアとして活躍していた中学生のアンケートをまとめてみました。 もぎ店 色々ば人と協力して達成感があった。 売る楽しさ、お客さんの対応、すごく楽しいボランティアでした。 他ではできない、体験ができました。 やりがいがあって楽しかった。 大きな声を出して、お客さんを呼ぶことができた。 地域の方とたくさん触れ合えて良かったです。 ステージ 普段できない経験ができて、良かった。 難しいところや大変な時もあったけど、とても楽しかった。 自分たちが、つくるという感じがとてもした。 自分に任された仕事に責任を持って取り組めた。 キッズコーナー 色々な経験ができて良かった。 小さい子に物の作り方を教えるのがとても楽しかった。 色々な人と交流することができました。 警備 達成感があった。 たくさんの人に感謝してもらえた。 お客さんが楽しそうにしていて良かった。 装飾会場案内 せいじょう地域分か際は、多くのボランティアで成り立っているものだということを改めて感じました。 文化祭は、大成功に終わりました。まだボランティアに参加したことのない人は、ぜひ来年参加してみてください。 坂出会長の言葉 ボランティアに参加した中学生のみなさん、ありがとうございました。また参加してくださいね。 まだ参加したことのない皆さん、青少年成城地区委員会はいつでも皆さんを歓迎します。ぜひ一度わたしたちの事業のお手伝いに参加してください。 きっとなにか今までと違った体験ができるはず。待ってます。 わが校紹介 ボランティアに参加した中学生の学校の様子を紹介します。 砧中学校 毎年1月に百人一首大会が行なわれます。どの学校もとても熱中していて、面白いです。ぜひ来年、お越しください。 千歳中学校 年に一度「ハートフルウィークデイ」といって担任の先生以外の誠意せいとおしゃべりをする機会があります。 中学生ボランティア担当内容 ステージ(司会、会場整理、舞台準備、照明、音響など) 本物の照明機材や音響機材を動かせます。また、会場内の案内は、座席への誘導や小さいお子さんのいる方にとって、とても役に立ち、やりがいを感じます。 キッズコーナー(手作り工作やゲームコーナーの準備・接客など) 小さい子どもに、作り方を教えたり一緒に遊んだりと、喜ばれるコーナーです。 もぎ店(材料の買出し、調理、販売など) 実行委員会で販売内容を決め、調理・試食後に決定します。とにかく、ワイワイ楽しく作って売れるととっても嬉しいです。 会場(会場の装飾、当日の各階フロア案内) 前日から、会場を華やかに飾ったり、ポスターや案内板を作ります。美術が好きな方、大歓迎です。 警備(会場周辺の交通整理、誘導) 縁の下の力持ち。とても大切役割です。 せいじょう地域文化祭は、中学生ボランティアと地域の皆さんで作り上げるお祭りです。 今回の文化祭では、来場されたお客さんがたくさんのお褒めの言葉をいただきました。 ボランティアをする人も、文化祭に来てくださった地域の皆さんも、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。